…昨日の記事からのつづき。
前々から自分の中では思いがあったものの、クチに出して誰かに話したことは無かったんだが、先日家族には告げておいたことがある。
もし自分が、路上で息絶えることがあったら以下のことをお願いします。
私が最後の一息を吐き終えた場所に、花や飲み物を供えたり、ましてや小さなお地蔵さんを設置したり、絶対にしないでください
もしその場に血痕が残っているなら即刻洗い流して頂き、何かの破片が落ちているならかけら一つ残さず拾って始末しといてください。私のせいで何か壊してしまったなら掛けている保険金を使ってなるべく早くに原状復帰させてください。
自転車乗りにとって、路上で命を落とすと言うことは恥ずべき事だと、私は思っている。
また逆に、好きなことをしながら命を終えれるんだから、ある意味幸せだとも解釈できる。
どちらの解釈にしても、その場所で誰が死んだかを知らない人にまでも「あぁ、ここで誰かが命を落としたんだね」って悟られるようなことはしないでください。
どうしてもその場で悼みたいがために手を合わせて頂けるなら、ボトルに入れて持参した水をちょろちょろ撒く程度にしといて。
後々残るモノを現地に置いとくなんて、ご近所さんにも迷惑でしょ。
もし、もしも「魂」と言うものが肉体亡き後も残っているものなら、その場にいつまでも留まっていたくない。今日も峠を登り、向かい風に喘いでいる自転車乗りのケツをそっと押してあげたい(ここでのBGMは秋川雅史、千の風になってw)。
言わずもがな、これは私個人がこのように考えていることなので、既に路上に供されているものについて批判をしている気は全く無いですから、これまでも、これから先も。
そんなこと言いながら、実は走れなくなるまで長生きするかも知れないし、明日起きるかも知れない。命のロウソクの炎が消えるタイミングなんて誰だって分からないよね。
でも当然、ヘルメット常用して事故らないような乗り方を自分なりに留意しているのは勿論で、決して死にたいわけでもないし、出来ることなら立派な白髪のサイクリストになってみたいと思ってるんだ。
また勘違いして欲しくないんだけれど、「ソコまで重い思いがロードバイクには必要なんか!」っても解釈して欲しくないんだ。ただ、色んなケースで命の危機を感じたことがあるのも、またしかり。こんな時や、こんな時。
だからここに書いたことはあくまで、もしもの時のお願いと言うことで、その時には宜しくお願いします。