オダ近 淡路200、前半

前々記事でスタート直後のところまで書いてました。
さぁ、本編いよいよ行きましょう!

今日は8時半にスタートし、認定制限時間は13時間30分後の22時。
改めて今回のコースを見てみようか。

公開されてるルートラボを見る限り、大きな山越え・峠越えはなく最高標高でも150mほどのようだ。単純に淡路島を一周するいわゆるアワイチではブルベ規定の200キロに満たない150キロほどしないので、わざとゴチョゴチョっと八の字周回部分を入れている。

これだけを見れば、難易度の高くない200Kブルベのように見える。
しかし過去幾度もブルベに出てきて思うのは

簡単なブルベって無い

ってこと。
そう思えば今日の200キロも決してナメてはいけない。
主催者は「初心者向きの走りやすいコースです。」なーんて書いてるが、そこはオダ近。コトバ半分で聞いておこう。

ほぼ最後尾スタートを切った五十路オヤジは焦らず飛ばさずマイペースで行きましょう。ルートはいつものコマ図方式。

この巻紙方式を見た他の参加者さんが口々に言ったのは、

まだこのやり方で走ってる人いたんだ!

えぇ、いますよアナタの目の前にw
コマ図を使う人がいないなら、なんでオダ近は公式コマ図をサイトで公開しているんだ?って話よね。
更に言われたのは、

雨降ったら破れるんじゃね?

って。ご心配には及びません。耐水ペーパーなんで丈夫です。ハイ。
さて、前置きが長くなりましたが当日レポ行きましょう。

スタートしてからは淡路島の東海岸を洲本方面に南下する、コースアウトしようが無いルート。

西海岸的
西海岸的

天気は非常に良くてピーカンの青空。
街路樹もなんだが南国っぽくて宮崎じゃね?って感じ。
道は淡路の主要道、国道28号。道幅は広くてクルマも少なく快適快適。

しばらく行くと正面に何やら灯台のようなのが見えてきました。

何か見えるぅ
何か見えるぅ

でも形が何かちょっと灯台ではない雰囲気…もしや…

デケェ Something
デケェ Something

これは…
何らかの宗教団体のものかと思われたが、検索してみたところ単なる観光施設だったようで…しかも廃墟とは…どーりで左脇腹に穴が開いてた訳だ。

その像らしき建物が眺めてたのがこちらの景色。

クッソ えぇ天気
クッソ えぇ天気

いい天気に見えるだろ。
とても1月寒空の画像には見えねぇだろ。
ま、実際気温も上がってこの頃は寒くはなくなってて快適そのもの。

更に行くと、また観覧車が見えてきた。

またもや観覧車
またもや観覧車

淡路の人ってどんだけ観覧車好きなんだ。

この辺りで先を行く集団に追い付く。

追いついた
追いついた

個人種目であるブルベでも、やっぱりこうやって他の参加者さんに逢えると安心感あるよね。
でもこの画像からも分かるように、先を行くランドヌール・ランドヌーズからはちょっと離れ、走行ラインもあえて外して走る。個人種目ですから。

程なく洲本市に入る。

洲本市突入
洲本市突入

洲本は淡路島の中心地であるそうな。
その辺は全く知らず入島しているのがこの男です。何のためにストリートビューを見まくってんだか…

市中心部に近付くにつれて交通量が激増。クルマ多いわ!
その後も島内あちこちで「クルマ多いな」って感じる場面が多くて、ランドヌールに「クルマ多いっすね」って話し掛けたところ、ここは鉄道が無く移動手段はクルマしかないので多いんですよ。って言われた。

こちらの勝手なイメージ、島と言えば江田島とかとびしまとかしまなみ海道とかのイメージでそんなにクルマは多くないって気だったので、この多さにはかなり驚かされた。

そんな洲本市街地の真ん中を流れる川ではカヌーの姿も。

カヌーイスト発見
カヌーイスト発見

でもこちらが探していたのはカヌーイストではなくトイレ。
スタート地点にトイレが無くてずーっとトイレを探してたんだが、道路脇の公衆トイレ的なものに巡りあえなくて、ここまでずーっとシッコ我慢してきた。

仕方ないので川沿いのローソンに立ち寄りトイレ拝借。シッコ止まらんか思うたよ(;´Д`)

10時過ぎ。
何の変哲もないダイハツの販売店の前を通過。

もう一度来る景色
もう一度来る景色

だが私は知っている。
数時間後にこのダイハツ販売店の前をもう一度通ることを。
しかもこの交差点左から出てくるってことを。ストリートビューで確認済だフッフッフッ…

シッコ休憩してる間に最後尾に落ちてたが、また集団に追い付いた。

巡航、巡航
巡航、巡航

大きな木造遊具のある公園前を通過。

貫一お宮?
貫一お宮?

