SR申請の準備はいいですかぁ~?

今年1年、各地のブルベに参加された皆様、色々と其々にお疲れ様でした。
今シーズンも終わりましたね。

さて、11月になるとSR申請月です。
今年はじめてSR資格を取得された皆さん、おめでとうございます!
SR(Super Randonneur)資格とは200k,300k,400k,600kの4種を全て完走された方に与えられる資格。AJのサイトには、以下のような記述があります。

200、300、400、600の認定を受けた人
長い距離で短い距離を代替できます。
例:200、400、400、600
【注意】代替可能なのはSR対象となる600までで、1000kmでの代替はできません。

なので、600kを4本でも…(;´Д`)

今年はじめての方、黙って待っててもSRメダルは届きません。
自分で申請する必要がありますのでお忘れなく。

2017年の要領がこちらに出てますので、事前に準備を。

かく言う自分も準備準備…
私の場合、通年のブルベカードはこのように保管してます。

保管状況
保管状況

ひとつの袋にカードとメダルとレシートを一式入れてます。
出していま一度の確認…

全部あります
全部あります

下段のパーマネントのはSRには関係ないヤツですが…
あと、200kは自分が主催したヤツなのでメダルは買ってないです。何かちょっと…ね…。

で、SR申請に大切なのは手元に戻ってきているブルベカードのHOMOLOGATION下に貼られているスタンプの番号。

番号番号…
番号番号…

AJ広島の場合、サイトに出ているACP認定リザルトでも自分の番号を確認可能です。

これを11月に告知されるExcel様式に記入して送信し、メダル代金を振り込むですよ。

で、すっかり忘れてるのを見計らってSRメダルが送られてきます(笑)
11月に入ったらお忘れなく(*´▽`*)

ハイエースのカッティングシート製作(*´▽`*)

いよいよ今回の1000k-BRMの大トリの記事です。
メチャクチャ大変だったハイエースのロゴ。カッティングシート製作の巻です。

大きなステッカーを貼ろうとの発想は5月頃に浮かんでたかと思います。6月になり、1000kでのドローン飛行計画の有無を確認し『飛ぶ』とのことなので、これは上空から見た時に”ドローン映え”するルーフ部分まで回り込んだモノにしようと思いました。
上空から見た時に全景が見える。
思い返せば、ナスカの地上絵をリスペクトしていたのかも知れません、自分。

ロゴは我らAJ広島のいつものロゴ。

AJ広島ロゴ
AJ広島ロゴ

コレを大きく切り抜いてハイエースのボディに貼って目立たそう!
レンタカーとして借りるクルマはハイエースと早々に決まってましたので、それを目指して用意して行くのですが、何せ実車は当日にならないと手元にない状況。サイズ合わせが当日にならないと出来ないぶっつけ本番。

なので、会社構内に停まっているハイエースを見かけたらメジャー片手にそっと歩み寄り、ボディサイズをこっそり計測(笑)。特に、窓ガラスの高さと、タイヤハウスから窓の下までの高さの2点は重点的に(ここ大事)。

色々計測&思案の末、ロゴの直径を3メートルにするとルーフまで回り込むように出来そうと判断。また、当初予定ではリアゲートまで回り込みより立体的に、いわゆる”3D”でロゴを表現できるように思っていた。

先ずは1本だけステッカーシートを購入し試しに切ってみる。もちろん人生初だ。
シートの幅は30センチ。文字の高さから導いた幅だ。なので、AとかJの文字の高さも30センチ。Wordを使って文字を大きく印刷し、ソレを当てがいつつカッターで切って行く。

Aができた。
切り抜いたAの真ん中の部分の△を自分のクルマに貼って1週間の様子見を行う。何せレンタカー。貼ることでキズ付けたり、はがした後で糊が大量に残っては大変だ。
1週間の試行後、はがしてみたがフリード+の塗装面には傷も糊もついていない。よし。これなら良さそうだ。

レンタカーの約款みても、ステッカー貼ってはダメとは書いてない。
強いて言うなら公序良俗に反しなければ良いようだ(笑)
巨大なAJ広島ロゴは「みだら」には該当しないですよね?

よし。本格的にステッカー製作だ!
その様子はYoutube動画に編集したんで見てみて。

この大きさに切るのは確かに大変だった。文字の部分はまだ単純だったが、中央部分のロードバイクや人のデザインの部分は難易度高い。
特にチェーンリングの部分とそこから後ろに至る部分辺りは難易度が高く、最後の最後に切り抜く始末。

それと、このステッカーサイズの人物、身長が180cmに相当するのよ。ほぼリアルサイズ。なので、顔の部分に代表氏や副代表氏の顔写真をマグネットで貼り付けるってのもの当日のアトラクションとして面白い!って思ったんだが、それは構想段階で頓挫。

頓挫したと言えば、本番では使用しなかったが、ガラス窓部分に黒いシートでは見えにくいかと思い、白いシートで下地も製作していた。

下地文字
下地文字

窓ガラスに位置するであろうと思われる部分の文字やロゴのカットシートより少しだけ大き目に切り抜いた下地シート。実際にはこれも日の目を見ることはなかった。

さぁ、レンタカーを借りたのはブルベ開催日の前日夜。レンタカー店の閉店直前の19時。そこから自宅にハイエースを持ち帰り、屋外のガレージで貼り付け開始。

だが、この最後にして最大の難関で更なる問題が…

雨だ

ウチには屋根のあるガレージは無い。屋外の真っ暗なガレージで投光器を使いながら貼っていたが、外枠の”Audax”まで貼った辺りから雨が降り始めた。
マズイ!!

もちろん、濡れた面にはシールは貼れない。貼ったつもりでも、手で動かすとズレてしまう。超!マズイ!!
これはもう一貫の終わりってヤツか。

くそー、くそー!!
ズブ濡れになりつつ半ばヤケになっている自分がそこに居た。

もはや「諦め」との文字も脳裏に浮かぶ。しかし、ここまで散々時間とカネを費やしてきたのに、こんな結末を迎えていいのか。

その時、ふとあの人のコトバがアタマに浮かんだ。

父ちゃんはなぁ、
バカはバカでもそんじょそこらのバカとは違うんだ
振り切ったバカなんだ!

