BRM1024龍馬に会いに行こう600km!試走-後半

前半より続く。

寝たのは恐らく午前0時少し前。
スマホの目覚ましアラームが鳴ったのは午前2時。

たったの2時間しか寝てないじゃないか!?
って?

え?2時間「も」寝たじゃないですか!ベッドの上で!風呂も入れたし!
ランドヌールの疲労回復にオフトゥンの威力は強大過ぎます。

いいないいな 人間っていいな あったかいお布団で眠るんだろな…

そう、布団で眠れるのは人権です!
人権あるブルベを目指すAJ広島!w

そそくさと起き出し、前夜コンビニで買ってきたパンを缶コーヒで流し込み、2日目のジャージに着替えドアを開ける。

ほんの数時間前にチェックインしたホテルのカウンターでチェックアウトを済ませ、下階の駐車場へと…おぉ無事にMyチャリは居るな。
どっかの誰かがBRM途中で宿に入ってるスキに盗られたってハナシも聞いたことあるからな…

2020年10月11日午前2時40分
高知駅前大通りの様子がコチラだ…

2日目の天気予報は雨マークもなく、現時点では風も感じず、素敵な後半300キロライドになる予感しかない。

さぁ、行くぞ!待ってろ道後温泉!!

視線を感じてふと横を見るとコイツらがいたw

意外とちっちゃいな、ドキンちゃん。

なるべく楽しく暮らしたい お金はたくさんあるのがいい
おいしいものを食べたいし 遊んで毎日暮らしたい
そんな私よ ドキン ドキン
わがままなのよ ドキン ドキン ドキン♪

いや、そりゃ誰だってそうだよ。
ワイだって好き好んで会社に毎日行ってる訳じゃないんだから…

カチッとクリートを嵌め、最初のチェックポイントへとペダルを回しはじめる。
ここから目指す最初のポイントは近い。
桂浜におられる龍馬さんのところ。距離はたったの12キロ。

3時半到着w
293キロ地点

高知と言えば桂浜の龍馬像。
通過チェックはその桂浜公園駐車場の案内看板に書かれている龍馬さんと自転車のツーショット。

ちょっと離れた丘の上に立つ坂本龍馬像への訪問は各自判断によるオプショナルツアーね。

ま、自分はそのオプショナルツアーに参加した訳なんですけれどねw

高知・桂浜と言えば、何年か前のBRMでの出来事を思い出すな…
その日のBRM開催でもここ桂浜を通過チェックにしてて、深夜にランドヌールが入れ替わり立ち替わり訪れていたんだ。
で、その夜に園内の施設にドロボーが入ったらしく、現場に駆けつけてた警察官が、何度も何度も訪れる自転車乗りに気がついて、ランドヌールののひとりに職質したんだって。

「さっきから君は何度も行ったり来たりしているが、どうしてなんだ?」

ってw

「え?僕、初めてここに来ましたけど、何か???」
いや、同一人物じゃないっすからwwww

参加者さんからこの出来事を聞いて笑った笑った。
PCコンビニに居ても職質された頃もあるしね。

夜に走ってると、毎回その事は思い出すね。
そろそろ真夜中に反射ベスト着て走っている自転車乗りの存在も認知されている頃だと思いますがね。

そんなことを考えながら高知・桂浜を折り返し四万十方面を目指す。

この海亀さん親子とも、もう何度も逢ってるね。
いつも笑顔で出迎えてくれてて嬉しいよ。大概は真夜中なんだけどね…

真っ暗な道を淡々と走る。
大きな街は少なく、民家が点在する小さな港町のような町を幾つか見送ってきた。
どこかの駐車場の脇にトイレがあったので借りた。と、ここで気がついた。しまった!Brytonのスタートボタンを押すのを忘れてた。50キロほどのGPSログが取れてない。
あーあ、何やってんだよ自分…
気を取り直しスタートボタンを押して出発。

5時半
左後方の空が明るくなってきた。

夜が開けるな。
場所は須崎市だ。ここのセブンイレブンがすごい。

店先駐車場にセブンイレブン専用の救命艇が置いてある。

高知は凄いよ。南海トラフ地震発生への対策を真剣に行っているよね。

そして間もなくの5時50分。332キロ地点。
次のPCが非常に非常に分かりやすく見えてきた。

店舗屋上に光り輝くしんじょうくんが立っているローソン須崎かわうその里店だ!
ここ須崎のマスコットキャラクター「しんじょう君」。新庄川に住むカワウソをモチーフにしているらしいが、この推しはすごいな。

新幹線に乗っているしんじょう君。
え?高知に新幹線走ってましたっけ???あ、誘致したいってことね。

しかしまぁ…
ガソリンスタンドの上にでっかいポンタ君が乗ってるのを見たことあるけどね。

店内も…

キッズスペースにも…地元LOVE。
でもここのローソンでは買い物せず!w
画像だけ撮って次行くわすまぬしんじょう君。また会おう!

6時
しんじょう君に別れを告げてスグにこんなお店を発見!

いあ、マジで事前にリサーチしていた店ではなく、本当に偶然に見つけたお店だ。
「おむすびと玉子焼き」
「おむすびと玉子焼き」
「おむすびと玉子焼き」← 大事なことなので3回言いました

このコトバの響きになびかない男子がどれだけ居ようか。

お店に入ってみた。
小さなスーパーみたいな店内。
ウリはもちろん玉子焼きとおむすびの入ったパック弁当。
その他にもちょっとしたお菓子やおつまみ、ドリンク類が売られていた。

で、買ってきたよ「おむすびと玉子焼き」。

おむすびのタネは何味だったかなー…
もう忘れちゃったけど、どちゃくそ美味しかった!
玉子焼きもふんわりとしててダシが効いてて美味!

店頭で立ったまま食べているとお店のおばちゃん出てきて、

「ごめんねー、コロナ無かったら店の中で食べてもらえるんだけどねー」

って、確かに店内にちょっとした食事スペース(イートインとは言えない)があったな。

「いえいえ、ここで十分ですよー」って咄嗟に返すのが精一杯だった自分、語彙力なさ過ぎやでorz

夜も明けたことだし、朝食も食べまして、いよいよここから本調子!

夜明けの太平洋を一望できる場所に来ました。

太平洋にしては穏やか過ぎるじゃないか、今日。
太平洋のイメージ = 荒ぶる波しぶき。東映映画のオープニング!
そしてここから先、待っていたのは登坂に次ぐ登坂。

さっきまでの平地は…さっきまでの太平洋は…ありおりはべりいまそかり…
もうずーっと登ってるんですけれど…

語尾の「りゅう」って何だよ。
広島で言うところの「渡りよるで」ってことかよ!

ここの登坂、七子峠って言うんだが、後で聞いたことろに

須崎から四万十に抜けるに不可避な峠

らしくw
名前がどっかのコンビニみたいなのもちょっとイラッとするじゃねぇか…

8:20
ここで自分が引いたRWGルートに最大の欠陥があることが判明。

ガーミンがこの自動車専用道路に向けて突っ込めと指示してくる💦
四万十町西IC。

いやいやいや…そこ入れんし…
ってか、思い出した。

ここは、さっきのかわうそローソンから100キロ何もない区間だったわ!

600キロBRMのキューシートで1コマの区間が100キロって、なかなかレアなよね。ルート引いた自分でも笑える。

9時すぎ
土佐佐賀と言う地を過ぎる。
区間100キロは流石に長いが、海が見えてきて景色の変化もあって気持ちいい。

しかし、この辺りから変化が出始めた。

風が強くなってきやがった!

台風の吹き戻しってヤツかぁ!?
フォローなら大歓迎なんだが、激しくアゲて来やがる。
グヌヌ…昨日は風は無かったが今日はキツイな…

そして、太平洋は太平洋らしい姿を見せてくれている。

何だよ、やっぱり荒ぶる太平洋じゃねぇかよ…

そんな本日のこなき。

強いアゲンスト風にもメゲずにクールさを装っておりますが、伸びたヒゲがオッサン臭をイメージさせてキモイですね。

土佐黒潮町と言うことろにきました。
ここにもあります津波避難タワー。

着実に「いつか来るその日」の準備が進められててスゴイ!

この辺りの海岸…もう言うことないですね。

すげぇ荒波の中サーフィンしてる人、多数。その海岸には「遊泳禁止」の看板が。いやいやいやぁ~…あんたら死ぬで…日頃、瀬戸内海しか見てない者にとっては、この荒波の中サーフィンするなんて…雨の降りしきる午前2時の山の中、カッパ着て自転車漕いでるのと何がどう違うのだろうかwww

そんなこんなで区間100キロを向かい風に喘ぎながら走り、ようやく到着しました宿毛(すくも)。
宿毛駅前のこの花柄模様の前がフォトチェックポイント。

時刻は11時35分。430キロ地点。
はりまや橋が281キロ地点だったので、今日は150キロほど走ったところ。
時刻もちょうどお昼なので近くのコンビニで昼飯とするか。

こんな何気ないブルベあるあるな画像を撮っているようで、もしかしたら宿毛の通過チェックは駅前ではなく、ここのコンビニにするかも知れないな…と思いつつ、向こうにGSが入り込むように意識しつつ撮っているんですよ(スタッフあるある)。

そそくさと補給を済ませ、宿毛を後にする。
この先向かうのは愛媛・宇和島。

そして宿毛から宇和島の間ってのは鉄道がない区間。DNF不可エリアだ。

愛媛県に入ったら道路に大きな変化が現れる。
愛媛は自転車乗りファーストな県なので、もう広島とは全然ちがう。
古い車道トンネルでトンネル内の幅が狭く、しかも距離がちょっと長めだと、車道トンネルに隣接して歩行者・自転車用のトンネルをぶち抜くんだぜ!

これが広島県だと、古くてトンネル内の幅が狭く、しかも距離がちょっと長めだと、トンネルの入口に押しボタンがあって、それを押すとトンネル入口に警告灯が点くってその程度なんだぜ。クッソお粗末じゃろwwww

やぁ~、愛媛スゴイわ。伊達に「愛がある県」を名乗ってないな。
自転車乗りが移住するなら愛媛一択だわ。
高校生の自転車通学用ヘルメットは無償配布されるんだぜ。
こんな県、他にあるか!?
そして何故か、松山市内の学生が乗る自転車はブリジストンのロココと言う車種ばかりと言うねw

そんなこと考えでもしなきゃ、やってらんねぇくらい向かい風は継続中。
踏んでも踏んでも時速13キロくらいしか出ない。

これはマズい。

高知市内で余裕ぶちかまして散財してたのは何処へやら…貯金は底を尽きつつある。気持ちは焦るが自転車は前に進まない。焦っても仕方ない…ちょっと休憩するか。

公園みたいなのがあったので立ち寄り、自販機でジュースを買う。
14時前 須ノ川公園

宿毛駅からここまでたったの35キロだが、とても長い距離を走ってきたような気がする。

ここまでトータル466キロか。残りはあと140キロほど。
アベ20km/hで計算すると7時間。今の時刻は14時。
ってことは順当に行ってゴールは21時頃になるか…

昨日の6時スタートからの40時間で今夜の22時が認定リミット。
しかし相変わらずのこの向かい風。貯金はどんどん減ってきている。
かなり厳しい。DNF感強まる。
今回、コロナ対策で途中の通過チェックは時間設定してないだけに、途中コンビニでのタイムオーバーは無いものの、最後の最後まで走ってタイムオーバー、認定外完走ってオチになってしまいそうやないか…

加えて、ケツの皮がすっかり売り切れててサドルにまともに座れない状況にもなっている。コロナ禍であんまり乗れてないツケがケツに来てる始末だ。

すっかり弱気になったTweetをかましてみる。

チッ…
どいつもこいつも他人事だと思いやがって…
手当たり次第に聞こえの良いコトバばかり並べてんじゃねぇぞ…
嬉しいじゃねぇかよ!w

DNFするなら宇和島か…宇和島なら30キロもないな…1時間半ってとこか…
1時間半走れば、この苦行から解放されんのか…
そっか、じゃあ宇和島まで走ってそこでDNFって輪行で松山まで戻れば、今夜は坊ちゃん湯にマターリ浸かって極楽気分だな(^^♪
(すっかり終わってる気になってる自分)

宇和島まで1時間半、宇和島まで1時間半、宇和島まで1時間半…
そう思えば気が楽になった。ノリノリで漕ぎ始める。
宇和島で17時過ぎてたらDNF輪行→坊ちゃん湯だな♪
風は相変わらずだが、気分はさっきまでより全然違う。ノリノリだ。
(すっかり終わってる気になってる自分)

15:22
宇和島南ICのこの交差点を右折するのがいつも難しいこの地点。

横断陸橋を渡らなきゃ右折できないんよね。
でも、ここまでして自転車乗りに愛がある愛媛県。
広島の自転車乗りの間で悪評高い阿品台の陸橋とは天と地ほど違う。

ホンマに阿品の陸橋はサイクリスト殺しよ。行ってみ。

そんなこんなで、宇和島つきました。
敢えてマクドナルド前を通過させるルートを引いたんだが、当の自分は立ち寄らないと言うねw

時刻は15時半。490キロ地点。
残り110キロってことは、アベ20で5.5時間。21時にはゴールできる!?
(← さっきと変わってねぇじゃねぇかよ!)
宇和島で17時過ぎてたらDNFって思ったけれど、これは行けるんじゃね?

