BRM920広島1000K鳴門 – DNF記 Part2

Part1よりつづく。

龍馬像へとコースアウトした地点まで戻り、引き続きのブルベルートに戻る。

ここで橋を渡る訳だが…

浦戸大橋
浦戸大橋

桂浜のところの湾をまたぐ浦戸大橋。
この橋が狭い上にクルマの交通量がメチャクチャ多いんだ。歩道もかなり狭いが、車道は渋滞源になりそうなので、歩道を行くことに決意。

が、結果としてはこの選択は良くなかったと思う。
バランスを崩して狭い歩道から車道に落ちる危険性まで考慮すれば、ココは車道を通るべきだった。
まぁ、何とか歩道で渡りきることが出来たので良かったけれども。

ちょっと行くと空港がある。
高知龍馬空港。

高知龍馬空港
高知龍馬空港

アレだね。最近は空港名にご当地の何がしかを含めるのがトレンディなのかねw
岩国錦帯橋空港、徳島阿波おどり空港、島根縁結び空港、米子鬼太郎空港etc…
広島空港は無いみたいね。
広島平和空港or広島もみじ饅頭空港or広島山奥空港なんてどでしょwww

なーんて考えつつ、程なくPC3のファミリーマート南国前浜店に到着。
レシート時刻が14時34分。283km。

そう。何故だか画像を撮り忘れている。
室戸行きを焦ってたのかな…覚えてない。

その後、室戸岬の方向へ向けて走り出す。

15時04分
香南市赤岡町ってところを通過。室戸まで59キロらしす。

室戸まで59km
室戸まで59km

約60キロってことは3時間ほどかな。
ってことは室戸着は18時=午後6時?
今夜の宿泊先を室戸市街に予約してんのよね。
少しでも早く入って、ちょっとでも長い時間寝たいんだが…

市街地を抜け、土佐湾を回り込み、室戸岬方面に向かっていると右手の視界が大きく開けてきた。

太平洋一望
太平洋一望

ようやく太平洋が一望できるエリアに来た。
高知の長い長い浜も見えて、いい感じじゃないか。

が、先の震災以降に造られたであろう新し目な建造物が幾つかある。

津波避難タワー
津波避難タワー

津波に備えての避難場所であろう。
太平洋に面する地域ならではのキチンとした対応が進んでいることが伺えた。

室戸市入り
室戸市入り

16時38分
室戸市に入った。
今夜のお宿はまだ先のようだ。

室戸岬
室戸岬

あの岬の先っちょに通過チェックの中岡慎太郎像があるのだが、ソコに行くのは、もちょっと先だな。

…。

で、ココから先も画像を撮ってないんだが、18時頃に室戸市街に到着。
予めリサーチしてた弁当屋で弁当買い、コンビニでノンアルコールビール買って、太平洋に沈み行く夕陽を眺めながら防波堤の上で弁当を食す。

くぅ~!!

その後、宿泊先へと到着。
室戸の湾に程近いところにある太田旅館

立派なホテルではなく、敢えて個人経営の小さな旅館を選んだ。
風呂と洗濯機と布団。この3点セットで十分だった。一泊素泊まり4,200円。
二泊分料金は一括前払い。明日の夜もココに泊る予定(時間次第では風呂だけになる可能性もアリ)。
無理を言って、夕方にチェックインし、その日の23時頃には出発する旨を予め伝えていた。

部屋からの眺め
部屋からの眺め

婆ちゃんと娘さんの二人だけ。
館内は昭和中期で時が止まったかのようなレトロ感満載。蚊が多いのはチト難点だが、部屋にはベープマット完備!
でも、トイレは最新式のウォシュレットだった。

現地で判明したことだが、玄関の土間も広くて、玄関内に自転車を停める事が出来たのも心理的に安心できて良かった。

で、土間には先客のロードが一台停まってた。
曰く、自転車お遍路さんなんだと。
今夜はその方とこなきの二人しか泊ってないみたいだ。

ウェアを洗濯機で洗う時間を待てないので、風呂のケロリン桶で洗って、脱水だけに洗濯機を借り部屋で干した。

風呂でさっぱりした後、ケツに軟膏(テラマイシン=ヤラレたケツの皮膚に良いとひらまつさんから教えてもらってた)塗って、奥さんにTelし、スマホの充電カマして寝た。19時前だと思う。

***

22時半
スマホの目覚ましで目が覚める。
テラマイシンをも一度塗り、ほぼ乾いたジャージを着込み、荷物を詰め、宿の娘さんに明日も宜しくとひと言言って宿を出る23時。

