遅くなりましたが、2023年10月8日に開催された、BRM1008広島600km指宿・諫早・小倉の記事を書いて行きます。
AJ広島スタッフ・ケンセーさん担当のこのルート。初開催が22年のGW開催、からの今回2度目のルート。
前回開催の反省点を踏まえてルート改良されており、自分も前々から九州遠征って行ってみたかったのもあり、四国レジェンド600DNF経験に懲りずエントリーした訳だ。
ざっくりしたルート図は以下のようなもの。
指宿を出発し八代から熊本へ。そこから佐賀を抜けて諫早で折り返し、太宰府を経由しゴールの北九州・小倉を目指す40時間600キロのBRM(個人的なサイクリング)だ。

クルマを使わない遠征=輪行となると、やはり荷物が気になる。
荷物は極力少なくしたいが、10月開催の夜通しサイクリングであることを考えると、防寒・防雨とウェアがかさ張る。今回、ワンウェイルートならではのロップバッグ運用があるのが救いだ。
が…雨。
直前での天気予報では気温はそこまで下がらないものの、雨は不可避そうなので、モンベル・レインウェアは必携。輪講袋は長年使っているオーストリッチL-100を新幹線輪行用に。PEKOさんの最軽量輪行袋をDNF撤退戦用にと使い分けることにした。
九州新幹線で鹿児島まで直通で行けると言ういい時代になったものの、やはり気になるのは旅費。なるべく安くしたいので、スーパー早得きっぷで大型荷物スペースのある最後部座席を予約しておいた。

呉線で広島駅まで行く気だったが、奥さんがクルマで送ってくれると言うのでお言葉に甘える。
北口駐車場から歩いてると、広島BRM常連の方にバッタリ遭遇。お隣の女性はもしや…噂の新妻さんですか!どもはじめまして。旦那さん、凄い方ですよ…
さて、ホームに上がってはなほじ…

上の画像を撮った人が声を掛けてくる。どっかで聞いた声だな…
ん?
たっかん兄さん登場!

マジすか!
彼のブログを見ると「こ、こなきさんじゃありませんか!」な~んて書いてるが、ゼッタイ当てて来てるだろw
しかしこれは楽しい遠征路の始まりのゴングが鳴った瞬間でもあった。以降、明らかに自撮りじゃないだろ!って画像はすべてたっかん兄さんから提供いただいたものです。ありがとうございます。
しばしホームで談笑し、到着した九州新幹線さくらに乗り込む。

出張で乗り慣れたいつもの車輌よりもゴージャスな感じで気分もアゲアゲ⤴
輪行袋も座席後方大型荷物スペースに無事着地させることができて安堵。
たっかん兄さんは通路はさんで向かいの窓側席。
で二人の間にはおばちゃんが着座。ん~…話ができんのじゃ…
道中、TwitterのDMで会話すると言う、高校生かよ!って感じで旅を愉しむ。
九州に潜入して間もなく、遠くに高炉のシルエットが見えた。ここが八幡やろな…

その後は牧歌的な景色を眺めつつ、終着の鹿児島中央に到着したのは正午頃。

鹿児島のお国言葉が私らを迎えてくれた。

おいでませ山口へ。と同義語か?
鹿児島入りして最初にやることは、お土産を買うこと。
駅ビル内の土産物屋でさつま揚げを買い、クール宅急便で発送しておいた。
指宿までの列車には随分と時間があるようだ。メシだメシ。

駅前ロータリが見おろせるお店でトンカツを喰らう。
明日消費するカロリーを考えれば足らないくらいだ。

喰ってる最中、ブルベ仲間のチャケ氏からDNFを決意したと連絡あり。
ずーっと雨みたいだもんね、無理もないです。またの機会にご一緒しましょう。
さて、指宿に向かいますか。切符を買う。

このテの切符、久しぶりに見るわ。
何だか懐かしい。
そして到着した列車がコチラ….
思わず「これって私鉄?」ってたっかん兄に聞いてしまう。

ディーゼル車ですね。入口脇には整理券をpayする機器もある。
ローカル線あるある…

なのに乗客多いじゃんか!しかも若い人が多い!
なんやねん!全く座れんじゃないか!!
車窓からは遠くに桜島が見えている。
時間あれば寄ってみたいが、それはまたの機会に。

指宿までは1時間以上かかるみたいだ。
途中の景色は、コレと言って九州色が濃い訳でもなく、日本国内であればどこでも似たような景色であろう景色が流れて行く。

長渕剛?
九州のどこかにロックな石像があったよな…あ、桜島か。
宮ヶ浜は長渕剛の母の出身地らしい。
そんなこんなでずーっと立ちっぱなしで指宿に到着しましたがな。

指宿駅に到着してわかった。
国体の開催真っ最中なんじゃね。それでこんなに若い人が多いんだ。それで宿が取りにくかったんじゃ。

竜宮城?何故に?
丸ポストはまるでボーダー・コリー。何故に??