手前の噴水には貫一お宮の像か?違うな…

11時頃
さっきまで左手に見えていた海が右手にワープしてた。いま自分は鳴門海峡方面に向かって走っているハズだ。

海が右手に
海が右手に

島のま反対側まで来たようです。
この後、ちょっとだけヒルクライムやりますと小高い丘の上に風力発電の風車が見えてきました。

ホテル自営風力発電?
ホテル自営風力発電?

塔にホテルの名前が書いてあります。ホテル自営の風力発電ってことでOK?
そしてそのホテルが近いと云うことは、最初のフォトチェックポイントが近付いたということです。

11時8分
フォトチェックポイント1 南淡路展望台ってところまで来た。ここまで60キロ。

通過チェック1、南淡路展望台
通過チェック1、南淡路展望台

この句碑の前でバイクの画像を撮ることが通過証明になる訳で、その場に居合わせた他のランドヌールお二方と順番交代しながら撮影。

各々撮影してるとブルベシーンでの出現率が高い「どっから来たの?何キロ走るの?へぇ~スゴイね!この自転車って高いんでしょ?」おじさんが現れた!(笑)
カメラ片手のそのおじさん(正確には爺さん)は、私ら三人が並んでガッツポーズの写真を撮りたいから、碑の前に並んでくれと言う。

違うだろ!

こちとらアンタのジコマンのために今日1日走ってんじゃない。他のお二方はお優しいので並んでピースってやってるが、こちとら反逆行為。全く応じることなく早々に走り去る。

もしあの時のジジイがこの記事見たらコメント欄が荒れるか?w
もしもあの時のジジィがどっかのお偉いさんで私が従順だったら、道路行政の何某かを改善してくれてる可能性もゼロではないが、まぁ悔いても(悔いちゃないが)時すでに遅し。世の中いろんな人がいると言う理解が深まって良かったのではないでしょうか。

南淡路展望台を早々に立ち去り、30キロ先のPC1コンビニを目指す。
途中遭遇した乗り物がこちら…

営農用車輌通行中
営農用車輌通行中

地方開催ブルベでの遭遇率が比較的高めな農耕車輌。積載しているのは農薬散布の機材かな?
淡路島と言えば有名なのは、やっぱりタマネギ。
行く先々でタマネギの何某か看板があったり、島内の多くの場所でタマネギの匂いがしてたし、島民はみんな永沢君フォルムだった。かどうかは定かではない(笑)

鳴門海峡方面を去り、再び洲本市街地方面に向いて走る。海は右手に見えている。この辺りで対向からやってくるガチアワイチTT勢と多数スライド。彼ら・彼女らは速くあっという間に去ってしまう。近畿圏の人たちなんでしょう。

そしてこの辺り、淡路島モンキーセンター界隈の道はアスファルト舗装ではなく荒れたコンクリート舗装で路況が良くない。このテの路面って疲れるよね~。10キロほどそんな区間があったかな。長く感じられた。
そしてこの辺りから対岸に見えるどっかの都市。

大阪?
大阪?

大阪?和歌山??
どっちか知らんけど、ビル群が彼方に見えている。

そして、手前直近に見えている謎の看板。

出た!パラダイス
出た!パラダイス

ナイトスクープ的な何某か。
ここもストビューリサーチの時にUFO神社があるとか、香しいニホイがプンプンしそうなスポットがあるのは知ってましたが、立ち寄る気もなくスルー。

スルーでw
スルーでw

このテの観光施設(?)にありがちな廃墟感かと思いきや、敷地入口ゲートのところにはちゃんと集金(?)の人が居たりして、思ってたより生きてる(失礼な!)観光スポットなんかも知れん。知らんけどな。

郷の辺りはちょっとした山岳地帯で道幅も狭く、クルマ同士の離合も困難な状態。なので先を行くクルマに付いて走る感じ&スグ後ろにもクルマが付いて来てる感じ。ご迷惑にならないようクルマと同じ速度で走るですね。

山岳地帯が終わると由良と言う小さな町並みに出ました。ここが本日最初のPCがある地域。
目的のコンビニは小さいので見落とさないでね♪ってGTOさんがブリーフィングで言ってましたが、沢山ランドヌール・ランドヌーズが集結してますので、見落としようが無かったです(笑)

