きっかけは1枚の配布物だった。
先日届いた地元出身県議からの書簡に以下のようなものが書かれていた。

とびしま海道の架橋を大三島まで繋げてサイクリングロードを!
ふむふむ。これは自転車乗りとしては夢だな。
先日の報道で、淡路島と四国をつなぐ大鳴門橋にサイクリングロードを!ってのがあったが、どこの島もサイクリスト呼び込みに必死だ。
とびしま海道終端の岡村島にある岡村港からフェリーに乗って大三島に渡り、そこからしまなみ海道を走るって言うのは、地元自転車乗りの間では「とびしまなみルート」と呼ばれててことさら目新しいものではないが、改めて書面で見ると、あぁ実現するといいな…と思うよね。
Twitterで流してみたところ、458RT、760いいねがついた。
ほほう…これが実現したら相当に楽しいな pic.twitter.com/nGFR7biNWh
— こなき🚴 (@konaki_SR) July 30, 2020
地元とびしま海道も知名度が上がって、その名は全国的に広まりつつある。
そしてもちろん世界が認めた「しまなみ海道」は、もはや言うまでもない自転車乗りのメッカ。この二つが橋で繋がることになれば、どんなに素晴らしいことになるだろう…
地元選出の県議さんには頑張って頂きたいところだが、実際、岡村島〜大三島は愛媛県なんよね…広島県側が幾ら騒いでも愛媛県がその気にならないと…実現はまだまだ先そうだ…
ってことなんで、何年か振りにとびしまなみライドに行ってきた。
8月2日(日)
このルートのキモは岡村港から大三島に渡るフェリーの時刻だ。運行会社の大三島ブルーライン社のサイトには時刻表が掲載されている。
相変わらず便は少ないな…
ウチから自走で2時間あれば岡村港まで着けるだろうから、10時5分の便を目指して出発するか。8時前に自宅を出発、のんびりとしまなみ海道を転がす。
いつもの県境に着いたのは9時20分。

早いな…船まで40分以上もある…こんなことならもっとガシガシ走って9時15分の便にすれば良かった…いったん岡村港に着いたものの、時間沢山あるので岡村島を一周して時間を潰しとこう。30分くらいで周回できるじゃろ。
岡村島の裏側、正月鼻と言う場所の近くの浜辺。

大谷海水浴場と言うらしいが、水もキレイで良い浜だ。ウチも子どもが小さければここまで遊びに来たいところだ。
再び岡村港に着いたのは9時50分。
券売機で切符(大人420円、自転車250円)を買い乗船。

サイクルーズパスを駆使すればもっと安くなることは知ってるが、今日のところは面倒なんでパスは使わずに。

ん?
ここのフェリーってこんなに新い船だったっけ…調べて見ると2019年4月に新造船就航って書いてあるな。
いい
新しい船って気持ちいいよね。
客室はきれいだし、エンジン音も静かでデッキからの眺めも一層気持ちが良い。20分ほどの船旅だけれど旅情あっていいよね。
大三島の宗方港到着、ちっちゃい港だ。何にもない。
下船していきなりライド再開!
しまなみでの立ち寄り場所はノープラン。行き当たりばったりで。
最初に立ち寄ったのは今治市伊東豊雄建築ミュージアム。
ミュージアムそのものには入らないけれど、駐車場には彼がいた。

ミスター大三島。
島のあちこちに出没している。いつものようにバイクを持っててもらったが、背中の絵柄で間違いに気がついた。

彼はこのように持ちたかったんだ。ごめんな、気づいてやれなくて…
続いては隣接のところミュージアムの正面玄関。

特徴的な正面玄関は絶好のインスタ映えポイント!

