24′ BRM203岡山・呉200

2024年2月3日開催 BRM203広島200km岡山・呉の参戦記だ
言っとくが今回も長文だからイヤなら読むなよw

今回のルートは以下のようなもの。

岡山市内を出発し、途中の向島でヒルクラしてから海沿いを一路呉に向かうワンウェイの200キロブルベ。
岡山県内は疎いが福山以降はほぼ知ったる道。距離もBRMでは最短の200キロ。獲得標高も2,200mとルート的な難易度は高くない。ただ、この時期の気温そして降水確率が高めな天気予報が不安をそそる。

前日の2月2日は仕事しなくて良く、準備日に設定。
夕方。
仕事を終えた奥さんの「東広島駅まで送ったげるわ」とのオコトバに甘える。

新幹線・東広島駅…ウチからクルマで行くにはアクセスが良いのだが、1時間に1本しか新幹線が停まらないんだなぁ…


東広島から岡山までこだまでのんびりと輪行旅。
乗客も少なく、輪行手荷物の置き場にも困ることなくて楽勝楽勝。

1時間ほどで大都会岡山に到着。
今夜のお宿は駅チカのビジホ。

荷物を置き、繁華街を散策してみよか…

商店街にフリーズしたおじさんがいたわ…

右手の形が気になるゼ、おじさん…

今夜は前夜祭。
きっしーさん、丑さん、チャケさん、駆け付けてくれたひらまつかんとくさんと駅前地下の町中華で軽く食事。話は尽きず時の経つ速さを実感。明日も朝早い。早々に寝ようZzz…

4時起床。
アラーム音で飛び起き、窓から外を見てみる。

雨は降ってないな。ヨシヨシ。
スマホ天気予報を見てみる。

う~ん…終盤少し降られるかな…

ま冬用ウェアに身を包み、つま先と手の甲にカイロを仕込んでホテルを出る。
輪行解除し出発するが早々にミスコース💦集合場所とは反対の方向に向かってた。
慌てて引き返して集合場所の石山公園に到着。

既に待機されてたAJ広島スタッフの奥畑さん。今日はお世話になります。
今回はワンウェイルートなのでご厚意によるドロップバッグ運用があるのが嬉しい。有難く手荷物を預けさせて頂く。

三々五々に参加者が集まってくる。今回のエントリーは16名。出走は7名。この時期のワンウェイなので少人数開催やむなしか…

自分も車検のお手伝いをさせて頂く。
今日は節分なので、補給食として(?)豆が配られたw


ブリーフィングも滞りなく終わりスタート。
スタート直後の市街地は皆さんと共に軽い信号峠を越えて行く。

市街地を抜けると其々のペースで快走フェーズに移行したが、10キロちょっと行った三叉路で左折ポイントを見過ごしてしまいコースアウト。自身のセンサーが働いてミスコースしてることに気付きw戻っていると、こちらに向かって来るランドヌ1名あり。

きっしーさん!
レスキューに来てくれた(嬉)

「岡山でこなきさんをコースアウトさせる訳にはいきません!」

マジすか!嬉しいおコトバ、マジっすか!
前を牽いてもらい最初のチェックポイント備中国分寺に到着。

備中国分寺

なんも無い原っぱにある小高い丘に五重の塔が建っている。
いい。
いい雰囲気だ。
朱塗りではないし名だたる観光地でもないが、こんなのが本来の神社仏閣の姿じゃないだろうか。
実にいい。

そんな早朝の国分寺には4名ほどのランドヌがいた。ご近所にお住まいとのランドヌさんも応援に駆けつけてくれてた。感謝。あざっす!

きっしーさんとのふたり旅が再スタート。

が、彼は速い!

と、言うが自分の走力が貧弱である。
ここんとこ何やかんやで全く乗れてないからな…

それに加えてのこの気温だ。

ガーミン先生は0.8℃だゼと教えてくれている。

うーん、ありがとう。
つま先&手の甲カイロで末端の冷えは何とか持ち堪えている。

そんな画像を撮ったりしているから車間が空いてしまい、信号でぶった斬られてしまった。
アデュー…


間もなく左手の丘に朝日が昇ってきた


幾つかの交差点を曲がり川土手道を行く


っと、通過チェックのローソンにいきなり到着。
いや、距離を気にせず走ってた。
店先に蛍光色の反射ベスト着てる複数人がいなかったら、絶対に見落としていた案件。


店内で買い物して出てきたらもう蛍光色の反射ベスト着てる複数人の姿は誰一人として無かった。
みんな早かったのね…

店先でパン食ってると、蛍光オレンジの反射ベスト着た自転車がひとりやってきた。
ちゃけさん!
今日は勇敢にもブロンプトンで出走!
ここから、ちゃけ&こなきのふたり旅がはじまった

追い駆けて追い駆けても つかめないものばかりさ…♪


だがそんなふたり旅も長続きしなかった
トップスピードが乗らないブロンプトンはやはりブルベには厳しい(多分。
ふと気がついたらペアは自然解散されていた。スマヌ…

金光と言う地名のところにきた。


宗教心のない自分でも、この名を冠する宗派があることは知っている。
その宗派の本拠地が岡山にあるとは知らなかったわ。

ひとり旅は続いている。


岡山は平野が広いな…同じ瀬戸内でも広島とはえらい違いだ。
などと考えつつ走っていると、

ガシャーン!

チェーンが落ちやがった…

しかも中途半端に脚を回したもんだから、奇妙な感じに絡まってしまったじゃないか。
内と外のチェーンガイドの中で∞マークが出来てしまっている。やるじゃないか、自分w

チェーンが横向きになる本来ではあり得ないねじれを起こしているから、一瞬DNFの文字が脳裏をよぎった。ま、0.05秒ほどなんですけどねw

半ばチカラ技でチェーンをなおし再出発だ。

海が見えてきた。


次のフォトチェックポイントが近づいた。次は鞆の浦の常夜灯だ。


鞆の浦らしい船溜まりの景色を過ぎる。

常夜灯に到着。
時刻は11時10分。ここまで87キロ。


以前より「100キロ6時間」をマイペースとしてきた自分にとって、5時間10分で87キロはギリギリにペース死守レベルの走りじゃないかOMG!とっとと行きますゼ。

常石造船の界隈を過ぎる。


呉に住む人間としては造船所の景色は日常だが、ココは距離感が近いよね。

おっと、左折ポイントをスルーしてしまった。


ガーミン先生に感謝だ。

この辺りは遠浅の浜が多いな。
海の色もこの時期にしては青く、景色としては最高である。
対照的に空は青さを失いつつあるのが気がかりではあるが…


お、こんな場所発見!


アレでしょ?
尾道のモンサンミッシェルとか言われてるんでしょ?w
潮が満ちてる方向なのでもう渡れんわ。

あ、なんか奇抜なカラーリングのフェリーが見えた。


この後、乗るフェリーかな?
先を行くランドヌが乗ってるかも知れないので手を振ってみた。
(後ほど、この船便ではないことが判明し軽く後悔)

そう、今回のルートは船に乗る。しかも2回。2回だ2回Twiceだ。
小さな港についた。
尾道渡船の戸崎~歌航路って言うらしい。この航路はいままで乗ったことが無い。
210円を握りしめてアボード。


船は接岸済でタイミング良く乗れた。
乗客は自分の他には誰もいない。貸し切り乙だ。


と、思っているとサイクリスト御一行様が勢いよく乗り込んできた!!


へ?
反射ベスト着てんな…でも、今朝の暗闇でブリーフィングを一緒に聞いた顔ぶれではないな…
はて…
フリーの自転車乗り御一行様にしては意識高いな。やるじゃん!

って思ってると、その中の一人が声をかけてきた

こなきさん!

へ?
あ、広島ブルベ常連さんOoさんじゃないっすか!
このメンバーは?(無知)

こなきさんは岡山→呉なんですね。僕らは呉→沼隈200の組なんっすよ!

あぁ、そっか!
今日はここら界隈を走るブルベが3ルート同日開催されてて、AR四国さんの松山→呉と、AJ広島の岡山→呉、呉→沼隈→呉の3ルートが近接開催されてるんだ。いわく、

AR四国・AJ広島 共同開催

だが、この場所で沼隈組と合流するとは予習してなかったので、マジでびっくりしたよ。

渡船のデッキでおっちゃんに210円払いつつ、沼隈組のメンバーと話が盛り上がる。
いいね。
こーゆーサプライズ的なのイイよね♪テンション上がるわ!


渡船と言うだけあって、航路の距離は短い。
向こう岸まで5分ほどの船旅だ。

わちゃわちゃ話している中で、

あ、対岸にAJ広島ジャージを着た誰かが立っている!
もしかしてシークレット!?

って言うてる。

へ?
そんなの聞いてないゼ。
いや、ワイもまだ一応はAJ広島の中の人なんだが…
知らんのはもしかしてワイだけか!?
そんなん哀しすぎるやろーーーー!!!!!!!!


近づいた…だれ?
フォルムはスタッフ・ケンセーさんに見える。

え、マジでシークレットポイントなのか?
いや、こんなポイントにシークレット設営はムダ過ぎやろ…って、え?え?

ドキドキしながら下船…

すぎちゃんやないかあーい!


時刻は12時半。
職場が近いらしく、お昼休み時間中に抜け出して迎撃に来てくれてた。感謝!

歌港でしばし談笑。
いい。とってもいい。ブルベらしい。すぎちゃんありがとう。


沼隈組の彼ら(ランドヌーズ1名含む)は、この後、向島の海沿い道を時計回りに行くらしい。岡山組の自分だけは、この後、高見山ヒルクライムが待ち受けている。

みんなが「あー、高見山…行ったことないんですかぁ?マジっすか!頑張ってくださいねw斜度まぁまぁありますし、道もあんまり良くないですからww..」と散々脅してくる。覚えてろよテメーらw

沼隈組に別れを告げ、単身で高見山を目指す。
頂に電波塔の建つ山が見えた。あれか?あそこまで登らされるんか?


違った。この山ではなかった。
高見山ヒルクライムは向島を縦走した後に始まった。


標高はさほど高くないが、斜度がまぁまぁあり、道幅も狭く、一部では路面も荒れている。
確かに聞いた通りだった…クライム途中から見える福山方向の景色は絶景だった。

汗だくになりながら山頂到着。
13時15分 113キロ地点のフォトチェックポイント


しまなみ海道方面の橋が見える。
いい景色じゃないか。


残念なことにさっきからボトルの水が切れているんだ。
山頂で自販機を期待したがムダだった…
そしていよいよ雲行きが…四国からシャーマンが向かってきているからに違いない。

写真を撮ったら早々に下山するぞ。かなりペースは遅れている。

焦る気持ちが事故を呼ぶ
とはどっかの交通安全標語だが、ここで致命的なミスを犯してしまう。
ブリーフィングで言ってた。

下山途中でミスコースしやすいので気を付けて。

えぇ、やらかしました。

右折ポイントを行き過ぎ、勢いよく勢いよく道なりに下山してしまった
OMG
クライム中に先行している3名とスライドしたので、来た道を戻ることに間違いないのだが、明らかに見覚えのない景色が目の前に広がっていた。

やべ

盛大に標高を下げてしまった。
二度目の高見山ヒルクライムが始まった…

オンルートの左折ポイント(本来は右折ポイント)に来たので左折する。
直後、ブロンプトンで高見山ヒルクライムに挑むちゃけ氏とスライドした。頑張りましょうぞお互いに。

下山し、2日前にオープンしたばかりのセブンイレブンに立ち寄り補給を入れる。
食ってる最中から雨がポツリ降り始めた。ヤツは近いゾ!
ゴアテックスのレインウェアを羽織り、ガーミン先生にはビニール袋をかぶせてあげよう。

向島から本土に戻る渡船に乗る。
さっきとは違うルートの渡船だ。


コレは過去ブルベで頻繁に使った渡船だ。

ここから先、ゴールまでは勝手知ったるルート。
庭と言っても過言ではない。
ミスコースは絶対にない。

が、ここで再び問題が発生。

眠い(´Д⊂ヽ

なんなんだ…たかだか200キロブルベの120キロほどしか行ってない地点だぞ。
過去記事で「180キロ付近で絶好調スイッチが入る!」なんて豪語してたのは何処のどいつだ。情けないにもホドがある。

雨はしとしと降り続いている。
気温も低めだ。ガーミン先生はビニール袋の中にいらっしゃるので気温は見えないが恐らく一桁台の下の方だと思われる。救いなのはウィンタージャージとカイロのお陰で寒さはそんなには感じてないことだ。

2号線バイパス取付道のガード下に来た。


あの下ならちょっと雨宿りできるな。
橋脚の裏手に入り込み、スマホに10分タイマーをセットし寝た。


後でGoogleのタイムラインでこの場所の滞在時間を確認したのが上の図。
そしてこの時、この後に本コース唯一のPCのクローズ時間が迫っていることをこの男は知る由が無かった。

タイマーで目を覚ます。
よし、復活!