しかもさっきまでの強風は収まりと言うか、走行方向が変わったから若干のフォローにも感じられ、一気にこれは行けるんじゃね!?テンションが上がる。

ってことで、DNFは却下。
宇和島駅を左手に見つつ、次のポイント、鬼北を目指すことに。

その鬼北に向かう途中、こんなヤツがいた。

おい、お前!そのポーズは…

アンナちゃん演じる『落胆のポーズ』(久しぶりッ!)
いやいや、まだ諦めるには早いゼ。
鬼北の鬼の所を目指しますゼ!

途中、ON&OFFさんの前を通った。

5年前の一宿一飯の恩義は忘れておりませんが、今は急ぐ身。
この時も庭先で皆さんでBBQやられてましたが、素通りのご無礼お許しください。

17時
陽が傾いてきた。

残り100キロほどと思う。
残り5時間。
単純計算で22時ゴール?
ギリギリ隊として出来すぎた計算だが、計算通り行くかどうか…
山あいをゆるゆると登り行く。

17時20分
7番目のフォトチェックポイント、道の駅 日吉夢産地に到着。
ここまでトータル527キロ。
ここの通過チェック撮影の指示は「敷地内の[柚鬼媛母子像]と自転車を撮影しメール送信」。
有名な海洋堂作の母子像はリアリティとエロティシズムを織りなし、オタク趣向のない自分ですら、さながら「現代のミロのヴィーナス」とでも言える佇まいを感じざるを得ない。

貯金は少ないぞ。
ドリンクを補給し、そそくさと走り去る。

日吉夢産地を過ぎ、少し登った先から内子町までは下り基調だ。
ここが稼ぎ時!がむしゃらに 回せ、回せ、回せ!
「ってか こなきさん、スタッフの姿しか見てなかったから分からなかったんですが、めちゃ走れるんですね!」とは熊本Flecheの時のアンナちゃんのセリフだが、そんなことを思い出しながら踏みまくった。

内子町まで降りてきてガーミン見ると560キロほどとなっている。
時刻は19時。残り40キロを2時間か。まぁまぁじゃの。

19時すぎ
ちょっと休憩しとくか(根拠のない余裕をブチかます)。
内子のファミマに入り小休止。

Twitterで自分の所在を気にしてくれている愛媛県内のランドヌールは、この画像をUPするだけで自分の居場所を特定できてしまうんだろうな…
との目算もありつつUPしたら、やはり特定されてしまってたと言うねw

この後、上のTweetで居場所を特定したAKIRA氏が沿道で待ち構えていてくれて、少し喋って元気を貰った。ありがとうございます(><)/

伊予から松山の市街地に入り、信号峠に時間を削られながら知り慣れた松山の道を行く。あと少しだ、あと少しだ…あと少しと言いながらもなかなか松山城までたどり着けない。

松山の繁華街を抜け…

21時40分
ゴールポイントである、道後温泉・坊っちゃんカラクリ時計到着。
ここにもAR四国ジャージを着た人が2名w
たぁにゃん氏とKURO氏が待ち構えていてくれた。

ありがとねー。
ポンジュースの800mlペットボトルと みかんゼリーのパウチのヤツを2個頂いた。めっちゃ荷物になったけどありがとねーw

完走証明の画像を撮り、この後は道後のホテルはチェックイン松山だと告げると、ここからちょっと離れているので場所案内しますよと鬼引いてくれた💦
ありがとね。また愛媛来た時、呑みましょう。

しかし、このホテルは道後温泉の湯を引いている大浴場があると書いていたので選んだが、繁華街のど真ん中に位置してて、お約束の客引きが多くてまぁまぁ↓↓↓だわ。

ホテル前で輪行袋にチャリ納め、風呂入ってサッパリし、晩飯食いに行くも23時過ぎててどこもやってないので、コンビニ飯で我慢我慢。

翌朝はソーシャルなディスタンスを保ちつつモーニングを頂く。

まぁ普通のビジホのモーニングよ。
あ、この日は月曜だけどリーマン特権の有給取得済です。ハイ。

食ったら帰りますかね。

(↑お約束のロココ)
ホテル前で輪行解除していると、声を掛けてくる見知らぬ男性あり。企業の経営者っぽいその男性は、何でもクロモリのオーダーフレーム車を持ってるんだ。って言われてた。

ブルベとは言わなかったけれど、一昨日からここまでのルートの話をしてしばし盛り上がった。ありがとうございます。

さて最終日の皮算用は、今治まで自走してフェリーで今治→岡村港まで乗船して、とびしま海道で帰宅しようかと思ってたんだけど、ケツの皮の入荷がコロナ禍の影響で遅れててケツが痛いので、そのまま松山観光港から呉港までフェリーで帰ることを選択した。

愛がある愛媛県の県庁所在地、松山。流石だ。
車道に下図のような自転車走行レーンの確保は当たり前。

市内をちょっと走ってみたところ、松山城近くの歩道には「自転車はゆっくりと」と書かれたプラカードを持ったおばちゃんがあちこちにいる。
すげーな、愛媛。こんな活動してるところ見たことないよ。

自転車の活用を積極的に進めている愛媛県ってスゴい。
さすが聖地を有するだけのことはある。うん。

そんなことを思いつつ、松山観光港まで走りフェリー乗船。

順当に帰宅しまして、夜は奥さんが慰労してくれた。

そんなこんなで600キロブルベの試走完了。


2日目のルート概略

開催日の2週間前から開催日までの間に行うことができる、認定試走はこれで完了。開催日当日に走らなくても完走認定したことになる。
開催当日に台風影響などで当該BRMが中止になった場合、試走はムダになっちゃうんだけどね…

そんなこんなで開催された2020年_AJ広島BRM1024呉・高知600kは
エントリー=40名
DNS=13名
DNF=5名
完走=22名
と言うリザルトで終えることができました。

当日は雨は降らなかったものの、夜間の冷え込みが激しく相当キツかったようです。本当にお疲れ様でした。
各位のメダル発送する作業にも、ひとしおの想いを込めて発送させて頂きました。
と、言うことでこのブログ記事を書いたことで、自分の中でのBRM1024がようやく終わりました。

2021年はコロナがどのようになるのか…
2月中旬となった現在でも国内各地では緊急事態宣言が出ている状況。
ワクチン接種が広まり医療面での不安が軽減されれば、また元のような暮らしに戻れるのか…そんな日はいつになるのだろう。出口はもうすぐそこに見えているように思うんだが….

BRM1024龍馬に会いに行こう600km!試走-前半

昨年の記事をUPしますわ(笑)

2020年10月10日(土)
2週間後に控えた600kmブルベ、BRM1024呉・高知600km〜龍馬に会いに行こうの認定試走に行ってきた。

折しもこの試走を予定していた週末、シャーマンに導かれるように四国地方に向けて台風が接近中であった。

おいおい、ガチで強風圏内じゃないか。
黎明期のブルベでは台風の中、打ち寄せる波しぶきを被りながら完走した!なーんて話も武勇伝として伝わっているが、今の時代にそれやると単なるバカだから、天候次第では試走はできんかも知れんなぁ〜…

って思っていたが、前日には台風が逸れた。よし!

よしよし、これで試走行けるな♪
Roubaix初の600kだ。どんな旅になるのか、とっても楽しみだ。

台風接近が無ければ事前に着替えのウェアを高知のホテルに送りつけておきたかったんだが、台風DNSの可能性があったので着替え送付は見送った。なのでウェア類を入れたdeuterのリュックを背負っての出発となってしまった。リュック背負っての600kってのも初めてだな。

6時
奥さんにクルマで送ってもらって、スタート地点であるアレイからす小島に到着。

夜明け空がめちゃ曇ってるのが気になるが、天気予報を信じて行くぞ高知!待ってろ龍馬!!

 

最初に目指すは尾道。勝手知ったるさざなみ海道を東へ。

もう迷いしろなし。単純に海沿い道を淡々と走るのみw
なのでまだガーミンの出番は無し!

10時20分
尾道到着ここまで85キロ。

特筆すべき事項なしw
渡船近くのコンビニで補給を入れてから船に乗る。

いつものように、あっと言う間の尾道渡船乗船。
もうしまなみ海道も勝手知ったるよね。
アスファルト上のブルーラインに従って淡々と走るのみ。

と、思いきや、いきなりの想定外発生!!
序盤の赤い橋の下が通行止め!

って、実はちょっと前にしまなみ走ってて、ここが崩れてて通れないことは知ってた。試走時には復旧してるかな?って思ったけど、まだまだ時間掛りそうね。1024当日も迂回だな。

その迂回案内が何とも昭和。

手作り感w

少し行った先の橋の上から、左手に建設途中の橋が見えた。

あれか、岩城橋
早くしまなみ全域の島々と連結できたらいいね。走りに行きたいもの。

そして定番の塩ソフトで休憩。

まぁ特にコレと言って特筆すべき事項のないしまなみ海道ですが、コロナ影響で人出も少ないのかなと思ってたけれど、レンタサイクリストはまぁまぁ居ました(流石に外国人さんの姿は無かったかれど)。

そして最後にして最長の来島海峡大橋。

この時が一番天気良かったね。
まぁスルスルと走りまして四国到着。
サンライズ糸山のところでガーミンの電源ON。センセ此処から世話になるゼ。

しかし、四国に入ると天候が怪しい。遠くに見える石鎚山も今日ははっきりとしてないな。そしてこの後、あの雲の中を通り抜けるて行くのかと思うと、こちらの気持ちもどんよりと雲行きが怪しくなってくる。

今治から高知に抜けるまでの間のどっかでフォトチェックポイントを設定しなきゃなんだが、どっか良いポイントはねぇかなぁ〜…

西条市あたりで鳥居があった。

ん〜…
反対車線だなぁ〜…
こちら側車線ならここをフォトチェックに設定しても良かったんだがな…

特にコレと言った特徴的な建物やオブジェも見つけられないまま、想定していたフォトチェックポイント、ファミリーマート西条加茂川店に到着。
ここまで190キロ。時刻は16時半頃だったかな。

ファミマに入って補給食を漁っていると、どっかで見覚えのある人がこちらをじーッと見ている。

あ、IKE3さん!

近所なんですよー…なんて言いながら、わざわざ迎撃に来てくれた。嬉しい(^^)ありがとう。いつもAJ広島開催BRMに出て頂いているIKE3。今日は立場が逆ですね云々…束の間の立ち話でしたが嬉しかったです。ありがとう元気貰えました。今度、こっち来たら近場で泊まりますんで呑みましょう。

補給してちょっと休憩。
あ、ちゃーんとマスク持参してますしレジでは「イートインで」って告げて消費税払ってますから。

さぁーて、こっからいよいよ山脈越えだ。いつもの寒風山トンネル目指して行きますか!

寒風山トンネルを経て高知に向かう国道194号にはそらやま街道って名前が付いてんだな。

だったら高知→そらやま街道(90k)→しまなみ海道(70k)→やまなみ街道(190k)→松江で三街道巡る400kとか出来そうだな。AJ広島で202x年に開催予定w!!!

そんなことをぼんやりと考えながらゆるゆると登って行く。

忘れなベルト。
る抜きは愛媛の方言だろうか。そしてこの辺りから雨がポツポツ降り始めていた。

気温も徐々に下がって来てはいるが、登坂中なので寒くはない。
寒風山トンネルの中も緩やかな上りなので、レインを着込むならトンネルを出てからだな…

雨でイってしまわないよう、ガーミンをコンビニレジ袋で覆う作戦決行中。

もうじき高知?
もうじきって、あと何キロですか、何時間ですか。
教えてください 海は死にますか 山は死にますか…

そしてもう何度見てもこの界隈の渓流の美しさよ…

どんどん走ってって、どんどん標高上げて、どんどん気温下がって、どんどん雨足も強くなってきやがった。

18時まえ
みんな大好き寒風山トンネル到着。

通り行くクルマもまばら。
さぁて、5.4キロのトンネルを抜け行くか。

トンネル内は暖かくてちょっとホッとできる。
ゆるゆると登りまして高知側に出た。

雨。つよし。

ここからは急激にくだるんだが、この雨だと冷えるな。
横着してレイン着ずにくだり始めたが、やはり寒い。
これはちょっとマズいなー。どこかで停まってレインウェア着込まないとな…
と、思ってると道の駅が見えてきた。

道の駅 木の香

ちょっと寄って行こう。

夜の道の駅。
店舗は既に閉まってて人も少ない。
自販機で暖かい飲み物を飲んで少し休憩。
レインウェアを着よう着込んだら、さぁ高知目指すぞ!
(寒風山トンネル抜けた時点で既に高知県には入ってるんだが…)

再スタートしてすぐに、ちょっと長めなトンネル(本川トンネル(1.3キロらしい))を抜けると雨降ってない!
何だよ、たった5分しかレインウェア着た意味無かったじゃないか…

その後も一本調子でそらやま街道を走り行き、高知の市街地に入ってきた。

もちろん自分で引いたルートなので事前に知っていたとは言え、実際に目で見るのは初めての光景。

わかる?
路面電車の線路。

広島の路面電車の線路は車道の真ん中にあるじゃん。

一方、ここ高知の路面電車の線路は車道の片側(左横)にあるんだ。
すると自転車乗りとしてはどうなるか…

自分のま後ろから電車が迫って来る訳だ!

