Part2よりつづく。
鳴門を出発して2時間半。時刻は丁度正午。
ここに来るまでに、ないかなぁ~ないかなぁ~…と、思って探してたのがタイムリーに訪れた。

うどん屋さん。
かまたまーるって言うお店だ。比較的新しいお店のようで、店員さんも若い方ばかりだ。
うどんと言えば、本来はうどん県=香川。
しかし、今回のルートは香川を侵略してないので、本場のうどんを食することが出来ない。
なので、隣県で我慢。
本当は。香川でばあちゃん一人がやってるような、地場のうどん屋さんに行ってみたい。
広島でもあるよね、ばあちゃん一人がやってるお好み焼き屋。それと一緒。
オーダーは王道のかまたま。

でも、このお店のウリはカレーうどんのようだが、ブルベ中のカレー系は、過去の経験からしてどうも相性が良くないのでかまたまにしとく。
お味は…普通に美味で御座いました。
で、食べながら窓の外を見てますと、次々と参加者さんが通過して行きますもので、やはりちょっと気が急くので、とっとと食って走り出す。

で、往路と一緒の区間距離の長い国道55号を走っておりますと、さっきから気になる路面への文字がある。
デカく41と書いてある。この文字、距離表示のようだ

脇には、本物の距離表示ポストがあり、そちらには徳島まで41キロと書いてある。
そかー、徳島から(まで)の距離表示か…。1キロ毎に書いてあるようだ。
そんな距離表示を数えながら走っております午後1時半。
ちょっとした山の中を走り抜けておりますと、動物注意の標識が…

この標識は誇大広告ですな。JAROに直訴してもいいレベルに。
シカはこんなに跳ねてなかったゾ。Ferrariじゃないんだからw
なーんて思ってると、目の前の道を2匹のサルが道路横断して行きます。
左から来て右手の山の中へと…

サルだ!!
と、思ってその行く先を追いますと、群れでサルがいます。2、30匹は居ると思われ。
上の画像、フェンスの上とかに沢山乗ってるのが分かりますかね。藪の中にも何匹もいます。
で、サルの鳴き声って「キーッ」「キーッ」って思うじゃないですか(天然のサルは初めて見た)。
何とも言えない鳴き声なんだけれど、強いて言うなら「ピュウ、ピュウ」。
何十匹もがピュウピュウ言ってます…
イッツ・ア・ミラクル四国!!
で、もうひとつのミラクル…

そう!
お遍路さん。
四国と言えばお遍路さんってのは知っていたけれど、こんなにも沢山歩いてるとは思ってもなかった。
ホントにあちこちを歩いてる。
ある程度の年齢を重ねられた方ばかりかと思いきや、若い人もけっこう歩いている。
やぁ~、意外でしたわ。
そのことを宿に着いた時に宿屋の娘さんに話したら、今年は何がしかのアニバーサリーイヤーらしく、お遍路さんは例年よりも多いんだと。
で、多いと言えば、こちらも多かった…

サーファーですね。
流石は太平洋。あちこちの浜で沢山波乗りしてました。
その後も室戸岬に向けて順調に走ります。
何時間か前に真っ暗な闇の中を走ってたのが、こんな処だったのか…と、納得したりしつつ。

さっき41キロだった路面表示も102キロとなってきました。

ここらで太平洋をバックに記念撮影w

先ごろオカムラさんとこで新調したuvexのアイウェア、カッコエェ…w
やっぱり、ちょっといいお値段のアイウェアはいいね。軽いし視界がとってもクリアだよ。
15時43分
そんなこんなで調子コイて走ってますと、後方より異常を察知。

何か事故った後の画像みたいですが、また後輪のパンクです。
2度目のパンクとか珍しい。昨年は全ブルベを通してパンクゼロだったのに、今日はどうしちゃったんだろ…
15分ほどのロスタイムでリカパリ完了。
16時半
室戸岬が近付いてきました。

