むかし「拾う」と「捨てる」の漢字の違いがなかなか分からなかった…
そんなことはどうでも良いけれど、けさ財布を拾いました。
自宅をマウンテンバイクで出発して、たかちゃん が以前勤めていたドラッグストアの前を通過した時、黒い財布が落ちているのを見かけたが、朝の通勤時で時間が無いので、スルーしようと思い減速せずに通り過ぎた。
そこから50mも行かないところにある信号で「赤」で引っ掛かってしまい停車。
ン~… どうも気になるな。
乗り気じゃないけど引き返して財布を手に取ってみる。中身の無い財布ならスルーやわ。
との思いとは裏腹に、お札が見えた。
こりゃスルーできんな…
会社到着が多少遅れることを覚悟で、近所の交番に入る。警察官は3人。一人は外でパトカーを洗ってて、中の二人が対応してくれた。新人警官とおぼしき方が書類(拾得物預り書)を作成し、年配の方が横から書き方をアドバイスしている。
年配の警官は財布の中から全てのモノを出してカウンターの上に広げ始めた。小銭、お札、カード類…
お、免許証も出てきた。落とし主はこれで判明じゃね。
で、何が入っていたかを全部新人警官に伝え、書類に記入させている。
『1円が○個、10円が○個、100円が…。○○○のメンバーズカード、○○○のポイントカード…』
ひぇ~、ポイントカードまで記載されるんか!
15分ほどで書類の作成が完了し、写しを渡されて交番を後にする。遅くなったので、ピッチを上げて走ってると携帯に着信が…
「あーもしもし、こちらは○警察の○○ですが…」さっきの年配の警官さんである。
「あの後、財布の中を見ていたら500円玉が1個出てきたんですわ。先ほどお渡しした書類を作り直しますので、お渡ししている写しを回収しなくちゃいけないんですわ」と言われる。
交番に戻って来いってことか?
「自宅に電話して奥さんに聞いたんですが、○○会社まで自転車で通って、その後風呂に入るそうですね。」そんなことまで喋ったんか…
「書類を守衛さんに預けておいてください。再作成した書類と交換しに行きますから」と言う。
会社まで来る気か!?
今晩でも交番に行くんじゃダメですか?と聞くと「私らは夜勤明けで、この後勤務交代なんですわ。この勤務での書類はこの勤務で仕上げて本署に送らないといけないんですわ」とのこと。
「500円でも違ってたら、落とし主さんに500円ネコババされたって言われちゃうから…」
流石、オヤクショ仕事である。もしもオイラが2泊の出張とかだったら、どーする気だったのか?
やれ。仕方ないので、会社までご足労頂くことに。
おいらは会社に到着し、風呂で汗を流してた。
スグには来ないだろうと思ってたので、書類は守衛さんに渡さず持ってたんじゃが、甘かった。
その間に守衛さんの前にパトカーが横付けされ、守衛さんもパトが来るとなりゃ舞い上がって「○○(こなき)はどこや!」と、私を探しまくってたらしい。
ロッカーでたまたますれ違った職場の人が「オマエ、警察から捜されちょるで」と謂れも無い言い方をするので、慌てて守衛さんのとこに!!
交番で会った二人の警官、守衛さん、守衛さんの上司の方までが守衛所に集まって騒いでた。
お騒がせしました。
再作成した書類を受け取り、状況を守衛さんの上司の方に説明して…ヤレヤレ。
職場に行くと、こっちでも騒がれるハメに。
「オマエ!なにやったんじゃ!!」
ちゃうちゅーに!
p.s.
教訓 : 財布の中に妙なモノを隠しておいちゃいけんね。こゆー時に全部バレます。