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いよいよ山道らしき道になってきたぞ...

8時27分

とうとう、クルマでは通ることができない山道になってしまった。しかし、道は結構整備されている。

往時は石畳であったことがうかがえる道である。

かなり荒れているとは言え、歩き易い。小滝上流の時とはエラい違いじゃ。

 

石畳の山道


8時34分

登り初めて約1時間で立派な石垣に出会う。
この画像には写っていないがこの上にはもう一段同じような石垣があり、全部
で二段構造の石垣である。周囲の木立が立派なので陽があまり届かないのであろう。
石はかなり苔むしている。

足元はこの場所は石畳ではないが、ここに至る直前まで石畳であった。
このことから推測しても、この石垣は神社仏閣の名残であろうか。

また、撮影には失敗したが、この場所でキジとおぼしき鳥に出会った。
山道に居たのだが、私が見た瞬間に周囲の杉の木のはるか上方に飛んで行って
しまった。ハッキリと確認はできなかったが、恐らくキジだったと思われる。

野呂山の石垣

8時44分

砂防ダムに出会う。

平成元年度に出来たと書いた看板が付いていた。看板は左上方にあり、この画像ではちと見えない。

砂防ダムの所までは、比較的良い山道であった。ダム建設のために車が登ったであろうから、当然のことである。

野呂山の砂防ダム

8時45分

この砂防ダムのすぐ横の木に赤いビニールテープ発見。

『私の好きな場所 折返点(ダム)』と書いてある。
「市政だより」の裏表紙をマネているな。

「点」の漢字が下の部分がテンテン4ツでなく「大」であるから、年配の方が書いたのであろう。

私の好きな場所

8時52分

砂防ダムを過ぎると、道はとたんに細くなって、いよいよ本格的な山道になってきた。ここからはマウンテンバイクでも登れない状況である。

そんな道をしばらく行くと山道の分岐点に来た。

親切な先人がここでもお手製の看板を作ってくれていた。小滝の時もこの看板にはお世話になったが、今回も出会うとは思わなかった。
木にぶら下げられていたそのトタン板には左に行くと「勧農坂経て野呂山」とあり、直進すると「昭和池 悪り」と書いてある。この「悪り」と小さく書かれていたのがとても気になるので、今回は初心者なので勧農坂方向に行ってみよう。

勧農坂経て野呂山 昭和池

8時52分

分岐地点から「勧農坂」方向に登る山道。

画像では結構きびしそうに見えるが、実際はもちょっと歩き易い山道である。

でも、勾配は結構あるかな...

勧農坂に行く道

8時56分

またまた、お手製の看板発見。今度は木作りである。

「石内6.0  勧農坂6.2→」と見える単位はキロメートルか?
ってことは、石内からココまで1時間20分ほど歩いているから、更に1時間以上も歩かないと「勧農坂」にたどり着かないのか!?遠い!!!!

やっぱり野呂山は大きな山なんだな。しかし…
「勧農坂、勧農坂ってその『勧農坂』って所がどんな所なのかとっても気になるじゃんか!!」

なんだか雨がパラついてきたが、これはもう何が何でも勧農坂を見なくてはならない衝動に駆られてきた。

お手製看板よ、ありがとう。先を急ごう。
雨よ、もちよっとの間だけ降らないでおくれ...

 

お手製看板 石内 勧農坂
9時18分

先ほどまで遠くに聞こえていた沢の水音が急に近くなったと思えば、山道のスグ横に沢が来ていた。

先ほどの砂防ダムに流れていた水の上流であろう。

しかし、水量はかなり多いな。

 

上流の沢

9時22分

っと、目の前がパッと明るくなると、ま新しいコンクリート製の石垣に出た。

9時23分

ここ最近出来たであろう林道である。

この画像は向きで言えば黒瀬方向に向いて撮影したが、反対側にもずっと林道は続いていた。

9時24分

黒瀬方向の更に先の方を見る。

この先の方で重機2台が動いているのを見かけた。この林道はまだ未完成のようである。

チッ…(-.-)

ここまで来た山道を通って山頂に行くことは無かったな… 残念。 後味が悪いな。
ま新しい林道を川尻方向に通って、歩いて行く。トボトボ...

どーせ、この林道はどっかで野呂山スカイラインの舗装道に出て終わりだろう。
その舗装道を通って十文字ロータリまで行くか。。。

と、歩いて行きつつ、ハタと気が付く!!!!!!!

この林道は最近出来たんだから、ここまで登って
きたような古い山道がどこかに続いているハズじゃんか!

急いで引き返して、さっき林道に出た辺りを探索してみる。

9時27分

あった、あった。
そーでしょ、そーでしょうとも。(^o^)

こーでなくっちゃ。ちっょとだけある石垣の上に続く山道があるじゃあないですか。

って、よく見れば9時23分の画像にここの石垣が写ってるね。

さて、探しあぐねている「勧農坂」にはまだ到達していない。
勧農坂に出会うことが出来るのか!

いよいよ終盤。続きは次のページへ…