ミラクル指宿!
さて、指宿と聞いて多くの人が真っ先に連想するのが「砂風呂」じゃなかろうか。
たっかん・こなきペアも砂風呂未経験なのでココは必訪ポイントだった。
駅前で輪行を解除し、ぱらつく小雨の中、5分ほどで砂むし会館「砂楽」に到着。

建物脇に湯気が出ている井戸みたいなのあった。この辺りの地下はどこも熱源なのか!?

本日二度目の「おじゃった」に歓迎され建物の中に。

時刻はそろそろ16時だが受付には行列が出来ている。
もっと閑散としているのかと思いきや、館内は人で溢れている。

入湯料金はベーシックコースからフルオプションコースまで4種類あるようだ。
列の前の方の人を見ていると、皆さん中の上コースの1,500円を選択されているので、私らもそれに流されてみる。
砂風呂とは言え、「風呂」なので撮影禁止。この先の画像ないです。以下のyoutubeでも見てみて
浴衣に着替え、建物から浜に降り、くぼ地に寝ころび、暖かい砂を掛けられる。
砂は思った以上に「重い」。
サウナは息苦しくて苦手なのだが、これは息苦しくなくて重いサウナって感じ。
「みなさん10分ほどで出られます。時間は自分で調節して自力で脱出してくださいね」
って汗だくのスコップ係員に言われる。寝ころばった視線の先には時計がある。
10分やね。って兄さんと会話しながらボーっとしておく。
じわじわと熱が伝わってくる。
その熱が体内に蓄積されて行く(感じがする)。
最初はたった10分?って思ったが10分で十分やわ。(シャレじゃなくて
脱出したら建物に戻り、普通の温泉に入る。
暖まるってよりも、カラダについた砂を落とすって意味合いが濃い。
さっぱりしましたね。
砂楽を出て、砂風呂区外の浜に降りてみた。

げ。
ここの浜はどこも掘ったら熱いのか!?
でも表面は全く温かくも感じないな…


ウンチクは上記の通り。
左手には先ほどの砂風呂が見える。

スコップ係員は空調服着てたな。あれは重労働だわ…
浜には丸っこい石ころがあった。
なぜか焦げたような色のもある。

「ソレ、桜島の噴石。わかりやすく言えば、軽石」
さすが兄さん!よくご存じで!!
そかー、これが軽石かー。
昔は風呂でかかと擦ってたりしたよね。
小ぶりなのを1個カバンに入れた。
砂風呂いいわ。砂風呂いいわ~。天然の砂風呂いいわ~。
ここでしかできない体験。これは経験しておくべきよ。
指宿、砂風呂しかないけど(怒られるぞ)行ってみてマジで。オススメ
さて、宿にチェックインしますか。
兄さんとは別宿なので、一旦分かれる。
指宿駅前の宿に到着。
輪行袋に入れ、チェックインし部屋へ。

どう見てもラブホやったろ!って室内w
広いんでチャリ置き場に困らないのがgood
さて、前夜祭前夜祭。
エキチカの居酒屋に集合。

ここでもう一人、明日の参加者さんが合流。

キンタ氏from姫路。今夜は公園にテントを張る猛者だ!すげーなー…
作戦会議フレーズでは、キンタ氏はもちろん投宿予定なし。
兄さんは大川のホテルAZ。自分は柳川駅前のルートイン。どちらも300キロ地点付近だ。
AZは自転車をそのまま室内に持ち込める!って兄さんから衝撃の発言。ほんまや!
次からはAZで泊まろう!!
ただ、393キロ地点のPCがクローズ時刻am8時12分となっているのが足かせだ。
遅くとも2時半にはホテルをチェックアウトしなればならない。これはケンセー氏の策略だな。
とは言え、AJ広島スタッフとして「スタッフ内キューシート事前チェック」を自ら担当したにもかかわらず、その策略を見抜けなかったのも自分である。その時点で気付いていれば、「ココはPCじゃなく通過チェックで十分じゃネ?」って突っ込めたのに…あの時の自分が悔やまれる。
隣席のご夫婦が喰ってるのを見て「ソレはなに?」って聞きだしスグに注文する兄さん。
スペアリブ美味いしゅうございました。

ご夫婦との会話で自宅の風呂は温泉を引いている。って言われてた。
すげーな。ミラクル九州だ。
そんなこんなで前夜祭は早々に幕を引きましょう。明日も朝は早い。
つづく…