雨の中を再び走り出す。
ペース的には決して悪くない(個人の感想です)。

PCは幸崎のセブンイレブン。144キロ地点。
ここも知ったるコンビニ。

到着すると軒先で肉まん喰ってる男がいた。
スタッフ奥畑さん!

曰く、「ついさっきまで、えーじパイセンがいたんですよ」。

でしょうね。この雨だもの…
じゃあ、ちょっとレシートゲットしてきま…
って言い終わるのに畳み掛けるように彼からの一撃を喰らふ。

こなきさん、
実は残念なお知らせがあります。

マジか!!!
え、ここのクローズは何時かいね?パウチしたキューシートを取り出す。
15時36分

今は…
既に15時50分を過ぎていた…OMG、OMG、OMG!!!!

一応、レシートは入手した


マジすか!ポリス!

乗ってきます?僕のクルマ。
ヤワなナンパ師みたいなセリフ吐く本日の主催者w

ぬぬぬ…
そこは漢の端くれとして甘んじてはいけない。
丁重にお断りし、そのラクティスに乗っているドロップバッグを一刻も早くゴール受付地点におくり届けるようお願いした。

そかー。タイムオーバーかー。そかー…
敗因は幾つもあるが、それを語っても誰も喜ばない。将来の自分に活かせればそれて十分じゃないか。な。

さて、ここからは慣れた道での撤退戦だ。
くるぱん奥さんに電話しレスキューを依頼。
彼女はゴール受付へ物資を運ぶ最中だったらしいが、役務を完了し次第レスキューに来てくれた。

レスキュー隊と合流できたのは、安芸津のドライブイン灘。175キロ地点だった。
本日のライド終了。


出逢った彼女の第一声、

クルマの外気温計は3℃よ

冬の雨の中ここまでよく頑張った。自画自賛。
タイムオーバー覚悟で残り25キロを走破することも出来たであろうが、この後の事を考えると自宅に一旦戻り、風呂に入ってからゴール受付地点に行くことを選択した。

風呂で温まってゴール受付地点の二川ふれあいセンターに向かった。
建物の中に入ってスグに妙なものを見たw


怪しすぎるw
【AR四国とAJ広島の共同開催】と銘打った今回のBRM。この場に集結で終了~
自分はFったけどねw

さて、ゴール後はお約束の打ち上げ。
お店はこれまたお約束の利根本店さん。2019年のFlech懇親会でもお世話になりました。


3つのルートを走り切った参加者とスタッフが親交を深め合いましたね。


福山の有名なショップチーム・Ken’sさん所属のランドヌールさんとも沢山会話できましたし。


楽しい時間はあっという間に終わっちゃいましたな。
皆さん、ありがとうございました&お疲れ様でした&お世話になりました。

翌朝、エスワを見ますと早速にスプロケやチェーンがサビ始めておりました。


まぁ無理もないですわな。
洗車しましてウェアと一緒に干しときました。


そんなこんなの24′ BRM203岡山・呉200は終わりました。
ここんとこDNFつづきで全然いいとこなしの自分ですが、まだまだブルベは辞めませんので、またどっかのルート上でお会いしましたら全力で前を牽いてやってください。

23′ BRM1008 指宿600 ~ 観光編

2023年10月9日(月・祝)

柳川のホテルで目覚めた朝。
BRM1008指宿600を300キロ地点でリタイヤしたのは昨日深夜と言うか今朝の午前零時。


ホテル部屋に置いてあるバイクのダウンチューブ下を見ると昨日の激走が蘇る。
膝の痛みに耐えかねてのDNFだったが、今はさほど痛みは感じない。
やはりリタイアは尚早だったか…この期に及んでも諦め切れてはいなかった。

小学校の頃の記憶がある。
低学年より珠算を習っていた。そろばんは嫌いではなかった。
順調に級も上がり暗算に入った。だが、暗算がとことん出来なかった。

そろばん塾に通うのが苦痛になった。
そろばん塾に行く前になるとお腹が痛くなった。
嘘ではなく本当にお腹が痛くなった(と、記憶している)。じきに塾はやめた。

もしかして、それと同じ理由の膝痛!?
いや、そうではないはずだ(と、信じたい)。

そーんな事を考えながらホテルのモーニングを食っていた。


Twitterを見ると、たっかん兄ィさんは諫早のフルーツバス停を訪れていた。


いいなぁ…そこ行きたかったなぁ…
メロンの他にイチゴやスイカなんかもあるよね。いぃなぁ~…

ここ柳川からサイクリングで行けないかな…と、思ったが70キロほどあるようだ。
遠いな…。

モーニング食べながら窓の外をボーッと見ているとセルフレンタカー24って看板が見える。

… … …。

そうだ!あのレンタカー借りてフルーツバス停までドライブすればいいんだ!
やったー!そのテがある。スマホで申し込みサイトに必要事項を入力入力…ん?

あ、運転免許持ってきてないわ…

ブルベの時は、財布落とすリスクを考えて、極力使わないモノは持って来ないのよね。
保険証、クレカも1枚だけ、現金。その程度。

チェッ!

安易な計画はあっという間に頓挫した。
フルーツバス停は諦めよう。

やはり太宰府天満宮だな。まだ一度も訪れたことない。大宰府、大宰府♪
そうと決まればスグに動こう!チェックアウトし西鉄に乗る。

西鉄二日市駅まで来ると自販機ですらこんな感じ。


列車もこんな感じ。


乗り換え2駅で大宰府駅だ。


駅を出てスグに梅ヶ枝餅の店があった。


梅ヶ枝餅。聞いたことはあるがどんなモノなのか知らない。
近くにいたニイチャンが「梅ヶ枝餅って梅が入っとるん?」って言ってるのが聞こえた。

それはないやろ!

って心の中でツッコんだ。

焼いているのを覗き込んでみた。


天然(一丁焼き)のたい焼きみたいな作り方だな。後で食べてみよう。
梅ヶ枝餅のお店は沢山ある。宮島でももみじ饅頭のお店が沢山あるのと同じだな。

参道は人で溢れていた。


輪行袋を抱えたオッサンが通りますよ。

ほうほう、境内はこんな感じなんだな。


このMAPでは距離感がつかめないんだ。輪行袋重いので近めでお願いします。

境内入ってスグの御神牛様には行列ができている。


自分の興味は牛様ではない。

あ、これだ!


くるぱん奥さんがさだまさしのファンなのだが、時々口ずさんでいる…

心字池にかかる 三つの赤い橋は
一つ目が過去で 二つ目が現在(いま)


これがその心字池か!
即刻に画像を撮りLINEで奥さんに送った!


境内も多くのビジターで賑わっているが、自分の目的がまだ見つからない。


本殿が改修中とのことで幕で覆われていたが、その脇にひっそりとお目当てがあった。


飛梅

道真公を慕って都から一夜のうちに大宰府まで飛んできたと言われる飛梅。
この話が好きなんだよ。

今は時期が悪くて葉も花もない。そんな飛梅に関心を持って見ている人はいなかった。みんな、わかっているのか?これが、かの飛梅なんだぞ!って大声で叫びたいほどだった。

境内をひと通り回ると、茶屋があり元気なおばあちゃんが梅ヶ枝餅を焼いていた。
ここで昼飯を頂くか。


出来たての梅ヶ枝餅。
梅は入っておらず、小豆餡だ。
餅と言っても、もち米ではなく米粉みたいだ。

山菜定食を頂く。


山菜好きなんよ。マシマシでお願いしたい。

シメはぜんざい。


食べ過ぎた…

お土産に梅ヶ枝餅をひとつ買って帰ろう。


さて、観光は終わりだ。ゴール地点に向かおう。
ゴール地点は小倉にある。

Google先生に乗り換えを教えてもらうと快速門司港行きで楽ちんと教えてくれたが、事故があったらしく博多で強制的に降ろされた。仕方ない博多から小倉まで新幹線に乗ろう。

博多駅も初めて来るが、人がめっちゃ多いね。
東京駅や新大阪駅と同じ雰囲気だった。


小倉からコロナワールドって施設を目指す。

途中、例のアレがあった。


この後、ゴール済のキンタ氏に遭遇した。
ゴール処理を既に終え、今から門司港に向かうとのこと。つよつよ!
お疲れ様でした。そして、何もかもスゴ過ぎます!

このローソンがゴールコンビニ。
また後で来ます。


小倉コロナワールドに到着。
ここは映画館やゲーセンなどが入る複合施設だった。そんな大型複合施設の通路の一角にケンセーさんがいた!


え!ココ!?
目の前を多くの人が行き交っている。そしてこちらを白い目で見ている(ような気がする)。
(ケンセーさん、どーやってココを借りることができたのよ…)

20時半頃
道中で三人トレインを組んだ彼が到着した!お疲れ様でした!!
その節にはお世話になりました。
ゴール受付を済ませ、奥手にある温泉施設に消えて行った。

たっかん兄ィはまだ到着してこない。
いてもたってもいられないので、コロナワールドを離れ、300メートルほど離れた場所にあるゴールコンビニに出迎えに行った。

ゴールクローズは22時。
すでに21時を過ぎているが、あの調子だと間違いなく時間内にゴールしてくるだろう。と、信じて待つ。

21時半
まだ来ないな…大丈夫かな…

その後…
遥か向こうからとても明るい2灯のライトがこちらに向かってきた。間違いない!


たっかん兄ィさん!ゴール!!


600キロを走って来た挙句でこの笑顔よ。


ブルベスタッフやってきて、いつも思う。
あれだけ苦しんできたのに、ゴールする瞬間はみんな笑顔なんだよね。なんで?なんでそんな笑顔になれるんだろう。

そして、そんな皆さんの笑顔を見たくて長らくブルベスタッフをやってきて、本当に自分も幸せだった。

21:42
たっかん兄ィコンビニレシートをゲット。
一緒にコロナワールドに向かう。

施設内に設営されたゴール受付に到着されちゃったのと同時に、温泉施設から先にゴールした彼が出てきた。何たるグッドタイミング!!
そして二人でこのポーズよ!


クソー、いい笑顔してやがるゼ!
自分もそのタッグに手を加えたかったゼ!!クゥ~!!!!

