出雲路センチュリーライド ’23

随分と遅くなりましたが、2023年の出雲路センチュリーライドの記事を書きます。
いつ以来、出雲路CRに出てないんかなぁ~…って過去ブログをググってみると2013年の記事がどうもそれらしい。10年ぶり!?

今年5月の石見GFに行くときに「秋の出雲路の時にはアタシも付いて行く!」って言ってたので、奥さん帯同で島根に向かう9月16日(土)。

10時頃に自宅を出発し北上。
途中、お約束の赤名峠の一福本店で蕎麦を食う。


うん、これは流石にボリューミー過ぎたわ💦

松江では堀川の遊覧船に乗って、屋根がぶーん…と降りてくるのを避難する訓練を受けるw


松江は何度来てもえぇ所じゃね。
何だろ。瀬戸内、
こと山陽の人ってなんであんなにせっかちなんだろうね。
平野が少ないと心に余裕がなくなる?
いや、だったら東京の人は大らかか??

そんなことを考えるのもアホ臭く感じてしまう松江。
ラフカディオ・ハーン(小泉八雲)が住んでいたと言う史跡を船に揺られながら見上げつつ考える…

少な目な観光の後、松江の中心地を離れ前日受付に向かう。
場所はイングリッシュガーデン向かいの古江公民館。
この公民館、思い出深い。2019年のBRM1019でここ出発・ゴールのルートを開催したな…あの時は色々あったよな…でも、今となっては何もかもいい思い出だ。人生、ムダな経験って一つもないよね。

ゼッケンナンバー17番。

最近は受付順の発番なんかな?若番なことがちょっと意外である。
受付は室内、畳の間。

誓約書に署名しゼッケンを受け取り受付終了。


夜はホテル近くの居酒屋でちょっと飲み、とっとと就寝。

5時起床!
ホテルを出る頃には、朝焼けの光の中に宍道湖面が輝いて見えている。えぇ景色じゃのぉ~やっぱり松江はえぇのぉ~…


6時半
イングリッシュガーデン駐車場着。既に多くの参加者が到着しており、直近の駐車場にはクルマを停められず、ちょっとだけ離れた未舗装の広っぱにクルマを停める。


今回、奥さんのシティサイクルも積んで来ており、彼女はこのあと松江まで戻りチャリで市内観光をするって算段らしい。時間はたっぷりあるんで、ゆっくりしてってね。

さて、スタート地点に行くと既に多くの参加者が到着しており、ごった返していた。
その中にひときわ目を引くジャージの方を発見!


おぉ!仕事猫サイクルジャージ!!
楽勝ってか!!!ウケるねぇ~。
ワイももっと若ければ着たいが、さすがにもうエェ歳なんでキャラモンは着れんですわ。

さて、そんなワラワラした中に知った顔発見。
AJ広島スタッフのケンセーさん。


彼はスタートポジションかなり前の方にバイクを置いてたので早めにスタートを切り、自分はうかうかしてたので、中盤よりも後方からスタートするハメになってしまい、この後に会うことはなかった…。

その後も島根の友人知人に多く会う。
ご無沙汰しております、こなきです。ブルべを始める前に親交の厚かった自転車仲間たちだ。ブルべに傾注して以降、すっかりご無沙汰しておりました。お元気でしたか。今日は1日よろしくお願いしますね。

そんなこんなで場内を徘徊しておりますと…おーっと!
目を引くバイク発見!!


スペシャのe-bikeじゃないっすか!!
これに乗ればどんな登坂も怖くないヤツっすね!!
今のレギュレーションではe-bikeも出走可能になってて、よりエントリー層の幅が広がっていいじゃないっすか!登坂のシーンでご一緒してみたかったが、それは叶わなかったわ。

スタートアーチから一直線に続くロードバイクの川w


皆さんいいバイクに乗っておられる。
ディスクブレーキ比率も高くなってきました。

主催のM脇さんとも会話させて頂いた。
コロナで大変だったことと察し致しますが、頑張っておられる姿に敬服致します。

7:00ブリーフィングはじまる


開会式みたいなのは無く、ブリーフィングを手みじかに。

そして、数人毎に順次スタート。


自分は30分ほど後発で、7:40スタート。


あ、この画像は奥さんが撮ってくれました。

さて、宍道湖畔をスタートしたら日本海側に向かい、島根半島の背骨を東から西へ…もうすっかり分かっているんだが、ここはアップダウンが繰り返される序盤の難所。ひとつひとつのコブは標高にすれば50mほどじゃないかと思うが、登ってはくだり、登ってはくだりを十数回も繰り返すのは、何度走ってもやっぱりしんどい。

