物に対する想い

機械と云う感情の無い無機物に想いを馳せる。

たとえば、仕事上で扱う幾つかの機械がある。
それらの機械を長年使い、更新時期が訪れ、搬出されて行く前には利用者の前から、こなきの手元にちょっとだけの間戻ってくる。

その様子を見れば、その機器が利用者にどんなに使われていたのかが分かる。
障害が多く手を焼いた機器にも思い出がある。

お疲れ。長い間、お疲れだったね。

そんな言葉を掛けつつ、業者に搬出されて行く機械たち。

そして、後継として新しい機器を迎え利用部門に設置する時、

頑張れよ

と、心の中でエールを贈る。

そんな気持ち、自分だけなんかなと、大手ベンダーのCEに聞いてみたところ「あぁ、全ての機器にではないですけど、苦労した機械などではそんな気持ちもありますね」と、日頃は事務的な会話しかしない方も云われてた。

日本人だからなんだろうかね。

新しい物好きでありながらも、慣れ親しんだ物への愛着は捨てられない。

間もなく新しいバイクに乗り換える。
Bianchi-Nironeと過ごした日々。どれもこれもいい思い出ばかりだ。

そして、新しいバイクがもうすぐ到着する。
またコイツと沢山の思い出を築いて行く。

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