皆さんお疲れ様でした。ケンセーさんもスタッフお疲れ様でした。
九州を下から上に縦走する600キロブルベ。自分は完走できなかったけれど、とっても楽しめた3日間でした。

で、小倉で後泊。ホテル予約してて、翌朝はココと決めていた。


資さんうどん。広島には無いよね。


うどん屋でおはぎが食べられる。嬉しいじゃないか。粒あんが大好きなんよね。

さて、資さんうどんでおなかを満たしたら帰路じゃわ。
小倉から新幹線じゃつまらないので、ちょっと走りましょう。

あ、こんなのがあった。さすがご当地だ…


見えてきました、関門橋。


自転車で橋は渡れないので、海底から行きます。


大きなエレベータに乗りダンジョンに降りて行く。


海底の人道トンネルでは自転車は乗ってはダメなので、押し歩きで行く。


歩ききったらまたエレベータに乗り地上へ。


通行料金は20円。

新下関駅まで走って新幹線に乗る。
全然知らなかったのだが、レーススターの7号車前方にはひとり席がある。


これは輪行専用席と言っても過言ではないな。いいわ。コレ。アップチャージあってもいいので、この席指定でお願いします!

呉線で戻り、夜は残念会が開催されましたとさ。


後日…

遠征荷物の整理をしていたら、カバンの底から思い出が出てきた。


この軽石が視野に入る都度、あの楽しかった4日間を思い出そう…

asdf

23′ BRM1008 指宿600 ~ DNF編

2023年10月8日(日)
翌日10/9は祝日で3連休なのさ。

本記事のタイトルにもあるように、九州縦断600キロサイクリングチャレンジは失敗に終わっている。その様子を書いとく。

前夜、スマホの目覚ましは4時にセットしておいた。
窓の外はしっかりと雨が降っている。仕方ないが想定内だ。

ラブホチックな室内にあるテレビを点け、無音の天気予報を見てみる。
雨予報に続き、降灰予報が流されていた。


さすがご当地だ。これは初めて見たわ。

サイクルウェアの上にレインウェアを着込み、輪行袋を担いで外へ出る。
こじんまりした宿なので、チェックアウトは特に何もなし。

集合場所はココから近い。何となくの雰囲気で到着できた。スゴイぞ自分!
セントラルパーク指宿と言う公園(?)敷地内にある建物。観光協会さんが詰めている建物のようだった。


入口にはかごしま国体のポスターが貼ってある。
今日は成年女子ソフトボールがあるのね…

室内は煌々と照明が点いており、アロハを着た職員の方と思われる方2名が居られた。
こんな早くからホントに申し訳ないです。(ケンセーさん、どーやって観光協会を口説いたのよ…)

自分もAJ広島スタッフなので、参加者さんの車検やりますよ。受付専業でやってくだせぇ。

しかしココでトラブル発生!
ブルベカードがまっさら。何も文字が印刷されてない!!(バラしてごめん!w)

幸いなことに(?)本日の出走は5名。
急きょ愛情込めた手書きにて対応することでOK!

定刻通りにブリーフィングが始まる。


そして定刻6時。
いよいよ600キロの旅路が始まった。

前夜祭を共にした、たっかん兄ィさん、キンタ氏の姿も当然ココにある。
キンタ氏は近くの公園にテント設営して夜を過ごしたとのこと。また仕事の都合、後泊できないので明日の18時頃までにはゴールしなくてはならない宣言!つよつよである。

雨は強くなり弱くなりを繰り返しつつ降りつけてくる。
そして何より風が強い。これが手ごわい、いや脚ごわい。

慌てて出走してしまったので、バディたっかん兄ィを置いてきてしまった。
しばし待って合流だ。行きましょう!

しかし今日の兄ィは勢いがある。いや、いつもなのかも知れない。
一緒に走るのはこれが初めてだ。
スタッフとして見ていた時は「ギリギリ隊」などと自他共に言っておられたが、実はそれは寄り道が過ぎるだけで、純粋に走りだけ見れば半端ない持久力の持ち主なのではないか。そんなことを兄ィのケツを眺めながら考えていた…

が、あっという間にワイは千切れてしまった…オーン…


前日の記事でも書いたが、こと日本国内(北海道・沖縄は除く)を走るにおいて、町並みや景色に大きな地域差がある訳でもなく、南端鹿児島だからと言ってすげぇ町並みであることもない。

いつも思うのは追い抜いて行くクルマのナンバープレートを見て、あぁ、ここは鹿児島なんだな…と認識するのが常である。


指宿から鹿児島市街地方面に向いて、海沿いを北上している。
海の向こうに桜島が見えてきた。


雨はまぁまぁだが、風は相変わらず強い。
ビーチでは国体の何がしかの競技が行われるようで、準備が進められていた。こんな荒天の中で競技できるんだろうか…大きなお節介だった。

事前にGoogleストリートビューで主要な右左折ポイントや、ごちゃっとした市街地の走行ルートは予習しておいた。が、肝心の記憶力がポンコツなのが心許ない。

そう言えば以前、全てのルートをストリートビューで予習しておいて、サイコンもGPS機材もキューシートすらも付けずに1000キロに挑んだランドヌーズが居たな…スゲエ…

などど思いながら走っていると、どうにもコースアウトしてしまった気がする。ストビュー予習でも見覚えのない景色だ。

どうしちゃったんだいガーミン先生。いや、どうかしちゃってたのは自分だった。
先の四国レジェンド600で不調だったので、ガーミンを新調したんだが、新しいガーミン先生の実戦投入は今日が初。

スタートボタンを押し忘れていた。
どーりでここまで先生は沈黙を守っていた訳だ。納得納得。(納得してる場合か

そんなこんなでマゴマゴしていると、向こうからランドヌールがこちらに向かって走ってきた。
は、はーん。この人もコースアウトしちゃったクチだなw

たっかん兄ィじゃないかあーい!www

何だぁ、兄ィもコースアウトしてたんか。(一瞬、謎の安堵感に包まれる)
さ、気を取り直してコースアウトした地点まで戻りましょう。
そして、ここから長らく二人旅が始まった。


薩摩半島を右から左に抜ける(雑な表現スマヌ。それくらいの地理感


国道3号線に乗った。
熊本まで158キロとな。


158キロか…近いな…と思えるのが距離感バグってるランドヌ。

スタートして87キロほどの地点で左手にセブンがあったので立ち寄り休憩を入れる。


ここにはたっかん兄ィ、そしてもう一人のランドヌールが居合わせた。
休憩後、再スタートしたがフロントがやんわりと空気抜けしている感じがした。停まってエア注入。兄ィ、先行っててくだせぇ。
チューブレス運用中だが、シーラントが乾いてるんかな?エア入れると普通に圧が上がるので、まぁこのまま行ってみよう。(後日見てみたところシーラント注入量がめちゃ少なかった。シーラントはケチるべからず自戒)

海が左側に変わった。東シナ海側に出たようだ。
奇岩がある。人形岩と言うらしい。地名としては薩摩川内(さつませんだい)。


ここに来て、雨は小休止してくれている。

12時12分 114キロ地点。
最初のフォトチェックポイント牛ノ浜駅到着。


強風だ強風だとホザイてた割にはいい時間に到着できたんじゃない?
たっかん兄ィも到着していた。スタッフケンセーさんも追っかけ車でやってきた。
この先、共に頑張りましょう!

144キロ地点
ここで西郷どんに別れを告げ、くまモン支配下に入る。


県境越えるってのは、ロングライダーズにとって意義深い。
そして嬉しい。
その嬉しさを撮ってくれてたw


兄ィとの二人旅が続いてる。
先を行く兄ィが停まって何かを撮っている。


選挙ポスターにしては妙だ。
どうやらここの美術館の収蔵品を紹介しているらしい。なかなか凝っているな。

そしてこの辺りの山は切り立っている。


この切り立った岩場に、みかん山にあるようなモノラック的なものがあるのが見えた。
後で調べてみたところ、美術館からあの山頂までモノレールが出ているらしい。これは乗ってみたいぞ!

美術館を過ぎ、160キロほど界隈はやんわりと登っている。
「次にラーメン屋があったら絶対に入ろう」との宣言が出された。
これには激しく同意せざるを得ない。腹が減った。

が、ラーメン屋に遭遇する前にコンビニに遭遇してしまった。
当方はこの誘惑に勝てなかった。


兄ィを見捨ててカレーを食ってしまったのだ。スマヌ…

カレー食って再スタートして間もなく、右手にラーメン屋があった。
チキショー!
通り過ぎようとしたところ、店内から兄ィが飛び出してきて叫んだ!

こなきさぁーん!

スマヌ兄ィ。さっきの裏切りを許しておくんなせぇ…
ラーメンも頂きますゼ。道理を通した。


エネルギー源をWで注入し、吸収されつつあるのを感じつつ二人旅は続いた。

詳しくは知らないが特徴的な斜張橋に来た。


兄ィはこれに関して詳しいらしいが、こちらは無知だった。

16時10分
フォトチェック2の芦北海浜総合公園に到着だ。ここまで177キロ。


想定されているクローズ時刻が17時48分なので、貯金はたっぷりある。
いい感じいい感じ。これは今夜の投宿は長めに寝れるかな…この頃はそんな空想が描けていた。

この後、もう一人のランドヌールが合流して3人編成へと進化した。
彼は若かった。パワー溢れていた。だがトレイン編成の経験がないらしい。
夕暮れから闇に変わりつつある頃、川沿いや田んぼを抜ける暗い道。信号はなく快適だがそれが逆に困った。彼が前に出ると自分はトレインから千切れた。29キロで走っている。

27で走って!

懇願したw

彼は不満であったであろう。オッサンズで申し訳ない。

18時40分
もうすっかり夜である。
PC1のローソン熊本不知火町店に到着。ここまで230キロ。


いつも思うが、我ながら補給が足りてない。


もっとカロリーを入れるべきだとは思うが、そんなには食べられない。
このPCで3人とも休憩した。

クローズ時刻が21時20分とのことなので貯蓄残高は上出来ではあるが、ここに到着する前から自分には問題が起きていた。

左ひざ外側に痛みを感じている。
その痛みが徐々に後方下側に降りて来ているような気がする。
良くない。わかっている。

再スタートして間もなく、明らかにペースが上がらなくなってきた。
彼らに別れを告げ、先に行ってもらうことにした。

22時39分
298キロ地点のフォトチェック矢部川大橋にひとり到着した。


真っ暗な橋を遠巻きに撮る。夜になると分かってて、なんでこんな遠巻きな構造物をフォトチェック対象にしたw?
左ひざは痛い。気分はげんなりしている。フロントのエア抜けもやはり継続しているので、暗闇の中、シュコシュコやる。

305キロ地点の交差点を右折しコースアウトした先に今日の宿、ルートイン柳川駅前をとっている。
とりあえず、そこまでは行こう。

23時過ぎ
ルートイン到着。ここまで300キロは走った。
雑に輪行袋に収納し、チェックインした。
午前2時半にチェックアウトするとすれば、3時間ほどは滞在できる計算だ。
しかし左膝の調子はやはり芳しくない。
強風に立ち向かい踏み過ぎたか…膝痛なんて10年以上も経験ないぞ。

今日は風が強かった。明日もこの調子だと遠からずDNFやな…
無理して膝を痛めると、本業に支障をきたす。
ここで辞めるかな…
でも当然に完走は目指したい…
時間的には全然余裕な訳だし…
諫早のフルーツバス停は今回のルート上で最も期待しているオブジェだったりするし…
継続かリタイアか…思いは逡巡を繰り返している。

が、それらの思いを打ちのめす強敵が目の前にあった。
フロ・ベッド・明日の朝食券。三種の神器だ。
ベッドで朝までぐっすり寝て、ホテルバイキングをたらふく食って、明日は太宰府天満宮を観光できるじゃないか。