おぉ〜!ちょと怖〜い!!これは新鮮!!!!

不思議な感覚だ。
電車は小さな音でポロンポロンとチャイム音を鳴らしながら近づいてきて追い越して行った。

ここでは車道の左側にある個人宅や商店に行くにも線路を横切る訳だ。
これは不思議な感覚だわ〜。面白いぞ高知。

そんなこんなで高知市街地のど真ん中を走り行き、到着しました!次のフォトチェックポイント。

そう!かの有名な観光スポット「はりまや橋」。
高知市街地のど真ん中。
これはフォトチェックポイントとしては秀逸だよね。

ここまで281キロ。
現在時刻は21時20分。

目算では「はりまや橋到着が22時頃に入れれば良いな」…と、思っていたのでここまでは上出来である。

思惑通りに到着できたので、600kブルベならではのお楽しみ(?)ホテルでの仮眠です。
ブルベでの200k、300kは寝なくても走り通せるし、400kは27時間リミットなのでおちおち寝る時間は無いけれど、600kになると40時間なのでまぁ朝までぐっすりとは言わないものの、一応はホテルに入って寝ることは可能だ。
あ、走力ある方は朝までぐっすりですよね、ワカッテマスワカッテマス…

ブルベ黎明期は「ホテルに入るなんて、それは本当のブルベではない!」みたいな風潮がありました(よね?)。でも今は600以上ならホテルに入るのも普通な時代に進化しました。なのでコース設計する側としても300k〜400k区間に宿泊可能な施設がありそうな大きめの都市部を通過させるように敢えてルート設計するようになってきていますね。

「広島さんは夜に山の中通して仮眠ポイントが無いんですよねッ💢」なんて言われたのはいつの話ですか?w

今回、自分もホテル取りました。高知市街地の中で。
数あるホテルの中ではやはり「部屋の中に自転車をバラさずそのまま入れることができるホテル」を探す訳ですが、なかなかそんなホテルってまだ珍しいじゃないですか。

もちろん輪行袋に入れればどのホテルでもOKなんだけど、いちいち袋入れるのは面倒だし睡眠時間のロスにもなる。

そこで今回自分が選んだホテルのポイントは、下の画像のように「2階がフロントになってて、1階部分が駐車場になっているホテル」。都市部に多いよね。

この画像はGoogleストリートビューから切り出したものなんだが、左の階段の下の奥の辺りにそっと自転車を停めることができるんじゃね?
22時頃にチェックインして午前3時頃にチェックアウトするならひと目にも付きにくいから防犯上も、まぁ大丈夫じゃね?
って目算。

そしてなにより、今回使ったのは高知駅前の「ホテルタウン駅前」ってホテルなんだが、楽天トラベルで探してて驚いた!

最終チェックインが28時!? ってことは午前4時か!
万一何かトラブって到着が遅れても28時までに入れればOKなんて、これは非常に心強いじゃないですか!決定です。

そんな理由で選んだ今回の宿泊ポイント。
現地到着し、目算通りの場所に自転車を停めチェーンロックし、チェックイン完了!荷物を部屋に入れて、近所のコンビニに食料調達しに行こう。

高知駅だ。この角度からは見えてないけれど「土佐三志士の像」がすぐそこにあるんが、今日は訪れる余裕なし。

部屋に戻って風呂入って、メシ食って、明日の朝の目覚ましをスマホにセットして速攻寝た。

ここまでのルートをザックリとGoogleMapsのタイムラインで…

後半に続く。

ガンダム400試走

もう3ヶ月も前のことブログ書いちゃいますね…

コロナ禍で国内ブルベも自粛が続いて8月末まで開催なし。からの9月から再開。
それに先駆けBRM919東広島・岡山400kmガンダムに会いに行こう!の試走を盆休みにしておかなければ。

400キロってことはリミット27時間。朝出発すれば翌日の正午くらいまで走り続ける計算だ。ってことは、3連休あたりで走ときたい。
ってことで8月14日スタートで試走しとくしかないだろ。

車載を済ませ、自宅を出たのは7時。

東広島駅前のコインPにクルマを停め、近隣のスタート地点にGo!

本日の装備は600でもイケる仕様。近々に高知600の試走もあるので、それに向けての装備確認の意味も含む。ってことで、ちょっと過剰気味な装備。

本日のスタート時刻は8:00。しかし開催日の2週間よりも前での試走なので、完走したとしても当該BRMの認定資格にはならない。まぁ、今年はSR獲る年ではないので一向に構わない。

ルートはガーミンに入れてるし、3月頃にクルマでルート巡回してるし、序盤は勝手知ったるいつものテリトリー内なのでルートで迷う心配もない。

さぁて、行きますか!
椋梨ダム横の登りを快走し白竜湖へと。

9:52
39km フォトチェック1である、道の駅 よがんす白竜に到着。

コロナ自粛ってことで、この駅を訪れている人もまばら。
しかし今日は暑いな。まぁ8月まん中。暑いのも無理もない。
自販機ジュース1本だけ飲み、すぐに出発だ。

10:18
三原方面に向かう三叉路分岐。

もうここも何度も通っているな。昔の広島BRMは福富の道の駅スタートで、そこをスタートしてしまなみ海道に至る際にはここを良く通っていたな。
(帰路は仏通寺の地獄坂だったが…)

しかし今日はいい天気だ。両サイドの水田は緑そのもの。そしてどこまでも続くかのような道。めっちゃ気持ちいい。

気が付くと路面にこんなペイントが。
フルーツコースか…あれだよな、いまいち人気のない、やまなみ街道サイクリングルートだよな。今度走りに行くわ。って、9月21日に走ってきた訳だが。

11:11
福山の手前、府中に向かう御調(みつぎ)界隈で暑さがスゴイことになってきた。

brytonの気温計が39℃に!
34℃くらいは見たことあるが、39℃とは!

しかしその後も、容赦なく気温は上がって行く

まさかの40℃キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!
さらにさらに…

正午前には42℃表示!
これは運動してはいけない気温では(;´Д`)

そして画像には撮ってないが、この後の最高気温は44℃!!

もちろんそれは知ってるし、その対策も万全だ。
今日は先ごろ導入した超薄手のヒルクライムジャージ。汗抜け抜群。そしていつも定番のダブルボトル。ひとつのボトルはドリンク用。もうひとつは水を入れて頭からかぶる用。
しかし頭からかぶる用の水もとっくに湯になってしまっている(;´Д`)
頭に湯を掛けながら走るが、流石に限界だ。

自販機を見つけて止まり、キンキンに冷えた水を頭から掛ける。
震え上がるほどに急速冷却だ!

12:00
87km フォトチェック2 リサイクルショップ JUNK堂駅家店到着。

ここのチェックは店頭に置いてあるアンパンマンと自転車を撮影することだ。
Googleストリートビューでこのアンパンマンを見つけた時、あ、通過チェックはこれだな!と即決だった。
開催当日の店員さんが「なんで入れ替わり立ち替わり自転車の人がアンパンマンパンを撮影して行くんだろうか?」って気がついたかどうか…

途中コンビニで補給しつつ広島県を出て岡山の井原を走り行く。

気温は相変わらず40℃以上を維持したままだ。

事前のルート確認で「どっちみちクソ暑いんだからどこかの川に入って泳いじゃおうか!?」ってプランもあったんだが、その目当ての場所に到達してみると河原は石ゴロゴロだし水も少ないしそんなに綺麗でもなく、とてもドボンできる状況ではなかった。残念。道の駅で涼んだりして我慢だ。

しかし暑さは確実に体力を奪っている。それだけは間違いない。
そしてそろそろ限界に近づいていることは、自分自身が十分に分かっている。

限界突破できるほど若くもない。
熱中症直前のあの寒気はもう経験したくない。
人里離れた場所で行倒れては命にかかわる。

高梁の街を抜け、ループ橋を登って行くが、もう無理だ。暑さ限界。しまった高梁市街地で休憩を入れるべきだった…本当に限界だ。ここの登坂もなかなかに攻撃力が高い。フラフラになりながらゆっくりと登って行く。

ループの途中が次のフォトチェックである。そこまで行ってDNFか。
仕方ないな、高梁なら輪行で帰れる。
フォトチェックまで行って自販機でもあれば先に行けるが、何もなかったらこの坂道を下って戻ろう。そう思ってた。

16:00
フォトチェック3 高梁市ループ橋展望公園に到着した。
ここまで143キロ。

悲報。自販機なし。何もない。
ぽっとん便所があるだけだ。
そしてもう一つあるのは絶望。

オーマイガッ!
寒さDNFってのは経験あるが、暑さDNFってのは初めてだな…まぁ仕方ない…

と、思ってた矢先…ぽっとん便所の横に大きな石があるのが目に入った。
その石の真ん中からは水が涌いていた。

気付くと同時にシューズを脱いでいる自分がいた(はずだ)。

前日の雨のでだろうか、水は少し濁っている。水が湧き出ている周囲は土色の付着物あり。近隣の山水を導いているんだろう。とても飲用はできないが、十分に冷たい。これはいい!

オアシス
そう、これはオアシスだ!

ラクダの背で揺られるアラブの旅人が砂漠の真ん中でオアシスを見つけた時の気持ちがいまの自分には理解できるぞ(何じゃそりゃ)。

汗ばんだ靴下を脱ぎ、足を冷やす。
ボトルを使ってカラダに水を掛ける。これは生き返る!

良かった。本当に良かった。
この水が無かったら、本当にここでDNFになっていた。
こんなチャレンジングな巡り合わせもブルベならではの醍醐味と言えるのかも知れない。オススメはしないが。

30分はここで水遊びをしていたんじゃなかろうか。
すっかり生き返った。よし!行ける。
この暑ささえ超えれば今日の難関は無いだろう。

すっかり正気を取り戻した。
湧水に別れを告げ、右足のクリートをはめる。
よし行こう!

16:40
ループ橋を登りきったところに展望台があった。振り返れば高梁の街が見える。あそこに戻ることは無いな。

しかしこの界隈補給ポイントは無い。ボトルはもう随分と空っぽのままだ。
自販機すら見当たらない。やはり高梁の市街地で買っておくべきだったな。

17:45
陽が落ちようやく涼しくなってきた。

ようやく見つけた自販機で水やドリンクを何本も買い飲みふける。
とにかく今日の飲む量は半端ない。
塩分も抜けて行くので、持ってきた岩塩を時折クチに放り込む。
この辺りも過去の経験が生かされている。

18:15
キューシート#30のコマ。地図上では直進に見える三差路を右折。

現地を見ない限り、ここは直進に見えるが実際はY字分岐っぽい。こんなのは試走しないと分からない部分だ。トンネルには行かず、右手の細い道に行くのがオンルート。

18:26
ブルーラインが見えてきた。リベット打ちのトラス橋を渡る。

18:29
みち停あさひ。こじんまりとした道の駅だ。
ここもリサーチ済なので立ち寄り休憩。

だが、部屋もトイレも施錠されている。
これもコロナの影響だろうか。道の駅は夜でもベンチのある「部屋」的なところには入れるものだが…
自販機で飲み物を買いそそくさと走り去る。

しかしブルーラインはもはや珍しいものではないな。
活かされているかどうかは怪しいが…

18:40
陽はすっかり遠くの山向こうに落ち周囲には闇が蔓延ってきた。

通り行く民家の前では盆の親戚の集まりだろうか。賑やかな声が聞こえてくる。いいな。でも、こっちもいいぞ。

次はいよいよ今回BRMの見どころ、道の駅 久米の里のガンダムだ。
これを目指してみんなが走ってくるんだから!

19:39
フォトチェック4  道の駅 久米の里 に到着。198キロ地点。
通過チェックはガンダムと自転車を撮影すること。

だが…

ヲォい、マジかよ!
ガンダムの格納庫閉ってるじゃねぇかよ!
何だよ閉店ガラガラかよ!