さぁ、2日目が始まりましたゼ!
5キロほど走ると室戸岬に到着だ。ひとりの参加者さんがモソモソとメシ食っていた。

室戸岬の通過チェック画像
室戸岬の通過チェック画像

上の画像が、ココのポイントの通過チェックに必要な材料が掲載されているモノだ。

で、ココに立っている中岡慎太郎の像。

中岡慎太郎像(闇)
中岡慎太郎像(闇)

Googleのストリートビューだと、顔認識されてボカシが入っているのよねw
でも今は夜だからお顔が見えない。残念。まぁ、帰り道でお会いできましょうぞ。

真っ暗な道を走り始める。ここからは区間距離97キロの長丁場!単純に言って5時間は掛かるぞ!
右手からは波の音がザブーンザブーンと大きく聞こえている。風は少しアゲてるが支障になる程ではない。
真っ暗で、ライトの届く範囲以外は何も見えてない。

ふと、ヘルメットに付けているヘッドライトで左手のヤブの中を照らすと、オレンジ色に光る2つの目玉がこちらを見ている。
ってか、目が合った!!

なに!?

その目玉の下の方を照らしてみると、鹿だ!!
宮島に居るような、ニーニー言ってる弱っちく飼い馴らされてて「え゛~地御前だって渡れちゃうよぉ~ん♪」何て言ってるようなヤツではなく、もののけ姫に出てくるシシ神のような立派なカラダの牡鹿だ。ツノは床の間で日本刀を乗っけられてるような立派なツノだ。
身動きもせずこちらをじっと見ている。

イッツ・ア・ミラクル四国。

すげー…

そして、ちょっと開けたところに来た。ココにあったモノ。

魅惑の自販機
魅惑の自販機

あ゛ぁ~…
コレには弱い…オヂ3的に。
止まらない訳には行かない。

夜食は肥満の元
夜食は肥満の元

で、食しちゃう訳ですね。
まぁ、塩分補給とか言い訳しながら。ハイ。

で、97キロの区間距離の国道55号線。
全くノーチェックだったんだけれど、なかなかに山岳コースなのよ。石鎚ばかりに気をとられてたけれど、こんなところで山岳コースが来るとは…
ちょっとダメージ受けつつ走っていると、対向から鳴門折り返して帰って来ている参加者さんと離合。はや!!

4時50分
5時32分の到着予測よりもかなり早めにPC4に到着。460km。ウシシ(^^♪

PC4 ローソン那賀川町北中島
PC4 ローソン那賀川町北中島

って言いながら、1時間早くに宿泊先を出ているからね。実質はほぼ予測通り。

パンなどを食べつつ、この場所に同時に居る参加者さんと会話しつつ休憩。
げ、帰路の方も居られた。はやい!!

さて、鳴門に向けて急ぎますか。
夜明けだ。東の空がキレイだ。

夜が明ける
夜が明ける

僕とこの先の海へ 朝日を見に行こうよ♪

6時38分
先のローソンを出てから以降、ひたすら真っ直ぐな道を20キロほど走り、徳島中心部を抜ける。

徳島本町
徳島本町

ズバーン!!と、真っ直ぐ

真っ直ぐな道
真っ直ぐな道

ただ、信号が多くてStop & Go を何度も繰り返すのがしんどい。
松山もそうだったけれど、四国はこんな真っ直ぐで大きな道があって、交叉点で引っ掛かってのStop & Goって街が多い気がする。広い平野部がある証なんだろうけれどね。

で、ここの道が自動車専用道ではないかと間違う感じの道なのよ。

ちょっと、走っていいのか迷う感じの道
ちょっと、走っていいのか迷う感じの道

自転車進入禁止の標識が無いので、走ってもいいのは間違いないんだけれど、どーにも場違い感が拭えない。

で、ふと信号で止まりますと、対向車線に帰路の方をお見かけしまして。

帰路の方々
帰路の方々

あぁ~…早いなぁ~…
って感じちゃう訳ですね。
でもまぁ、自分なりのペースは維持できているし鳴門に着けば鳴門での予定もありますので、レースじゃないんだからまぁ焦らず行きますか。

で、その後も場違い感ある道を走りながら、鳴門に近付く橋を渡ったりします。

大鳴門橋ではない橋w
大鳴門橋ではない橋w

この橋は、イワユル鳴門大橋ではない橋だよね。

7時30分
通過チェックポイントの、ローソン鳴門三ツ石店に到着。499km。

通過チェック ローソン鳴門三ツ石店
通過チェック ローソン鳴門三ツ石店

ここでは、皆さんもぅそそくさと買い物してレシートGetしたら立ち去る。
折り返し地点まで、あと6キロだからね。

湾を回り込むと、デカい橋が見えてきた。
アレが本物の大鳴門橋だ。

大鳴門橋が見えてきた
大鳴門橋が見えてきた

よーし、もうすぐ折り返し地点、507キロだ!!