もうすっかり打ちのめされてしまった。DNF判断を下そう。膝痛いを口実に後半は観光に切り替えてしまう決断を下した。

主催ケンセーさんに電話を入れる。
さて、吹っ切れた。(完全にではないが…
兄ィも近くのホテルで寝てんだろうな…ワイの分まで明日も頑張って欲しい。

シャワーからあがり、自販機で調達した奴らを流し込み、タイマーも掛けずに寝た。


ここまでのStrava

23′ BRM1008 指宿600 ~ 前日編

遅くなりましたが、2023年10月8日に開催された、BRM1008広島600km指宿・諫早・小倉の記事を書いて行きます。

AJ広島スタッフ・ケンセーさん担当のこのルート。初開催が22年のGW開催、からの今回2度目のルート。
前回開催の反省点を踏まえてルート改良されており、自分も前々から九州遠征って行ってみたかったのもあり、四国レジェンド600DNF経験に懲りずエントリーした訳だ。

ざっくりしたルート図は以下のようなもの。
指宿を出発し八代から熊本へ。そこから佐賀を抜けて諫早で折り返し、太宰府を経由しゴールの北九州・小倉を目指す40時間600キロのBRM(個人的なサイクリング)だ。


クルマを使わない遠征=輪行となると、やはり荷物が気になる。
荷物は極力少なくしたいが、10月開催の夜通しサイクリングであることを考えると、防寒・防雨とウェアがかさ張る。今回、ワンウェイルートならではのロップバッグ運用があるのが救いだ。

が…雨。
直前での天気予報では気温はそこまで下がらないものの、雨は不可避そうなので、モンベル・レインウェアは必携。輪講袋は長年使っているオーストリッチL-100を新幹線輪行用に。PEKOさんの最軽量輪行袋をDNF撤退戦用にと使い分けることにした。

九州新幹線で鹿児島まで直通で行けると言ういい時代になったものの、やはり気になるのは旅費。なるべく安くしたいので、スーパー早得きっぷで大型荷物スペースのある最後部座席を予約しておいた。


呉線で広島駅まで行く気だったが、奥さんがクルマで送ってくれると言うのでお言葉に甘える。
北口駐車場から歩いてると、広島BRM常連の方にバッタリ遭遇。お隣の女性はもしや…噂の新妻さんですか!どもはじめまして。旦那さん、凄い方ですよ…

さて、ホームに上がってはなほじ…


上の画像を撮った人が声を掛けてくる。どっかで聞いた声だな…
ん?

たっかん兄さん登場!


マジすか!
彼のブログを見ると「こ、こなきさんじゃありませんか!」な~んて書いてるが、ゼッタイ当てて来てるだろw
しかしこれは楽しい遠征路の始まりのゴングが鳴った瞬間でもあった。以降、明らかに自撮りじゃないだろ!って画像はすべてたっかん兄さんから提供いただいたものです。ありがとうございます。

しばしホームで談笑し、到着した九州新幹線さくらに乗り込む。


出張で乗り慣れたいつもの車輌よりもゴージャスな感じで気分もアゲアゲ⤴
輪行袋も座席後方大型荷物スペースに無事着地させることができて安堵。

たっかん兄さんは通路はさんで向かいの窓側席。
で二人の間にはおばちゃんが着座。ん~…話ができんのじゃ…
道中、TwitterのDMで会話すると言う、高校生かよ!って感じで旅を愉しむ。

九州に潜入して間もなく、遠くに高炉のシルエットが見えた。ここが八幡やろな…


その後は牧歌的な景色を眺めつつ、終着の鹿児島中央に到着したのは正午頃。


鹿児島のお国言葉が私らを迎えてくれた。


おいでませ山口へ。と同義語か?

鹿児島入りして最初にやることは、お土産を買うこと。
駅ビル内の土産物屋でさつま揚げを買い、クール宅急便で発送しておいた。

指宿までの列車には随分と時間があるようだ。メシだメシ。


駅前ロータリが見おろせるお店でトンカツを喰らう。
明日消費するカロリーを考えれば足らないくらいだ。


喰ってる最中、ブルベ仲間のチャケ氏からDNFを決意したと連絡あり。
ずーっと雨みたいだもんね、無理もないです。またの機会にご一緒しましょう。

さて、指宿に向かいますか。切符を買う。


このテの切符、久しぶりに見るわ。
何だか懐かしい。

そして到着した列車がコチラ….
思わず「これって私鉄?」ってたっかん兄に聞いてしまう。


ディーゼル車ですね。入口脇には整理券をpayする機器もある。
ローカル線あるある…


なのに乗客多いじゃんか!しかも若い人が多い!
なんやねん!全く座れんじゃないか!!

車窓からは遠くに桜島が見えている。
時間あれば寄ってみたいが、それはまたの機会に。


指宿までは1時間以上かかるみたいだ。
途中の景色は、コレと言って九州色が濃い訳でもなく、日本国内であればどこでも似たような景色であろう景色が流れて行く。


長渕剛?
九州のどこかにロックな石像があったよな…あ、桜島か。
宮ヶ浜は長渕剛の母の出身地らしい。

そんなこんなでずーっと立ちっぱなしで指宿に到着しましたがな。


指宿駅に到着してわかった。
国体の開催真っ最中なんじゃね。それでこんなに若い人が多いんだ。それで宿が取りにくかったんじゃ。


竜宮城?何故に?

丸ポストはまるでボーダー・コリー。何故に??


ミラクル指宿!

さて、指宿と聞いて多くの人が真っ先に連想するのが「砂風呂」じゃなかろうか。
たっかん・こなきペアも砂風呂未経験なのでココは必訪ポイントだった。

駅前で輪行を解除し、ぱらつく小雨の中、5分ほどで砂むし会館「砂楽」に到着。


建物脇に湯気が出ている井戸みたいなのあった。この辺りの地下はどこも熱源なのか!?


本日二度目の「おじゃった」に歓迎され建物の中に。


時刻はそろそろ16時だが受付には行列が出来ている。
もっと閑散としているのかと思いきや、館内は人で溢れている。


入湯料金はベーシックコースからフルオプションコースまで4種類あるようだ。
列の前の方の人を見ていると、皆さん中の上コースの1,500円を選択されているので、私らもそれに流されてみる。

砂風呂とは言え、「風呂」なので撮影禁止。この先の画像ないです。以下のyoutubeでも見てみて


浴衣に着替え、建物から浜に降り、くぼ地に寝ころび、暖かい砂を掛けられる。
砂は思った以上に「重い」。
サウナは息苦しくて苦手なのだが、これは息苦しくなくて重いサウナって感じ。

「みなさん10分ほどで出られます。時間は自分で調節して自力で脱出してくださいね」

って汗だくのスコップ係員に言われる。寝ころばった視線の先には時計がある。
10分やね。って兄さんと会話しながらボーっとしておく。

じわじわと熱が伝わってくる。
その熱が体内に蓄積されて行く(感じがする)。

最初はたった10分?って思ったが10分で十分やわ。(シャレじゃなくて

脱出したら建物に戻り、普通の温泉に入る。
暖まるってよりも、カラダについた砂を落とすって意味合いが濃い。

さっぱりしましたね。

砂楽を出て、砂風呂区外の浜に降りてみた。


げ。
ここの浜はどこも掘ったら熱いのか!?
でも表面は全く温かくも感じないな…


ウンチクは上記の通り。

左手には先ほどの砂風呂が見える。


スコップ係員は空調服着てたな。あれは重労働だわ…

浜には丸っこい石ころがあった。
なぜか焦げたような色のもある。


「ソレ、桜島の噴石。わかりやすく言えば、軽石」
さすが兄さん!よくご存じで!!

そかー、これが軽石かー。
昔は風呂でかかと擦ってたりしたよね。
小ぶりなのを1個カバンに入れた。

砂風呂いいわ。砂風呂いいわ~。天然の砂風呂いいわ~。
ここでしかできない体験。これは経験しておくべきよ。
指宿、砂風呂しかないけど(怒られるぞ)行ってみてマジで。オススメ

さて、宿にチェックインしますか。
兄さんとは別宿なので、一旦分かれる。

指宿駅前の宿に到着。
輪行袋に入れ、チェックインし部屋へ。


どう見てもラブホやったろ!って室内w
広いんでチャリ置き場に困らないのがgood

さて、前夜祭前夜祭。
エキチカの居酒屋に集合。


ここでもう一人、明日の参加者さんが合流。


キンタ氏from姫路。今夜は公園にテントを張る猛者だ!すげーなー…

作戦会議フレーズでは、キンタ氏はもちろん投宿予定なし。
兄さんは大川のホテルAZ。自分は柳川駅前のルートイン。どちらも300キロ地点付近だ。
AZは自転車をそのまま室内に持ち込める!って兄さんから衝撃の発言。ほんまや!
次からはAZで泊まろう!!

ただ、393キロ地点のPCがクローズ時刻am8時12分となっているのが足かせだ。
遅くとも2時半にはホテルをチェックアウトしなればならない。これはケンセー氏の策略だな。

とは言え、AJ広島スタッフとして「スタッフ内キューシート事前チェック」を自ら担当したにもかかわらず、その策略を見抜けなかったのも自分である。その時点で気付いていれば、「ココはPCじゃなく通過チェックで十分じゃネ?」って突っ込めたのに…あの時の自分が悔やまれる。

隣席のご夫婦が喰ってるのを見て「ソレはなに?」って聞きだしスグに注文する兄さん。
スペアリブ美味いしゅうございました。


ご夫婦との会話で自宅の風呂は温泉を引いている。って言われてた。
すげーな。ミラクル九州だ。

そんなこんなで前夜祭は早々に幕を引きましょう。明日も朝は早い。
つづく…

出雲路センチュリーライド ’23

随分と遅くなりましたが、2023年の出雲路センチュリーライドの記事を書きます。
いつ以来、出雲路CRに出てないんかなぁ~…って過去ブログをググってみると2013年の記事がどうもそれらしい。10年ぶり!?

今年5月の石見GFに行くときに「秋の出雲路の時にはアタシも付いて行く!」って言ってたので、奥さん帯同で島根に向かう9月16日(土)。

10時頃に自宅を出発し北上。
途中、お約束の赤名峠の一福本店で蕎麦を食う。


うん、これは流石にボリューミー過ぎたわ💦

松江では堀川の遊覧船に乗って、屋根がぶーん…と降りてくるのを避難する訓練を受けるw


松江は何度来てもえぇ所じゃね。
何だろ。瀬戸内、
こと山陽の人ってなんであんなにせっかちなんだろうね。
平野が少ないと心に余裕がなくなる?
いや、だったら東京の人は大らかか??

そんなことを考えるのもアホ臭く感じてしまう松江。
ラフカディオ・ハーン(小泉八雲)が住んでいたと言う史跡を船に揺られながら見上げつつ考える…

少な目な観光の後、松江の中心地を離れ前日受付に向かう。
場所はイングリッシュガーデン向かいの古江公民館。
この公民館、思い出深い。2019年のBRM1019でここ出発・ゴールのルートを開催したな…あの時は色々あったよな…でも、今となっては何もかもいい思い出だ。人生、ムダな経験って一つもないよね。

ゼッケンナンバー17番。

最近は受付順の発番なんかな?若番なことがちょっと意外である。
受付は室内、畳の間。

誓約書に署名しゼッケンを受け取り受付終了。


夜はホテル近くの居酒屋でちょっと飲み、とっとと就寝。

5時起床!
ホテルを出る頃には、朝焼けの光の中に宍道湖面が輝いて見えている。えぇ景色じゃのぉ~やっぱり松江はえぇのぉ~…


6時半
イングリッシュガーデン駐車場着。既に多くの参加者が到着しており、直近の駐車場にはクルマを停められず、ちょっとだけ離れた未舗装の広っぱにクルマを停める。


今回、奥さんのシティサイクルも積んで来ており、彼女はこのあと松江まで戻りチャリで市内観光をするって算段らしい。時間はたっぷりあるんで、ゆっくりしてってね。

さて、スタート地点に行くと既に多くの参加者が到着しており、ごった返していた。
その中にひときわ目を引くジャージの方を発見!


