古新開 第4公園のできるまで...

広古新開(ひろこしんがい)。区画整理の進みつつあるこの地域に公園が4つ出来る計画があります。ちょっと時間が経ってしまったけれど、古新開第4公園のできるまでの様子をお知らせします。

この公園は、地域の人たちと、横路小学校5年生の生徒さん達、呉工業高等専門学校(呉高専)の建築学科さんとが連携したワークショップによって公園のプランを作り上げて行ったとのこと。
ワークショップとは「参加体験型のグループによる学習や創造の場」ってことらしいです。

2004年10月2日 まだ何にも無い空き地にタープを二つ建てて、公園計画予定地にてワークショップ開催の日です。住宅に囲まれ、三角の形をした公園予定地。

最初は人影もまばらでしたが、横路小のみんながぼちぼち集まってきてくれました。
子供たちは地域で行われるワークショップにも出席して、自分たちの考えたプランを提案していったそうです。

ワークショップの様子や、公園の概要などはこちらのリンク先、『古新開第4公園をつくろう』をご覧下さい。

2007年1月28日 工事看板が付いてるのを発見。いよいよ着工のようです。

工事看板の左下には、これから出来る公園の設計図みたいなものが、簡単に書いてありました。この図案がこの先、どんな風に具体化されて行くのかが楽しみです。

しかし工事看板の横では、土地のど真ん中に、大きな縦型土管のようなコンクリ製のものが埋め込まれている。後方の重機の大きさと比較すれば、どの程度の大きさなのかが良くわかりますね。

土管の側に書かれている型番から検索してみたところ、こちら( http://www.ikk.co.jp/products/w_strage/concrete/ )や、こちら( http://www.k-mil.net/pdfdata/41205D.pdf )が該当します。どうやらこの土管、災害発生時に備えて、水を貯めておくもののようですな。

阪神・淡路大震災を教訓として、このように非常時のために、消火用の水を備蓄する市町村が増えているそうです。

2007年3月31日 午後1:30〜  完成お披露目会の開催

公園の出来るまでの過程をもっと撮影しておけば良かった(後悔)
完成した公園で行われた記念イベントの様子です。

先ずはお約束のテープカット。

中側から外に向いてカットしているのは、ご愛嬌...
参加者の方々に向かってカットするための配慮ですから。

続いて、子どもたちを前に偉い方のご挨拶。

そして、オープニングイベントとして、広ではすっかりお馴染みになった、ふくまさんの手品披露。この後には、鳩も登場!!

オープニングイベントに続き、花壇に子どもたち自らの手で花を植えていきます。自分たちで考えた公園に、こうやって花を植えることが出来るなんて、とっても幸せなことじゃないですか。

ふくまさんの手品に続き「あいちゃん」によるバルーンアート。犬や動物の形を子どもたちのリクエストに応じて、あっと言う間に作ってプレゼントしてました。


以下、その他のスナップです。

古新開に計画されている4つの公園の中で、今回の第4公園は一番小さな公園のようです。
この先で姿を現す3つの公園が、今回のようなワークショップを元に作られるかどうかは分かりませんが、自分たちが考えた公園で遊ぶことが出来るなんて、とっても幸せなことですよね。
これを機に、地元への愛着心を深めて欲しいと思うし、また10年、20年先になって自分たちがの子どもを持つようになった時に、「この公園は父さん(母さん)が考えて作った公園なんだよ」と言いながら、自分の子どもたちと遊ぶ日が来るのかなぁ〜。なんて考えているとなんだか嬉しくなってしまう、こなきでした。

大切にして行ってくださいね。
最後に、古新開第4公園の地図はこちら

作成:2008年4月4日