12時40分
PC1であるLIFE由良南店到着。ここまで94キロ。

PC1 ライフ由良南店
PC1 ライフ由良南店

LIFEって名のコンビニ?スーパー?は広島には無いんだが、ポプラ的な立ち位置かな?
自分が到着する頃には早々に走り去る方もおられた。店内は多くの参加者で溢れており、地元のお子さんがブーブー怒ってて、それをなだめる近所のおばちゃんの寛容さが輝いてました。

混雑
混雑

ブリーフィング時に「お店には100人近い自転車乗りが訪れるので物資の充実をお願いしているんだ!」と言われてました通り、食べ物は十分にありました。感謝。レジの店員さんは大わらわでしたお疲れです。

自分が購入したのは地元ならではのこちら。

お目当ての飲み物
お目当ての飲み物

こちらもリサーチ済みの品。淡路島コーヒー
Sサイズでしたね。もうひと回り大きなMサイズ、ご家庭用Lサイズもあったり、同名のプリンなんかもありました。淡路島の牛乳使用とあります。そ言えば途中で牛舎特有のあのカホリを嗅いだような気もするな。

ま、普通のコーヒー牛乳でしたが甘くなさすぎて良かったです。
店先でパンと牛乳食しておりますと、

それが昼食?折角淡路まで来たのに、それで済ませちゃっていいの?洲本まで行けば幾らでもお店あるのに(残念なお方…w)。

ってランドヌールから言われる。それもそだな…
咄嗟に「ノープランなんッスよ」と即答してしまったが、プランが無い訳ではない。昼食か?と言われれば微妙だが…

パンと牛乳食べ終わり、次へ向かう。
次はフォトチェックポイント2、洲本城。
看板とバイクを撮影しろと。

PC1からは近かったですね。

通過チェック2 洲本城
通過チェック2 洲本城

通過チェックとしては↑の画像を撮るだけで良かったんだけど、折角の遠征なのでお城まで上がってみることに。

お城見学会
お城見学会

石垣の積み方や規模感からしても歴史あるお城感。
あ、お城に関しては全く無頓着な男が口から出まかせ言いました。

もちろん城内ではバイクには乗らずに押し歩きです。そのためにクリートカバーも持って来てますし。

本丸
本丸

洲本城本丸。かなりカワイイ感じ。
残念ながら本丸の中には入ることはできなかったですね。
自分の他にも数名のランドヌール・ランドヌーズが訪れてました。

で、ここからの眺めが良かったです。

洲本の眺め
洲本の眺め

抜けるような青空、凪いでる大阪湾、眼下に広がる洲本の街並み。
時間を惜しまず登ってきて良かった。
とは言えゆっくりし過ぎてもイケないので、次に行きましょう。

洲本市街地でお会いした方が素敵なサコッシュを提げておられましたw

至適サコッシュ
至適サコッシュ

いつも心に非常用袋を。
そう言われてる気がしました。

さて、事前に休憩ポイントとして決めてたお店はキューシート19コマ目、栄町2丁目東交差点の左折ポイントのところにある。

ココだ!

予定済み甘味処
予定済み甘味処

ストビューでたまたま見つけたお店。
かき氷専門店 紺屋さん。
かき氷だけで年中営業できる店って無いだろ、甘味処ならアレもあるんじゃね?って見ているとやっぱりぜんざいもあるとな。これは寄らねば!

店先にバイクを立て掛け「ぜんざいってありますか?」って店内に声を掛けるとお店の方は一瞬驚いた感じだったけど、やってるよ♪って頂けたので注文して店内へと

お品書き
お品書き

しばし待ってる間にほうじ茶を急須で出してくれて暖まる。
ガラス窓の向こうにはエディオンがデカデカと建ってて、手前の交差点は順次ランドヌール・ランドヌーズが走り去って行く。またも最後尾に落ちただろうな。ま、えぇよ。時間は(多分)あるんだろうし。詳しく時間計算してない。

餅を焼く香りの後、しばらくして供されてきました。

自家製ぜんざい
自家製ぜんざい

店主さんいわく、あんこは自家製で炊いて餅も自分とこでつく。と、こだわりの品。冷えたカラダにはこの甘味と暖かさがご馳走です。お代わりしたい。若しくは別メニューの焼きもち所望。

食し終えた後、どこから来たの?この時期に淡路一周とか寒いでしょとかあれこれとお話ししまして、夏季は自転車乗り向けにポンプやパンク修理道具も用意してるんですよ。って。
カンニング竹山似の店主さんはとてもいい人でした。お世話になりました。

ここまで105キロ。現在時刻14時半。
後半戦につづく。