2月の中旬だっただろうか…
いつもの自転車通勤の途上。
清水1丁目のスクランブル交差点のところに警官が立っている。
↑の画像、右側に警官の姿 見える?
次の日も立っている。次の日も立っている…。
何日目かの日に、左側の歩道を走ろうとしている自転車(一般車)に向けて、大声で叫んでた。
歩道は歩いて自転車を押してください!!
一般車に乗ってた人は驚いたように自転車を降り、歩道を歩き始めた。
ん?
ここは歩道?
全く気にしたことが無かったんだが、ここは自歩道では無いのか…。
自歩道。
恐らく一般的には「当たり前だろう」と、思われている自歩道=自転車歩行者道。
自転車の走行が許可されている歩道。でも、あくまで自転車は車道走行が原則だから。
え!? じゃったら、自転車が走っちゃダメな歩道があるん?
って声が多数聞こえてきそうだけれども、自転車が走っちゃダメな歩道は実はかなりの場所で存在してて、その一つがココ。この交差点から国立病院の前を通って、総監部前までの歩道は自歩道ではない。
(反対側車線の歩道は、美術館の所から清水のスクランブル交差点までが自歩道ではない)
こなきはいつも車道しか走ってないので、ここの歩道が自歩道であるかどうかなんて、全く気にしたことが無かった。
が、警官の叫びを聞いて以降、標識を気にして探してみたが、ここの歩道には自歩道の標識が設置されていない。と、言うことはこの道路では自転車は車道しか通ってはダメな訳だ。法的に。
そかー。ここは純粋に歩道なんだ。知らんかったぁ~…
歩道を走ってると『3ヵ月以下の懲役又は5万円以下の罰金』に処されても文句言えない。
そっかー。こんな地方都市、呉の警察でもそんなことを問う時代になっちまったのね…。
自転車乗りのひとりとして、スジミチをキッチリするって意味では歓迎すべき気もあるけれど、そんな正義を求めるよりも、もっと他にキッチリさせるところは沢山あるだろ。って気もする。気持ち半々。
発言小町界隈でも「自転車で歩道走行し、怒鳴られました。」みたいな論議が盛んなように、今は時代変化の過渡期なんだろうなと思う。
自転車が歩道を走っても良くなった過去の経緯などはWikiに詳しいが、長年の習慣で自転車は歩道との意識が一般的になってしまってる今日、ある朝突然に街角で「歩道は歩いて自転車を押してください!!」って警官に怒鳴られても、
なんで?
ってなる気も分かる。
事実、警官に怒鳴られながらも全くスルーで歩道を走り行く女性も居た。自分に言われていると、全く気が付いてないんだろう。
で、翌週も、その翌週も警官が立ってたので、3週目の朝に警官に話しかけてみた。
こ:何で急に立唱を始めたんですか?
って。すると、案の定、
警:昨年12月から法改正が施行され、路側帯の走行方法が…(以下、略)と、言われるので、
こ:それはここの歩道走行に対して警告してるのと直接は関係ないですよね。
警:この歩道は自転車が走行しても良い歩道ではないので
こ:自歩道では無いのは、向こうの国道までですよね
警:歩道が狭くて、歩行者が危険なので…
みたいな会話しまして、まぁ結局のところ警察の気まぐれと理解。
お時間取らせたので御礼を申し上げて通勤再開。
勿論、車道を通ってJRガード下を走る。
後日、こんなのが歩道に貼られていることを発見。
このロードペイントが貼られて以降は警官の姿が無くなった。
アレかな…
・ ここの歩道で歩行者と自転車の接触事故が起きた
・ 警察としても対策しなきゃならんので、ロードペイントを貼ることを決定
・ でも、スグには施工できないので完工までの間、交通量の多い時間帯のみ立哨実施
みたいな感じだったのか(推測)。
この近所の女子高を昨年卒業した娘に言わせると
今さら!?
もぉあそこの歩道はぶつかったり、危ない目に遭ったりした子、いっぱいおるんよ
だって。
でもさぁ、根本的なところを考えてみると、自分が自転車 に乗ってて歩いてる人を怪我させる訳には行かないじゃない。だったら誰に言われる迄もなく、事故を起こさない乗り方をしなきゃならんよね。
みたいな報道、他人事じゃなく自分や家族が起こす可能性もある訳で。
万一そうなった場合、どんな未来が待っているかをちょっと考えただけでも、どんな乗り方すればいいかなんて小学生でも分かるのでは。
法や警察に言われてやるのではなく、自分が加害者にならない意識が求められていると思う。
そして先ずは警察官が自転車乗る場合は車道を走り、模範を示すべきではないのか。
高校時代、片道15km〜20kmを自転車で通学していたんですが、橋の車道を走っていて歩道を走りなさいとパトカーに怒られたことがあります。歩道がすれ違い出来ないほどの幅だったためですが、あれは未だにどういうことだったのか気になっています。
少し過ぎてから、再び車道に降りると、追いかけてきて再度怒られたので、そこはどうしても車道を走っては駄目な区間だったんだと思うんですが。
小林 さん
そのお話、広で言うところの「広大橋」をイメージしてます。
自転車が走っても良い歩道は歩道部分の幅がおおよそ2m以上の場合のようなので、すれ違い出来ないほどの幅ですと自歩道では無いのでしょうから、小林さんの通行方法の方が正しかったのではないでしょうか(お話を伺う限り)。
また、車道を自転車が走ってはダメな場合はその旨の標識が出てます(ここら界隈だと、休山トンネルが分かりやすい例です)。
残念ながら警察官自身の不理解ってあると感じてます。歩道を歩いてる歩行者に後方からベルを鳴らしたり、歩道を並走したり。でもまぁ、幅広い職務範囲の中での、たがが自転車のことですから庶民的な意識でも仕方ないのでしょう。