BRM920広島1000K鳴門 – DNF記 Part3

Part2よりつづく。

鳴門を出発して2時間半。時刻は丁度正午。
ここに来るまでに、ないかなぁ~ないかなぁ~…と、思って探してたのがタイムリーに訪れた。

セルフ自家製麺
セルフ自家製麺

うどん屋さん。
かまたまーるって言うお店だ。比較的新しいお店のようで、店員さんも若い方ばかりだ。

うどんと言えば、本来はうどん県=香川。
しかし、今回のルートは香川を侵略してないので、本場のうどんを食することが出来ない。
なので、隣県で我慢。

本当は。香川でばあちゃん一人がやってるような、地場のうどん屋さんに行ってみたい。
広島でもあるよね、ばあちゃん一人がやってるお好み焼き屋。それと一緒。

オーダーは王道のかまたま。

かまたまうどん
かまたまうどん

でも、このお店のウリはカレーうどんのようだが、ブルベ中のカレー系は、過去の経験からしてどうも相性が良くないのでかまたまにしとく。

お味は…普通に美味で御座いました。

で、食べながら窓の外を見てますと、次々と参加者さんが通過して行きますもので、やはりちょっと気が急くので、とっとと食って走り出す。

大胆な距離表示
大胆な距離表示

で、往路と一緒の区間距離の長い国道55号を走っておりますと、さっきから気になる路面への文字がある。
デカく41と書いてある。この文字、距離表示のようだ

徳島まで41キロ
徳島まで41キロ

脇には、本物の距離表示ポストがあり、そちらには徳島まで41キロと書いてある。
そかー、徳島から(まで)の距離表示か…。1キロ毎に書いてあるようだ。

そんな距離表示を数えながら走っております午後1時半。
ちょっとした山の中を走り抜けておりますと、動物注意の標識が…

動物注意
動物注意

この標識は誇大広告ですな。JAROに直訴してもいいレベルに。
シカはこんなに跳ねてなかったゾ。Ferrariじゃないんだからw

なーんて思ってると、目の前の道を2匹のサルが道路横断して行きます。
左から来て右手の山の中へと…

サルの群れ現る!!
サルの群れ現る!!

サルだ!!

と、思ってその行く先を追いますと、群れでサルがいます。2、30匹は居ると思われ。
上の画像、フェンスの上とかに沢山乗ってるのが分かりますかね。藪の中にも何匹もいます。

で、サルの鳴き声って「キーッ」「キーッ」って思うじゃないですか(天然のサルは初めて見た)。
何とも言えない鳴き声なんだけれど、強いて言うなら「ピュウ、ピュウ」。

何十匹もがピュウピュウ言ってます…
イッツ・ア・ミラクル四国!!

で、もうひとつのミラクル…

お遍路さん
お遍路さん

そう!
お遍路さん。

四国と言えばお遍路さんってのは知っていたけれど、こんなにも沢山歩いてるとは思ってもなかった。
ホントにあちこちを歩いてる。
ある程度の年齢を重ねられた方ばかりかと思いきや、若い人もけっこう歩いている。
やぁ~、意外でしたわ。

そのことを宿に着いた時に宿屋の娘さんに話したら、今年は何がしかのアニバーサリーイヤーらしく、お遍路さんは例年よりも多いんだと。

で、多いと言えば、こちらも多かった…

サーファー
サーファー

サーファーですね。
流石は太平洋。あちこちの浜で沢山波乗りしてました。

その後も室戸岬に向けて順調に走ります。
何時間か前に真っ暗な闇の中を走ってたのが、こんな処だったのか…と、納得したりしつつ。

太平洋岸
太平洋岸

さっき41キロだった路面表示も102キロとなってきました。

102キロ
102キロ

ここらで太平洋をバックに記念撮影w

2日目の男
2日目の男

先ごろオカムラさんとこで新調したuvexのアイウェア、カッコエェ…w
やっぱり、ちょっといいお値段のアイウェアはいいね。軽いし視界がとってもクリアだよ。

15時43分
そんなこんなで調子コイて走ってますと、後方より異常を察知。

2日目のパンク
2日目のパンク

何か事故った後の画像みたいですが、また後輪のパンクです。
2度目のパンクとか珍しい。昨年は全ブルベを通してパンクゼロだったのに、今日はどうしちゃったんだろ…
15分ほどのロスタイムでリカパリ完了。