道の駅の建物も閉まってやがる。チキショー!
仕方ないので向かいにあるポプラでお約束のカレーを買ってきて、薄暗い街灯の下でmgmg

後日調べると、道の駅の営業終了と同時に格納庫は閉まるようだ。
久米の里にメールして、BRM当日は遅くまで開けておいて戴けないかと無理を承知のメールを送ってみたが、まぁ期待薄だろう。

諸君!
18時までにフォトチェック4に到達した者のみガンダムとのショットが撮れるぞ。それ以降の者は、今日のワイのように何らかの久米の里であることを証明できるモニュメントか看板などで代用するように。

よし。
ここからは夜の部だ。夜は夜で楽しみがある。
先ずは目指すポイントがある。

あらかじめ調べておいたそのポイントが恐竜。

20:47
このレゴブロックで作られたような恐竜の像にきた。
ここの交差点を左折し、意図的にコースアウトする。
踏切を渡り中国道の下をくぐる。

その先にあるもの…

上の画像では分かりづらいだろうが、ここはプレハブ小屋のような建物。
ここはコインシャワーだ。ここでサッパリして人権を取り戻して行こうとの算段だ。

自転車を裏手に停め、中に入ってみる。

簡単な目隠しで仕切られただけのシャワー室が4室ほどある。

公民館なんかの公共設備のエアコンが1時間100円とかで課金されるあの装置がここにもある。10分300円でシャワーが使える。

中は狭い。
当然、石けんもシャンプーもない。着替えなんて物も持って来てない。

ジャージを着たままシャワーを浴びる。
汗と塩を洗い流すだけだ。タオルで拭くなんてこともできない。
走ってりゃ風で乾くだろう。その程度だ。
サイクルジャージなんて所詮は水着みたいなもんだ(レーパンの下には何も履いてないってことを知らない人も多いが)。

さっぱりした!
獲得した人権は僅かだったがHPが上がったのは間違いない。
室内のソファでジュースを飲んでいると、シャワーを使いに来る人ちらほら。

ここのコインシャワー、中国自動車道の美作追分PA (下り)に隣接した位置にある。シャワーそのものは個人経営だ。

もちょっと詳しく書くと、パーキングエリア内にはバス停がある。
そのバス停に行くための歩行者用の入口がある。
その入口から出た先にコインシャワーがある。

ってことは、高速を走るトラックドライバー向けに作られたシャワーな訳だ。
良く考えたな。
お約束のらくがき帳があったので、本当に落書きをしておいたw

さぁて、恐竜の像のところまで戻り、オンルート走行再開。
ここから先は本当に何も無いエリア。ブリーフィング文書にも書いたんだが、220キロ〜320キロ区間は何もないDNF困難エリアだ。

真っ暗な道を一人走る。
民家も街灯も無い。周囲は山に囲まれているようだ。
夏の虫がガチャガチャ騒々しい。
視界の範囲は前照灯のみ。

こんな状況での楽しみはたったひとつ。
夜空を見上げること。

夜ブルベ経験者なら分かるだろう。
真っ暗な場所で見上げる満点の星空の素晴らしさ。
天の川ってこんなにも星が多いんだ。と、改めて認識させてくれる。
星空って明るいんだと気づかせてくれる。

この状況、好きなんだよねー。
夜風も涼しくて快調に脚は回る。
昼間のあの暑さが嘘のようだ。

時折自動車が追い抜いて行く。
何と思われているんだろうか。
追い抜いて行くクルマの中に下が黒で上が白の独創的なツートンのクルマもあった。職質でもされるかと思ったがスルー。
しばらくすると先ほどのツートン車が折り返して来たが、やはりスルー。
結局この夜間に3回この車に遭遇したが職質されることは無かった。
まぁこちとら違法性ある行為はゼロですから臆することは何も無い。

日が変わる頃、小さな町に来た。
川沿いに並ぶレトロチックな街灯が出迎えてくれた。

0:01
フォトチェック5 新見駅 260キロ地点だ。

駅舎内の時刻表を見てみると、終電はとっくに終わってるのに中はやけに明るい。駅前のタクシーも2台おり運ちゃんは暇そうに時間を潰してた。
目の前のベンチにはお家のないおじさん(?)が寝ている。おじさんを起こさないように写真撮影だ。

通過チェックはこの馬の像と自転車のツーショット。

この騎馬像が何の意味なのかも知らない。
後に調べると祐清(ゆうせい)像と言われているらしい。

まぁ、ワシらも現代の馬(ロードバイク)に乗る祐清なのかも知れないが(こじつけ感)。
ここは撮影しただけで早々に立ち去る。
直後にローソンがあったので、立ち寄り軽く補給しておこう。この先も補給可能ポイントはしばらく無さそうだから…

3ヶ月の月日が経ってて覚えてないんだが、その先は何にもなかったと思う。淡々と闇の中を走ってたかと…

1:44
1時間ほど走って広島県に戻ってきた。

東城の文字にほんのりゴール臭を感じるがまだ100キロ以上は走らなければならない現実。しかし昼間のあの激暑を思えば、今のこの気温は正にブルベ最適気温。

その後、東城→帝釈峡を抜け、庄原に来た。
既に夜は終わりつつありほんのり明るい。ドリンク休憩したいので見かけた庄原のダイソー敷地内にある自販機で立ち止まる。10分ほど休憩して出発。
三次の市街地に出てきたのは午前4時を過ぎていた。

4:34 通過チェック6 三次駅到着。
ここまでで340キロだ。

さっきの新見駅に続き、ここ三次駅でも通過チェックは駅前モニュメントと自転車との撮影。
この抽象的なモニュメントが何なのかは、ここは三次であることを考えればすぐに分かった。三次と言われて有名なのはサイクルショップ・ツジノ。その次に有名なのが鵜飼だ。流石にこのモニュメントはTBC管理人さんとその仲間たちを象徴しているとは思えず、まぁ妥当に鵜飼だろうと…w

さて、三次まで来れば残りは勝手知ったる国道375号を淡々と走るだけだ。
自分にとっては消化区間と言っても過言ではない。

が、ここに来て襲ってきたのが眠気だ。
昨日の朝8時にスタートし、ここまで一睡もしていない。これは眠気を無理矢理我慢して走ってきたのではなく、純粋に眠くならなかったから。
しかしオーバーナイトブルベでは大概そうであるが、最も眠くなるのは明け方。遠くの山の上がほんのり明るくなってきて、サイコンの時間を見ると4時半とか5時くらいになってくると眠気がやってくる。
また、これくらいの時間ってのが最も気温が下がる時間帯でもある。
今日は寒くないが、ちょっと横になりたいところだ。

ふと脇を見るとバス停がある。
ちょっとここで休憩しよう。

ヘルメットを脱ぎ、バス停ベンチに横になってみる…。
とは言え、夜は明けててクルマもまぁまぁ走ってるし向かいの現場事務所には作業車が出入りするなどでとても寝れる状況ではなかった。
ものの5分も横になっては無いがまぁ小休止だ。これでいいでしょ。
ラスト行きますか。

5:05
再スタートして三次を中心部から徐々に離れて行く。
三次と言って有名なのはサイクルショップ・ツジノ。鵜飼。その次に有名なのが霧。

霧がスんゴイ。
霧ってのは雨みたいなモンだから。その中を走り抜ければ、べちゃべちゃに濡れる訳ですよ。
ブラケットを握っている腕。正確に言えば一の腕の毛に水滴が小さく小さく無数に付いている。おもしろい。草木かよ!って感じ。

風土記の丘ちかくで鹿3頭に遭遇した。
こちらの接近に気が付いてジャンプして藪の中に消えて行った。

その後も国道375を淡々と、本当に淡々と走るがイメージの中では三次から東広島と言えば徐々にでも下って行く下り基調のイメージなんだが、実際はアップダウンがあって全然下り基調ではない。
消化区間でありながらも完全に消化不良区間である。
このことは、BRM919当日に完走したランドヌーズから呪いのコトバをしこたま聞かされたから間違いないであろう。

2号線まで来ればもうゴールはすぐそこ。

8:31 フィニッシュJR 東広島駅

走行距離は403キロ。
午前11時の認定時間に2時間以上の貯金を残しての完走である。

停めていたクルマに戻り、そのまま帰宅し風呂に入って熟睡。
「家に帰るまでがブルベ」
その言葉を今回も無事に完遂することができました。

BRMの試走と言う意味で、気温が異常に暑かった点。道の駅のガンダムは18時以降拝むことができない。この2点を気づいた点として挙げれば、それ以外は特に困難なポイントは無いであろう。あ、あと220キロ~230キロの山の中はDNF困難エリアと言うことも伝えなければだな。

雨に降られなかったのは良かったが、しかしまぁ暑かったな。

獲得標高は3,517mと言うことでRide with GPSでの予定獲得標高が5,128m。
RWGは獲得標高がガバガバだとは有名だが、まぁ6-7割掛だ。

その日の晩飯は消費した9,376Kcalを補給すべく近所で肉。

ってことで、試走とBRM当日を一緒くたに書いたブログになっちまいました。当日のリザルトとしては

エントリー 42名
DNS 8名
完走 34名
DNF 0名

コロナ自粛明けの400kでDNFが無かったと言うのは実に素晴らしいことです。
また、自分の試走では激暑だったけれど919当日は早朝の気温が10℃を下回って寒かったとのこと…お疲れさまでした。

各フォトチェックでメールを送って頂くようにお願いしておりましたが、順次皆さんから届くメールを見る度に、お盆の試走を思い出しあの日の記憶がよみがえり、また、タイトルにある「ガンダムに会いに行こう」との意図も、もしかしたら18時にガンダム到着できる人は僅少なのではないか…って心配をよそに、多くの方がガンダムに会えたようで良かったです。

BRM919無事に終了しました。
今回も事故や怪我もなく終わることが出来たのは、出走された皆さまのお陰です。ありがとうございました。

さて次のブログ記事は呉・高知600kです。

リバウンド

コロナ自粛も明けたみたいなのでバリッバリに走ってます。

6月28日、先ずは因島のはっさく屋さんにはっさく大福を調達しに行きました。

コースは勝手知ったるいつものルート、約100キロ。
サクッと到着。

はっさく屋にて
はっさく屋にて

はっさく大福はあちこちで売ってるけれど、やっぱり現地で食するのが最も美味しいよね。5個買って4個はお土産に持って帰る。

尾道渡船
尾道渡船

尾道の渡船もいつもの風景。

新・尾道駅
新・尾道駅

生ものを買って帰る訳だから帰路は輪行で。新しくなった尾道駅の前にはバイクハンガーがあるので輪行の梱包も捗ってヨシ!

帰路は輪行
帰路は輪行

あ、この画像は優先座席に座りましたが、もちろんこの座席を必要とされる乗客がやって来たら即刻席を譲る気満々でした。
そんなこんなで、奥さんに旬のはっさく大福とみかん大福をお届けするミッションは無事完了。

7月12日。
今日は円筒分水巡りです。
円筒分水ってわかる?知らん人はWikiで見てみて。
その特徴的なフォルムから、ごく一部で熱狂的なファンを持つ円筒分水。
自分はそこまで狂ってないけれど調べたら結構近場にあった。

先ずは東広島の千足池円筒分水。東広島呉道路、下三永福本ICのすぐ近くだ。
あっという間に到着。行けばあー、こんな所にあるのね。って思うけれど、車で近くを通っても気がつかない場所にあった。

千足池の円筒分水
千足池の円筒分水

千足池。農業用ため池とでも言うのか。
その水を分配している分水。この日は水がちょっと濁っていた。
上の画像では水流が分かり辛いけれど、別の角度から見ると良くわかる。

円筒の中心部から水が湧いてきていて、円筒の角度分づつに水が分けられて流れて行っている。

ふむふむ。面白い仕組みだ。

次はちょっと遠いぞ、安芸高田の吉田だ。
豊栄の方を経由して吉田を目指す。
スマホのMAPで探しつつ、やっと見つけた(なかなか分かりにくい場所にあった)。

吉田の円筒分水
吉田の円筒分水

デカい!
さっきのよりも遥かにデカい。

江の川の近くなのでその水を分けているのかと思いきや、山の方からの水を導いて分けていた。

本日のミッションコンプリート。さ、帰ろう♪
広島市内方面経由で帰ろうかな。

お、新しい道の駅ができていた。

道の駅 三矢の里あきたかた
道の駅 三矢の里あきたかた

三矢の里か…三本の矢と言えば毛利元就。ここ安芸高田は元就ゆかりの地。
立ち寄ってしばし休憩。

太田川沿いを下って…
あ、河川敷でどっかで見たことのあるオレンジ色ジャージの群れが…

ヴィクトワール広島ジャージの人が...
ヴィクトワール広島ジャージの人が…

広島のプロサイクリングチーム、ヴィクトワール広島のメンバーが集まって何かやってた。

本日の走行155キロ→ほぼセンチュリーライドでヨシッ!

