小滝源流を求めて…
経緯:
石内にある「白糸滝」(通称:小滝)は、広町の中で私の好きな場所のひとつであります。その画像は「ほどよく田舎 ほどよく街場
広町」が始まった当初より紹介していますが、その頃から思っていたのは「あの滝の源流はどこなんだろう…?」ってことなんです。
ホームページで紹介している滝の上部の写真を撮影しに行った時に、ちょっとだけ沢の奥の方に分け入ってみたのですが、なんだかとてつもなく奥の方まで続いている雰囲気だったので、その時は断念してました。
で、そんな想いの日々が過ぎ…幾年月。
中学時代の同級生である「かつおさん」(卒業アルバムで隣りに写ってら!)に、ひょんなことから数十年振りに再会したんです。で、私らの子供が通う幼稚園が同じってこともあり色々と意気投合していたのですが、かつおさんの奥さん「ちゃき姐さん」が山登り(正確に言えば「沢詰め」)をされる方だと知ったので、一緒に源流探しに行こうと言うことになったんです。しかも、このちゃき姐さんは某国立大学の地質学を専攻されたそうで、ワンゲルほどではないにせよ、ある程度の山なら登ったらしい。心強いじゃあ〜りませんか!
で、二人の都合がようやく合った2003年11月8日。小滝源流を探す山登りの実行日と至った訳です。
さあ、小滝源流は見つかったのか!以下に順を追って紹介して行きましょう。
行程:
午前9時30分 クルマで小滝橋(つり橋)の所まで送って貰う。ここからがスタート!なんだけど、ちゃき姐さんは地に足が付かない所は苦手とのこと… |
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9時49分 つり橋(小滝橋)を渡り、小滝に至る坂道を登ります。この道そのものはちゃんとコンクリートで整備されているのですが、結構急な坂道です。 |
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9時55分 つり橋を渡ってから10分もしないうちに滝に到着。滝の説明文を読むちゃき姐さんの後ろ姿。ここの滝に来るのは初めてだそうで、説明文にしばし見入る。 |
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9時55分 しかしいつ見てもエェ滝じゃのぉ〜。もう夏では無いので瀑布による風は涼しいを通り越して肌寒さを覚える。 |
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10時1分 今回初めて気が付いたのですが、滝の足元にある石に文字が刻んであることを発見! 帰って調べたところ、126尺は約38.18メートルなり。いつの時代に刻まれたものか不明ですが、随分昔にこの滝の高さを計測してここに刻んだ人が居ると思うとちょっと感慨深い。 感慨が深くなったところで、源流を求める旅に出よう。 |
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10時2分 誰もが行ける小滝の滝つぼ部分を後に、源流を探す探検に出発!険しい山道を登り始めてすぐに、このような標識が。「江ノ藤山」って方向に私らは登って行くらしい。 |
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10時11分 滝上部(滝口と言うらしい)に登るまでにまたまた標識に出会う。江ノ藤山には約3.5kmとな。山道で3.5kmとはどーやって測量したのかが不思議。 この標識の下にピンクのリボンがくくり付けてあるが、道中しばらくの間はこのリボンにより、道案内を受ける。誰かが道案内のために付けてくれているのであろう。 |
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10時13分 滝口に到着。以前と変わってないな。2日前に雨が降ったんで水量が多いかと思っていたが、さほどでもなかった。 |
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これが小滝の水の落ちる場所、滝口。ここから右に1メートルも行けば命は無い。当然、ちゃき姐さんはココに近づく余裕なし。98年にココにきた時にはデジカメと三脚を持って来たので、デジカメを装着した三脚を水平に突き出して、滝口から滝つぼを撮影しようかと試みたが、見事に失敗に終わった経緯がある。当時そんなこと良くやったなと自分でも関心してみたりする。今じゃ恐ろしくて、そんな荒業は出来ませんわ。トシを取ったな。次回来る時は物干し竿でも持ってくるか… |
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10時24分 滝口から10分程度登った場所。この辺りの山道は結構歩き易い場所だ。この先もこんなだと良いのだけれど… 2日前の雨のせいで足元は若干湿り気が多い。ちょっとイヤな予感が… |
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10時25分 ちょいと行くと石垣を発見。こんな山奥なのにその昔には耕作していたんだな。驚きです。
「その昔」っていつの昔なんだか… |
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10時25分 立派な石垣に先人の苦労を偲ぶちゃき姐さんでした。火の用心。 しかしこの後、フツーの格好で来てしまった自分を後悔することになる。この写真ではワカランが、ちゃき姐さんは靴が全然違う。それっぽい、靴底が特殊なのを履いている。軍手も持参。 ん〜。既にマズイぞ(;゚Д゚)
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10時32分 7分歩いた場所。ちょっとした滝発見。 |
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10時38分 さらに6分歩いた場所。また滝発見。今度はちょっとデカイ滝だ。手前の樹木にピントが合ってしまい、折角の奥の滝がピンボケ気味。この辺はデジカメの悲しいところ。 |
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10時40分 2分歩くと、更に立派な滝を発見。ここのは滝つぼも結構深かった。マイナスイオンたっぷりって感じ。 |
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