そんな島根半島のボコボコ背骨を過ぎたら一直線な平野に開放される。


8:35 第一エイドのJAしまねに到着。ここまで21キロ。


到着している参加者数は少な目。もう次のエイドに向けて走り去った後なのか?
ここでのエイド食はおむすびとドリンク。


スタートしてまだ1時間も経ってないからね。補給は少な目でヨシ!
食ったらスグに再スタート。
じつは今回、「エイドでゆっくりしない」宣言を自分の中に掲げていますw

再スタート後もだだっ広い農地の中をひたすら真っ直ぐ行くのが多い宍道湖沿いの平野。


その平野部を離れ、川沿いに中国山地方面へと南下していく。
とは言え、登坂もなく川沿いをひた走るだけだ。

この区間では居合わせた何人かで即席のトレインを結成し、ローテ回しながらあっという間に次のエイドに到着!脚の合う人と走るのは楽しい!!


9:42第二エイド、加茂ラメール到着。48キロ地点

特徴的な外観の建物、加茂ラメール。
Google先生によるとラ・メール(La Mer)は、フランス語で「海」のことらしい。
この辺り、雲海がすごいんだって。


ラメールの裏手に設けられたエイドで通過チェックにサインだ。
下の画像、右端に青いタライが小さく写っているのがわかるだろうか。
これは主催のご厚意wで「暑い人は頭から水をかぶって!」って意味の水が置かれてて、ひしゃくで汲んでかぶっている人もいた。そのくらいに今日は暑い。


ここでのエイド食はフルーツポンチ。ごくりと流し込んだらとっとと次行きますよ。


クルマ通りの少ない道を通そうとすると、どうしてもこんな道になっちゃうが、こんな道が自転車乗りには嬉しい。


10:17 お、いました!いつもの女児。これは立ち止まらなければなるまいw
実はこの後、初めて見る男児バージョンにも遭遇したんだが、状況が悪くて撮影できなかった。悔やまれる…


コース立哨のおじさんに誘導され、山道へと通される。


今回のコースで唯一の山越え。標高は240mほどなのでそんなに高くはない。ブリーフィングでも「獲得標高はできる限り下げておきましたw」って言われてたので、ロングライドの徳をこれから積もうと言う方にも優しいルートだ。


11時
暑い。山の中でコンビニや商店もないし、せめて自販機で冷たいドリンクでも買いたいな…って思いつつ走っているとアイス自販機発見!これは寄らねば!!


死んどるやないかあーい!

チェッ。仕方ない。隣接の自販機でドリンク買ってしばし休憩だ。その間も参加者がどんどん通過して行く。みんな早いのね…

11:10 峠をくだり終えると第三エイド サテライト山陰に到着。ここまで80キロだ。
駐車場にまばらに転がされるバイク。そして既に多くの参加者にひとときの潤いを与えたであろうことがわかる、タライの周囲に広がる水の跡w


ここでの補給食は焼きおにぎりとバナナ。


エイド設営スタッフの方も、暑い中ご苦労様です。
食ったら次いきます。

11:30 宍道湖と中海をつなぐ川の真ん中にある小島。鳥居がある。調べたところ「手間天神社」と言う名前らしい。独特の雰囲気のある島だが、興味本位だけでは近づけないのもまた神秘を誘う。


そんな小島を眺めつつ走っていると、これまた面白いモノを発見!
後ろ二輪の軽トラw
よく見ると、給油口横のメッシュの所にドクロがおり、檻に収監されているようになっている。遊び心満載の軽トラやね!


その後まもなく、こちらの農耕車も発見!
後輪がクローラー仕様!なかなか珍しい!!