7月17日
金曜だが有給休暇使うはサラリーマン特権。

コロナ明けて初のとびしま海道。
GoToキャンペーン先取って県境を超える。

GoTo 愛媛
GoTo 愛媛

岡村島港の自販機で千円札が詰まってコーラ買えなかった。
ちっ、愛媛県に千円寄付してやったぜ、感謝しな💢

その後は御手洗地区へ…

御手洗
御手洗

オランジーナのTV-CMや、JR西日本おとなびのTV-CMなどで見る風景が…。

今日は平日だし、コロナ自粛明け間もないので誰もいないが…

帰り道はちょっとみかん山に登ってみる。

いい景色
いい景色

恒例ブルーラインの平地からは見ることのできない素晴らしい景色が広がっていた。いい景色を眺めることが出来たので、今日もヨシッ!

7月19日
今日は砂谷(さごたに)に牛を見に行くライド。

目指すは湯木方面。
広島市内・己斐の辺りからテキトーに湯木方面に向かって走ってたら、ちょっとした峠を越えて下った先がアウトレット広島だった。こんなショートカット道知らんかったわ。

程なくw牛舎到着。

乳牛
乳牛

近い。牛近い。
こんな間近で牛を見ることができるのは珍しいんじゃないかな?

小さなお子さん連れのご家族が沢山来てて、すっかり自分は場違い感。
ジェラート買う列に並ぶのも空気感が許してくれなかったので、滞在5分で牧場退去。

来た道をまんま帰るのが許せない性分なので、極楽寺に登ってみる。

極楽寺へと
極楽寺へと

雨が良く降った後なので沢の水も多く、マイナスイオン溢れてたんじゃないでしょうか。
ここもサクッと登りまして極楽寺到着。

極楽寺
極楽寺

廿日市方面に下山したら藤三がありました。
我が町発祥の藤三も、こんな遠くまで出店してたんですな。

藤三発見!
藤三発見!

お目当てのウシも見れたし、久しぶりに極楽寺山登れたのでヨシッ!

7月26日
折角の4連休なのに雨が多い。この日も午後から雨予報につき近場だけ乗ってくるか…

野呂山登ろうかと登ってたんだが、旧料金所に行く迄に雨が降ってきたので、山は諦めて下蒲刈でも周回して帰るルートに変更。

この日もミカン山でも行ってみるかと見戸代の坂道を登り始めた矢先にトラブル発生。

初パンク
初パンク

やっちまった。
アボカドのタネみたいな石をフロントで踏んでしまった瞬間に一気にエア抜け。

ブログでは書いて無かったけれど、春からクリンチャーを一旦卒業し、チューブレス運用を始めてたんよね。で、この日はチューブレス初のパンク。

って…何だろ。パンクではないな。どこにも穴は開いてない。ビードが浮いたんかな?

バルブを外し、シーラントのベトベトを手に付けながらスペアのチューブを入れる。ベトベトシーラントのお陰で手が滑るので、リムにタイヤを嵌めるのが難儀したわ💦

でもまぁ、結構簡単にリペアできたんで、この先もよっぽどのことが無い限りはチューブレスで行ってみようと思う。

と、まぁこんな感じで兎に角休日には走りまくってます、自分。
コロナ自粛明けて市井のサイクリストも沢山走り始めてるね。

第二波が来つつあると言われており、なかなか「以前のように」とまでは世の中が回復していないけれど、ロード乗ってちょっと遠くまで行くのは3蜜じゃないから全然OKでしょ?

もちろん、ライドのお供にマスクは忘れずに♪

祝🎉コロナ明けライド🚴‍♀️

またまた1ヶ月以上ブログ更新が滞ってしまいましたね。相変わらず忙しくしております。
さてそんな折…いよいよ世の中がウロチョロしても許される雰囲気になってきましたね。長かったぁ〜…

さっそく先週末、今週末と近場ライドに行ってきました。

この道は近場でお気に入りの道。
東広島の風早から黒瀬方面に抜ける細道。Googleストリートビューで見るとこの場所。

緩やかな登坂を登った後のこの場所からの景色はなかなか素敵よ。
クルマも皆無で走りやすいから、自転車乗りは是非行ってみて。途中でヤギもいるしw

そして現在の自分。

正直、太りましたな。理想体重+4Kgってところか。
70キロ倶楽部の常連になっちまいやがった。
仕方ないっすよ、多忙なのに毎休日は自宅警備員なんて…

2時間50キロ。
まぁまぁですかね。

そして今週…
江田島方面に行ってみた。

1年ぶりの陀峯山。
スッキリ晴れてないので景色はイマイチだったけれど、暑くなかったのでヨシ!

お昼を食すべと赤鬼のところに来てみたが…

店頭に「マスクして入店してね」って貼り紙あって、お客さんも乳児以外は全員マスクしてたのを見て萎えた。

ライドにマスク持って来てねぇよorz

ん〜…
この刺さるような視線をガン無視してうどんを喰う度胸はワイには無い。
近隣のコンビニでむすびとパン食って補給。ブルベかよw

3ヶ月ぶりの100キロライド。
ブランクの割りにはまあまぁ走れたと思う。ジテツウのお陰だな。

あとはこの体重を落として行くのみだな。
今週のライドだけでも、計算上では2700キロカロリーを消費しているらしいので、毎週バンバン乗ればあっと言う間よ!hehehe…

BRM202 行ってこい!こんぴらさん200開催

またまた一か月以上更新が滞っておりました。4月に向けて相変わらずバタバタしてます💦
BRM202行ってこい!こんぴらさん200の記事を遅ればせながらUPします。

ブルベ開催のスケジュールって結構早い時点で決まってて、翌年開催BRMについては、夏前には既に開催日とあらかたのルートは決まっている。
なので、2020年開催の全BRMについても、去年の夏前には既に決まっていた。

来年は自分担当のコースを何本開催し、どのタイミングで何キロのBRMを行うか…
フレッシュはやるのかやらないのか…スタッフ内部では喧々諤々やっている。
その結果、2020年の自分担当開催は以下の5ルートとした。

  1. BRM202広島200km 須波・琴平
  2. BRM502広島1000km 呉・舞鶴
  3. BRM601広島200km 呉・松山
  4. BRM919広島400km 東広島・岡山
  5. BRM1024広島600km 呉・高知・松山

自身の今年の出走予定だが、SRは昨年取ったので今年はいいかな…新デザインメダルは揃えたいところだが今年は開催に集中する年にしよう。
ってな感じで20年の開催担当コースが決まった。

BRM202須波・琴平200キロ…
サブタイトル:行ってこい!こんぴらさん200

関東圏の開催ネーミングで良く見かける「行ってこい!」シリーズをネーミング的リスペクトしたかったんですわ。
それと合わせて、しまなみ海道ルートの新しいコースを開拓したい。
更に遠征参加ウェルカムなようなスタート・ゴール地点の交通機関アクセス性向上。
加えて自分、四国の「右上」の方ってあんまり行ったこと無いので、あの辺をゴールにしたい。
輪行の愉しさを知って頂きたいので、ワンウェイ(片道)のルートやりたい。
日曜スタートって敬遠されがちだが、実際どの程度のエントリー数があるものか、やってみたい。

これらの想いから今回の行ってこい!こんぴら200になった訳ですね。
こんなマニアックな開催なので募集定員も通常の半分に絞ってみたが、案の定エントリー頂いたのは総数22名。

だよねーw

そこで、Twitterでアンケートやってみた。

だよねーwww
まぁ大方の予想どおりのお答え。
でもえぇんですよ。大人数開催だけがブルベじゃない。
獲得標高高いだけがブルベじゃない。
日曜だからこそ参加できる人だっているだろうし…

ってことで、クルマでルート確認に行ったのは年末。
その時の様子はこちらのブログに詳しい。

この時は、ゴール受付地点とさせて頂く つながるカフェ&ゲストハウスZouzu さんにご挨拶に伺ったのと、うどんを喰いに行っただけw

で、試走は開催日の2週間以内と言うお約束なので1月19日。
朝はクソ寒かったね💦

いつもの須波海浜公園Pに到着したものの、持参した2個のホッカイロでは生命の危機を感じたので、いつも使う須波ローソンに行きホッカイロを買い足した!
シューズの中つま先、グローブの中、お腹まわり、計6個のホッカイロを忍ばせてスタート!お陰で気温マイナス1度も難なくクリアできたよ。

やはり防寒ウェア類だけではなく、自ら発熱するsomethingが必要だね。うん。

でもこのクソ寒さのお陰で、普段はなかなかお目にかかれない景色に出逢うことができた。とっても寒い冬の朝、川や湖から湯気のようなのが立ち昇るのを見たことあると思うんだけど、それが瀬戸内海で見れるとは思ってもなかった。
朝焼けのオレンジに照らされる海面から昇る水蒸気、島影、橋のシルエット…何度もしまなみ海道は来ているが、こんな美しい景色は初めて見た。
→画像を撮り忘れたのが悔やまれる…

しまなみ海道そのものは、まぁいつものアレなので…別に…なんだが、こんなクソ寒い時期でもレンタサイクル乗ってる人が結構いるのには驚いたね。もっと暖かくなってからの方が良くないかね?…

伯方島辺りでようやく暖かくなってホッカイロを外し、以降は順調に。
四国に入るとやはりクルマが多くて、愛媛・西条辺りまでは過去BRMで走ったことあるけれど、そっから東側は初めて通る道なのでオラわくわくすっぞ!

しかしまぁ四国はやっぱり広いね。何が広いって平野部が広い。景色が良い。
山陽側のせせこましさの何たるや…だから人間もあんなにゴルァになっちゃう訳よ。

新居浜(?)あたりで、話題のいきなりステーキがあったのでちょっと立ち寄ってみた。
あ、オモテから見ただけで肉は喰ってねぇ。

噂の社長直筆の訴状か…必至だな…

その後、ちょっと登坂りましてからの瀬戸内の眺め…
以前にクルマでルート確認来たときは天気良くていい眺めだったんだが、今はイマイチ…

でも、この後に見た景色は今日も絶景だった。

四国中央市界隈からは製紙工場が多く、大型車が多いのがちょっとデンジャラスだったね。その辺はブリーディングに生かせる材料ゲット。

その後も順調だが、夕方になってきて気温も下がってきた。

あともう少しなのに…って辺りで少し雨に降られちまい、気温が下がって来てヤバそうだったので慌ててゴールした感じ。

せっかく宵のこんぴら街道筋に来てるのに寄り道や観光も無く、正直爺さんの下見ライドに終始したのがイマイチだが、業務遂行と言う意味ではこれで良かったんだよ。うん。

で、ゴール受付に使用させて頂くZouzuさんに挨拶しに行き「ゆっくりして行ってください♪」と優しいコトバを頂いたのの帰りのJRの時間まで40分しかない(!)ので、これまた慌てて失礼しまして💦

Zouzuさんとこから琴平の駅は徒歩5分も掛からない距離感なんで本番当日も嬉しい限りよね。こんなベストポジションでとても良いお店に巡り合えたことが本当に幸運だよ。

琴平駅前で輪行袋に入れてるとオサーンがやって来て無言でジロジロ見やがる視圧をガン無視し、駅窓口で岡山経由で三原まで新幹線自由席を買う際に、琴平駅での乗車位置をこと細かく指定される。はて?
特急南風と言うヤツらしいんだが、この南風ってのがサプライズだらけだった。

車内は通路を挟んで2席2席の一列4席。新幹線のように最前列や最後列の荷物スペースなし。また、指定席と言っても同じ車輌の後方の一部がちょっとゴージャス目なシートになっているだけ。
車輌もレトロ感あって、トイレは昔の夜行列車「あさかぜ」「ふじ」を思い出すステンレス製の和式便器!使用後にペダルを踏んで青い水を流すスタイル。おぉぉぉ!!!!なつかすいぃぃぃ!!!!

で、車内アナウンスで何度も何度も何度も繰り返されていたのが、四国側最後の駅=宇多津で前三両と後三両を切り離して、前三両は高松の方に行っちゃうので、瀬戸大橋を渡って岡山に行く人は後ろ三両に乗れ!間違っても知らねえぞ!ってな感じだったw

こんな途中で切り離すなんてのはオラ初めてだわ!スゲーなーおい。

で、肝心の瀬戸大橋を渡るも、既に夜なので何も見えずw

橋の区間は20分くらい?あっと言う間だったな…

で本土側に渡ってしばらく走ると岡山駅到着し新幹線に乗り換え。

 

岡山~三原は短いのでデッキで過ごし、三原下車。
三原駅前のやっさ踊り人形の下で輪行を解いて、須波まで自走で帰って終了~♪

これにて無事、認定試走完了。
えぇよね。えぇルートだと思わん?
例えばさ、朝に尾道を出発してこんぴらまで行き、輪行で尾道まで帰って来るライドが普段の1日でできてしまう黄金ルートだと思わん???