みたいなモノ言いを、かつてどっかのブログで読んだことがある。
振り切ったバカか。そうだな、今の自分…
単なるバカか振り切ったバカになれるかの瀬戸際に立っているんだな。

そうか、ここで諦めては単なるバカで終わってしまう。

雨足は強くなる一方だ。一度、家の中に入る。
奥さんが言う。

サカイさんとこのガレージ借りたら?

そーだなー…
あのガレージならハイエースも入るだろうし、照明もあるし、もちろん雨もしのげる。しかし、こんな時だけこちらから声掛けて使わせて貰うのも…気が引ける…

と、一瞬は思ったものの、そこは振り切ったバカになるために、即電話。

サカイさんは快諾してくれて、早速、彼の自宅に向かうことに。
クルマで5分ほどのところにあるサカイ邸。いや、サカイ財閥。

広い広いビルトインのガレージにハイエースで突入し、ステッカー貼り作業再開させて頂く。

いいわ。

雨をしのげるっていいわ♪
文字の部分はズブ濡れになりながらも貼ってるので、ロゴの部分を貼るんだ。

テープで仮止めして位置を決め、シートのはくり紙をはがしつつ、貼って行く。雨で濡れたはくり紙は剥がしにくい。奥さんも後追いで来てくれて補助参戦。

タイヤハウスがあるので、文字のサークルの中央部分に配置するのは困難。ちょっと前の方になってしまった。

ロゴ部分貼り付け完了
ロゴ部分貼り付け完了

構想ではリアゲートにまで回り込むように貼りたかったが、それはとても難易度が高かったので、タイムオーバーで断念。もっと時間を掛けることができたなら、それもやってみたかった。

ロゴ部分貼り付け完了
ロゴ部分貼り付け完了

ルーフの文字部分は雨の中、雑巾で拭きつつ貼ったので、多分途中で剥がれてしまうだろうな…

窓に掛かる部分用に用意してた白い下地シートも時間の都合で採用見送り。
まぁ、それは結果的には無くても良かったんだけどね。

窓際やゲート等の可動部に掛かる部分をカッターで切って完成!!

よっしゃー!

ありがとね、サカイさん。
やはり持つべきはカネだとつくづく思いました。

まぁ、そもそもにカネがあるなら業者に発注すればいいんだし、もっと早い時間からレンタカー借りてりゃいいんだし、そこを自力の短時間で何とかしようとしてたんだから、仕上がりの細かい部分で雑なのはご勘弁。
3メートル以内から見るの禁止ね(笑)

伯方島にて
伯方島にて

まぁ、そんなこんなで何とか見るに耐えるレベルには仕上がったので、まぁ、参加者の皆さんに「おぉ~!」と言って頂けたなら、ま、振り切ったバカ認定を頂いたと解釈しちゃっていいでしょうか?

ブルベが終わり、自宅に戻る。

さよぉならぁ~
さよぉならぁ~

時間が無い。家族総出でステッカーはがす。

夢の跡
夢の跡

あっという間よ。
雨の中で貼ったシートも、思いのほか剥がれてなかった。ルーフ部分の文字が3、4文字は欠落してたかな…

剥がしても糊のこりはない。
セルフGSの洗車機で洗ってからレンタカー屋に返却。

うん。
これでドロップバッグ車輌は終わった。
お疲れ > 自分
色々目をつぶりつつも、いざと言う時は協力してくれた奥さんにも感謝。

来年の1000kでは、コレと同じことはもうやりません。
同じことを2度やっても感動は薄いし、何よりもう既に

振り切ったバカ

になってるから(*´▽`*)

さぁ、スタッフとは言え散々楽しんだ今年の1000k-BRMもこれで終了です。
そしてAJ広島のBRMそのものも本年の開催は全て終了。

来シーズンも引き続きコース設計やります。
すでに幾つかおフランスに申請済みです。

シーズンに走れるかどうかはシーズンオフの走り込み次第
ってコトバもあります。日々鍛錬です>各位

怪我なく事故なく楽しいブルベを来年も楽しめるよう、11月23日のAJ広島忘年会では、引き続き参加者募集中です。
10月22日18時現在で、あと3名の空席があります。お時間ある方は是非!

インスタフレームの作り方(自分の場合)

さて、今回努力の甲斐あって1000kを完走された方に於かれましては、既にブルベカードの返却が届いている頃と思います。あの時の苦労と完走の歓喜を改めて思い出されていることと存じます。ね。

そのブルベカードのゴール時刻部分にスタンプを捺印しました。

1000k完走スタンプ
1000k完走スタンプ

これも今回用に特別に作りました。
喜んでください。~600kのブルベには無い特別仕様です。

ってか…
喜んでください。お願いだから。

1000kを走って大変だったとか、そんな思い出だけじゃなく、色々と楽しんだ思い出も残しておいて欲しいじゃないですか。開催する側としては。
なので、今回は色々と仕込みに頑張った訳ですよ。

さて、前置きが長くなりました….本題行きましょう

今回のBRM1006四国1000kのために用意したインスタフレーム。
え一…応ご存知ない方のために解説しておきますと…

Instagramって言うSNSがあるんですね。(自分はやってないんですが(;^ω^)
写真をUPして仲間たちに公開し、いいねをおねだりするシステム
的な…w

で、そのインスタを撮る時のスマホの画面を現実世界に取り出したようなもの。
って解説で間違いないですか? > 識者

試しに、インスタフレームってコトバでググってみてください。
皆さんがどんな風に使っているか、おおよそ分かるでしょうぞ。
多いのは結婚式披露宴か二次会でのシーンが多いようですね。

また、似たようなのに「LINEフレーム」や「Youtubeフレーム」もあるようです。
類似品にご注意ください。

今回のスタート地点での皆さんの様子をフォト蔵にUPしてるので、見てみてくださいな。

どうでしょ。楽しんで戴けたでしょうか。
さて、そのインスタフレームの作り方妖怪バージョンです。

ネット上には沢山の製作事例が出てますので、コレが正解と言うものは無いとは思うのですが、今回、屋外での使用だったので、土台となる素材には発泡スチロール系のものではなく、プラスチック系のちょっと丈夫なものを使おうと考えました。

