昭和20年、広町の地図

半年ほど前だったかな…
ヘリテージツアーでご一緒した、GOさんのサイト”希少資料艦艇研究所“の掲示板で、ある興味深い書き込みを見つけた。

その書き込みに書かれているリンク先には、昭和20年(1945)の広町の地図が掲載されていた。
が、ボケててリンク先を見失ってしまったので、再度GOさんに尋ねてみた。どこでしたっけ?

ココだよ。と即答してくれた先は”The University of texas”。その中のJapan City Plans。
http://www.lib.utexas.edu/maps/ams/japan_city_plans/

全国の都市の名前の中に混ざっている Hiromachiの文字。
http://www.lib.utexas.edu/maps/ams/japan_city_plans/txu-oclc-6565568.jpg

1945年に米軍が作成したのであろう、広町の詳細な地図である。

縮尺は1:12,500。上部には For use by War and Navy Department Agencies only Not for sale or distribusion”って書いてある。正に軍事用である。

この地図を、ここ数日ずっと眺めているのだが、見れば見るほどに興味深い地図である。

1) 虹村の地下式重油タンクは、こんなにも沢山あったんやな。その沖には飛行場もある。
2) 広東大川、広西大川とまだ呼ばれている。
3) 大空山は”横路山”と呼ばれている。
4) 市電(路面電車)が呉越峠から長浜まで行ってる。
5) 国鉄の引込み線は今の王子製紙、旧・広工廠までつながっている。
6) 吉松山の山頂まで、砲弾を運ぶための道路が続いている。
7) 仁方はまだまだ埋め立てが進んでいない。
8) 広工廠敷地内の建物は、こと細かく用途が記載されている。
9) 阿賀海岸通りのガスタンクは、この頃にはもう存在していた。
10) 阿賀駅前(現在の藤三、阿賀店のあたり?)は、市電の車庫があったのか?
11) 本町郵便局の位置は昔から変わってないのか?逆に、広の本局の郵便局のところは川。
12) 警察署は西大川沿いの中新開にあった?今の県警官舎のところがそうなの??
13) 平野部の多くは水田じゃが、周囲の山の斜面もかなり水田が多い。どれも棚田かな。
14) 名田の入り江が奥深い。現在の寿工業は戦時中のまま変わってない?
などなど、書き出せばきりがない!!

本当に見れば見るほどにとっても興味深い地図です。この地図を見ながら、同じ場所の現在の姿と重ね合わせて、当時との変遷などに思い巡らせてみるのがとっても楽しいです。

この地図をご覧になられて、何か気が付いたことがあれば、コメントで教えてください。

 

昭和20年、広町の地図” への15件のフィードバック

  1. 広郵便局は広東大川の中なので・・弁天の神社の裏山の砂で出来た土地ですよ。
    中新開交番が現在有る場所は以前は広警察が有りました。
    県警の宿舎も以前は川の中ですよ。
    阿賀支所の有る場所が電車の車庫でしたよ。
    弁天公園も川の中州でした。祭には川の中州に屋台が沢山出ていましたよ。
    東大川も広い川でしたね。
    実家のお父さんは良く知っておられますよ。

  2. ワンワン さん

    そうですねぇ~。そういう時代の様子が写真で残っていて欲しいものです。
    呉市の市史編さんの方にはあるんでしょうね。多分。

    本日頂いた資料によりますと…
    横路、東谷(今の東のりば付近)には工員宿舎
    弁天には高等官宿舎
    大広、町田、福浦、長浜には工員住宅
    中新開には女子工員宿舎
    国際大学のある場所、安永新開には工員養成所
    広交差点付近には憲兵隊
    両谷には設営隊訓練所
    広工廠向かいの名田山の下には地下工場

    などなどの記載のある「第11海軍航空廠主要設備図」のコピーを頂きました。
    コレも貴重な資料ですね。

  3. 横路中学の上の段(テニスコート)には、防空壕も有りましたが、現在は塞がれたのか?
    講堂(体育館)が建て替えられている所に工員の風呂場が有ったので、
    町田に以前有ったような煙突も横路に有りましたよ。
    西原酒造さんは、同級生でした。
    止める頃には、両谷の船津神社の近くで井戸水を汲んでいた言われていましたが・・
    阿賀豊栄新開には、動物園が有りましたが、水害で浸かって無くなりましたよ。
    此処の埋め立ては、大空山の入り口に平和の庭・平和の碑が有る公園に移設されている宮尾彦五郎さんの碑の裏に埋め立ての生い立ちが書いて有りますよ。
    平田整形に降りる三叉路の公園です・・弾薬の倉庫が近くに有りますが、
    よく見ないと、見落とされるかも?