で、当日の様子ですが…お約束の…開催当日の内容はこちら見てみて。
丸投げじゃないのよ、丸投げじゃないのよ。
アウトソーシングしてもらってるだけwww

翌日は備中松山城に寄りまして、その時の様子はこちら見てみてwww
やぁ~、えぇ秘書を持つと仕事が捗るのぉ。

BRM202行ってこい!こんぴらさん開催の感想だが、日曜、ワンウェイ、懇親会開催、宿泊ありと、今までとは色々違う趣向での開催で、参加層もまた違ってとても良かったです。
懇親会では初めてお会いする方も多い中、趣味が同じと言うだけであんなにも盛り上げることが出来て幸せでした。ありがとうございました。

そして何より嬉しかったのが、出走者全員完走。DNFがゼロってことね。
まぁそりゃ別の言い方すれば、難易度が低かったと言う風に言われるかもだけど、そうは言っても尾道から琴平まで200キロを走る訳だから、誰しもがこなせるミッションではない訳で、スタート地点に立つことに意義があると言うのなら、フィニッシュ地点に時間内に辿り着くことにはもっともっと意義があると思っております。
皆さんお疲れ様でした。ご参加ありがとうございました&完走おめでとうございます!

また香川ゴールと言うことで、2018年の熊本Flechを一緒に走ったあんなちゃんが来てくれたのも嬉しかった。2年ぶりですね。結婚されてて近々ママになられると。幸せそうで何より。そして変わってなかったのは、その笑顔とローバーMINIで颯爽と走り去って行く姿でした。

そんなこんなでBRM202行ってこい!こんぴらさん200K。
少人数開催の面白さを見いだせたBRMとして大成功でした。

まだまだ忙しい日々は続くけれど、次の自分開催は5月連休の1000Kです。
コロナウィルスの影響で各地のBRMが開催延期や中止になっておりますが、さて、BRM502呉・舞鶴1000Kは無事に開催することができるでしょうか。
もちろん、開催に向けて着々と準備は進めております。
2年前の台風到来による開催中止のリベンジ。モチロン燃えちょるけんね!!!

千代鶴との出逢い

ども
1ヵ月以上更新が滞っておりました。
既に報道されている通りのアレでして忙しくしております。
そして今からもっともっと忙しくなりそうです。どうなることやら…
では、久しぶりのブログ記事いきましょうか…

***

出逢いは偶然か必然か…
縁ある人 万里の道を越えて 引き合うもの
縁なき人 顔をあわせ すべもなくすれ違う…(中島みゆき)

きっかけは書店で偶然に見つけた一冊の本だった。

ディスクロードのルーベ乗りになったはいいが、ディスクのことを何も知らないので買ってみた。まぁ個々のメンテ記事は実際に弄る段階で参考にするとして、巻末の広告記事が目にとまった。

福山にビッグウェーブってお店があるんだ…知らんかった…
福山と言えばTREKのKen’sさんが有名よね。
ブログ記事にはしてないけれど、以前に訪れたことがある。

しかも「ロングライドロードから…」って売り文句に惹かれる…
福山のビッグウェーブか…今度行ってみよう。

1月13日
奥さんを仕事に見送ってから一路福山に向かう。
カーナビに導かれて着いたのは引野店。なんだろう…ひと言で言えば倉庫だ。

中に入るとお店の方は男性お一人。
小物を見させてくださいと告げ店内を一巡。
多い…とにかく自転車が多い。一般車が7割。スポーツ車が3割ほどか。
スポーツ車の取扱いブランドは不思議な組み合わせだ…。

気になる小物を2つ、3000円ほど購入。
初めて訪れるお店でも礼儀として何がしかを購入するようにしている。

お店の方とあれやこれやと会話させて頂く。こう言う与太話がまたいいよね。
珍しいのがあるんですよ…って言われたのがGUSTO

カーボンチューブラー105。事情あって格安にしときますよ。画像撮っていいっすよってSNS拡散希望やなw
あれやこれや結構話す中で、色んなお店を訪れて色んな話をして、掘り出し物を探すのが楽しいんですよ。って言うと

そんなら本店行くといいですよ

って言われた。本店?どこ??東町店ってのが本店らしい。行かねば!
ふたたびナビに導かれてビッグウェーブ東町店へ…

ここは…

引野店も趣ある倉庫だったが、東町店は…かなり歴史のある自転車さんだ。
店内へ…何だか懐かしい。オカムラさんとこが建替える前がこんな感じだった。いや、それよりももっと雑然としていて掘り出し物に出逢える予感しかない!

新しい小物、古い小物…色々ある。ガーミンの最新機種もある。
何なんだこの謎品揃えタマランじゃないかww

店内では客のばぁちゃん3人が電アシ三輪を買うの買わないだの、女性のお店の方と堂々巡りの話をしている。大変そうだ…
こっちは小物を見ているが、(一般車の)常連さんとおぼしきお客さんは店の奥の入口から入ってくる。あるよね、一見さんが入る入口と常連さんが入って来る入口が違うお店って。
奥の入口の方にも一般車が見える。ちょっと行ってみようか…

ゲッ!

何なんだ、この自転車の数は!
さっきの引野店の店頭在庫も凄かったが、東町店の在庫はもっとすごい。
数としては引野の方が多いんかも知れんが、東町はこの雑多感がマニア心をくすぐる。
一般車が多いが、スポーツ車もなかなかの数と取扱いブランド。ぐるっと見て回るだけでも楽しい。

そんな中に一般車ばかりの中古車コーナーがあった。

その中古車コーナーの手前に置かれている1台の一般車、いわゆるママチャリに目が釘付けになった。何なんだこのママチャリは…今どきこんなの無いぞ…。

お店の方に戻り、店員さんと会話できるタイミングを待つが、ばぁちゃんの三輪話はまだ続いていた。なげぇな…
別の男性店員の方が「何かお探しですか?」と、声を掛けてくれた。

待ってました!

こなき:雑誌広告を見て呉からきました。あの中古車コーナーに置いてある、あのレトロ感あふれる1台は売り物ですか?

店の方:えぇ、倉庫の奥から出してきた長期在庫品でして、乗れるようにメンテして売ろうと思ってるんですが、一般車が多く出る時期で忙しくてなかなか手が付けられなくて、あのまま置いてあるんでs…

こ:じゃあ、あのままで売って頂くことは可能ですかッ!?自分ロードバイクをバラから組むことができるので、防犯登録だけして頂ければそれだけで構いませんので!!

店:えッ!…そ、そりゃ構いませんが…

こ:お幾らでッ!?

店:えー…じゃ、じゃあ〇〇、〇〇〇円で(迷惑になるといけないので、一応伏字)

こ:え、そんな値段でいいんですか!?

店:まぁ、何も手を掛けてないので…

こ:買います!(即決)

店:本当ですか。こちらとしても有難いです。

こ:いえいえ、これも何かの巡り合わせ。もう二度と出会えない1台ですよ

と、こんな会話で代金、消費税、防犯登録料を支払い購入。
「また来てくださいね」と言われつつ、自転車を押しながら店を出た。

大物購入は奥さんに断りを入れて買うのが常だが、今回だけは即決だった。
店内での撮影はおこがましいので外で撮ったのがコレ。

レトロなカラーとディテール、砲弾型ライト。これは古い。ペダルは無い。
でもシマノの内装4段。サビは浮いておらずメッキやアルミが一部斑点になってる程度。めちゃくちゃ古いって訳でもなさそうだ。

ハンドルが異様に高く、サドルがドン突きなのでおかしいが、そこは調整でどうにでもなる。
前の泥除けの上にある、この看板みたいなの…

ビック・モローとかが出てた戦争映画に登場するバイクによくありがちなディテール。モントレ?

ダウンチューブに貼られてるステッカー…NeoBee…?

名前らしきものはこの2つしかない。メーカー名ステッカーは見当たらず…
国産車ではあろうが、どこのメーカーのものかは不明。

翌週の休日にオカムラさんとこにコイツを連れて行った。ペダルを買わなきゃね。
で、コイツを見たオカムラさんが開口一番、

千代鶴のネオビーじゃない!
昔、ウチでも販売してたんよ!

マジか―!

千代鶴。
何だか日本酒みないな名前だけど、そんなメーカが昔あったと聞いたことはある。

オカムラさん曰く、パナソニックやブリヂストンやミヤタはフレームから自社生産する工業メーカ。
対して、千代鶴は個々の部品を各製造元から取り寄せて組み立てる商業メーカだと教えてくれた。
(でしたよね…💦)

工業メーカ、商業メーカという言い方すら初めて聞いた。

そして、店の片隅にあるネジ箱をゴソゴソと引っ掻き回して、出てきたのがコレ

あ、前の泥除けについてるのと同じプレートじゃん!!

「風切り。泥除けだけを交換することがあったりしたので、スペアで取ってあったんですよ」って、物持ちが良過ぎ(笑)!!

あのプレート、風切りって言うんだ。初知り。

何年ほど前の自転車だろうか…と言う話題になり、あれこれと記憶を紐解くと恐らくは2000年頃には販売していたんじゃないか…と、言う話になりかれこれ20年前の自転車か。

20年もの間、福山の倉庫の片隅でじっと待ってたんだな。
そかぁ~…よしよし…

ペダルと馬蹄錠を買って帰り取り付ける。
チェーンやら諸々メンテ。

ダイナモ発電は重くてうるさい。砲弾型ライトの中には昔ながらの電球。
夜に走ってみると、行燈(あんどん)かよ!って程に暗い。
20年前はこの明るさが普通だったんだな。今じゃ信じられないよ。
電球はLEDに交換してやることで、かなり明るくなった。

で、この千代鶴Neobeeは自分が街乗り用にと思って買ったんだが、コレを見た奥さんが

スカートでも乗りやすそう!
アタシの通勤車に決まりね(^^♪

って…💦💦💦

じゃったら買った代金寄こせよ!って言うとハイ♪ってくれた。うぅぅ…
しかもサドルをもっとレトロ調にして!との天命が下り、熱帯雨林から調達。

チェーンカバーの小さな斑点状のサビはどうやっても取れんかった。
ムチャするとメッキが剥げるしね…。

ってことて、そんな経緯で我が家にやってきた千代鶴のNeobee号。
たまたま本屋で出逢った本からの流れで出逢えた1台。
ウチに来るべくして来たのかも知れない。
汎用の部品ばかりなので、丁寧にメンテしてやればここから更に20年は乗れるだろう。
あ、その頃には自分らが自転車に乗れなくなってる可能性の方が高いかもな💦💦💦

で、この話をFaceBookに書いたら、

あ、そのお店って自分が昔に勤めていた店なんです

って、コメント寄越してきたのは観音にある自転車工房MASAのMASAさん!
マジっすか!

広島の自転車界ってせまッ!
変なところで陰口叩けんわ(笑)

あ、このMASAさんはAJ広島ブルベメンバーご用達です。
キワモノチューニングしてくれるショップ(笑)なので是非行ってみて。

AJ広島公認サイクルショップにしちゃっていいですかw?

ウルトラマラニックのお手伝いしてきた👍

最初に言っときます
今回の記事は文字が沢山、動画が1つだけで画像は無いです。
なので面倒だからこの先の文字は読まないで最後の動画だけ見ていって!!!w

あれはまだ暑い8月頃だったかな…
サカイ氏から誘われたんよ…

矢口さん、マラニックのサポーターやりませんか?

