徳丸の坂道、洗い場

Y2K(もはや死語?)対応で忙しかった99年11月末に、古新開に実家があり大阪在住のkumapooさんから「徳丸の坂のある風景をリクエストします」とメールを頂いておりました。 広に住んでいる私ですが、実は徳丸の奥の方って、あんまり行ったことが無かったんです。 で、いつか塩焼・徳丸方面を探検してみたいなって思っていたのですが、2月13日にママチャリに子供を乗せて行ってきました。 その時Get!した画像です。

車一台がやっと通るだけの道

Date:2000/2/13 pm3:26

「徳丸の坂のある風景」ってリクエストだったんで町田に住む職場の女性に「徳丸って坂が多いん?」って聞くと、「うん、多いよ!」って二つ返事だったので期待して行ってみると、細く入り組んだ路地の向こうには、こんな坂道が。 なんとなく、ちょっと懐かしい感じの町並み…
左の家の塀の住所表示には「広徳丸町4」と書かれています。

後方の空がキレイ

Date:2000/2/13 pm3:32

上の場所で撮ったあと更に北(石内)方面に行くと、こんな坂道にも出逢いました。 後方左側の山は野呂山の尾根、右側からせり出している山は吉松山です。
この道を上がってみると田畑が多くあり、川向こうの採石場などが一望できるいい眺めでした。

Date:2000/2/13 pm3:28

徳丸の東側、吉松山のふもとの小さな川沿いに進んで行くとこのような光景に出くわしました。 地下水が湧き出している洗い場で、おばちゃんが何か洗ってます。 後方の壁の上にはアパートがあり、家並みが近くまで競っているほんの僅かな場所なのですが、このような場所が広にも在ったなんて初めて知りました。 感動モノです。
テレビで昔懐かしい風景みたいな感じで洗い場がむ紹介されたりすることがありますが、まぁそこまでの規模では無く、冬だからかさほど水量も多くは無いのですが、確かに地下水が涌いています。

Date:2000/2/13 pm3:30

おばちゃんが去った後、降りてみると白菜のカケラが浮かんでいたので白菜を洗っていたのでしょう。各家庭に水道がある現在では、この洗い場を使っている方も少ないのかな?とは思いますが、この場所を大切にして行って欲しいと思います。
徳丸は、後方を野呂山と吉松山に囲まれ、その山々に降った雨が地下水として湧き出すのでしょうね。 この近所の数軒のお宅でも、電動ポンプで地下水を汲んでいました。
広はもともと地下水が多く、美味しいそうですね。弁天橋町にあるカレーのお店ホワイトハウスでは、広の地下水でいれた美味しいコーヒが味わえます。中新開の我が家でも、庭に私が手掘りで井戸を掘ってます。

 

この洗い場の画像を公開後、kumapooさんより以下の追加情報を頂きました。 ありがとうございます。

あそこは、大和川と地域の方には呼ばれているそうです。川と呼ぶにはおこがましい程の規模ですが、それでも昔は現在の2倍くらいの大きさはありました。 隣にあまり奇麗とは言えない(以前はメダカが泳ぐ程奇麗だったが・・・)川がありますが、大和川からの湧き水により、決して汚れた川からの水が逆流する事は無い様です。ですから、昔から大和川の奥の方では野菜や果物を冷やし、手前の方で洗濯を行うという按配で使われていたようです。