おぉ!仕事猫サイクルジャージ!!
楽勝ってか!!!ウケるねぇ~。
ワイももっと若ければ着たいが、さすがにもうエェ歳なんでキャラモンは着れんですわ。

さて、そんなワラワラした中に知った顔発見。
AJ広島スタッフのケンセーさん。


彼はスタートポジションかなり前の方にバイクを置いてたので早めにスタートを切り、自分はうかうかしてたので、中盤よりも後方からスタートするハメになってしまい、この後に会うことはなかった…。

その後も島根の友人知人に多く会う。
ご無沙汰しております、こなきです。ブルべを始める前に親交の厚かった自転車仲間たちだ。ブルべに傾注して以降、すっかりご無沙汰しておりました。お元気でしたか。今日は1日よろしくお願いしますね。

そんなこんなで場内を徘徊しておりますと…おーっと!
目を引くバイク発見!!


スペシャのe-bikeじゃないっすか!!
これに乗ればどんな登坂も怖くないヤツっすね!!
今のレギュレーションではe-bikeも出走可能になってて、よりエントリー層の幅が広がっていいじゃないっすか!登坂のシーンでご一緒してみたかったが、それは叶わなかったわ。

スタートアーチから一直線に続くロードバイクの川w


皆さんいいバイクに乗っておられる。
ディスクブレーキ比率も高くなってきました。

主催のM脇さんとも会話させて頂いた。
コロナで大変だったことと察し致しますが、頑張っておられる姿に敬服致します。

7:00ブリーフィングはじまる


開会式みたいなのは無く、ブリーフィングを手みじかに。

そして、数人毎に順次スタート。


自分は30分ほど後発で、7:40スタート。


あ、この画像は奥さんが撮ってくれました。

さて、宍道湖畔をスタートしたら日本海側に向かい、島根半島の背骨を東から西へ…もうすっかり分かっているんだが、ここはアップダウンが繰り返される序盤の難所。ひとつひとつのコブは標高にすれば50mほどじゃないかと思うが、登ってはくだり、登ってはくだりを十数回も繰り返すのは、何度走ってもやっぱりしんどい。

そんな島根半島のボコボコ背骨を過ぎたら一直線な平野に開放される。


8:35 第一エイドのJAしまねに到着。ここまで21キロ。


到着している参加者数は少な目。もう次のエイドに向けて走り去った後なのか?
ここでのエイド食はおむすびとドリンク。


スタートしてまだ1時間も経ってないからね。補給は少な目でヨシ!
食ったらスグに再スタート。
じつは今回、「エイドでゆっくりしない」宣言を自分の中に掲げていますw

再スタート後もだだっ広い農地の中をひたすら真っ直ぐ行くのが多い宍道湖沿いの平野。


その平野部を離れ、川沿いに中国山地方面へと南下していく。
とは言え、登坂もなく川沿いをひた走るだけだ。

この区間では居合わせた何人かで即席のトレインを結成し、ローテ回しながらあっという間に次のエイドに到着!脚の合う人と走るのは楽しい!!


9:42第二エイド、加茂ラメール到着。48キロ地点

特徴的な外観の建物、加茂ラメール。
Google先生によるとラ・メール(La Mer)は、フランス語で「海」のことらしい。
この辺り、雲海がすごいんだって。


ラメールの裏手に設けられたエイドで通過チェックにサインだ。
下の画像、右端に青いタライが小さく写っているのがわかるだろうか。
これは主催のご厚意wで「暑い人は頭から水をかぶって!」って意味の水が置かれてて、ひしゃくで汲んでかぶっている人もいた。そのくらいに今日は暑い。


ここでのエイド食はフルーツポンチ。ごくりと流し込んだらとっとと次行きますよ。


クルマ通りの少ない道を通そうとすると、どうしてもこんな道になっちゃうが、こんな道が自転車乗りには嬉しい。


10:17 お、いました!いつもの女児。これは立ち止まらなければなるまいw
実はこの後、初めて見る男児バージョンにも遭遇したんだが、状況が悪くて撮影できなかった。悔やまれる…


コース立哨のおじさんに誘導され、山道へと通される。


今回のコースで唯一の山越え。標高は240mほどなのでそんなに高くはない。ブリーフィングでも「獲得標高はできる限り下げておきましたw」って言われてたので、ロングライドの徳をこれから積もうと言う方にも優しいルートだ。


11時
暑い。山の中でコンビニや商店もないし、せめて自販機で冷たいドリンクでも買いたいな…って思いつつ走っているとアイス自販機発見!これは寄らねば!!


死んどるやないかあーい!

チェッ。仕方ない。隣接の自販機でドリンク買ってしばし休憩だ。その間も参加者がどんどん通過して行く。みんな早いのね…

11:10 峠をくだり終えると第三エイド サテライト山陰に到着。ここまで80キロだ。
駐車場にまばらに転がされるバイク。そして既に多くの参加者にひとときの潤いを与えたであろうことがわかる、タライの周囲に広がる水の跡w


ここでの補給食は焼きおにぎりとバナナ。


エイド設営スタッフの方も、暑い中ご苦労様です。
食ったら次いきます。

11:30 宍道湖と中海をつなぐ川の真ん中にある小島。鳥居がある。調べたところ「手間天神社」と言う名前らしい。独特の雰囲気のある島だが、興味本位だけでは近づけないのもまた神秘を誘う。


そんな小島を眺めつつ走っていると、これまた面白いモノを発見!
後ろ二輪の軽トラw
よく見ると、給油口横のメッシュの所にドクロがおり、檻に収監されているようになっている。遊び心満載の軽トラやね!


その後まもなく、こちらの農耕車も発見!
後輪がクローラー仕様!なかなか珍しい!!


その後は宍道湖畔を離れ、西の中海方面に。山陰のモンサンミッシェルとも言われるw大根島へと向かう。
中海に向かう真っ直ぐな道。ここに限らず山陰地方ではいつも思うんだが、平野部のスグそこまで海水面が来ているのよね。海抜ゼロメートル地帯なんて言い方があるが、山陰は海面と陸地の標高差がほぼゼロだと思うのよね。潮の満ち引きとかが無いんだろうか。瀬戸内民には不思議だわ。


大根島に渡り、そして通り過ぎ、ふたたび島根半島に上陸。

12:40 第四エイド 美保関支所に到着。ここまで111キロ。
第三から第四エイド区間は長く感じられたわ。多分、暑さのせいだと思う。

通過チェックにサインし、ここでの補給食はキッチンカーから供される、そうめん。


お代わりもありますよ~♪
って言葉にそそのかされて、お代わりも頂きました。
つゆの塩気が沁みます。

で、お代わりができるってことはDNF(リタイア者)がが多く出ているんだろうな…って想像つく。
ハードなコースではないが、暑いのがキツいですよね。

ダレないうちに再スタート。
第四エイドは中海沿いにあったが、ここからは小さな峠を越えて日本海側に出る。


見えてきました、日本海。
今日は風がなくて良い天気。絶好のサイクリング日和。


とにかくクルマが少ない。
瀬戸内のせせこましさに慣れているので、こんな静かなサイクリングは最高である。


そうこうしていると、島根町と言う場所に来た。
え、島根県の中にある島根町?
調べると島根県松江市島根町らしい。県庁所在地の中心部ではないのに県名と同じ町名って面白いじゃん。


14:20 第五エイド マリンゲート島根 141キロ地点
日本海沿岸独特のアップダウンの連続を潜り抜け、ようやく最終エイドに到着できた。

ここでの補給食はサザエ飯おむすび。もっと欲しい!w


暑いのでちょっと休憩しよか。腰を下ろす。
居合わせた参加者さんと談笑しつつ喉を潤す。
出発前にはタライの水をアタマからかぶり涼を得ておく。まぁ、水は常温なので、冷たくは無いのだがね…

エイドスタッフに見送られつつ出発、日本海沿岸の起伏の激しい道を行く。
この地ではいつも見る、鬼の洗濯岩を眼下に眺める。今日少し満ち潮だな…


途中、奥さんに電話しておく。あと1時間ほどでゴールできそうだ。と。

コース立哨のおじさんに導かれて狭い道へ。
おじさんも暑さにしんどそうだった。お疲れ様です。


川沿いの道を行く。
知っている、この川の名前を。コハク川w…ではなく佐陀川。
宍道湖の水を日本海に流すための人工の運河。


人工だからどうなのか知らないが、川の水があふれ道にまで上がってきている。
そこ、通れないじゃん。

そして対岸は鳥の楽園だった。


島根半島を南下し、宍道湖畔に帰ってきた。
ゴールは近い。


15:30
ゴール!160キロのセンチュリーライドお疲れ→自分


上の画像は待ち構えていた奥さんが撮ってくれた。

ゴールチェックにサインし、完走証を受け取り終了。


お約束のお立ち台で記念撮影。


ゴール後のわちゃわちゃタイムをしばし過ごし、スッキリしたいので風呂じゃ風呂!
GoogleMapセンセに聞くと、鹿島多久の湯ってのが近いらしい。バイクをクルマに放り込みセンセの言うままにハンドルを握る。

お?さっき走った道じゃん…
って思ってると参加者さん発見。


その信号の所に立ってるおじさんの指示に従って右折ですよ…

久しぶりの出雲路センチュリーライド。楽しかったです。自分のロングライド歴の黎明期から参加してきたサイクリングイベント。島根の自転車乗り仲間と楽しくやったあの頃…もう自転車を降りちゃった仲間も多いみたいだけれど、元気ならそれで十分。
変わってないと言えば変わってない。でも、より難易度を下げて5月に開催されている石見グランフォンドとのすみ分けがより明確になっているんじゃないでしょうか。
そのこともあってか、女性の参加者さんも多かったですね。素晴らしいことです。

来年は参加…難しいかなぁ…色々変わりそうだから…でも、またいつかきっと走りに来ます。

お世話になりました。
最後にStravaのログ貼っときます。

BRM501呉舞鶴1000k ~ 準備編

BRM501呉・舞鶴1000km
このフレーズを言い始めて、もう何年になるだろうか。

軍港ライド。
呉から舞鶴に行き、また呉に帰ってくる1000kmブルベ。
ゴールデンウィークのお楽しみ。

18年は台風到来で中止。

その後、コロナ禍で延期に次ぐ延期。
4年目となる22年。コロナ騒ぎも少し沈静化したと言うか、皆が慣れたと言うか…今年こそは開催できるかな…

自転車に乗らない人から、よく言われます。

自転車で1,000kmなんて…(絶句

いやいや、1,000kmって考えるから気が遠いんですよ。
1日に333キロ走るのを3日続けるだけの話ですから。
みたいなwww

まぁ、どーなるかは直前までワカランですが、懲りずに今年も開催の準備を進めておりました。舞鶴の古民家の宿・宰嘉庵さんも春先から交渉して、今年もリターンマッチお願いします。と、メールやり取りして来てました。

基本的なルートは昨年と同じなので、キューシートはそのまま引用。
本当は自分が2週間前に認定試走できればいいんだけれど、(時間的に)さすがにそれはムリなので、4月15日にクルマでルート確認に行ってきた。

事前に道路情報ナビで通行止め箇所はチェックしておいた。

2018年7月豪雨災害の爪痕はまだ完ぺきには癒えてないですね。
三原のちょっと上の方ですが、予定していたルートを変更して通るようにしましょうね。

三良坂のフォトチェックポイントは、今回もシンボリックな建物である大迫牛乳店さん。

何度見ても思わず笑顔になっちゃうこのフォルム。
フォトチェックポイントとしては絶好よね。

その後もオンルートで走り、米子に到達。
米子に来たからには、この方にご挨拶に行かねば。

鬼太郎ロードに佇む、ご先祖様像!
ご無沙汰しております、お元気でしたか
コロナ禍で随分と静かだったんぢゃないですか?