マラニックってアレよね…100キロマラソンみたいなヤツよね…?
(非常にざっくりした理解)
開催は12月8日とのことなのでブルベシーズンもオフってることだし、二つ返事で了承。その後月日は流れ…Facebookの方でマラニックのグループが立ち上がってそこに参加し、あれこれとアナウンスが流れて来はじめたのは11月になってからだっただろうか…

主催は高島さんと言われる方だが、蒲刈に移住されて島おこしに奮闘されておられる方が居られる程度の非常にぼんやりとした理解しかなかった。
開催が近くなるにつれ、FBグループの方に情報が流れる頻度が密になってくる。自分は午後からのサポートと言うことで依頼を受けた。

らじゃ

自転車イベントのサポート側と言えば、2年前の道の駅グルメライドbyTBC(w)でのお手伝いが思い出され、あの時はサイクリングイベントだったが、今回はマラソンイベントだ。どんなに勝手が違うのか楽しみじゃないか。

とは言え、初めての経験は誰だって勝手が分からないので昨年参加のサカイ氏にあれこれ尋ねてみると、各エイドのエイド食はサポータも喰っていいらく、それは助かる。あと、夜になると気温が下がるのでウェアの配慮を…と、そうだね。昼間は暖かそうだけれど陽が落ちると一気に冷えてきそうだよね。
みたいなやりとりしていて前日になりサカイ氏から、矢口さん午前中って何か用事あるんッスか? → いや、別に何もないよ → だったら朝から参加しましょうよ → あいよ♪ → 朝4時半に矢口さん宅前に迎えに行くんで自走で行きましょう → あ、アイョ…💦
みたいな流れで終日サポータにシフト替。

11月3日に三次界隈を走っただけでそれ以降忙しくなり全然乗れてない。1ヵ月のブランクは大きいし飲み会も多かったので、冬眠もしないくせに脂肪の貯えが充実してしまっている。マズい…大丈夫か自分。
しかしサカイ氏は「長距離マラソンの伴走なので、ポタリング以下ですから大丈夫大丈夫」と、根拠のあるような無いような太鼓判をムダに押してくるw

前日土曜にバイクの準備と言うかウェアの準備を整えるのに時間が掛かる。今期初の5℃対応ウェア準備だ。1年ぶりに引っ張り出すグローブやシューズカバーが片一方しか見つからず、サルベージに時間が掛かるのが例年のシーズンインの恒例行事w

何だかんだで寝たのは日が変わる頃→起床3時半。ヤバイがアラーム音で目が覚めてからの段取りは迅速。サカイ氏の到着が待ちきれず家の前の直線道路=ホームストレートwを行ったり来たりしてウォームアップしていると高速点滅する赤い光が家の前にいるのを発見!
さ、スタート地点である蒲刈の県民の浜目指してサカイ氏の鬼牽きが始まる!と、思いきや気を使ってくれているのが分かる、ゆるふわライド。や、そんなに気を遣わんでも…

近況報告などの雑談しながら県民の浜に着いたのは5時半頃だったかな。
この時点で自分、マラニックの開催要項を全く理解していないことがバレる。
ランナー皆さんのスタートシーンをGoProに収めることができると思ってたのに、もう皆さんスタートした後で誰もいなかった💦💦💦

マジか…今日はGoProを持って来たので、お約束の動画を作る気満々で来たのに…いきなりの頓挫…まぁ仕方ない…
自転車サポータのブリーフィングが開催される。あ、初めまして高島さん。サポーターは自分含めて10名。知った顔の方、お久しぶりです。初めても方もおられる。初めまして。皆さんレースに出られる実力派ばかりで、のんびりブル兵な自分がどこかニオイが違うのはお察し済です。

連絡手段として業務用トランシーバを渡される。お、これはカッコイイ!こんなの使うのは初めてだ(嬉)。そしてエイドキットの入った袋を渡される。よしゃ!今日1日頑張ります!!
ランナーがスタートしてスグにサポートが必要になる訳ではないので、自分らの到着がスタート後で構わなかったと知ったのがこの時点と言う遅さね(恥)

と言うことで、ぼちぼちとオンルートでランナーの皆さんをサカイ氏とふたりで追いかけて行きます。
最初に出逢ったのは上蒲刈から下蒲刈に渡る橋のたもとにある、であいの館。ここが最初のエイドになってた。下蒲刈に渡りグルグル巡回。この時点では皆さん順調に走っておられる。声を掛けさせて戴いたりしつつGoPro撮影。

その後上蒲刈に戻り、向(むかいと言う地名)で最初の救護者を発見。膝が痛くなって、もうこれ以上走れないと言われている。

合点承知の助!

業務用トランシーバの出番だ!!
不謹慎ながら初めての発信でちょっと嬉しい。だがしかし、この状況では喜びをあらわにするべきではないな。おおまかな場所を伝えると、救護車輌を手配してくれると本部から即答あり。車輌の到着を待ち、ランナーが救護車輌に乗り込むのを見届けてコース巡回に戻る。

しかし分からないのが自分が全体のどの位置にいるかだ。
いま自分の周囲にいるランナー達は、早い人グループなのか、遅い人グループの人たちなのか…どっちだ?
何となく遅いグループなんかな?って気がしてきたので、先に行ってボリュームゾーンに行ってみたい…

スピードをちょと上げ先に進むと、対向から自転車サポータ2名がやって来るのが見えた。この2名、有名なK親子さんfrom広島市内。何年か前のライドでもご一緒したことある。
で、K親さんが言われるに、この先はもう2、30人しかいない先頭集団ですよと。マジか!先頭は放っておいてもガシガシ走る人たちなので、こんな序盤でのサポートがまず不要と思われるので、ゆっくりと戻る方向に走り集団に吸収された。

おぉ、後から後からランナーがやってくる。ボリュームゾーンやな。
しかし、私らサポート役がもっともケアしなくてはならないのは、このゾーンの方々もだが、更に後方からやってくる後方集団の方たちだ。
最後尾にはサポート車輌が追走しているとのことなので、そこに拘る必要は無いのだが、中~終盤のゾーンを行ったり来たりしつつ、ランナー集団について行く感じだ。

ランナーの中に二人で一緒に走っておられる方がおられた。見たところ恐らくは全盲の方とそのサポートの方のようだ。全盲の方で100キロ走られる方も凄いが、それをサポートされる方も100キロ完走される走力をお持ちの方と言うことであり、どちらも凄い!頑張ってください!!

途中のエイドでカレーを頂いたり、歩いておられるランナーを応援したり…時間が経つのが早く感じられる。自転車サポータを統括しているのはサカイ氏。氏の采配で〇〇さんは前に出てとか、△△さんは□□島を回っててとか、的確な指示が下されるので、サポーターとしても非常にありがたい。

ランナーは岡村島の岡村港まで行って折り返してくるとのことだが、そこまでは行かなかった。
途中エイドに制限時間内に到達できずに足切りになってしまう方々のゼッケン番号が、無線で順次届いてくる。その数は時間が経つ毎に増してきている。無理もない。フルマラソンですら42キロ。その倍以上の距離を走ろうとしているんだから当然と言えば当然だ。

終盤、豊島の西側。80キロ以上走らないと到着できないエリア。
この直前のエイドと直後のエイドの間にカブで乗りつけて私設エイドを開設されている方がおられた。お話を伺ってみると、本当なら自分もエントリーするつまりだったけれど、事情で出れなかったので居ても立っても居られず、私設でエイドを出していると。ドリンク類とお菓子が無償で振舞われていた。
その気持ちが嬉しいじゃないですか。ありがとうございます。

このエリア、10キロ区間を何度も往復しているうちに陽は暮れて夜になった。参加者はライトを点灯させ真っ暗闇の中を黙々と走っている。いや、歩いている人も少なくない。

あと10キロも無いです、頑張ってください!

声を掛けるがランナーからの反応は薄い。もう疲れ切っている。足を引きずるように歩いている方もおられる。彼らに限界と言うものがあるのなら、もうとっくに限界を超えているのだろう。

最終エイドは豊島大橋の下、95キロ地点。あと5キロの地点だがここに20時20分までに到達できないと足切りになってしまう。無情。

そしてその無情は自分自身にも襲ってきた。

寒い

朝の気温なら大丈夫と思っていたが、体感的には朝の気温より下回っている気がする。ヨミが甘かったか。ランナーを応援する「頑張ってください!」って声が震えているのが自分でも分かる。
これはマズい。今週末は東京出張もあるので、このタイミングで風邪を引く訳には行かない。

サポータのサポーターを要請した。
30分ほど後に到着したのは、ウチの奥さんが運転するクルマだった💦
申し訳ない→奥さん

無線で伝えた。
「えー、バイクサポート矢口。乗り物が2輪から4輪になりましたので、ピックアップが必要な方があれば3名まで搭乗可能です」
何で素直に言えんのだ、自分。
「え?冒頭の方が聞き取れなかったので、も一度お願いします」と反応したのはサカイ氏だったw
まぁそんなこんなでDNFだったのは他ならぬ自分だったりします💦

クルマでゴール地点の県民の浜に戻り、奥さん共々にゴールする方々を出迎えた。
皆さん感動のゴールだった。元気そうにゴールされる方も、ほうぼうの体(てい)でゴールされる方も。男性の方も女性の方も。皆さん嬉しそうだ。

朝から皆さんの走りを1日中見てきたので、こちらもこみ上げてくるものがある。

そして制限時間いっぱいの21時が刻一刻と迫る。
ライトアップされたゴールアーチに最後に飛び込んだ女性は、何と制限時間の2秒前!!
これは感動的だったね。その場にいた全員が嬉しそうだった。
本当に皆さまお疲れ様でした。

自分もブルベで600キロとか走ったりしますが、所詮自転車は座ったままでできるスポーツ。走ってる最中でも脚を止めることができるスポーツ。
でもRUNって、100%自分の脚で一歩一歩前に進まなきゃゴールに近づかないスポーツじゃないですか。やっぱり過酷さって全然違うと思うんですよ。
だからRUNの人って本当に尊敬します。RUNの人が自転車始めるとやっぱりとてつもなく速かったりするじゃないですか。だからRUNの人はバイクに来ないでくださいw

ともあれ皆さんお疲れ様でした。ゴールした人も、惜しくもDNFだった人も、スタッフもサポートの人も、関係者全員お疲れ様でした。そして主催高島さん、これだけの大会を成功させる実行力は本当に凄いです。来年も自転車サポートで参加させてください。来年は防寒ウェアをより充実させときますからw

そんなこんなの第2回とびしまウルトラマラニック。撮影したGoPro動画を編集してYouTubeにUPします。今回は面白い画が沢山撮れました。
取り急ぎは予告編を作りましたので、本編ができるまでの間、これであの日の感動を甦らせておいてください。

ではまた来年、とびしま海道でお会いしましょう(^^)/

上京してきた

11月。
今月は忙しい。仕事面であれやこれやあって余裕ない。

ある日の帰路にて…
ある日の帰路にて…

でもヒマなのよりは遥かにマシ。頑張りますよ💪
そんな多忙に加えて今月は2回東京に行く用事がある。
その1回目が9-10日の土日だった。
目的はAudaxJapanの総会出席のため。

AudaxJapan…国内ブルベを統括している組織とでも言いましょうか…我がAJ広島はそこの下部組織ってところかな…
歴代の代表より聞いてたので、総会ってのがあるのは知ってたけれど、それは各地域クラブの代表者が出席するもので、自分が行くことは無いと思ってどこか他人事のような気でいた。
あ、自分…一応、AJ広島内の副代表と言う肩書きを持ってます。
副代表らしいことは何もしてないですが💦

今回の総会、代表氏ともう一人の副代表氏もお仕事の都合で参加できないと言うことなので自分が代理出席となった次第。初めてのことなので何がどうなるやら分からないことだらけだけれど、このトシになっても新しいことを経験させてもらえるとは嬉しい限り。

土曜朝、広島駅を8時頃の新幹線に乗る。出張のようだが仕事ではないのでちょっといい気になってみる。

朝7時台からコレ…
朝7時台からコレ…

若かりし頃、こんな時間の新幹線の中でプシュッとビール飲んでるオヤジを見て、なんだかなぁ~って思ってたけれど、いま自分が同じことをしている訳でこれはオヤジの普遍性とでも申しましょうか、老いゆく中で誰しもが通過するプロセスなんだと思いますよ(たぶん違う

総会が開催されるのは新橋とのこと。
新橋。おぅ知ってる。新橋と言えばサラリーマンよね。地方民でもそのくらいは知っている。それ以外の知識は無い。

Googleセンセに案内されるがままに歩き、目的の建物に到着。
ちょっと古めの雑居ビルのようだ。いわゆる貸し会議室だな。

事件は会議室で起きるのか!?
事件は会議室で起きるのか!?

入ると誰もいない。早すぎたか…
そうこうするウチに皆さん集結してきて総会の雰囲気が一気に盛り上がる。
知った顔、お久しぶりの顔、はじめましての顔…
この方々が日本国内のブルベを運営している面々なんだな…そしてやはり平均年齢は高いw

各地より持ち寄られたお土産が配られるなど、和やかな雰囲気でスタート。
しまった…もみじ饅頭を大量に買ってくるべきだったか…

定刻より始まった総会。
その内容はここで書く訳には行かないので割愛させて頂くが、なるほど、こんなやりとりが行われた末に各地区のBRMは開催されているんだな…と、認識。勉強になるわぁ~…

総会が終わりましてはお約束の懇親会。
個人的にはこの懇親会に非常に期待しておりました。日頃なかなかお話することのない、各地のスタッフの方々とお話しできる数少ない機会じゃないですか。

貸会議室のあったビルを出て、新橋駅前にある怪しげなビルに吸い込まれる一同。目的の居酒屋に行くまでの間、通路の左右にあるのは怪しさ満載のアジアンマッサージ店。
オニイサン、ニセンエン…や、エェから、触らんといてや…💦

懇親会では沢山の方々とお話ししまして…
憧れのマヤさんともお話しすることができまして、光栄です。本当に。

お店を出たところで集合写真の撮影がありまして、その後に撮ったのがこちら…

ひどいエズラw
ひどいエズラw

酷いと評判のあおばと千葉のコラボですね。いいエズラですね。
皆さん二次会に行かれてましたが、自分は退散。

新橋の夜
新橋の夜

都会だねぇ~…
こんな時間でもこんなに明るくてこんなに人が多い。

歩いている時に見つけたタイムズの金額に驚愕!