使ったのはプラダン。こちらのサイトとかに出てますね。
ホームセンターで普通に売ってます。お値段は1枚で1,000円ちょっとだったかと思います。大きさは900mm×1800mmほどだったかな。ほぼ畳一枚分って感じです。

画像のネタもお手軽にネットから拾ってきましょう。
Googleの画像検索で探すのですが、海外の方がお盛んなようなので、英語で検索 instagram frame template free ってキーワードで引っ掛けます。

沢山ヒットしてくる中から、なるべく画像サイスの大きなものが良いでしょう。Googleの画像検索で、ツール→サイズ→大を選びます。

画像検索
画像検索

これで、大き目なモノが上位に。

今回、目を付けた素材はPinterestの中にあったのでわざわざPinterestのアカウントとってDLです。

その素材を編集するのに使うソフトはWindows標準のペイントとExcel。
ペイントで不要な文字を塗り潰して消して、上の部分と下の部分に分割。
それをExcelに貼り付け、文字や図形を乗せて行きます。

出来たデータをどこのご家庭にでもあるような大判プリンタで出力。
大判プリンタ、こんなヤツですね。

大判出力機
大判出力機

今回A1サイズで出力しました。A1って新聞紙を広げたサイズですね。
え、大判プリンタ持ってない!?
持ってないんですか…ですかぁ~…

私も持ってないです。
もちろん。

なので、知人に依頼し出力してもらいました。
感謝>>>知人さま

それを切ってダイソーで買ってきた両面テープでプラダンに貼り、真ん中をカッターで切り抜いて完成!!

え、簡単に言うな?
データが難しい??

あーもー面倒クサイなぁ…じゃあ、データ晒しましょう。ここからExcelからPDFに変換したので落としてみて。
インスタ枠

大判プリンタでの出力ができない?
ん~…確かにね。業者さんに頼むと数千円するみたいね。

何とか頑張りましょう

で、コレを上と下に分割してからプラダンに貼り、窓枠を切り抜いて完成。

インスタ枠
インスタ枠

上の10:00って時間はBRMのスタート時刻ですし、下の方のタグや「いいね!」の数にも意味を持たせてます。もちろん。

フレームの横の部分が細くて強度が足りないので木を貼り付けます、

裏側
裏側

ダイソーで売ってるバルサ材のような軽量な木の棒。これを、これまたダイソーで売ってる強力系な両面テープで貼り付けただけ。

完走後の手持ち吹き出しはExcelの図形の吹き出しです。

吹き出し
吹き出し

プラダンの余り部分でつくりました。

吹き出しのウラ
吹き出しのウラ

と、まぁこんな感じでインスタフレーム作りました。

次回はメチャメチャ大変だったハイエースのステッカーについて書きます。

続・BRM1006広島 須波・四国1000km – スタッフ参加してきました(^^)/

前編からつづく。

そうそう…前編で高知迷走したことは書きましたが、その前に更に迷走やらかしてたんですね。
PC3から最短ルートでPC7に行くルートをM菱社製カーナビに求めたんですね。で、彼(彼女かも?)が教えてくれたルートで山の中を走ってたんですが、こっち行ったら「四万十の源流」みたいな看板のある山道をナビゲートさせられてたんです。

でね、普段の遠出の際に同様のシーンに陥った場合、助手席の奥さんが言うんです

引き返そうや。
こんな細い道で対向車が来たらどーするん!?

って半ギレになりながら猛反するのでうすが、K兄は優しいから(いや、ウチの奥さんが優しくないと言ってる訳ではないです、決して>これ読んでる奥さん)こんな山道に迷い込んでも何も言わずに(恐らく心の内は呆れてたんだと思う)じっと我慢してくれてたんですね。

で、またこの男が何も言われないのを良いことに調子に乗って細い山道を猛進して行くんですね。その様子は例えるならば千と千尋の神隠しの冒頭で、ブタになったお父さんが山道に迷い込んでるのにアクセルを踏み込むシーンが描かれてるじゃないですか。あの時のお父さんが降臨してきている訳なんですよ、今の自分にね。うん。多分。知らんけど。

結果、細い山道をズンズン進行して、何でこんな道をわざわざ通らすんだよ!と言う「カーナビあるある」で最短ではあることに間違いは無いが最適ではない道を通行したんですね。1.2tのレンタカー・ハイエースで。

しかし恐るべしハイエース。
見た目の割に驚くほど小回りが利くんです。トラックで良く聞く「自分のケツの下に前輪がある」からだと思います。また、ディーゼルエンジンの野太いトルクもあって坂道や加速もとても楽。エンジン音は流石にガラガラしたものだったけど、とても運転楽でした。唯一気を付けるのはバックする時にぶつけないよう、ボディの長さに注意するだけ。

さて、そんなこんなで迷走を繰り返しながらPC7、2回目のドロップバッグポイントである道の駅さめうらを目指し一般道を転がしてます。

今から行くのは正確に言えば、道の駅土佐さめうらに隣接している「地蔵庵」さん。ドロップバッグのドロップポイントを考えている時に2回のポイント設営を任され、場所は任意だったので地図を見なからどこにしようか考えてたんですよ。1000kなので300キロ界隈と600キロ界隈が均等と言う意味でいいじゃないですか。で、Googleセンセの個別指導を受けてルートラボとストリートビューをにらめっこしてたんですね。
で、道の駅さめうらを見つけ、ここの隣接で地蔵庵と言う建物があると発見したんです。

今回、BRMのためにAJ広島で建物一棟丸ごと借り切ったんです。そしたら夜中だろうと人が出入りしても遠慮ないから。また、道の駅敷地内にコインシャワーが施設があるのも大きなメリット。100円/8分で石鹸とシャンプーが常備されている。もちろん男女シャワーは分かれている。
道の駅の食べ物屋さんは朝9時からの開店だけど、自販機コーナーにはカップ麺の自販機もある。もうこれは