鬼太郎ロードを離れる際にすげーバスがいました。

確かにここの空港は米子鬼太郎空港って名前だよ。しかしすげーな。
米子から鬼太郎抜いたら何も残らねぇんじゃね?って感じ。

さて、そんな米子ですがPC(通過チェック)として焼肉屋さんを設定させて頂きます。焼肉・喜多八さん。店長さんとTwitterでつながり。何より自転車乗り。

店頭に上図のような時計を置いとくので、自転車と時計を一緒に撮影するのがミッション。若しくは店内で食事をして、レシートを入手することでもOK。

上の画像は下見の時に頂いた牛カルビ定食。めちゃウマでした。ご馳走さまでした。当日は汗だくでちょっと香ばしいランドヌ達が来ますのでよろしくお願いしますね♪

次のフォトチェックは北栄町にある米花商店街。

名探偵コナンにまつわる色んな種類の像があるので、どれかと自転車を一緒に撮影することで通過チェックとします。

その後は山陰の主要道、国道9号線を通って鳥取砂丘の脇を通り、余部に。
余部。ちょっとお年の方はご存じと思う。余部鉄橋列車転落事故。高さ41メートルの鉄橋から強風にあおられた列車が地面に落ち死傷者が出た。昭和61年のことだったね。そのことは若かりし頃にTVで見て覚えてるので、皆さんにも通過して欲しいポイントでもある。

昨年はコース確認で余部の道の駅に立ち寄ったな。その余部を目指す途中、真っ暗闇の中、そいつはいきなり現れた。

マジか…
片側交互とかではなく、本当に通れない。
マジか…

立て看板に示されてるう回道は自動車専用道。
えええぇぇぇぇ….

膝から崩れ落ちるとはこのことか…
4度目の正直が…またも挫かれてしまうのか…

何たる…何たる…何たる…
これは相当に凹んだ。

ルートを再設定し、後日にルート確認に来るほどの時間は無い。
AJ広島のスタッフメッセンジャーグループにこの状況を投稿。

代替ルートの設定を依頼しつつ、こちらはGoogleセンセにアドバイス頂いた海側の迂回ルートをクルマで走ってみた。

兵庫県道260号線。Googleストリートビュー車も走行しているようなので、迂回路にできないか…

しかし県道の実態は険道であった。落石、落枝、落葉が酷い。轍がないので普段からクルマが通ってないこと一目瞭然。加えてこの時は夜の闇の中、小雨が降り霧が出ていたので5メートル先も見えない状況。
流石の自分も「もし霧の先で道が崩れてたら落ちるな…」くらいの危機意識が湧いてきた。

これはランドヌは通せないな(当たり前)。

険道260号線を命からがら走って余部の道の駅に到達する頃、スタッフから迂回ルートのMAPが送られてきた。流石のレスポンスだ。AJ広島スタッフの総合力と言うか底力を見せつけられた瞬間だった。

来た道を2時間くらい戻り、まともな迂回ルート(国道9号&県道4号)をクルマで走る。大幅迂回だが、もうこれしかない。

その後は夜も明け、丹後半島へ。

夜の丹後半島は鹿が群れで出現するので有名だが、明るくなると流石にお目にか掛かれなかった。

ドロップバッグポイントである古民家の宿 宰嘉庵(さいかあん)さん。
今年こそはお世話になりますよ。

今日はそっと前を通過するだけです。

まぁ、そっから先は順当に走り夕刻には岡山のガンダムにも会えましたし。

すっかり夜になりましたが、豊栄のB’zかかしにも会えました。

真っ暗でかかしの存在が気付きにくいと思ってたものの、ステージの四隅に工事現場にあるような赤点滅のLED灯が付けてあった。

おや?呉舞鶴を言い出した頃は無かったハズだが…設置者さんの心意気なのかな?

年々エスカレートしているこのステージ、自分が一番最初に見た時は下のような簡単なものだった。B’z熱の入れ込み具合が分かりますな。

2日間のルート確認を終え、迂回ルート修正などを公表し、いよいよBRM501呉舞鶴1000kの開催日2022年5月1日です。

つづく…

 

あいみょんに逢ってきた!

娘:父さん、あいみょんのライブ行かん?
こなき:お、行く行く(即答)

って会話があったのは3月の末頃だったか。
自分にはいい年頃の娘がいるんだが、時々ふたりでどっかに行く。
コロナ騒動の前にはUSJに日帰りで行ってエクスプレスパスで絶叫系乗りまくって「父さんって元気だわ」と言わしめたこともあったが、今回はそれ以来のイベントだ。

チケット手配はすべて任せた。
最近は転売防止目的と思うが、全てアプリなんやな。
ってことは、スマホ使いこなせなかったらライブ行かれへんやん。
コロナの影響もあったかとは思うが、時代は一気に進んだ感あるなぁ。

今回のツアー名は ま・あ・る。

4月の23日・24日と広島グリーンアリーナ2日間公演だが、24日をチョイス。
市内で娘に合流し、先ずはロイホで腹ごしらえじゃ。
にしても開場までにはまだ少し早いな。

グリアリの地下に車を停め、時間をつぶすべくクレド界隈をブラついてみる。
エスカレータで上の方まで行ってる途中、そこら辺のイスに座ってる「明らかに自分よりも年上なオッサン」があいみょんのTシャツを着ている。

マジか!

自分もたいがいオッサンなんで、もしかしたら今日の最年長だったら笑う。とか思ってたんだが、更なるオッサン・オバサンいました。いや、これは今日最初のびっくりだわ。

で、そろそろかとアリーナに戻ってみると入口界隈、めっちゃ人が溢れかえっている。

グッズ売り場もあるが長蛇の列だ。これは無理。
でもみんなツアーのタオル買ってんなぁ…1500円かぁ…ちょっと欲しいがまぁえぇか,,,

さて、アリーナ入りますぜ
チケットのモギリはスマホアプリで画面をスワイプさせてモギってその画面を見せるだけと。ほうほう、時代ですなぁ〜。

 

うっすらとモヤの掛かったようなアリーナ内。

自分らの席は1階、ステージに向かって右側、前後中央から少し前辺か。
コロナで席の間隔広めになってるんか?って思ってたが、ミチミチに詰められている。はるか後方の2階席も最初は空席が多かったが、最終的には見える範囲全ての席は埋まっていた。すげー、満員だな。
性別で言えば女7男3ってとこか。圧倒的に若い人が多いが、自分ら世代も少なくないぞ。

そして開演 オープニングは「マシマロ

おいおい、いきなりの総立ちかよ!
セットリストは以下のサイトによると24曲。

https://report-newage.com/27320

  1. マシマロ
  2. 桜が降る夜は
  3. マリーゴールド
  4. 今夜このまま
  5. プレゼント
  6. ハッピー
  7. 愛を知るまでは
  8. 初恋が泣いている
  9. ユラユラ
  10. スーパーガール
  11. 愛を伝えたいだとか
  12. 〇〇ちゃん
  13. 君がいない夜を越えられやしない
  14. 生きていたんだよな
  15. ひかりもの
  16. 裸の心
  17. ジェニファー
  18. ふたりの世界
  19. 夢追いベンガル
  20. 貴方解剖純愛歌~死ね~
  21. 君をロックを聴かない
  22. ハート
  23. 双葉

事前にGooglePlayMusicで予習しまくってたんで、知らない曲は1曲だけだった!

ヨッシャー!!!

公演はノリノリの3時間。
MCも楽しかったし、あいみょんめっちゃ可愛かった。

あいみょんの魅力…

曲の幅広さスゴいよね。
多くのアーティストが「〇〇さんらしい曲」レパートリが多い中、彼女の曲のレパートリは幅広いよ。優しい歌から激しい歌まで。そして曲のモチーフにしている対象年齢も幅広いよね。

その辺りの考察はWeb上に沢山あるので見てみて欲しい。
例えば、こちらのNOTEなんかも上手いこと述べている。

ギター大好きよね。
自分を歌った夜行バスって曲でそれがわかる。
今回のライブでも、バンドにギターパートが居ないのよ。全部自分でアコースティック弾いてる。全曲。そしてヘビーゲージ。

女性のバックコーラスもいない。
すべて自分で歌い上げている!

パワフル!
3時間24曲を途中MC交えながらもずーっと笑顔と元気で。
あの声量とギターで全曲歌うってもの凄いパワーが必要だと思うんだが、並大抵じゃ無いパワーやで。ホンマに。

いや、あいみょん最高じゃった。ぶち良かった。
また行きたいわぁ~

すっかりあいみょんファンになっちまった五十路オヤジです。

AJ広島オリジナルマグネットステッカー製作

もう随分と前から、その思いはあった。
「赤ちゃんが乗ってます」って黄色いステッカーがクルマに貼られているのを見かける。そしてその亜種として、ふざけたデザインのステッカーも色々ある。ネット上で検索してみると面白い。

しかし「サイクリストが乗っています」的なのはなかなか無い。
唯一「自転車が乗っています」と言うのはあったが、ちょっと違う。
なので、マグネットステッカーを自作してみたいな…とはここ数年思っていた。

そして突入したコロナ禍。
BRMの開催も無くて手があいている。今がチャンスだな…。
このブログ記事を書くにあたり、過去のやり取りを見返してみた。

取っ掛かりは7月10日にこなきが言い出した、このひと言。
「突然ですが」

「みたいなステッカーあるじゃないですか」
「ランドヌールが乗っています」
「みたいなステッカー、AJ広島で作りませんか?」

この書き込みにAJ広島美術顧問の福ちゃんが即反応。
こんな感じです?と初版を送ってきたのは僅か30分後!w

その後、ああがいいこうがいいをこちらのワガママに文句も言わず随時手直しをしてくれて出来あがった図案がこちら。

ここまで2日!

さて、このデザインをマグネットステッカー製作業者に投げて製作依頼だ。
ネット上で検索すると、オリジナルのマグネットステッカーを製作してくれる業者は沢山ある。

そのうち2社に的を絞り、とある1社にメールを送ってみた。
すると、基本的にオリジナルデザインステッカーの場合は、画像ファイルではなくイラストレータのai形式ファイルで送れ。じゃないと、自転車と人物のシルエットの部分は自社で持っているフリー素材に置き換えて製作するぞ。

との回答が来た。
じゃあそのフリー素材がどんなんか見せろと言うと、それは契約後じゃないと提示できないと言う。

アカンなここ…切った。

そかー。画像から仕上げてくれるところってあんまり無いのかな…
チキショー!
わかったわい!
イラレのai形式で作れば文句ねぇんだな!
おっしゃ!やっちゃろうじゃないか!!

