ピストバイク、初乗り!!

待ちに待った週末の到来です。
夜の間に降った雨で路面がちょっと濡れていますが、泥除けの無い自転車でも路面の水分を跳ね上げる程では無いようです。

さ、朝からスタートです。

トゥークリップ(ペダルに靴を固定するためのベルトのよーなもの)は、ほぼ10年ぶりです。懐かしい。
トゥークリップ
トゥークリップにつま先を入れるのにちょっととまどりましたが、何とか漕ぎ始めます。

中新開の歩道橋のとこからスタートして、長浜方面にGO!
ジャスコの前あたりまで来た時の感想。

もっと早いギアに入れたい。

そう。平地では軽すぎます。回しても回しても進まない感じってとこでしょうか。ママチャリでダッシュしてる感じってとこか。
交差点を過ぎ、王子製紙横を過ぎ、長浜峠を登ります。軽くダンシング。

この程度なら問題ないです。

峠を過ぎて下り坂をスーッと下ります。セブンイレブン前を左折して長浜中学の前を過ぎ、昔のバス転回場のところでUターンして、長浜峠を帰路で登ります。ちょっとキツげですが、まだまだ登れます。

下って、広交差点に戻ってきました。
もちょっとキツい坂を挑戦してみたい。横路に向かいます。

常盤橋を渡って郵便局前を通過し、大空山へと至る坂道にアタック!!
したものの、ものの50mも登れません。登り始めてスグにある、お墓のところにすら到着不可能。

やはり、このぐらいの坂道はムリです。

ここまで1時間弱乗ってみて分かったこと。

  • 平地では、軽すぎるギアによりスピードは出ない
  • 長距離ライドにも向かないだろう
  • 急な坂道は登れない

となれば、街乗りでしょう。
単なる街乗りちゃりで、コレではつまらな過ぎます。

結論!! フリーギアでは乗る価値が見出せない。

そう、ご存知の方なら良くお分かりでしょう。
ピストバイクはフィックスギア。ここまでフリーギアで乗って来ました。

フリー(Free)とフィックス(Fix)について、こなきなりの解説を。

普通の自転車、ママちゃりでもロードバイクでもですが、走行してる時にこぐ足を止めても、自転車は進むよね。
ペダル(クランク)の回転が止まって、チェーンの回転も止まっても、後ろタイヤは惰性で回り続けるでしょ。
その時に、「ギーッ」って音が後ろタイヤの辺りから聞こえるですよね?

あれがフリーギアが回っている(から回りしてる?)音。
外からは見えないフリーギアのお陰で、下りの坂道でこぐ足を止めても、スーッと下っていける訳ね。

おばちゃんが自転車に乗るときによくやる、スケーター乗り。左足を左ペダルに体重を掛けて乗せて、右足で地面を蹴って、勢いが付いたらサドルにまたがる。
これも後輪の回転とペダルの回転が固定されない、フリーギアのお陰。

対してフィックス(固定)ギア。

後輪の回転とペダルの回転が直結されてて、空回りしないの。
だから、ペダルを後ろ(通常の反対方向に回す)と、タイヤは後ろ向きに進むように回る訳。

三輪車のペダルも、そゆー意味ではフィックスギアよね。
三輪車

ここまで、フリーとフィックスの説明ね。

で、ワシのBianchi – Pistaの場合、フリーとフィックスが選択できる、ダブルコグ(double cog)と言う仕様。
下の写真のように、後ろギアが右と左の両方に付いている。
Bianchi - Pistaのダブルコグ

片方のギアがフリーで、もう一方のギアがフイックス。
タイヤを外して、左右反転して付け替えることによりフリーギアの自転車にも、フイックスギアの自転車にもなれる訳。

前置きが長くなりました。
そう、フリーギアで長浜峠を走ってきました。

で、ピストバイクでのフリーの価値を見出せなかったので、9時のオカムラサイクルさん http://okamura-cycle.com/ の開店狙って直行。 

フイックスにしてください。
後ろタイヤを反転させて貰います。チェーンの張り具合の手ほどきも受けました。次からは自分でやります。

フイックスにしてのこぎ始め、いきなりの難しさに直面。
ペダルの空回りが無いので、右足をトゥークリップにはめてから走り始め、左足をトゥークリップにはめようとするが、クランクが止まってくれないので難しい。