ブルベのための施設

と考えるしかないですよね(≧▽≦)

ってことで連絡の上、借用させて頂くことにしたんです。

本当ならPCオープンの時間である朝8:46から待機させて頂くように予約しておいたのですが、先の事情で夜9時頃に入らせて頂く旨を連絡させて頂いたのですが非常に快く対応頂き、こちらが申し訳ないほどでした。

で散々の迷走の末に辿り着いたのは20時半頃。
クルマの音に気が付いた管理人さんが出てこられました。

建物入口にはこのような看板まで書いて頂き感謝しかないですね(嬉)。

PC7 さめうら地蔵庵到着
PC7 さめうら地蔵庵到着

施設の案内を受け料金をお支払いし、後はご自由にと…。
ありがとうございます。

お堂(?)的な建物
お堂(?)的な建物

ドロップバッグを室内に運び込み待機開始。
ほどなく最初の参加者さん到着。驚愕の速さです!!
で、早い人ほど休憩とらないんですね。よくカラダが持つなと感心します。

その後も順次到着されまして、明るくなる頃が最も人が多かったでしょうか。

夜が明けて
夜が明けて

建物周囲のあちこちに自転車が置いてあります。

到着済
到着済

初日に雨が降って以降は天候も回復し、登坂のキツさを除けば快適なロングライドだったと思われます。

建物裏手にも…
建物裏手にも…

え?
テメー、登坂のキツさがハンパなかったじゃねぇか!って??
でしょうね。代表氏がつくるルートはいつもそうですね。

え?
ルートラボの獲得標高に騙された??
その点は私もヨクワカラナイのですが、作り方で何か変な値が出るようですね。実際はあの値の倍くらいあったんじゃないでしょうか。

正面にも
正面にも

ここのクローズ時間は11時43分。
お昼頃までは皆さんゆっくりされて頂いて構いませんよ♪

ドロップバッグは室内へ
ドロップバッグは室内へ

明るくなったらドローンも飛べますし。

地蔵庵全景
地蔵庵全景

建物内のお部屋は4部屋あって、通常であれば一人2000円で宿泊できるようです。お部屋はふすまだけの仕切りなので、女性用に一部屋確保しておきました。

女性専用
女性専用

皆さんお疲れのご様子です。

寝る男1
寝る男1

お菓子の類もコンビニから仕入れておきましたので、ご自由にどうぞ。

寝る男2
寝る男2

え、それどころじゃなく眠い?

寝る男3
寝る男3

コンセントあるので、スマホも充電できますよ。
え、それよりも今はお祈りの時間でしょうか?

祈る男1
祈る男1

到着する人、シャワーでさっぱり&仮眠明けてスッキリと再スタートする人。

行ってらっしゃい
行ってらっしゃい

様々です。
隣接の甘味処ではソフトクリームも頂けますし、道の駅でお昼ご飯食べてからの再出発が良さそうですね。

地蔵庵併設店舗
地蔵庵併設店舗

ソフトクリームには目がない私が通りますよ。

ソフトクリームうまし!!
ソフトクリームうまし!!

持参してきた目覚まし時計がクローズ時間を告げ、寝ている方々を起こしてくれます。K兄、私らも撤収を始めましょうか。何だかんだでここを離れたのは13時頃だったでしょうかね。

お世話になりました、地蔵庵さん。
もし良かったら来年以降もまた使わせてください。

さて、いよいよ終盤です。
予定では祖谷渓の小便小僧のところは道幅が狭いのでドロップバッグ車輌は通らないつもりだったのですが、(期せずして訪れた)昨日の四万十の源流巡りの際に激しい狭小道路を通って練習したので、ここはひとつ向かってみましょうぞ。
ってことで小便小僧目指してハイエースを進めます。

序盤は急激な登坂。それを過ぎるとクルマが離合困難な狭い道をくねくねと縫うように山道を行きます。
観光地だけあって対向車もじゃんじゃん来て、離合する「ちょっと広い場所」で停車しては様子を見つつ先に進むを繰り返す。こんなだから自転車に追い付くなんて不可能。何のことは無い、この祖谷渓谷を走るサイクリストを撮影することは不可能。唯一撮れたのは走行中のハイエースから撮影した小便小僧のみと言う有様。

渓谷の狭い道を抜け大きな橋を渡り、国道に出ました。ここからは右折がオンルートなのですが、ドライバーのワガママを通らせてください、K兄!!

左折です。
渓谷ではこの日、ラフティングの世界選手権が開催されており国道界隈には多くの人がおりました。その人たちを縫うように抜け向かう先は、こなき自身の生まれ故郷とでも言いましょうか…

今回のルートをGoogleのストリートビューでトレースしてて見つけたんです。
ここ、大歩危は元祖こなき爺の故郷。そう、水木しげるのイメージ島根の妖怪って感じがするが、実はここ徳島・大歩危が生まれ(?)の妖怪。
これは訪れない理由が無い。なので訪れてみたかったんだな。

Googleストリートビューで見た時、道の駅大歩危の前にこなき爺の置物か着ぐるみのようなのが写ってたような記憶があるのよ。

で、それを目当てに走ってきたんだけど道の駅大歩危の前には何もいなかったorz

なのに、後でFB見るとこんな画像がUPされている…

ぐぬぬ…
ぐぬぬ…

げ。
これどこよ…あー駅かぁ~…大歩危駅には思い至らなかったなぁ~…
悔しいなぁ~…

こちらは道の駅の建物内にあったコイツとだったのよ

こなき爺と共に
こなき爺と共に

まぁ、どっちでもエェんですがね。

ある意味、里帰り!?
ある意味、里帰り!?

