パリ・ブレスト

パリ・ブレストと言う名前の洋菓子がある。そう。あのPBPの名を冠したお菓子だ。

PBP=パリ・ブレスト・パリ。フランスのパリからブレストと言う街まで片道600km。その道を往復し1,200kmで開催される自転車乗り憧れのイベント。
そこから来ている菓子なので、自転車のホイールの形を模している。

パリ・ブレスト
パリ・ブレスト

中空ではあるが、厚みのある形状。

横から
横から

下の生地の中には、マロンクリームみたいなのが入っている。

切ってみる
切ってみる

甘くて美味しい。
実はコレ、娘が作ったモノ。

今年の春に呉市内の女子高を卒業した娘。
こなきに似て勉強嫌いなので「自分のやりたい道に行く!」と、製菓の専門学校へと進んだ。

広島酔心調理製菓専門学校

そう。地元では有名な酔心。そこが経営する調理専門学校の製菓部門なんだ。
具体的に学校名晒しちゃっていいん?って娘に聞くと、二つ返事で

いいよ

だって。余程自信があるらしい。
日々、実習があるみたいで、ほぼ毎日と言って良いほどに、その日に作った菓子を持って帰ってくる。

洋菓子あり、和菓子あり。
シュークリーム、エクレア、タルト、クッキー、豆大福、水羊羹、パン類もある。日替わりで色々と持って帰ってくる。

生クリーム物が多いので、なかなか次の日にお裾分けってことが難しいんだ。
なので、大抵はこなきとくるぱんの腹に入る。ヤヴァい。肥えるゾ。

「今度、パリ・ブレストってケーキ作るから」って聞いた時は、期待ワクワクだったよ。
で、先日帰ってきたのが上の画像のパリ・ブレストだった。

まぁ正直なところ、これがホイールかと云われれば苦笑ものだが、大切なのはニュアンスなりインスピレーションでしょ。

色々作ってくるってことは、毎日が実習な訳で、ほぽ立ちっぱなしらしいけれど、

好きなことだから頑張れる

と、どっかのTV-CMみたいな台詞を吐いているウチはまぁ大丈夫か。

大丈夫じゃないのはこちらの懐具合。
授業料…パナイ。

父ちゃん、まだ頑張らなきゃ…

あ、父ちゃんはPBPに出たいかって?
いや、出ないよ。海外旅行を一度もしたことない男だし、機材をフランスに送ることも気が遠いし、何より10日間も会社休めない。

娘が作ったパリ・ブレストを味わいながら、ひらまつさんが走った1,200kmの道のりを想像するだけで十分に愉しいよ。

4件のコメント

  1. 広町に住んでいるので、このブログちょくちょく見ています。
    正直自転車にはあまり興味がなく、たいがい流し読みですが、
    今回の記事は

    「すばらしい」

    素直に娘さんを応援します。
    それと、好きな道にすすめさせたこなきさんも、良い。

    この先、娘さんの進む道が、華やかになるような気がします。

  2. あう さん

    恐縮です。
    子には可能な限り、選択の自由を与えてやりたいと思ってます。

    未来が華やかであるかどうかは分からないけれど、もし、そうならなくても自分が選んだ結果で行き着いた先です。その方が後悔ないんじゃないかな。

  3. お、パリ・ブレスト!SRをこなした後でパリ・ブレストとはいいタイミングでしたね。
    しかもプロのたまごのお手製ですか。
    ゆくゆくはパリへパティシエ留学に〜(^^;ガンバレ父ちゃん!

    パリ・ブレストが作られたというのは1910年だそうなので最初にパリ・ブレスト・パリが行われてから20年ほど後ということになります。
    オリジナルを作った店に電車で行ってきましたけど、町の小さなケーキ屋さんという雰囲気なのに驚いた憶えがあります。
    詳しくはこちらに(^^;

    http://giro.kurayashiki.net/pbp/110826versailles.html

  4. ひらまつ さん

    来年、ヨーロッパ研修旅行があるとは云ってましたが…(別途の実費…泣)

    PBP記事は読んだことあるのですが、今回自分がSR獲った身として、また、ひらまつさん、腹ポさん・べりさんご夫婦にお会いした上で読むと、また違った感覚で読めて新鮮でした。

    いやぁ~、しかし。
    やっぱり私は現地に行くことは無理だわ…

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