Bianchi – Attivo 大規模メンテナンス

通勤が主用途のBianchi – Attivoクン。ウチに来て2年が経過しました。 
総走行距離も7,000kmを越えていることでしょう(サイコン付けてないから、正確なところはワカラナイのよ)。

11月中旬から、走りが重たかったし、ギリギリと異音がしてたので、Attivoクンはドック入りしてメンテ週間です。代わりの通勤手段はPistaクンです。 シングルギアでも呉越峠はパスできました。余裕です。
子規句碑の坂だって大丈夫。Pistaでの通勤に関してはまた後日書きます。

さて、2年間頑張ってくれたAttivoクン。徹底的にお手入れしましょう。
あ、当然ですが普通はココまでする必要は無いですからね。あくまで一部のマニアがやることですから。

チェーンも錆び錆びです。
錆びたチェーン
いつものように灯油で洗ってやります。が、ゲージで測ると伸びているようです。後日買い換えましょう。

異音の原因、リア・ディレーラ(変速機)のプーリーを交換します。
オカムラさんに、取り寄せを頼んでました。

テンションプーリーが277円、ガイドプーリーが245円。安いモノです。

新旧比べてみましょう。

あんまりワカラナイですね^^;
右側が使用中のモノ、左側が新品です。グリスアップして装着します。

タイヤも磨り減ってます。
今、履いているのはコレ↓。シュワルベ – マラソン レーサ(SCHWALBE – MARATHON RACER)。

左側がリア、右側がフロント。やはり、後輪の方が良くすり減ってますね。
まだ交換するには惜しいので、前後タイヤをローテーションしてやりましょう。
表面に突き刺さっている小さな小さな金属片もピンで取り除いてやります。

さ、ここからがキモ。
BB(ボトムブラケット)をバラします。専門工具が必要なので、かつお氏から借りてきました。
先ずは、車体をひっくり返します。
※自転車専用のメンテ台があれば、ひっくり返さなくても良いんだろうけど、持ってないからひっくり返します。じゃないと、タイヤやサスペンションの”柔らかさ”でチカラが逃げちゃうのよね。※

10mmのアーレンキー(6角レンチ)をクランクの真ん中に差し、反時計方向にまわしてやります。

中央のコマのようなネジが簡単に取れます。

ここでツールの登場。

コッタレス抜きツールです。

上で抜き取ったネジ穴にコッタレス抜きツールを手でねじ込んで、モンキーで時計方向に回します。

流石、専用ツールです。簡単にクランクが抜けました。

続いても専用工具、BB用アダプター戻し工具です。

このBB用アダプター戻し工具をクランクを抜いた部分にはめて、反時計方向に回します。

BBカップ(樹脂製のネジのような部分)が外れました。

引き続きは、反対側も同じように…

10mmアレーンキーでコマを外し…

取れました。

コッタレス抜きツールで回してやると、前ギアごとクランクが外れます。

ホラ、ひまわり。

BB用アダプター戻し工具を軸の真ん中にはめて回します。

BB(ボトムブラケット)が抜けました。

フレームの中はこんな感じ。グリスも汚れてます。

コレが親玉、ボトムブラケット。クランク軸ですね。

錆びてますし、汚れてますし、グリスは砂を多く含んでます。

BBを抜いたフレーム部分もパーツクリーナを含ませた布で綺麗にしてやりましょう。

ホラ、こんなにきれい。

BBも磨いてやります(コレの内部は分解不可能)。

BBの型番は SHIMANO BB-UN26
錆びはあんまり取れませんが、砂を除去できただけでも大きな成果です。

BBカップ。こんなに汚れてる。

洗ってやって、ここまで綺麗に。

紫外線で変色してるのは仕方ないですね。

前ギアも全部バラして磨きます。

組み付けはデュラエースグリスを付けながら組み戻します。

コレもかつお氏から借りたもの…^^;

すっかり組み戻し、各部に注油したり清掃して完了。
夜だけの作業なので10日ほど掛かってしまいました。

今週のアタマからAttivoで自転車通勤復活。
おぉ!軽い、軽い!!
清掃した甲斐があるどころか、とっても軽く静かになりました。

伸びてるチェーンは、後日買います。次もまたウィッパーマン CONNEX 808 チェーン。

ツールを貸してくれた、かつおさん。ありがとねー。
いつも強力な助っ人に感謝感謝です。

 

5件のコメント

  1. 懐かしい響き…「コッタレス」。 実家に帰ったらどっかに転がってるんじゃないかなぁ、持ってましたよ私も。 クランクにねじ込んで、芯をぐりぐりまわして押し出してやるんですよね?
    BBには固めのグリスいれてたような覚えがあります。

    「専用工具」ってソレにしか使えんけど、かっこええですよね。  まにぃ気分満喫できます(変態)

    気付き★ よく見たら、クランクのアームが4本なんですな。 昔は5本(ヒトデ型)だったような気がします。

  2. BBまで外してメンテとはやりますね!ウチのも外したことあるんですけど、ものすごく固くて体重かけて足で踏みこんでやっとこさコッタレスクランク抜きました。

    チェーンもそこまでならスプロケットも一緒に交換した方がいいですよ。ショップによってはチェーンのみ交換はせず必ずスプロケとセットで交換するようなところもあります。歯が薄くて浅いので磨耗しやすいからで、フロントは厚みもあるのでリアの5倍は持つと聞きました。

    それにしてもフレームに傷などなくてきれいですね、うらやましい。

  3. お久しぶりです。久々、自転車ネタですね。

    当方、テスタッチのコンサイス・コムにシマノ105で組もうか、なんて考えているんですが。。。
    どうなんでしょう?前途多難です(笑)

  4. ボクは一年間で車に3000キロも乗らんのに、凄い距離ぢゃわ、

  5. ☆ ぴょんきぃ さん

    やはり経験者でしたか。以前、中学の頃にBBのグリスアップやったと書いてましたよね。芯をぐりぐりまわして押し出すヤツ、そのものですよ。
    確かに、イィ響きですよね。「専用工具」。オートバイの専用工具も色々あるんでしょ?

    クランクのアームですが、確かにウチにある古いタイプのマウンテンバイクのアームは5本です。時代とともに進化と言うか、コスト削減なのかな…

    ☆ ひらまつ さん

    attivoが調子悪いってハナシをかつお氏にしてたら、コッタレス抜き持ってるから、やってみる?って言われて、ここまでやったんですよ。初めは難しいのかと思いましたが、意外と簡単でした。確かに、固く固く絞まってましたよ、クランクは。

    スプロケの交換、思ってなかったなぁ~…考えてみます。アドバイス、ありがとうございました。

    フレーム、この画像には写ってないですが、チェーンステーに大きな傷が付いてんですよ。

    ☆ たっちゃん さん

    そう言われれば確かに、久しぶりの自転車ネタですね。

    しかし、テスタッチに105ですか。
    フレームカラーはともかく、コチラのブログのよーな感じでしょうか。

    カーボンの太い太いフレームが多い昨今、クロモリの細身なフレームがカッコイイですね。いーなぁ~、このフレーム…
    ワシならケンタウルで組みたい。でも資金的にハードル高いねぇ~…

    ☆ ばばこに。 さん

    日々の通勤でクルマ使わなかったら、年間の走行距離って僅かなモンですよね。
    自転車通勤、片道12kmで日々乗ってたらこれぐらいの距離になっちゃいました。

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