その後は宍道湖畔を離れ、西の中海方面に。山陰のモンサンミッシェルとも言われるw大根島へと向かう。
中海に向かう真っ直ぐな道。ここに限らず山陰地方ではいつも思うんだが、平野部のスグそこまで海水面が来ているのよね。海抜ゼロメートル地帯なんて言い方があるが、山陰は海面と陸地の標高差がほぼゼロだと思うのよね。潮の満ち引きとかが無いんだろうか。瀬戸内民には不思議だわ。


大根島に渡り、そして通り過ぎ、ふたたび島根半島に上陸。

12:40 第四エイド 美保関支所に到着。ここまで111キロ。
第三から第四エイド区間は長く感じられたわ。多分、暑さのせいだと思う。

通過チェックにサインし、ここでの補給食はキッチンカーから供される、そうめん。


お代わりもありますよ~♪
って言葉にそそのかされて、お代わりも頂きました。
つゆの塩気が沁みます。

で、お代わりができるってことはDNF(リタイア者)がが多く出ているんだろうな…って想像つく。
ハードなコースではないが、暑いのがキツいですよね。

ダレないうちに再スタート。
第四エイドは中海沿いにあったが、ここからは小さな峠を越えて日本海側に出る。


見えてきました、日本海。
今日は風がなくて良い天気。絶好のサイクリング日和。


とにかくクルマが少ない。
瀬戸内のせせこましさに慣れているので、こんな静かなサイクリングは最高である。


そうこうしていると、島根町と言う場所に来た。
え、島根県の中にある島根町?
調べると島根県松江市島根町らしい。県庁所在地の中心部ではないのに県名と同じ町名って面白いじゃん。


14:20 第五エイド マリンゲート島根 141キロ地点
日本海沿岸独特のアップダウンの連続を潜り抜け、ようやく最終エイドに到着できた。

ここでの補給食はサザエ飯おむすび。もっと欲しい!w


暑いのでちょっと休憩しよか。腰を下ろす。
居合わせた参加者さんと談笑しつつ喉を潤す。
出発前にはタライの水をアタマからかぶり涼を得ておく。まぁ、水は常温なので、冷たくは無いのだがね…

エイドスタッフに見送られつつ出発、日本海沿岸の起伏の激しい道を行く。
この地ではいつも見る、鬼の洗濯岩を眼下に眺める。今日少し満ち潮だな…


途中、奥さんに電話しておく。あと1時間ほどでゴールできそうだ。と。

コース立哨のおじさんに導かれて狭い道へ。
おじさんも暑さにしんどそうだった。お疲れ様です。


川沿いの道を行く。
知っている、この川の名前を。コハク川w…ではなく佐陀川。
宍道湖の水を日本海に流すための人工の運河。


人工だからどうなのか知らないが、川の水があふれ道にまで上がってきている。
そこ、通れないじゃん。

そして対岸は鳥の楽園だった。


島根半島を南下し、宍道湖畔に帰ってきた。
ゴールは近い。


15:30
ゴール!160キロのセンチュリーライドお疲れ→自分


上の画像は待ち構えていた奥さんが撮ってくれた。

ゴールチェックにサインし、完走証を受け取り終了。


お約束のお立ち台で記念撮影。


ゴール後のわちゃわちゃタイムをしばし過ごし、スッキリしたいので風呂じゃ風呂!
GoogleMapセンセに聞くと、鹿島多久の湯ってのが近いらしい。バイクをクルマに放り込みセンセの言うままにハンドルを握る。

お?さっき走った道じゃん…
って思ってると参加者さん発見。


その信号の所に立ってるおじさんの指示に従って右折ですよ…

久しぶりの出雲路センチュリーライド。楽しかったです。自分のロングライド歴の黎明期から参加してきたサイクリングイベント。島根の自転車乗り仲間と楽しくやったあの頃…もう自転車を降りちゃった仲間も多いみたいだけれど、元気ならそれで十分。
変わってないと言えば変わってない。でも、より難易度を下げて5月に開催されている石見グランフォンドとのすみ分けがより明確になっているんじゃないでしょうか。
そのこともあってか、女性の参加者さんも多かったですね。素晴らしいことです。

来年は参加…難しいかなぁ…色々変わりそうだから…でも、またいつかきっと走りに来ます。

お世話になりました。
最後にStravaのログ貼っときます。

2件のコメント

  1. お疲れ様でした、春の石見は田植え、秋の出雲路は稲刈りで最近めっきりご無沙汰になってます
    まぁ、今のワシじゃ完走もままならんですが

    レポ読んで自分も走った気分になれました!

  2. yoshiさん

    遅くなりました…。確かに農繁期と丸かぶりですね。
    安蔵寺HC、そしてその後に入った松乃湯が忘れられないです。
    随分とご無沙汰しておりますが、来年の梅雨時期までにはお会いしたいです。

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