  4. ワンワンさん

    煙突の記載、確かにあります。
    Chimney(煙突)—○の中に×マーク、中新開の善通寺子房の辺り(?)と、町田にありますね。横路は記載漏れかな…?

    お詳しいですね。
    また色々と教えてください。、

  5. 横路中学の講堂は戦時中の工場の風呂場だったと言われていましたよ。
    テニスコートの横穴(防空壕)も・・お化けが出るので入るなと言われていましたよ。
    Y中の卒業なので・・
    大広の宿舎は二階建てのバスの転回場に成っているところですが・・
    現在は残っているのかなあ?
    元・大陽酸素の奥には遊郭の跡も有りましたが、木造の二階建で(小さな木造校舎)のような建物で夜には薄気味わるい所でしたよ。
    北町田の宿舎は、現在少し残っていますよ。徳丸バス停から入った所ですね。

  6. ワンワン さん

    引き続きありがとうございます。
    白石に遊郭があったとは、図書館の本で読んだ事がありましたが、あの辺りだったんですか…。

    横路、大広方面は、私も子ども時代のテリトリー外だったので、あんまり詳しくないので、情報非常に有難いです。

    今度、デジカメ片手に散策してみようと思います。

  7. 面白い!!!!!!!!!!
    昔の地図wツwエ、写真wツwエ見るの好きなんよぉ~↑↑↑
    鳥八の2階に、昔の広交差点付近の航空写真があったけん、思わず、wソwノwワwチwワwコwワで撮ってしもうたもんっ(= ‘艸’)wマwハwンwハwン

  8. kaorin さん

    ぃや、ホンマに面白いよねぇ~。

    どんなんだったかなぁ~って想像してイメージ膨らませてみるって楽しみがあるよね。
    広の古い写真、発掘してみたいなぁ~。

  9. こなきさん

    かなり昔の記事にコメントしてすみません。

    リンクされていた地図と下のリンクのページの航空写真を見比べると、かなり奥深かったので、コメントを書きました。
    http://kure-sensai.homeip.net/Kuushuu/Hiro505/Hiro505.htm

    米軍の地図は、興味があるところとないところがあるのではないかなという印象です。

    戦前に国内で書き起こした地図とかあると、もっと何かわかるかもしれませんね。

    因みに、私の世代も広東大川と言ってましたし、学校の教材の地図にもまだそうかかれていたと覚えています。

  10. まぶさん

    コメントありがとうございます。

    行くところに行けば、資料は沢山あるんでしょうけれど、発掘するのには多大な時間が掛かると思われ、情熱の程もあり、なかなか手が出ないってのが正直なところです。

    私も「広東大川」世代です。

  11. 滋賀県在住の黒住と申します。第11海軍航空廠の事を調べていて本サイトに辿り着きました。父の喜寿の祝いで出生地である呉への旅行を計画しております。当時祖父は第11海軍航空廠に勤務しておりましたので、付近の宿舎に住んでいたものと思われます。”第11海軍航空廠主要設備図”なる資料にその記載があるとの事ですが、どちらで入手されたものご教示願えないでしょうか?旅行の際に父を連れてその場所を尋ねてみたいと思っておりますので、お忙しいところ誠に恐縮ですがよろしくお願い申し上げます。

  12. くろずみ さま

    ご連絡頂きありがとうございます。
    広航空廠にお勤めだったとのこと、往時を偲んで再びその地を訪れたいとの思い、お気持ち察し致します。

    その”第11海軍航空廠主要設備図”なのですが、なにせ9年ほど前のブログ記事に書いてたことなので、慌てて当時戴いたCD-R等を漁ってみたのですが、当該記事に書いた”第11海軍航空廠主要設備図”そのもののデータが見つからないのです。
    その他の地下工場の図や工廠内各建物の図面などはあるのですが…

    で、原本はどこで手に入るかと言われますと、当時、資料を頂いた方は、確か国立図書館に出向いてその資料を撮影したように言われてたかと思います。

    具体的なお答えになってなくて申し訳ありません。

    ちなみに、そのデータを頂いた方はその筋では有名な方で、「呉・江田島・広島戦争遺跡ガイドブック」を出版されております。これとか、参考になりますでしょうか。aMAZONで検索されてみてください。

  13. お忙しいところご丁寧にご連絡いただきまして誠にありがとうございました!

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