とは言え、こちとら素人。
イラレを持ってないし、もちろん使ったこともない。

「いまの時代、ネット上でそーゆー作業を請け負ってくれるサイトあるんじゃねぇの?」と、検索してたどり着いたのがSkillotsと言うサイト。
デザインや、キャラ製作など様々な仕事を請け負ってくれる、腕に覚えがある人が集まるサイトのようだ。

ふむふむ。これは使えるな。

さっそくアカウントを作り、上のステッカー画像を掲載し
「このデザインをイラレのai形式に仕上げてください」と仕事依頼を投稿した。

応募は早かった。
即日に2名の方からアポがあり、そのうち1名の方と契約をすることにした。
東京近郊にお住まいであろう女性の方のようだ。

「ここまでしっかりした原案ができているのであれば、明日にでもai形式に仕上げれますよ♪」

スゲーな、腕があるって…
2、3回のやり取りの末、出来上がったデータがこちら。

おぉ!リアリティ!!
トンボも付いている(雑な知識)。

よしゃ!
このデータを引っ提げて、再びステッカー製作業者探しだ。

先の業者はケチが付いたので、もうヤだ。
別の業者さんを探す。

見つけた業者にコンタクト。
サンプル送ってくれると言うのでお願いしたら届いたのがコレ。

おぉ~いいじゃない。
多くのステッカー製作業者がシール印刷したものをマグネットシートに貼り付けるらしいが、この業者さんはマグネットシートそのものにダイレクトに印刷するらしい。いい質感だ。

この業者さんに決定。何枚製作するかな。
AJ広島サイトで告知してどんだけ引き合いがあるかな…沢山作って余ったら自腹だしな…とりあえず100部だな。

正式発注は8月6日。納品は8月21日。
来たぞー!!!

おぉ~!
えぇじゃないですかぁ~!!!すごいすごい。
やぁ~嬉しいなぁ~…
福ちゃんが目に見えるものを作ってくれてから約1ヶ月。
遂にこの日が来た!

さっそくAJ広島サイト内にGoogleフォームで作った募集ページをつくり、募集したところ2日で完売!嬉しいねぇ~。

気を良くして再度100枚追加発注し、再販。
げ、今度は売れ残ったw
まだちょっと余ってますので、欲しい方は konaki.hiro@gmail.com にメールください。

今回のステッカー製作で学んだこと。

  1. 自分で出来ないことも仲間のチカラを借りることができれば具現化できる
  2. プロはスゴイ
  3. プロにも色んなのが居る
  4. 申し込みサイトには名前のフリガナは必須
    (銀行振込はカタカナで入金されてくる。読み難い名前の方って多いわ)
  5. 銀行アプリ最高
    (この調子では地銀は壊滅だな)
  6. クリックポスト最高
    (Amazonアカウント連携、伝票印刷、ポスト投函、送達確認可能)
  7. 大切なのはユニークな発想
    (アイデアさえあれば、技術は各方面から集めて組み立てることでどうとでもなる)

凄い時代になったものだと改めて痛感した今回のステッカー製作。
またひとつ良い経験をさせて頂きました。

夏の地底ライド!

色々忙しく、2ヶ月前の記事になってしまった…

美川ムーバレーって行ったことないんよね

きっかけは自分のその一言だった。
以前、TV-CMやってたよね。地底探検、美川ムーバレーって。広島地区限定だとは思うけれど…

漠然とした自分の中のイメージで、萩とか長門の辺りにあるんだろうと思ってた(無知)。
その事をAJ広島スタッフグループの中でボソッと呟いたら、福ちゃんが「じゃあライド企画しましょう!」ってクイックレスポンスを返してくれた。流石の行動力・実行力、そして走力の持ち主!

メンバーを募って、AJ広島スタッフライドを決行!

本当はしまなみ海道で夏合宿しよう!って話だったんだけど、例のコロナの影響でそれもままならず近場ライドだけになってしまったのよね…

この日の段取りは全て福ちゃん任せ。お世話になりますッ!
集合場所は岩国の錦帯橋近くの駐車場。天気がちょっと微妙な感じなんだが、まぁ大雨にならなければヨシッ!

先ずは出走確認の画像を1枚。

スタート
スタート

お約束の錦帯橋ですね。
ここを先日オフロードバイクで駆け抜けた輩がいるとかで、見ると確かにタイヤ痕あったわ。どんだけアホやねんなぁ〜…

錦川沿いを遡上するルートかな…ルート把握もままならない自分をメンバーが上手く引いてくれる。助かる。楽ちん。

序の序盤
序の序盤

スタート間もなく、雨が降ってきた。
ちょうど欽明路近くの細道を通ってた最中だったので、高架下で雨宿り。救われた。

雨やどり
雨やどり

しかし、この細道はめちゃくちゃ激坂!

激坂
激坂

上の画像、しんがりを行くのがこなき。
コロナ自粛ですっかりしっかり走れていなかった頃の自分なんだが、それは他のメンバーも一緒。堕落して行くのは早いのに、それを回復するのにはめちゃくちゃ時間掛かってしまうのは自然の摂理よの…

にしても…この激坂は相当なもので最後には押し歩きしてしまう始末。

下車w
下車w

何でも地元ではこの峠道を「貧乏峠」と呼んでいるとか。
理由は、現在は通行無料になっている欽明路がまだ有料道路だった頃、通行料金をケチるための迂回路がこの峠だったらしく、そこからインスパイアされたネーミングが貧乏峠w
何ちゅーネーミングなんだw

ネーミングも酷いが斜度も酷い坂道だったわ。

それを越える頃には雨もあがり、標識に美川の文字が出現。
おぉ…意外と近いんだな美川…萩の方だとか言ってたのは誰だ!

 

美川方向へと
美川方向へと

快走しておりますと、川沿いの細い道に入ります。
ナルホド、主要道を避け自転車にとって走りやすいルートに導いてくれているんですな、感謝しかない。

あっ!
何かデカイのがある!

大きな輪っか
大きな輪っか

何なんだこの意味不明な赤い輪っか!
公園の片隅にあるんだが、その公園とて行き着くには細道しかないような場所。

ググってみると、ここは桜つづみ公園って場所らしく(いや、当日も福ちゃんはそう言ってただろ!)そこのモニュメントらしい。

直径10メートルか。デカイ…
で、こんなのを見るとほっとけないのが自転車乗りのサガ。

輪を見ればコレ!
輪を見ればコレ!

こーゆー映え画を撮りたがる訳ですね。

で、この先はお楽しみがありますよ。
って言うので、どこに行くのやら…と、思ってると、なんか過去のBRMで見覚えのある景色の場所を通って…あー、この先にはアレがあるんじゃないかなー…って思ってたら案の定、ど田舎の山中に突如出現する巨大なビル!

獺祭!
獺祭!

そう、一躍有名になった酒造元、獺祭。
自分の中では、杜氏の技をコンピュータで再現している酒蔵として認識している。

その獺祭の前にあるのが獺祭ストア。ここで獺祭アイスを食すことができるとな!初知り!

獺祭アイス
獺祭アイス

酒蔵の売店って位置付けですから、本来であればお土産に獺祭そのもを買って帰るのが至適なのでありますがが、今日はそうは行かないので、アイスを食す。って、獺祭アイスの存在そのもを知らなかった。

ほんのりお酒風味
ほんのりお酒風味

ほんのりお酒の香りのする美味しいアイス。
伝わりやすく表現するなら、甘酒のアイスをイメージすると近いかな。

ここの建物も2年前の豪雨被害に遭ったとか。あの時は本当に大変でしたね、お互いに。

アイスを賞味し終え、ここから美川ムーバレーは近いとのことなので、ちょっと寄り道しましょうぞ。と、また激坂を登らされるトレーニング。
登った先には…

でか丸くん
でか丸くん

さっきの赤い輪っかと同じくらいの水車があった。
画像では分からないが、実際に回っている。
で、さっきと同じような景色がデジャビュ…

輪を見ればコレ!
輪を見ればコレ!

その撮影の様子を撮影。

撮影風景
撮影風景

過去、この水車では蕎麦を挽いており、隣接の茶屋でそれを食すことも出来たそうなんだが、現在では営業を終えており、巨大水車は虚しく空回りするばかりであったとさ。

アクセスの良さって大事よね。

水車を出発し、しばらく走ったら本日のメインイベント会場、美川ムーバレー到着。
おぉ〜、こんな所なんだねぇ〜、こなきは本当にこの地には来たことが無い。

美川ムーバレー
美川ムーバレー

上の画像には写ってないが、手前にレストハウスみたいなのがあって、その前に多数の自転車乗りが集結していた。米国人さんのグループぽかった。恐らくは岩国基地の人たちじゃないかと思われるが、やっぱカラダでかい!当然、チャリのフレームもでかくて前三角の巨大さたるや!やっぱ日本人ってちっちゃいよねぇ〜..

彼らに軽くコンニチワハァ〜♪と挨拶し、チャリを地球ロックして、さぁ!私らは地底探検に出かけましょうぞ!

パターン選択可能
パターン選択可能

探検のシステムが良くわかって無かったのだが、リピーターのために、探検の方法は何パターンもあって選択できるようなシステムのようだ。
どこかで見たことのある、カラダが子どもの名探偵を連想してしまうのはここだけの話…

ここが一番寒い!
ここが一番寒い!

地底の奥から吹き出して来ている風は冷たく、ここまでのライドで火照ったカラダを急速冷却してくれる有り難さたるや!
AJ広島スタッフ御一行様は地底入口でウィンドブレーカーを着込み、システムのエントリー料金を支払う。

探検の選択肢が幾つかある中で、今回御一行様が選択したのは最新のシステム!各自のスマホに専用アプリをインスコし、そのアプリの指示に従って地底探検を行うと言うものだ。
この時点で、システム屋としてはイヤな予感を感じざるを得なかったが、それはクチにはせず…いよいよ地底探検の始まり!!

いよいよ地底探検!
いよいよ地底探検!

ここは日本のハズなのにどこかインカ帝国をイメージしてしまう壁面彫刻。
インカ帝国とムー大陸の関連性すらその知識を持ち合わせてはいないのだが、どこか時間と場所を大きくワープして来たような不思議な感覚に陥る。

おぉ〜…
突如現れた看板の文字が、ここが現代の日本であることを思い出させてくれたw
あちこちにクイズポイントが

あちこちにクイズポイントが

ふむふむ。
洞窟のあちこちに2次元バーコードがあり、それを見つけ出して探検アプリでスキャンして謎を解きつつ地底の出口を目指すのが本探検のシステムのようだな。理解した。

メンバー全員でバーコードを探しまわり、発見するとスマホをかざしてアプリで読み取り、謎を一つづつ解いて行く。

どこまでも続く地底迷路
どこまでも続く地底迷路

しかし地底はどこまでも深く長い。
下ったり、登ったりする場所もある。
巨大なホールみたいな場所もあった。
地底湖もある。

地底湖も
地底湖も

3つ目のバーコードをスキャンした後だった。
手中のスマホで稼働させていた探検アプリがなぜか終わってしまった。
おいおいおい…
アタマの中でひとし君人形がボッシュートされてしまう時の「チャラッチャラッチャ〜」音が聞こえた気がした。恐らく気のせいだとは思う。

DNF組
DNF組

他のメンバーがキャッキャウフフと楽しそうに地底探検しているのに、アプリ終わった自分はさながらヒマラヤ登山のシェルパのようにただ呆然と後を付いて行くのみ(おい!シェルパに失礼な事言うな)。

謎解きは続く
謎解きは続く

バーコードは何箇所あったんだろうか…10箇所ほどあったように見えた。

洞窟を出ると外界の気温に。おぉ〜あったけぇ〜。
出た先が最後のバーコードで、ここでミッションコンプリート!
あ、ネタバラシしちゃった💦

外界に出た
外界に出た

昔はここは何かの鉱石を採掘する鉱山だったとは聞いたことあるが、思ってた以上に巨大な鉱山だったんだな!そして、ムーバレーのルートに使われているのはその当時の坑道のごく一部と言うことなので、どんだけ広大な鉱山だったんだ…調べてみると玖珂鉱山と言う名称でタングステンを採掘していたと。へぇ〜輝かしい歴史だったんだなぁ…

さて、ここまでの自走と地底探検を終えたメンバー御一行様はすっかりお腹が空きました。
ムーバレーの川向かいにあるレストラン兼土産物屋さんが入っている建物で食事。

学食的な麺類w
学食的な麺類w

学食かよ!
との心の声がクチから出そうになりましたが、今の空腹感にはまさに背に腹はかえられません。大切なのは質より量よりタイミングです。

ここの名物はピラミッドカレーと…

ピラミッドカレーw
ピラミッドカレーw

ムー大陸と古代エジプトに何の接点があるのか若干の謎が付きまといますが、それが目の前に食事と言う形で供されている以上、そこは深掘りするところでは無いのだと悟った次第であります。

ちなみにスコップ型のスプーンはズッシリとした重厚感があり、1階の土産物売り場でお土産として販売されていました。

さて、ランチにありつけたし映えるおっさん’sの写真でも記念に撮っておきましょうかの。

映えてる?
映えてる?