K兄に撮ってもらいました。サンクス。
本来のルートから戻っていらん時間を費やしてしまいました。

さて、急いでルートに戻りましょう。
大歩危から瀬戸内側に向かい、川之江方面へと出て、そこから素直に今治へ行けば良いものをわざわざ1000m級の峠を通らせるスパルタンなルート設計。

途中にあったトンネルが大型車泣かせ。

離合不可能
離合不可能

古いトンネルで幅が狭く、大型車同士の離合が不可能。トンネル内途中に離合ポイントが設けられており、そこで行き違いしろと。

で、この画像でもお分かりのように、道路脇にはブルーラインが引かれております。愛媛県は自転車乗りをどんだけスパルタンに育てようとされているのでしょうか。空恐ろしいです。

そのトンネルを抜けても斜度10%は優に超える登坂が続く。

終盤でも激坂
終盤でも激坂

そして、通過チェックの撮影ポイントは大永山トンネル。

大栄山トンネル
大栄山トンネル

私らが通過したのが夕方の5時半頃だったので、多くの参加者さんは夜の通過となることが想像され、苦労が偲ばれました。

愛媛県道47号新居浜別子山線
愛媛県道47号新居浜別子山線

そうそう、別子山でした。
昔は銅山があったとのことで、河原の石も緑っぽいのがあって、往時を偲ぶ感じがしました。

トンネルを出ると今度は急激に下り坂。

激下り
激下り

そして激下りの途中、これまたGoogleストリートビューの下見で見つけたビューポイントに到着。

天空のコーナー 大永山
天空のコーナー 大永山

GoogleMapには「天空のコーナー大永山」とありまして…
何が天空のコーナーなのか見てみたかったのです。ハイエースを降り、ガードレールの向こう側を見に行きますと…

めっちゃ高い!!
めっちゃ高い!!

いま自分が立っている場所そのものがほぼ崖っぷち。
とてつもない急斜面の上に立ってて、遥か下にこれから通るであろう道が見えています。まさに天空のコーナー!!

そして、上の方に目をやると三方に高い山々が…

ちち山展望所
ちち山展望所

一番高い山が「ちち山」とあり、殿方は黙ってられない吸引力があるじゃないですか。
ま、僕は尻フェチなんであんま興味は無いんですがね(笑)

別子山から下山した後は順当に今治を経てしまなみ海道を渡りスタート地点の須波に戻ってきました。時刻は予定通りの夜22時ちょい過ぎ。

この時点で既に2名はゴールされてまして、まぁお二方ともドロップバッグは利用されてなかったのは知ってましたので、ゴール受付をO西さんにお任せしてた次第で…しかし速えぇな…。

須波では、スタッフ大勢が夜通し待ってても仕方ないのでこなきが当番で残ります。頑張って頂いたK兄には、みはらし温泉夢の宿でゆっくりと休んで頂くことをお願いしました。

夜の間は自分は何をしてましたかね。既に記憶が無いのですが、何かあっという間に朝が来たような気がします。

5時半になると瀬戸内も夜明け。

須波の夜明け
須波の夜明け

明るくなる頃には到着ラッシュとなり、午前中は大にぎわい。

ゴール受付 Photo by 大先生
ゴール受付 Photo by 大先生

こなきも忙しくゴール受付。

そして、最後の最後もインスタフレームなのですが、フレームそのものはスタート時と同じなんだけど、それではつまらないので手持ちの吹き出しを作っておきましたとさ。

アレックスもゴール Photo by 大先生
アレックスもゴール Photo by 大先生

代表してアレックス氏の画像を使わせて頂きましょう。

そして最後にスタッフ記念撮影。

AJ広島スタッフ Photo by 大先生
AJ広島スタッフ Photo by 大先生

この時点でO西さんは帰られていたので一緒に撮れずに失礼しました。

現地解散し、三原のマクドでドライブスルーで遅い昼飯を買い、広島市内まで山陽道でK兄を送り、帰宅したのは既に17時過ぎ。

レンタカー返却は19時。急がなければ!!

さよぉならぁ~
さよぉならぁ~

あれほど頑張ったステッカーを家族総出ではがす。
そして夢の跡。

夢の跡
夢の跡

まぁ思い出は儚い方が美しいやね(ゲラ
GSのセルフ洗車してレンタカーを返却し、受け取れなかったドロップバッグ8名分を近所のヤマトの営業所に持込み完了。

いやぁ~
たっぷり遊んだ4日間でした。

リザルト:(人数)

エントリー 72
DNS 25
出走者 47
DNF 21
完走 26
完走率 55.3%

自分で走るのが楽しいブルベですが、スタッフはスタッフで面白いyo.
ってな訳でAJ広島ではお手伝い頂ける方を随時募集しております。
通年でなくとも、BRM開催1回だけのスポットお手伝いも大歓迎です。

参加の皆さま、お疲れ様でした。
AJ広島の今年のBRMはこれで全て終了しました。来年のコースも既におフランスに申請済で、これまた面白いコースが待ち構えておりますので、どうぞ皆さま来年のAJ広島ブルベも振るってご参加ください。

さて、既にサイトでは告知済みですが、AJ広島初の忘年会を開催します。
開催日は11月23日(祝)、開催場所は広島駅前界隈の居酒屋さん。
詳しい告知はAJ広島の掲示板にて後日お知らせしますのでチェキラ!!

BRM1006広島 須波・四国1000km – スタッフ参加してきました(^^)/

2017年10月6日に開催されたAJ広島、BRM1006須波・四国1000kmのスタッフレポ行きますよ(^^♪

1000kmの道のりを75時間以内で走破することで認定を得られるのが1000キロブルベ。しかも、四国連峰を往路・復路でも超える厳しさも併せ持つ今回のルート。

今年の1000キロ
今年の1000キロ

昨年の5月連休に開催されたBRM430(2016)で痛恨のコースアウトをやらかしDNFに終わった、あの時のルートに酷似してますが大きな違いがあって今回は反時計方向まわり。

今年の1000kは参加者として走るのではなく、スタッフとして皆さんのお手伝いをさせて頂きますことは年初には決めておりました。だって、今年は4年に一度のSR-Year。SRを獲ることだけが目的だったから。ちなみに来年は1000k-Yearなので1000kは出走しますが、それ以外のBRMは出れるヤツだけ出てSRは目指さない年としております(自分的決意)。