夫婦岩ですね。
近くで見ると、二つの岩の間に縄が掛けてありました。
そして…
17時。
遂に来ました。

坂本龍馬像と対を成していると言われる中岡慎太郎像。昼間の部。
凛々しいお顔をされてますな。
その脇には、鯨の像が。

この鯨像の下に書かれている文言が、帰路でのクイズにもなってましたな。
ちょっと走り、振り返ると室戸スカイラインのつづら折が見えました。

なかなかエゲツナイ感じの登坂で、余裕があれば攻略してみたい所存であります。ハイ。
17時20分
昨日と同じ宿泊先、太田旅館に到着しました。

今日は玄関内の様子を撮影しましたゼ。
で、太田旅館の向かいにラーメン屋(豚太郎)があることは昨日把握してましたので、今日の晩ご飯は豚太郎にします。

同じFCでもひなびた感じの店内。
おっちゃんとおばちゃんの夫婦経営。
から揚げ定食にギョウザを一皿注文。
食った食った!
で、旅館で昨日と同じように、風呂でウェア洗って、テラマイシン塗って寝て22時半起床、23時出発!!
2日間お世話になった太田旅館にお礼を告げ、いよいよ最終日となる3日目が始まりました。
高知へ向けて、真夜中をひた走る。
で、夜中に走ってると(昼間もだけれど…)脳内BGMが何度もリピートされてるのよ。
今回は…
♪ ありのままの 姿見せるのよ ありのままの 自分になるの
どこまでやれるか 自分を試したいの そうよ変わるのよ アタシィ~♪
アナ雪ですね。
コレがずーっと鳴り響いてましたわw
例え短時間でもちゃんと布団で寝たので、いいピッチで走ることができる(なお更、アナ雪が高らかに響き渡るw)。
高知へ向かう途中、何人かの参加者さんを追い抜かせて頂く。寝てないのだろうか。ピッチが上がってない。
お疲れさまです。
途中の道の駅で休憩されてる方や、ちょっとした場所で休憩されてる方も何人もお見かけしました。
1時半
昨日と同じコンビニ、ファミリーマート南国前浜店に到着。

ここに来るまでに、少なくとも8名の参加者さんを確認してきた。
で、ココのコンビニに自分を含めて9名がいる。
皆さん、どっこいどっこいのペースで走ってますね。
ここのファミマはイートインのスペースがとても広くて50席はあろうかと言う広さ。
中でくつろぐ参加者さん多数。
おむすびなど食べまして、カラダがあんまり冷えないうちに再スタート。
が、ここまで頑張ってくれた前照灯 Gentos SuperFire SF-152×3 が突然お亡くなりになられた。電池は先ほど替えたばかりなので、故障と思われる。さっきまで点いてたのに…
と、まぁこんなこともあろうかと全く同じGentos SuperFire SF-152×3をもう1本リアバッグに入れてたので、早速交換しましてから走り出す。
2時47分
来ました、桂浜近くの浦戸大橋。

深夜は流石にクルマが皆無で安全に渡れる。
その後、高知・黒潮ラインを戻り、国道194号を川沿いに北上し寒風山トンネルを目指す。
6時20分
寒風山トンネルに至る前の激坂区間をヒィヒィ言いながら登る。
え~っと、往路の時に、こんなに激坂下りましたっけ…(そりゃ下ったんだろよ!!)
8%とかそんくらいかな…
で、激坂をある程度登ったところでふり返って見ると…

ラピュタっぽい景色が眼下に広がっていた。
この画像では分かりづらいけれど、谷あいの集落ははるか眼下へと遠ざかり、自分と同じ標高の向かいの山々は雲の上にアタマを出し…なかなかの絶景よ。
それを、今まさに汗して下から上がってきたこの眼で見ている訳だから、そりゃ絶景感も言い難いほどに絶景よね。
6時半
激坂を登りきったところにある、枝畝トンネルってヤツの入口に来た。

この画像の左側に、一人の参加者さんが立っている。
「ハロー」ってな感じで、片手をこちらに振ってくれている…
女子!!
そう。ところどころで遭遇している、北海道から来られている方だ。
恐るべき健脚(って言うのか!?)で、ここまでの激坂もスルスルと軽ぅ~く登っておられた。
で、抜き去るときにとても明るい声で…
お疲れさまで~す♪
って言いながらスパッ!!っと置いてけぼりにされちゃうのよ。
見た目、普通の女子よ。ホント。
こちらのオジサンはなんなんだ!って言いたくなるよ、トホホ…

で、そのトンネルを抜けると雨が強めに降っていた。
この先、下り基調。長い寒風山トンネルの中も下りで冷えるだろうな…
との予測に基づき、停まってレインウェアを着込む。
何か食べて体温上げとこ。ってことでスポーツようかん食べて、アガーモンさんから以前に頂いてたチューブの蜂蜜を飲んだり。
してると「お疲れさまで~す♪」っとまたもや軽ぅ~く抜いて行った。
しかも、恐ろしく軽装で…流石は北の大地育ちは寒さに強いんだろうか…。
で、こちらの模様はこんな感じ…

完全防備ですね。ハイ…;;

路肩の気温計は17度と16度を行ったり来たりしている。
まぁ何とか冷え込むことも無く、順調に走り始める。
7時50分
距離にして820キロほど走ってきたと思う。
ようやく、徳島から愛媛ーと至る寒風山トンネルの入口にきた。

ここからは下り基調一本調子♪♪山から遠ざかるにつれて雨も止みましての快適に下ります。
8時37分
839キロ地点。PC8ファミリーマート西条加茂川店到着。
「7時44分に行きますので、待っててね(はーと)」ってお約束してた、シロクロさんが待っててくれました。

あ、こなきだけじゃなく、皆さんを待っててくれてるんですよね。
T田さんも到着。前回600kの時に終盤ご一緒した岡山の女性もやってきた。

シロクロさんと散々話をしまして、お見送りを受けます。

あ、膝下に痛み止めのテープ貼ってるのがバレましたね。
そんなに大した痛みではないのですが、念のために貼っておいたのです。
さぁ、もぉココまで来ればしまなみ海道渡って、三原から本郷へと登るアノ激坂を登るだけ。
いよいよラスト感が盛り上がってきます。
今治を目指して、いよいよラスト行きますよ!!
Part4につづく。