続いては大山祇(おおやまづみ)神社に立ち寄りしばし休憩…
観光客はまばら…近くのお土産屋さんも閑古鳥が鳴いていた。
再出発し、大山祇神社近くで謎道発見!
大三島美術館横の細い道に自転車道との表示を発見したので入ってみる。

遊歩道的な感じ。とりあえず続いているっぽいので行ってみる。

って、結局はいつものブルーラインが引かれた車道に出た。何のこっちゃ…
しかし謎道はまだ続いてた。
今まであんまり気にも留めたことがない、多々羅大橋への自転車道看板に気付く。これは行くでしょ。
しかし怪しさ満点!

この先、細いサイクリングロードが続いてた。落ち葉が沢山あって、とても活用されている風は無かった(画像なし)。
で、このサイクリングロードは結局のところ、先でいつものブルーラインが引かれた車道に出た。何のこっちゃ…(本日2回目)
ここの峠の斜度を緩和するための迂回だと言うのは分かるが、全く利用されている風は無いな。
その先で新しい施設発見。

WAKKAとある。

サイクリスト向けのお洒落な宿泊施設のようだ。

奥にはカフェもあるんだな…サイクリストをターゲットにした新しい施設が増えるって良いんじゃないかね…ジモティはなかなか泊まれんけども…
さて次はブルベ中にはあんまり立ち寄らないド定番の聖地寄ってみますか。

ここも閑散…良くある撮影の順番待ちってことにもなってないな。

一応、ネタとしての自撮りを…
その後、多々羅大橋の県境を経て広島に戻ってきた。

この県境ペイントはとびしま海道のソレが元祖でこっちが後発。
生口島ではお約束のコロッケも、ドルチェのジェラートも食すことなく島を離脱る。

生口橋のサイクリングロードのたもとにセブンイレブンが出来つつあった。
ドルチェに勝つことができるかな?
その後も順当に走りまして間もなく本土と言うことろで、通行止めポイントに遭遇。
この音戸大橋(ローカル表現)みたいな橋が見えればしまなみ海道も終わりの合図だが、その赤い橋にたどり着くことができない。

右の坂道を登って迂回しろとな…
坂道を登ると赤い橋の付け根まで行った。
そこから下った先はいつものブルーラインの道だったが、振り返ると…

派手に崩れてるねぇ〜…
災害復旧工事で10月中旬までかかるとのこと。
その後、いつもの渡船で本土へ戻る。

本土帰着が14時頃。
尾道、三原と戻り、須波ではあの駐車場に寄ってみた。

そう。
以前はAJ広島ブルベのスタート地点として頻繁に利用していた須波海浜公園の第1駐車場。夏の昼間は本来の用途での駐車でほぼ満車だった。
尾道以降は気温が上がり、サイコン値で気温36度となって非常に暑かった。自販機がある都度止まってドリンク補給してた感じよ。当然にスピードを上げることもままならない。8月の午後はもはや殺人的な気温とも言えるね。
18時頃帰宅。
久しぶりのとびしまなみ。
いつもと変わらないと言えば変わってないが、景色や町が少しづつ変わってて面白い。
とびしまなみのアレンジ版として宗方港から四国方面に向かって、今治・松山まで行きフェリーで呉に戻るのもアリ。
また宗方港からは今治に行く航路もあるので、しまなみを思いっきりショートカットして四国に行き、今治→松山まで走りフェリーで呉まで戻ることもできる。当然、それぞれのルートを逆に行くことも可能。
瀬戸内海の船便を活用すれば楽しみ方は幾らでも考えられるよね。
でもやっぱり時間に縛られない架橋はいつまでも期待したいところでもある。
本当の意味でのとびしまなみライドができるようになる日を期待したい。
こんにちは、これは渡しがよく行くコースで、因島の「西華園」で食事をするのが楽しみでした。
しかし、今年は行くことができていません。
なかなかいいコースですが、帰りがどうしても21時くらいになってしまうのがたまに傷かな。
エギチェラーラさん
お返事遅くなりました。
西華園さんは存じてなかったのですが、最近、乗ってますか?
以前はちょこちょこ出逢ってましたが、全くお見かけしてないですが…
またカツ君パイセンたちと走りに行きたいですね♪