高い💦
高い💦

マジっすか!
自分の地元は丸1日停めて500円ってのが最安値なんっすよ!!!
やっぱり都会やなぁ~…

宿泊に向かったのは変なホテル。

変なホテル
変なホテル

ホテルの名前が「変なホテル」。前々から知ってたものの、泊まるのは初めてなんよね。受付がロボットなんじゃ…

できた当時は騒がれたが、ユニクロなんかの自動レジが普及した今となっては無人チェックインももはや希少価値はなく、いっそこのロボットは要らなくて受付機だけで良くね?って気すらしてくる。

でもまぁ、変なのは受付だけで部屋に入れば普通のホテル。
あ、変な装備であったのはコレ。

サムスン製 衣類清浄機
サムスン製 衣類清浄機

ちょっと見かけないサムスン製の衣類清浄機。
水洗いする訳ではなく、イオンか水蒸気か何かで衣類を清浄してくれるらしいが、正直、その効果は不明(笑)

翌朝…

クレーン邪魔…
クレーン邪魔…

天気は快晴!部屋からの眺望は良かった!
クレーンが無ければもっとよかった!

さて、今日はフリー。東京をブラついてから帰宅するだけの1日。
最初に吉祥寺の友人宅を訪ね、その後はお目当てのお店訪問。

1軒目は当然のようにあんこ探しの旅。

浪花家総本店
浪花家総本店

麻布十番にある浪花屋総本店。
何でもあの、およげたいやきくんのモデルになったお店とか。これは必訪よね!行列ができているのかと思いきや、回転が早くあっという間に買えた。

たい焼き焼いてる目の前に行くと、香ばしい香りがする。いい匂いだ。
こんなにいい匂いのするたい焼きって初めてじゃないかな。

「香ばしい匂いですね」と焼いてる職人さんに言うと、ほくそ笑んで奥で焼き立てを食べて頂けるのが一番おススメですよ。と誘ってくれたが、申し訳ないちょっと先を急ぎたいので持ち帰り5個お願いします。

およげ!
およげ!

なんだろ。普通のたい焼きよりも白いよね。店頭でひとつ食してみたが、パリッとした薄皮の中にトロッと柔らかく絶妙な甘さのあんこ。これは美味しい!ん~…店内で食せなかったのが今になって悔やまれるが、まぁその楽しみは次回にとっておき、残り4つはお土産に持って帰ろう。

次に向かったのは、お約束のスペシャの店舗。

スペシャライズド 新宿
スペシャライズド 新宿

スペシャライズド新宿。
ここは以前にも来たことあるので2回目の訪問だが、ルーベ乗りとなった今はまた訪れる意味が違うので、またちょっと違った気分で訪れてみたかった。

今回の戦利品はタイオガのスルーアスクル用エンドホルダ。ルーベでいつか輪行するときのために必要じゃけ。
レジ支払いの際にお店の方とあれやこれや会話させて頂き、店頭に置いてあるヘンタイバイク(褒め言葉w)を肴にあれやこれやと話をしまして、ルーベに乗り始めたばかりと伝えると、是非チューブレスで乗ってみて!と言われた。チューブレスか…まだ経験ないな…ググってみるとエア漏れが少なからずあるようで「日本人の要求には…云々」とspecialized的にもあんまり積極的にはオヌヌメしてないようだが、それはそれで経験してみなくちゃわからない訳で、チューブレスやってみたくなった病に罹ってしまった。どうしてくれるんだ。

さて、これで本日の目的は果たしたのでそろそろ帰ろうか14時台の新幹線を予約してたので、LINEでその旨を奥さんに告げると、

あんた今日が何の日か知っちょるん!?
天皇即位のパレードがある日じゃん!
もうこんな機会二度とないんよ、パレード見て帰らんでどーするんよ!!!

と、えらく罵倒(笑)されたので、あんまり乗り気じゃなかったんだけど(おい)、新幹線の時間を18時台に変更。ええ時代になったもんじゃな、こーやって簡単にスマホで新幹線の予約変更ができる時代なんて。
続いてパレードのルートを調べてみる。や、それさえ知らなかった。
皇居から赤坂御所まで…皇居はわかるが、赤坂御所ってどこよ…
地図を見ると…ふむふむ、なんとなくわかった。
パレード終わった後はみんな東京駅に向かう激しい混雑が予想されそうだから、なるべく東京駅に近いところが良いだろうな。

GoogleMapで見ていると、桜田門という文字が目にとまった。桜田門か。桜田門外の変があったとこよね(←あんまり関係ないだろ)。ここなら東京駅ちかいし、この辺りに行ってみるか。
新宿から桜田門に行くには国会議事堂を目指せば良いようだ。向かう。
国会議事堂前駅で下車し地上に出た。

国会議事堂
国会議事堂

たぶん自分の目で見るのは初めてだと思う議事堂。
そしてその周囲は既に厳戒態勢だった。そして何やら長蛇の列ができていたので意味も分からず並んでみる(笑)

しばらくすると警官が拡声器で「この列は国会議事堂内に入る方の列です」と言っている。うん。ここじゃないな。離脱し桜田門の方に向かう。

外務省の前を過ぎたところで、さっきよりも更に長い長蛇の列を発見。
最初、この列の意味が分からなかった。自分はどっかの敷地内に入りたいんじゃないんです。ただ沿道から遠巻きに見たいだけなんです信じてください。的なwって思って列に並ばなかったんだが、しばらく状況を見ていると、どうやら沿道からただ見るためだけに並んでいる列のような気がしてきた。そうなのか?どうなん??

ワケもわからず最後尾につくw
と同時に近くにいた男性から国旗を手渡された。

旗ゲット!
旗ゲット!

良く見るあれだ。
これを渡してくれたのはどこ所属の人なんだろう。どっかの新聞社の人じゃないかと思ったんだが今もって謎。この時点で時刻は12時45分。

並んでいるうちにさらに後ろにも人がどんどんつながってきて、もうここには何千人いるんだろうか…ものすごい多くの人が並んでいる。

法務省旧本館前
法務省旧本館前

列の先頭では手荷物検査をすると言っている。なるほど厳戒態勢ってヤツですね。列の進み具合は猛烈に遅い。どんだけ慎重に手荷物検査してんだよ。って感じだった。
かなり長い間待って、そろそろ自分の番がくるようになった。自分の前にいたおじさんの手荷物検査で、カバンの中から小さなハサミが発見された。
全長5センチほどの糸を切る用じゃないかと思われる、とても凶器にはなりえないハサミだったが、それを取り出し半透明のビニール袋に入れ「この袋はカバンから出さないでください」と念押しして戻していた。ひえー。

そしていよいよ自分の番だ。
並んでいるときに、コレは没収されるかも知れないなと思ってたのが、さっきスペシャの店で買ったスルーアスクル用のエンドホルダ。これ、見ようによっては吹き矢に見えなくもないw得体のしれないものは取り上げられるんじゃないか。短い付き合いだったな、タイオガ。また逢おうな。

カバンは事前にすべてのチャックを開けておくように言われてた。
カバンの中身をゴソゴソ漁る男性警官。タイオガを発見。裏もじっと読んだ4秒。戻した!お、これはスルーだったか。
500mlのペットボトル入りの水を持ってた。「ひとくち飲んでください」そか。燃料とかじゃないかと疑われている。グビッ。飲むが見てねーじゃねぇかよ!
まぁそんな感じで丁寧なんだか雑なんだか分からない手荷物検査はパス。

続いては身体検査だ。腕を左右水平に上げ、婦警さんがボディタッチしてチェックしてくる。ここもパス。
最後は金属探知機だ。空港のようなゲート式ではなく、手で持って探るタイプのヤツ。無事パスで終了。

で、自分の並んだ列は既に収容される場所は決まってたようで、こちらへこちらへと一同誘導される。されるがままに歩いて行くと法曹会館の前の歩道部分に案内された。

歩道にロープで長方形の枠が作ってあり、その枠の中に300人ほどが収容されている。前からこちらをじっと睨む警官数名。後ろにもいる。さらにお立ち台があってそこから全体を俯瞰している偉いんだろうなと思わせる警官1名。
これはうかつなことは出来ない。

パレードの車列は海外よろしく、車道の右側通行で行われると言ってる。
ちょっとでも観衆から距離を取りたいんだろうな。

もしトイレに行くならこの枠から出る訳で、そうなるともう一度手荷物検査からやりなおし。この枠には戻ってこれないと言っている。でしょうな。
なので誰も飲み物を飲んでない(笑)じっとしておくしかないな。

右となりの男性はスマホ2台でポケGoしているかと思いきや、次は音ゲーやっている。ヘッドフォンから漏れてくるタンバリンの音がシャンシャンうるさい。
後ろにいた男性はスマホの電波が弱いと愚痴っている。そりゃこんだけの密集度でスマホがいれば、基地局へのアクセスが集中するから個々人から見れば遅くなったと見えるじゃろうね。なのに「これは妨害電波が発射されているに違いない!」と熱弁をふるってたw ま、そーゆー理解でもヨシッ!

数分おきに警察犬が道路を行ったきたりしている。

パレードまで30分となった頃、リハーサルがあると前の警官が言う。
リハーサル?

ちょっとお調子者っぽいキャラの若い男性警官が小走りに走ってきて、彼に向けて旗を振れとw
最前列の人は旗を胸の前で振れと。で、5列ほどに並んでいるので、互い違いに前の人のあいだあいだに入るようにして、後ろの人ももれなくパレードが見えるように配慮してあげてくださいと。

なかなか丁寧だな。

自分の前には3列の人がいるが、幸いに小柄なオジサンオバサンなので、無理なくリハ警官が見えた。これは好ポジションかも。
右から割り込んでこようとするジジイを肩圧でブロックし、後ろから前に割り込んで入ろうとしてくる関西弁のネーチャンには前に詰めて入れないよう毅然とブロック。

よしゃ!

パレードは3時出発らしい。そろそろ3時だ。
警察車両が右手皇居方面から数台通過して行く。そろそろ来るのか?

右手のかなり向こうの方で、おばちゃん数名が「雅子さまぁ~!」「雅子さまぁ~!」と言ってるのが聞こえてきた。いよいよか!

左手にスマホを掲げ、右手で国旗小旗を振る!
きた!

行った!
自分の前を通ったのはおそらく10秒!

8000万と話題になったオープンカーのこちら側に雅子さま。
奥側の陛下は正直ほぼ見えなかった。
と言うか、陽が当たった瞬間に雅子さまのティアラのダイヤモンドがやたらと輝いていたのしか記憶に残らなかった。

おそらく人生最初にして最後のナマで天皇皇后両陛下を見る機会はこうやって終わっってしまった。

終わってしまうともう何も束縛がない。
みんな自由にそれぞれの帰る方向に向かう。
自分は東京駅方面に。

東京駅へと向かう人の波
東京駅へと向かう人の波

皇居前の片側4車線の車道をここぞとばかりに自由に歩き回る民衆。

帝国劇場前の混み合う歩道を抜け東京駅へ。
駅構内も混んでいるが、思ってたほどじゃない。
18時台の新幹線を16時台に変更し無事帰路へ。

ふぅ~…
結果的に総会出席よりもパレード観覧の方がメインな2日間となってしまったけれど、貴重な経験をさせてもらいましたよ。
人生なにごとも経験。

さて、来週は研修で月火曜と再度の東京出張。
そしてその翌週が業務のヤマ。
まだまだゆっくりさせてもらえない52歳。あ、11月15日で52になりました。
年季が入ったオヤジ熟成しつつあるですが、これからも引き続き各方面よろしくお願いします。

BRM1019 松江・日御碕・美保関200kmの報告

え~…
すっかり時間が経過してしまいました。

いま仕事が色々と詰んでる時期でして、なかなかブログ記事をUPする時間が無かったりします。
仕事よりチャリが好きだけれど、チャリでは飯が喰えないのだから仕事して日銭を稼ぐしかないよね。アマチュアとしては。

さて、そんなこんなであれから1ヶ月が経過しようという11月中旬。
もはや、あの日の出来事を面白おかしく書けるほどの記憶は近くには無く、それを察してか側近があの日の様子をこと細かに記載しているブログ記事を書いてくれてましたので、そちらを参照頂ければと存じます(出た!丸投げ!!)。

前日の様子は、こちら

当日の様子は、こちら

翌日の様子は、こちら

やぁ~…ひと通り読むとあの日の記憶が甦るよね。うん。

じゃぁの!!