さてそんな決意のもと、1000kはキツイだけでは単一目的になってしまうので、なるべく参加者の方に楽しんでもらおうと、早いウチから色々と準備をしておりました。

そのひとつがドロップバック。
ブルベのスタート時点で個人の荷物をスタッフに預けておき、予め決められたポイントでバッグを受け取れるシステム。バッグの中味は自由で着替えを入れたり予備のバッテリーやチューブを入れておいたり…
こなきが書いたドロップバッグの運営要領がAJ広島のサイトに出ているので、こんな感じで運営したと見ておいて戴ければ、あぁ、このオッサンは1000kの時間中に何をやってたのか…って理解いただけると思いますな。

で、その荷物を運ぶためには大型の車輌を借りなきゃならん訳で、早い時点からレンタカーを予約しておりました。車種は1.2tのハイエース。デカいやつだな。ほぼトラック。実際借りたらディーゼルエンジン車だった。
ただ単にハイエースを駆るだけではこれまた面白くないので、ステッカー貼ってやろうと思いつきまして、作ったステッカーがこちら。

ルーフまで回り込ませる
ルーフまで回り込ませる

えぇ、お馴染みのAJ広島ロゴの巨大なステッカーです。直径は3メートル。
コレ作るの、

メチャメチャ大変でした

その、メチャメチャ大変なステッカーの話を書き始めると、いつまで経ってもブルベの話が始まらないので、その苦労談はまたの機会に詳しく書きます。
あ、サカイさん、その節は大変お世話になりました。その話もまたの機会に併せてさせて下さい。

さて、前置きはこの程度にして当日の話に入りましょう。

10月6日、スタート当日。天候は雨。良く降ってます。
ドロップバック車輌にはこなきの他に、ドローン撮影隊としてK兄も同行することになっておりましたので、K兄をJR呉線-広駅でピックアップ。そこから三原須波に向かうんだが、平日の朝なので思いのほか時間が掛かってしまい、ブリーフィング開始時間の直前に到着する始末。

車輌が須波に向かっている最中にも受付は始まっていたようで…

受付中
受付中

スタッフO西さん、いつもありがとうございます。

そして車輌も須波に到着。待たせいたしました、参加者各位。
準備も早々にドロップバック受付開始です。

ドロップバック受付中 Photo by 大先生
ドロップバック受付中 Photo by 大先生

ドロップバッグ利用の方、一人ひとりから荷物を預かる。
荷物を預かった証としてスタンプをブルベカードに押す。

シャチハタ印
シャチハタ印

このドロップバック利用スタンプも作りました。自費で(笑)

バッグを預けた方には、DNF時にバッグを送り返すため用の宅急便の伝票を記載してもらうと同時に、荷物にタグを付けてもらう。そのタグも事前に全員分を製作しておいた。

荷物タグ
荷物タグ

紙に印刷し、破れないよう透明の荷づくりテープで補強。ワイヤーは青/青白、茶/茶白、緑/緑白、橙/橙白の4種類。分かる人にはわかるね、廃材利用。

ドロップバックの受付も全員済まないうちにブリーフィング開始時刻。

ブリーフィング中
ブリーフィング中

1000kとあって代表氏の喋りもいつもより長い。
バッグ運用担当のこなきもちょっとだけ喋らせて頂きまして、ご挨拶。

ブリーフィングも終わり、皆さんがハイエースに放り込んだ荷物がこちら。

ドロップバッグ積載
ドロップバッグ積載

小さいのから大きいの、軽いのから重いのまで様々なバッグが20個以上。
本日の出走人数が47名であることから、約半数がバッグ利用者ってとこかな。
重いバッグは本当に重くて、20キロ以上はあるんじゃないかと。これはお約束の、つきたてのモチが流し込んであるんだろう。は、はーん…補給食ですね。って、そんな訳きゃないだろ!! ってバッグも2、3個(笑)。

まぁ、明確な重量制限は設けてないですからね、それは全然OKです。

さぁ、いよいよスタート時刻も近くなり、全員で記念撮影。

記念撮影
記念撮影

この雨の中、1000キロを自転車で走り抜けようとの意気込みに溢れる参加者の皆さん。この後、様々なドラマが生まれることでしょう。くれぐれも、ケガや事故の起きませんように…。

そうそう、事前の仕込みでこんなのも作っておきました。

インスタフレーム
インスタフレーム

流行りのインスタフレームですね。
スタート前の記念撮影に活用頂けたでしょうか。
楽しんで戴けたでしょうか。楽しかったよね?ね?ね!!!
楽しんだと言ってください。
お願いだから(懇願)。
コレはコレで作るの頑張ったんだよ。ねぇ~…

この製作過程もまた後日書きます。書かせてください。
全てはブログネタのために!!(笑)

さて、10時になりいよいよスタートです。

1000kの旅路スタート
1000kの旅路スタート

皆さんの出走を見届けた後に、K兄とこなき、オッサン二人旅の75時間のドライブもスタートです。

スタート直後、しまなみ海道では自動車道からは降りない予定でしたが、ドローン撮影を行うことにしたので伯方島ICでコースアウト。

伯方島にて
伯方島にて

雨だとドローンは飛ばせないんだが、幸いにも雨は上がって飛行開始。
K兄がドローン操ってる間こなきはヒマなので、通過して行く参加者さんを撮影したりしつつ…まぁ、この辺りは動画で後日UPされると思うので、見てみて。

代表氏作成
代表氏作成

そうそう。車輌にくっついてるデザインマグネットシートは代表氏製作によるもの。以前からAJ広島サイトで公開している、3団体同時開催すれ違い検証動画をモチーフにしたものですね。

このすれ違い検証動画が、今回のドロップバッグ車輌の運行に非常に役立ったことは後述します。

伯方島でのドローン撮影を終え、四国へ渡り最初のPCに到着。

PC1 今治セブン
PC1 今治セブン

えぇ、もちろん前と横のAJ広島ステッカーも作りましたよ。
急いで貼ったので、ガタガタですが…

で、ここのコンビニで見かけたバイクが凄い!!

