ここ最近、リアル世界でお会いする方々に「こなきさんって、勤務先は○○よねぇ~?何の仕事しよるん??」って良く尋ねられるようになったので、ちょっと書いてみます。
私の勤務先、呉市内の某企業。企業内システム部門に籍があったんじゃけれど、ここ最近のトレンドで、システム部門を子会社として独立させるのが流行なので、ウチみたいなスケールの小さいシステム部門ですら、本体(親会社)から切り離されちゃって別会社となり、今はそのシステム子会社に出向と言う形になっております。
入社したのはかれこれ20年前。高校が県立呉商業高校で、学科が情報処理科ってこともあり、システム部門への配属を希望して今の会社に入ったのよ。
入社後、7年ほどはCOBOL(コボル)って言語でプログラム組んでた。その後2年ほどUNIX(ユニックス)で遊んでました。
更にその後は、オープン系と呼ばれる、サーバやPC、ネットワークなどの管理をするようになり、現在に至ってます。
ひと言で言えば、システム管理者って呼ばれてるお仕事。
管理者なんて聞けば、カッコイイお仕事を連想しそうだけれど、現実は全くそのよーな事は無いんですわ。実際のところ何でも屋状態ですね。
Windows系サーバが数十台、PCがざっくり500台、プリンタも何やかんやで100台近いか。ネットワークの管理に、サーバ室の空調や電源もお世話…
これら機械のお守をやってます。
サーバーだったら、OSのセットアップからネットワーク接続までをやって、アプリケーション担当者(プログラムを作る人ね)に引き渡す迄。
PCだったらOSのセットアップからソフトウェアの導入、各種ドライバの設定。
プリンタなら開梱・設置からネットワークの設定とか…
で、設定して利用者に渡す迄は良いのですが、一番手が掛かるのが、その後のお世話。
利用者からの問い合わせや故障対応などですね。
マウスの動きが悪くなった、ノートPCのキートップが外れちゃった、パソコンにコーヒー飲ませちゃった、プリンタの紙詰まり治して、Excel起動したら変なエラーメッセージが出る、SPAMメールが来た、CD-Rの焼き方ワカンナイ、取引先から来たメールの添付ファイル読めない、人事異動があるから人数分のパソコンセットアップしといてね♪、今までとは違うお部屋にPC置きたいからネットワーク工事の段取りして、Windowsが起動しなくなったからデータだけは何とか救い出して!、ファイルサイズが30MbのExcelファイルを取引先に送りたいんだけど、etc、etc…
ホント、何でも屋ですよ。地味な仕事です。
ただ、パソコンやプリンタの修理そのものはやってません。それらを直すのはメーカ(保守業者)のお仕事なので、原因の切り分けと、機械の修理が完了するまでの代替機の手配とか。
何事もなく、いつも通りにパソコンが使えて、フツーに印刷が出来て、何事もないようにメールが送れる。普通に使える状態を維持して行くことが仕事かな。
こんな感じのお仕事してます。
システム管理者の仕事のドロドロした部分を知りたい人には、この本がオススメです。ここに書かれていることが、私の仕事そのものです(泣)…
システム管理者の眠れない夜
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