映えてないな…w

さぁて、あとは帰路です。
錦川沿いを下流に向かって走るのみ。
途中、沈下橋があったので寄り道してみます。

沈下橋
沈下橋

沈下橋って高知のイメージだったんだけど、山口にもあったんだね。初知り。そういえばTwitterで、沈下橋からブルベ途中の自転車が川に落ちて流されちゃった!って人がいたな。直後に自転車は引き上げられて無事だったとのことだが…

さっそく通ってみた。

本日のこなき
本日のこなき

この画像、橋の右側。分かりにくいけれど川で水遊びしている親子さんがいた。また、川で泳ぐ中学生も下流に数人いたし。

海沿いの地で育ってきた自分には川で泳ぐと言うイメージは無いんだが、ここ清流・錦川だと川で泳いで育つって子が多いんだろうね。川で泳いだことないからちょっと羨ましい。

沈下橋から更に下流に行くとあった。例の場所。

観音茶屋
観音茶屋

2018年の大晦日に訪れているな。2年ぶりの訪問だ。
せっかくラーメンの自販機あるのに、誰もラーメン食わねねでやんの!
何だよーネタ画像撮れねぇじゃねぇかよぉ〜www

ドリンク飲んで、レトロ自販機談義で盛り上がりつつ休憩し、さぁ、ラスト行きますか!

ゴール!
ゴール!

程なくスタート地点である錦帯橋の対岸に到着。
何で対岸?w
まぁ、ビジュアル重視と言う理解で。

そして更に対岸に(もちろん車道で)渡り、例のソフトクリーム屋を訪れる。

1/170テイスト
1/170テイスト

錦帯橋に来たら、ここは必訪ポイントよね。
珍百景で紹介された時は100種類のテイストがあるソフトクリーム屋だったと記憶しているが、今は170種に増殖していた!すげーよwww

さて、走ったしソフト食ったし…あとは風呂だな。
ちょっと足をのばして、ゆう温泉に移動。
ゆう温泉、懐かしい。
AJ広島がかつてブルベのスタート地点として由宇の海岸スタートだった頃にここの温泉に入りに来たりしてたな。

みんなで風呂に入り、露天風呂で川面を見ながらあーだのこーだの自転車談義を語れば、いつまでたっても湯から上がることもなく。
今日の疲れはすっかりお湯に流して…お腹すいたな。

ディナー
ディナー

最後も福ちゃんの道案内で玖珂IC近くのレモンと言うお店でディナーを。
いやはや、最初っから最後までお世話になりっぱなし。今日1日お世話になりました。

新メンバーも増えたAJ広島スタッフ勢。
今年はコロナ影響でBRM開催もままならないけれど、来年もどどーんと、キツくも面白いBRMを提供し続けることができることを祈るですね。

とびしまなみライド

きっかけは1枚の配布物だった。
先日届いた地元出身県議からの書簡に以下のようなものが書かれていた。

関前諸島架橋構想
関前諸島架橋構想

とびしま海道の架橋を大三島まで繋げてサイクリングロードを!
ふむふむ。これは自転車乗りとしては夢だな。
先日の報道で、淡路島と四国をつなぐ大鳴門橋にサイクリングロードを!ってのがあったが、どこの島もサイクリスト呼び込みに必死だ。

とびしま海道終端の岡村島にある岡村港からフェリーに乗って大三島に渡り、そこからしまなみ海道を走るって言うのは、地元自転車乗りの間では「とびしまなみルート」と呼ばれててことさら目新しいものではないが、改めて書面で見ると、あぁ実現するといいな…と思うよね。

Twitterで流してみたところ、458RT、760いいねがついた。

地元とびしま海道も知名度が上がって、その名は全国的に広まりつつある。
そしてもちろん世界が認めた「しまなみ海道」は、もはや言うまでもない自転車乗りのメッカ。この二つが橋で繋がることになれば、どんなに素晴らしいことになるだろう…
地元選出の県議さんには頑張って頂きたいところだが、実際、岡村島〜大三島は愛媛県なんよね…広島県側が幾ら騒いでも愛媛県がその気にならないと…実現はまだまだ先そうだ…
ってことなんで、何年か振りにとびしまなみライドに行ってきた。

8月2日(日)
このルートのキモは岡村港から大三島に渡るフェリーの時刻だ。運行会社の大三島ブルーライン社のサイトには時刻表が掲載されている。

相変わらず便は少ないな…
ウチから自走で2時間あれば岡村港まで着けるだろうから、10時5分の便を目指して出発するか。8時前に自宅を出発、のんびりとしまなみ海道を転がす。

いつもの県境に着いたのは9時20分。

いつもの越県
いつもの越県

早いな…船まで40分以上もある…こんなことならもっとガシガシ走って9時15分の便にすれば良かった…いったん岡村港に着いたものの、時間沢山あるので岡村島を一周して時間を潰しとこう。30分くらいで周回できるじゃろ。

岡村島の裏側、正月鼻と言う場所の近くの浜辺。

岡村島の海岸
岡村島の海岸

大谷海水浴場と言うらしいが、水もキレイで良い浜だ。ウチも子どもが小さければここまで遊びに来たいところだ。

再び岡村港に着いたのは9時50分。
券売機で切符(大人420円、自転車250円)を買い乗船。

All aboard!
All aboard!

サイクルーズパスを駆使すればもっと安くなることは知ってるが、今日のところは面倒なんでパスは使わずに。

嗚呼旅情...
嗚呼旅情…

ん?
ここのフェリーってこんなに新い船だったっけ…調べて見ると2019年4月に新造船就航って書いてあるな。

いい

新しい船って気持ちいいよね。
客室はきれいだし、エンジン音も静かでデッキからの眺めも一層気持ちが良い。20分ほどの船旅だけれど旅情あっていいよね。

大三島の宗方港到着、ちっちゃい港だ。何にもない。
下船していきなりライド再開!

しまなみでの立ち寄り場所はノープラン。行き当たりばったりで。
最初に立ち寄ったのは今治市伊東豊雄建築ミュージアム
ミュージアムそのものには入らないけれど、駐車場には彼がいた。

MR.OMISHIMA
MR.OMISHIMA

ミスター大三島。
島のあちこちに出没している。いつものようにバイクを持っててもらったが、背中の絵柄で間違いに気がついた。

これが正解
これが正解

彼はこのように持ちたかったんだ。ごめんな、気づいてやれなくて…

続いては隣接のところミュージアムの正面玄関。

ところミュージアム
ところミュージアム

特徴的な正面玄関は絶好のインスタ映えポイント!

大山祇(おおやまづみ)神社
大山祇(おおやまづみ)神社

続いては大山祇(おおやまづみ)神社に立ち寄りしばし休憩…
観光客はまばら…近くのお土産屋さんも閑古鳥が鳴いていた。

再出発し、大山祇神社近くで謎道発見!
大三島美術館横の細い道に自転車道との表示を発見したので入ってみる。

サイクリングロード?
サイクリングロード?

遊歩道的な感じ。とりあえず続いているっぽいので行ってみる。

謎道
謎道

って、結局はいつものブルーラインが引かれた車道に出た。何のこっちゃ…

しかし謎道はまだ続いてた。
今まであんまり気にも留めたことがない、多々羅大橋への自転車道看板に気付く。これは行くでしょ。

しかし怪しさ満点!

怪しすぎる...
怪しすぎる…

この先、細いサイクリングロードが続いてた。落ち葉が沢山あって、とても活用されている風は無かった(画像なし)。
で、このサイクリングロードは結局のところ、先でいつものブルーラインが引かれた車道に出た。何のこっちゃ…(本日2回目)
ここの峠の斜度を緩和するための迂回だと言うのは分かるが、全く利用されている風は無いな。

その先で新しい施設発見。

新拠点が
新拠点が

WAKKAとある。

オシャレ!
オシャレ!

サイクリスト向けのお洒落な宿泊施設のようだ。

いいね!
いいね!

奥にはカフェもあるんだな…サイクリストをターゲットにした新しい施設が増えるって良いんじゃないかね…ジモティはなかなか泊まれんけども…

さて次はブルベ中にはあんまり立ち寄らないド定番の聖地寄ってみますか。

聖地
聖地

ここも閑散…良くある撮影の順番待ちってことにもなってないな。

聖地でも感染対策w
聖地でも感染対策w

一応、ネタとしての自撮りを…

その後、多々羅大橋の県境を経て広島に戻ってきた。

ただいま広島
ただいま広島

この県境ペイントはとびしま海道のソレが元祖でこっちが後発。

生口島ではお約束のコロッケも、ドルチェのジェラートも食すことなく島を離脱る。

生口橋たもとにセブンが...
生口橋たもとにセブンが…

生口橋のサイクリングロードのたもとにセブンイレブンが出来つつあった。
ドルチェに勝つことができるかな?

その後も順当に走りまして間もなく本土と言うことろで、通行止めポイントに遭遇。

この音戸大橋(ローカル表現)みたいな橋が見えればしまなみ海道も終わりの合図だが、その赤い橋にたどり着くことができない。

向島大橋の下は通行止
向島大橋の下は通行止

右の坂道を登って迂回しろとな…
坂道を登ると赤い橋の付け根まで行った。
そこから下った先はいつものブルーラインの道だったが、振り返ると…

かなり崩れてる
かなり崩れてる

派手に崩れてるねぇ〜…
災害復旧工事で10月中旬までかかるとのこと。

その後、いつもの渡船で本土へ戻る。

いつもの渡船
いつもの渡船

本土帰着が14時頃。
尾道、三原と戻り、須波ではあの駐車場に寄ってみた。

例の駐車場
例の駐車場

そう。
以前はAJ広島ブルベのスタート地点として頻繁に利用していた須波海浜公園の第1駐車場。夏の昼間は本来の用途での駐車でほぼ満車だった。

尾道以降は気温が上がり、サイコン値で気温36度となって非常に暑かった。自販機がある都度止まってドリンク補給してた感じよ。当然にスピードを上げることもままならない。8月の午後はもはや殺人的な気温とも言えるね。

18時頃帰宅。

久しぶりのとびしまなみ。
いつもと変わらないと言えば変わってないが、景色や町が少しづつ変わってて面白い。

とびしまなみのアレンジ版として宗方港から四国方面に向かって、今治・松山まで行きフェリーで呉に戻るのもアリ。
また宗方港からは今治に行く航路もあるので、しまなみを思いっきりショートカットして四国に行き、今治→松山まで走りフェリーで呉まで戻ることもできる。当然、それぞれのルートを逆に行くことも可能。

瀬戸内海の船便を活用すれば楽しみ方は幾らでも考えられるよね。
でもやっぱり時間に縛られない架橋はいつまでも期待したいところでもある。
本当の意味でのとびしまなみライドができるようになる日を期待したい。