シートステーが竹 !!
シートステーが竹 !!

シートステーが竹です。
もちろんブルベ参加者のものなんだが、スタート前は気付かなかった。
シートステー以外はカーボンで出来ている。

どうやら、オーストリアから単身参加頂いてるアレックス氏のバイクだ。
後でご本人から聞いたんだが、このフレームは

手作り

なんと!!!
フレームを作るコミュニティがあるらしく、仲間たちと一緒に作っているんだって。このフレームも竹を使っているから強度とか気になるところだが、もう2万キロ以上走っているってことで、問題ないんだって。スゲー。

スマホの画像にはバトンホイールを作ってる様子なんかも入ってて本格的だった。
あ、彼から聞いたと言っても外国語でコミュニケーションした訳ではないですよ。彼が日本語が堪能だったんですね(笑)

さて、クルマは愛媛の海岸線を佐田岬方面へと南下して行きます。夕やけこやけラインですね。時刻は夕刻迫りつつある時刻ですが、あいにくの空模様で夕やけは拝めそうにありません。
ここでも停車し、参加者のドローン撮影に挑みます。

ゆうやけこやけライン
ゆうやけこやけライン

とは言え、参加者さんがいつ通過するものかは把握できず、ずーっと待ってるしかないのが通常ですが…
今回、Googleの位置情報共有を任意で呼び掛けておりました。
そのお陰で、だいたいの通過の様子を把握することができ、運営側からすれば非常に役に立ちました。ご協力頂きました方々には、こんな場ですがお礼の言葉を申し上げます。ご協力戴き本当にありがとうございました。

私から見た位置情報共有の画面がこちら…

皆さんの現在地共有
皆さんの現在地共有

左下のグレーの人型アイコンがほぼ先頭の方。ボリュームゾーンの方々が四国に順次到着して行く様子が良く分かります。オレンジのGアイコンの方がしまなみ海道でかなり遅れてますが後で聞いたところ、GPSをONにするとバッテリー消耗が激しいスマホ機種らしいので、走行中はGPSを切ってたから。だとのこと。

ドロップバック車輌を運転する身としては、「先頭集団の方」、「ボリュームゾーンの方々」、「ブルベ開催時間を目いっぱい満喫して走られる方々」の現在位置が分かると非常に助かりますね。なので、全員は必要ないですが、2、3割の方がご協力頂けると主催サイドは喜びます。
1000kは長いですから特にそのメリットは大きいですね。

さて、ドロップバッグ車輌はPC2である長浜のローソンにて自分たちの晩飯と明日の朝飯を購入し、海沿いを離れて四国山脈に向かいます。
大洲、内子。この辺りは街場ですがそれを過ぎると何もないエリアが続き、それと共に標高もぐんぐんと上がって行きます。そして夜。

四国カルストに向かう途中で妙なものを見つけました。

夜の社へと…
夜の社へと…

この画像では分かりにくいですが、提灯が山の上への延びているのです。
クルマで行き過ぎるところだったのですが、戻って、この提灯の灯りの中を細い山道を歩いて上がってみました。

徒歩で歩くと言っても、ものの2、3分で上まで行けるほどの距離。
行き着いた先には社(やしろ)がありました。
山の中の小さな社でしたが、夜もこうやって照らされているのには何か理由があるんだと思います。折角ここまで来たのでお賽銭を打ち、参加者全員の無事なBRM終了をお祈りしておきました。

その後、濃い霧の中を走り四国カルストに到着したのは20時半。
まだ誰も到達していないので、さながら露払いです。

が、ココで露どころではない巨大なモノに遭遇!!

路肩のウシ
路肩のウシ

牛です。ウシ!!
なに牛でしょうか。あか牛ってヤツ??
牛が有刺鉄線の柵を脱走し、車道へと出ております。
脱走って言っても、道ばたに座り込んで大人しく反すうしているようです。

これだけなら害がないのですが、コイツが道の真ん中にボーッと立ってて、その場所が下り坂の途中だったら…危ないですね。何せ周囲は霧が深くたちこめてますから。連絡用掲示板にK兄に書き込んでもらいます。

カルストを通過し、予定通りPC3のドロップバッグ&有人チェックポイント、道の駅ゆすはらに到着しました。早速チェックポントの店開きです。既定のオープン時間よりも遅れ気味ではありましたが、これも位置情報共有のお陰でムダに早く到着し待ちぼうけする必要がなかったので助かりました。

最初に通過チェックを行った方が午前1時。
その後ちらほらと到着する方々を、小雨の中で迎えます。

PC3 ゆすはら
PC3 ゆすはら

上の画像、明るく照らしてくれているのは以前の記事で書いた電球型LED照明。役に立ってくれました。

当初、ドロップバッグ車輌運行と有人チェックはこなきひとりで行うつもりだったのですが、K兄の撮影も同行するようになって二人旅となったのですが、

ひとりじゃなくて良かった(;´Д`)

と、この時点で心底感じました。
自分ひとりだったら仮眠時間がほとんど取れてなかったです。K兄が自主的に(と、言うか自分が勝手に寝てたから…)通過チェックをほぼやってくれまして、その間こなきは休憩させて頂くことが出来て本当に助かりました。感謝しかないです>>K兄。

一方、参加者の皆さんは長らく補給ポイントの無い山の中を走って来られ、一様に空腹と睡魔を訴えられております。
コンビニですか?Googleセンセによりますと、ここから先40キロほどの地点に何かあるようですが…なので、チョコを出しておきました。

お土産が補給食
お土産が補給食

このチョコ、スタート前にアレックス氏からお土産で頂いたもの。
そのお土産をまさか自分自身で食べることになろうとは彼も思ってもみなかったでしょう。

参加者、順次到着中
参加者、順次到着中

ボリュームゾーンの方々が到着し始めたのは夜空が少し明るくなってきて、山の稜線が判別できるようになってきた頃だったでしょうか。
道の駅とは言えここの場所は建物が少なく、休憩する場所も僅か。

