Googleについて想ふ

見た見た?今日のNHK番組。

 NHKスペシャル
 グーグル革命の衝撃  ~あなたの人生を“検索”が変える~
  http://www.nhk.or.jp/special/onair/070121.html

Google社の取材制限の下、NHKなりの取材をしたのであろうが、あまり中味が無い番組じゃったね。
45分番組と言う時間枠が精一杯じゃろね。確かに。

アウトラインを書くとこんな感じかな…

・Googleは地球上の全ての情報を検索できるようにすることを目標としている。
・社員は世界中から選りすぐったエリート揃い
・企業はGoogleの検索結果の上位に表示されることを意識しており、そのために多額の広告料をGoogle社に支払っている。頻繁に検索されるキーワードは1クリックあたりの料金が高騰する。(この部分に多くの時間を割いていた)
・Googleのアフィリエイトだけで生活している若者がいる。
・人々は生活の判断の全てをGoogleに託そうとしている
・Google八分(Googleから意図的に抹殺されている)現象が起きている。
・番組は米国での状況を中心に組まれていたが、日本ではGoogleよりもYahooの方が検索利用率が高いと言う事実は報道されなかったね。

ま、ざっくりと書くとこんな感じかな。

で、こなきが感じたことなんだけど、Googleは単なる一企業であるからその検索エンジンの仕組みやランキングルールは自社で勝手にルール決めできる訳じゃない。単企業が決める単なるWebランキングじゃない。オリコンの今週のベスト10みたいなモンじゃない。
確かに素晴らしく便利な検索エンジンなんだけど、そのランクだけに全てを任しちゃっていいの?
広告料金を多額に支払うことで検索上位(付近)に表示されること、或いはページに言葉を多く散りばめることにより検索上位に表示させようとする努力。
そんな金銭や無駄なページ加工を行ったことで上位に表示される、ある意味、自然な検索結果じゃなく多くの欲や目的に支配されたランキングに、一体何の意味があるのか。

自分で判断せず検索上位にあるから、それを信じてしまう。上位にある企業の商品を下位にある商品よりも「良いもの」と判断してしまう。怖いよね。自分で判断してないんだから。AとBの企業(商品)があって、どちらを選ぶかは上に来る方を選ぶ人が多いってんよ。自分で判断してないじゃん。

それって、メディアで納豆でダイエットできると聞けば、それを鵜呑みにしてとりつかれたように納豆を買いまくる。
自分で判断してないじゃん。それと一緒よね。
溢れる情報に流され、流され…
今からの人間はどのようになって行くのだろう。

とある記事を思い出しました。
職場にある、IBM 発行の『無限大』という機関紙で読んだ記事

 シリーズ:地球・この星の住民として『砂漠に生きる』
http://www-06.ibm.com/jp/ibm/mugendai/no120/pdf/120b.pdf

このPDFファイルを読んでみて。出来れば画面上で読むんじゃなく、印刷して読んでみて。
この物語の中心人物の生き方と、私たち現代人の生き方を比べてみてどのように感じます?

情報は多いばかりが良いんじゃないね。砂漠の中で生きる女性でも日本のことを知っていた。
私は隣家の人のことをどれだけ知っているだろう。自分の子どものことをどれだけ解っているんだろうか。

4件のコメント

  1. 見なかった。。。
    ・・・だってテレビ無いんだもん。。。(^^;

    こなきさんの言ってることは8割正解。
    でも、企業は収益を上げてこそ社会に貢献できるのよね。
    だから、Googleの動きも、その特性を利用する企業も、最終的には消費者の習癖を研究してる。
    それがマーケティングなのよ。
    もっと我々消費者が賢くなって、もっと本質を見抜く力が付いてくれば、企業側も生き残るために別のことを考えないとダメなわけ。
    つまり、これはこれで正解なのね。

    さて、そんな裏側は別として、Google はエエですよ。
    ここ2~3年、Google以外の検索サイトを利用したことが無いっすわ。
    トップページはカスタマイズしてるし、メールもほぼ半分は Gmail 使ってるし、もう Google の無い電網生活を考えるのが恐ろしくなりますね。
    Google 、 Wikipedia 、 Amazon は現代のネット3種の神器とでも言えそうです。
    この3つが過去も現在も、そして近い将来までもインターネット生活の鍵だと思うなぁ。

    ・・・あ、コメントなのに長くなりました。m(__)m

  2. しゅんろ~ さん

    一番胡散(うさん)臭いのが、Googleの上位にランクされるようにカスタマイズする業者じゃと感じたわ。上位に来るとついついクリックしてしまうけれど、せめて2ページ目くらいまでは見るよーにせにゃいけんわ。

    >Google 、 Wikipedia 、 Amazon は現代のネット3種の神器
    YouTubeも加えてやって無敵ですワ(^^♪

  3. >一体何の意味があるのか。

    うん、検索世界に興味が全くない私のような人間たちにとっては
    全く意味がありませんよね・・。(^^;
    ランキングの意味も分からない・・それに、世の中が決めたランキングにゲンナリしているので
    あえて、そういう部分を見ないのかもしれませんけれど。(←ようするに、あまのじゃく:笑)

    >私は隣家の人のことをどれだけ知っているだろう。自分の子どものことをどれだけ解っているんだろうか。

    私は、このこなきさんの言葉を読んで
    まず和くんを抱きしめようと思った。(こなきさんは分かってくださると思うけど、ノロケじゃないけん。^^;)
    くまべ~を、実際に抱きしめた。(今、となりで寝てるから)

    今日は1日オフなので、『砂漠に生きる』を後ほど印刷して
    ゆっくり読ませていただきます。

  4. たかちゃん♪

    和くんもくまべぇ~も幸せモンです。
    気になっているのは、くまべぇ~の兄弟クンですが、その後どーなったのでしょうか。

    さて、砂漠に生きるの感想を、携帯メールで頂いてましたね。
    感じ方は人それぞれですけれど、今の私たちの状況を考えさせられる内容ではないでしょうか。

    やはり、このような文章は画面で見るんじゃなく、紙面で見る方が良いと感じるのは、トシだからか…

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