おっ!!これがフィックスなのか。

今までの自転車とは全然違う。
全くジャンルの違う自転車に乗った感じです。

オカムラさんに挨拶して別れ、ちょっと走ってみましょう。
トゥークリップに左足を入れるのは難しいし、しどろもどろしてようやく入っても次の信号で止まると、また地に足を着く。

しかも、信号の場所がちょっとした登りだった場合が難しい。
フツーの自転車で上り坂をこぎ始める時って、無意識にペダルを空回ししてこぎ始めのクランクの位置を自分のチカラの入れ易い角度に持ってくるですよね?アレが出来ない。
下死点とかにクランクが止まってしまった場合、ほんの僅かな登りですら走り始められない。

いや、コレには参った。

お年寄りの自転車乗りよろしく、わざわざ降りてでなくちゃ走り始められない。
あー、カッコワルイ…萎えた気分で帰宅。

その後、家族と時間を過ごし、夕方に再度乗ってみる。
カメラ片手に、広町のあちこちを撮影して回りながら、ピストのフィックスを乗り回す。

中新開の中須賀橋 – 横に新しい橋が架かるらしいので、今の様子を撮影。
広公園 – 遊具が老朽更新されるらしいので、今の遊具を撮影。
オークアリーナ駐車場 – 隅っこにローソンが出来るらしいので、基礎工事の様子を撮影。
名田界隈 – 昔の引込み線があった跡の様子や王子製紙の様子、名田の路地裏を散策。

名田の裏路地で見つけた古い「助産所」の看板
名田の裏路地で見つけた古い「助産所」の看板。

ゆっくりと街を流すにはフィックスギアは最適じゃね。本当に歩く速度で自転車で進める。
もっと乗って、練習しましょう。
フィックスギアで脚ブレーキ掛けると、ケツを激しく突き上げられるような感じがする。って言葉の意味も初めて分かりました。クルマのエンジンブレーキの気分です。

この歳ですから、トリックとかはやる気無いですしねぇ~。スタンディングくらいはやりたいけど…

リンク:
ファッションから“本物”になれるか? 一般ユーザーも増え始めた「ピスト」の魅力

5件のコメント

  1. 止まった状態でクランクの角度を変えるのは、後輪を浮かして回すんですよ。
    慣れると簡単です。

    あ~懐かしい。。。

  2. しゅんろ~ さん ❗

    お久しぶりです。お元気に過ごされてますか?
    ピスト経験者でしたか。何でもやってますね 😯

    後輪浮かして回すか!
    思いもよりませんでしたわ。今度チャレンジしてみます。
    アドバイス、ありがとー(^^♪

    p.s. 相変わらず、写真のセンスいいですね。

  3. 五十肩でドック二次検診で胃カメラを飲まなくてはいけないようですが、いちお生きてます。

    勧められたら何でもやるタイプなんで、ピストは高校時代に競輪場で1000トラに一回出るために1ヶ月ほど借り物に乗っただけです。
    その時に思ったのは、起伏が激しくなければロードに比べ平均時速はピストの勝ちってことですかねぇ。
    体力の余裕分も引きずり出してくれるピストなんで、力入れて乗るとドドッと疲れが出ます。
    体調管理をより慎重に、自転車生活を楽しんでくださいね。

  4. しゅんろ~ さん

    胃カメラですか。ツライらしいですねぇ…
    ワシは脳ドックに入ってみたいんじゃが…

    1ヶ月ピスト乗ったんですか。確かに平地だけには強いよね。だからトラック競技なんでしょうけれど。

    ワシの場合、こと自転車なら何でもやってみたいタチでしてね。
    今回のピストも、乗り方もしかりですが、カスタムして遊んでみたいなぁ~ってのもありましてね。

    トシがトシなんだから、無理無い様に遊びますわ。
    しゅんろ~さんも、無理しちゃいけませんゼ。
    マターリと生きましょうね、お互い。

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