夜も明けてきました
夜も明けてきました

その僅かな軒先やベンチ、いや、ドロップバッグ車輌のま横で疲れた参加者さん多数が仮眠されております。
四国カルスト、キツかったですね。お疲れ様でした。

雨も止み、すっかり明るくなって沢山の方々到着。

おぉ、有名な"たまちゃん"
おぉ、有名な”たまちゃん”

AJたまがわジャージの方も来られました。あの有名なたまちゃんジャージですね。

その後、1台のクルマが私らの近くに停車し、一人の方がその車輌に乗り込みました。PCだけに許されるプライベートサポートのようです。

その車に乗ってこられたのが、下の画像で真ん中に居られる女性。

サポート妻 Photo by 大先生
サポート妻 Photo by 大先生

聞くと、ご主人のサポートでクルマで来られたとのことなんだけど、愛媛の方かと思いきや、東京からご夫婦で来られ、ご主人はブルベ出走し、奥さんはレンタカーでサポートしつつ四国観光しに来られているとのこと!
これまでも比較的近隣からのご家族での支援などは見てきましたが、わざわざ東京から奥さんがサポートで来られているとは驚きです!
やぁ~、大変に仲の良いご夫婦なんですね。

さて、ここのPCのクローズ時刻は6時28分。
私らが持参している時計は狂いの起きない電波時計。

で・す・が…

クローズ時間に間に合わない方々多数の事案発生!!

ここに来る途中で沢山仮眠しちゃった方とか、クローズ時間の思い違いしててまだ余裕あると思ってたら、時間過ぎてた方とか…
えー、残念&お気の毒さまですが、私からは何もお手伝いできることがありません。この場でDNFとなってしまいます。お気をつけてお帰りください。パッと思いつくのは宇和島まで行ってそこから輪行で松山ですかね。

って、AJ広島代表氏も副代表氏もタイムオーバー!!と言う大波乱。
やはり何が起きるか分からないのがBRMですね。
ゆすはらの道の駅でゆっくりされている方々に別れを告げ、ドロップバッグ車輌は次のポイントに向けて出発します。

8時半。
PC3のゆすはらを出たら、次のドロップバッグポイントPC7の道の駅さめうらのオープン予定時間まであまり時間がないので、ルートを大幅に外れてショートカットしてさめうらに向かう。

そして山へ戻る
そして山へ戻る

 

だが…
ここでK兄から

そんなに早く行っても誰も来ねぇんじゃね?

と言う、的を得た提言がなされる。

確かにそれもそうだな。
ほぼ先頭を行っている方の位置情報を見ても、まだまだPC7には程遠い。

そして何より、K兄が製作した「すれ違い検証動画」が実に正確に製作されていることが明かされ、先頭を行っている人がこの検証動画にわざわざ合わせて走っているんじゃね?って思わせるほど通過時刻がぴったりなんだわΣ(・ω・ノ)ノ!

うわ!すげーな。計算し尽されている!!!
この検証動画の製作プロセスの話を聞き、とても素人とは思えない技術と、途方もない時間と手間を掛けて作られている事実に驚愕。そして、正確なる時間トレース。恐るべしK兄!!!

その検証動画によるとPC7のドロップバッグポイントに先頭が到着するのは21時になりそうだ。
だったら時間はたっぷりある。ショートカットをやめて足摺岬の方へ行ってみますか。足摺足摺♪

太平洋
太平洋

ルートを逆走するような形で足摺岬を目指す。
途中でオダックス近畿のランドヌールに多数遭遇。その中に見たことがある方が…ハンバーガーサドルバッグ氏!!!

げ、広島に出てねぇと思ったら近畿にエントリーしてやがった!!(笑)

軽くご挨拶し足摺へと…
半島からちょっと逸れてPC5であるローソン土佐清水汐見町店に立ち寄る。
2、3名の参加者さん遭遇。
そして足摺岬へと。

足摺岬
足摺岬

フォトチェックポイントである足摺岬。我々の到着は15時。
上の画像に写っておられるのはBRM参加者ではない自転車乗りの方。

ここで1名のランドヌーズに遭う。
この方、早い。小柄なカラダのどこにそのパワーを秘めているのか不思議なくらいだ。走行の様子を動画撮影させて頂いた。

さて、ここからドロップバッグ車輌はオンルートでPC7を目指しますかね…
しかし時間があまり無いな。高速道を使ってショートカットしてPC7のさめうらを目指しますか。

って思ってたのに、気が付けば何故か高知市街にいる我々。

迷走、高知
迷走、高知

う~ん…
このハイエースについてるM菱社製のカーナビ、分かりにくいんよね…(言い訳)。
まぁ、プチ観光と車内に言い聞かせ(笑)高知市街地を走行します。

しかし、
しかしだ。

高知の路面電車って、チョー怖い。
迷い込んだ道が道路と鉄道の併用区間。って言うか単線区間と言うか。
狭い車道の左側に線路が走ってて、その線路の上をもちろん路面電車が走ってて、それに連なってクルマも走ってるんだ。

こちらの動画を見て頂ければ、大体理解戴けるかと…

向こう側から路面電車がこちらに向いて走ってくる恐怖!!
どうする、どうすりゃいいんだ!!!!

前方のクルマは右側の反対車線にはみ出すようにして電車との衝突を回避(笑)
こちらも同じように回避(滝汗;;;

乗降場所も車道に白線で枠が書かれてて安全地帯っぽくなっているだけで、広島のようにコンクリートで立体的に設置されているものでは無いんだ。

コエーよ、こりゃ怖えー!
平成の世にあって、このような方法がまだ残っているんだね。

ってか、高知のドライバーもチョー怖えぇ。
こちらもえぇペースで走ってるんだが、ブチ抜いて追い越して行くクルマ多数!!
土佐のいごっそうは短気なん???

と言うことで、高知自動車道を使って四万十町中央~大豊まで最短最速ルートで走行すればいいものを、血迷ったドライバーが高知市街地まで行ってしまい、がっかり名所で有名なはりまや橋観光までしてしまう始末(;´Д`)

この先、オッサン二人は無事にさめうらのドロップバッグポイントを設営できるのでしょうか!?

後半へつづく。