国立公園なんだが…
国立公園なんだが…

ここわぁ…
国立公園なんでぇ~…

プシュー、カツッ、カツッ、カツッ、…

リア、クギ踏みorz
リア、クギ踏みorz

げ、リアがパンクだ。
しかも、クギ踏んでるorz

もうちょっとと言うところでクギ踏んでパンクとか、チョー萎えるorz

あぁ…

ペンチで抜く
ペンチで抜く

まぁ、仕方ない。
制限時間ギリギリの人がクギ踏んでパンクしたらDNFになっちゃうのだから、まだ時間に余裕がある自分が代わりに踏んで路面清掃したと思えば、あんまり腹も立たない。

こんなん出ました
こんなん出ました

クギは鳴門の渦潮にポアしときました。

サイドカット
サイドカット

で、タイヤチェックしてみるとサイドも切れている。
あぁ~…
まだ新しいタイヤなのに…もぅお釈迦だよ…

鳴門に向かう参加者さん、鳴門から帰って来てる参加者さんの痛い視線を受けつつパンク修理。
気が急くので、Co2ボンベを久々に登場させプシュッ!と空気入れ完了!!

修理完了
修理完了

25分ほどのロスタイムで修理完了…。
気を取り直して鳴門大橋へ向かいますか。

で、最後の最後。鳴門の駐車場までをも急な登坂と言う、何たるや…

8時30分
何とか到着しましたPC5 大鳴門橋架橋記念館エディ付近。

PC5 大鳴門橋架橋記念館エディ付近
PC5 大鳴門橋架橋記念館エディ付近

7時51分到着予定での8時半到着なので、40分遅れか…
まぁ、仕方ない。
焦っても仕方ないので、当初の予定通り

観光

しましょうぞ。

待機頂いている現地スタッフの方に尋ねて、渦潮を見に行くことにするw

渦の道」って名前のところがあり、ソコから眺めると鳴門の渦潮が良く見える場所がある。
ってのは何となく聞いていた。ソコに行って見たい!!

通過チェックを受けた場所から徒歩500メートルほどで渦の道へ行けるらしい。
行きますよ、勿論!!
ココまで500キロ走ってきたんだ。500メートルなんて屁でもない。

神戸淡路鳴門自動車道
神戸淡路鳴門自動車道

渦の道に行くには、先ずは自動車道をまたぐ横断歩道みたいなところを渡る。

鳴門の渦潮近く
鳴門の渦潮近く

お、
渦潮チックなのが見えてきた♪

橋のたもとまで来ると、真下の海が見える。

あ、沈没船
あ、沈没船

何か沈んじっゃてますが…(汗;
頑張ってサルベージしてあげて。

で、渦の道に行くには入場料が要るらしい。
えぇ、分かってますとも。払いますよ510円。

今はオフタイムなのね...
今はオフタイムなのね…

ですが、今は「渦」が真っ盛りではない時間のようだ。
だが待ってられないので行きますよ。

渦の道
渦の道

と、遠いな…
ちょっと…。いや、かなり後悔の念が湧いてくる。

靴底のクリートをカチカチ言わせながら歩く迷惑な観光客とは私のことです。ハイ。

で、いよいよ観光スポットに到着したようです。

ジャンプ禁止令
ジャンプ禁止令

ジャンプ禁止だそうです。理由は書いてないです。何故なんでしょうか。
ただ、クリートでジャンプすると間違いなく転げて尾てい骨を強打するのは間違いなさそうなので、言われなくてもジャンプしません。ハイ。

で、床面にはめ込んであるガラス窓からま下を眺めますと…

ガラス床からの眺め
ガラス床からの眺め

急流ですねぇ~。
ですが、渦巻いては無いですねぇ~。

終わり!

ささ、帰りましょうぞ。

来た道をまたカチカチ言わせながら帰っていきます500メートル。

で、途中の土産物屋に寄りまして、職場へのお土産物を買います。
勿論、持ち帰りは出来ないので宅急便で職場の自分宛に発送します。
地ならし地ならし…とッw。

憩い
憩い

仕上げにソフトクリームなどを食しつつ自転車の場所まで戻ってまいりました。
待機スタッフの方々、早くから遅くまでご苦労様です。

到着して休憩されている参加者の姿もちらほらあります。

9時30分
当初の予定通り、鳴門での所要時間は1時間でしたね。
さぁ、来た道507キロを帰りますか。
スタッフ皆さんに別れとお礼を告げ、またペダルを回し始めます。

Part3へつづく。

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