16時半
室戸岬が近付いてきました。

夫婦岩
夫婦岩

夫婦岩ですね。
近くで見ると、二つの岩の間に縄が掛けてありました。

そして…
17時。

遂に来ました。

中岡慎太郎像
中岡慎太郎像

坂本龍馬像と対を成していると言われる中岡慎太郎像。昼間の部。
凛々しいお顔をされてますな。

その脇には、鯨の像が。

鯨像
鯨像

この鯨像の下に書かれている文言が、帰路でのクイズにもなってましたな。

ちょっと走り、振り返ると室戸スカイラインのつづら折が見えました。

つづら折れ
つづら折れ

なかなかエゲツナイ感じの登坂で、余裕があれば攻略してみたい所存であります。ハイ。

17時20分
昨日と同じ宿泊先、太田旅館に到着しました。

宿到着
宿到着

今日は玄関内の様子を撮影しましたゼ。

で、太田旅館の向かいにラーメン屋(豚太郎)があることは昨日把握してましたので、今日の晩ご飯は豚太郎にします。

唐揚げ定食with餃子
唐揚げ定食with餃子

同じFCでもひなびた感じの店内。
おっちゃんとおばちゃんの夫婦経営。
から揚げ定食にギョウザを一皿注文。

食った食った!
で、旅館で昨日と同じように、風呂でウェア洗って、テラマイシン塗って寝て22時半起床、23時出発!!

2日間お世話になった太田旅館にお礼を告げ、いよいよ最終日となる3日目が始まりました。
高知へ向けて、真夜中をひた走る。

で、夜中に走ってると(昼間もだけれど…)脳内BGMが何度もリピートされてるのよ。
今回は…

♪ ありのままの 姿見せるのよ  ありのままの 自分になるの
どこまでやれるか 自分を試したいの そうよ変わるのよ アタシィ~♪

アナ雪ですね。
コレがずーっと鳴り響いてましたわw

例え短時間でもちゃんと布団で寝たので、いいピッチで走ることができる(なお更、アナ雪が高らかに響き渡るw)。
高知へ向かう途中、何人かの参加者さんを追い抜かせて頂く。寝てないのだろうか。ピッチが上がってない。
お疲れさまです。

途中の道の駅で休憩されてる方や、ちょっとした場所で休憩されてる方も何人もお見かけしました。

1時半
昨日と同じコンビニ、ファミリーマート南国前浜店に到着。

再びファミリーマート南国前浜店
再びファミリーマート南国前浜店

ここに来るまでに、少なくとも8名の参加者さんを確認してきた。
で、ココのコンビニに自分を含めて9名がいる。
皆さん、どっこいどっこいのペースで走ってますね。

ここのファミマはイートインのスペースがとても広くて50席はあろうかと言う広さ。
中でくつろぐ参加者さん多数。
おむすびなど食べまして、カラダがあんまり冷えないうちに再スタート。

が、ここまで頑張ってくれた前照灯 Gentos SuperFire SF-152×3 が突然お亡くなりになられた。電池は先ほど替えたばかりなので、故障と思われる。さっきまで点いてたのに…
と、まぁこんなこともあろうかと全く同じGentos SuperFire SF-152×3をもう1本リアバッグに入れてたので、早速交換しましてから走り出す。

2時47分
来ました、桂浜近くの浦戸大橋。

夜の浦戸大橋
夜の浦戸大橋

深夜は流石にクルマが皆無で安全に渡れる。

その後、高知・黒潮ラインを戻り、国道194号を川沿いに北上し寒風山トンネルを目指す。

6時20分
寒風山トンネルに至る前の激坂区間をヒィヒィ言いながら登る。
え~っと、往路の時に、こんなに激坂下りましたっけ…(そりゃ下ったんだろよ!!)
8%とかそんくらいかな…

で、激坂をある程度登ったところでふり返って見ると…

天空の…
天空の…

ラピュタっぽい景色が眼下に広がっていた。
この画像では分かりづらいけれど、谷あいの集落ははるか眼下へと遠ざかり、自分と同じ標高の向かいの山々は雲の上にアタマを出し…なかなかの絶景よ。
それを、今まさに汗して下から上がってきたこの眼で見ている訳だから、そりゃ絶景感も言い難いほどに絶景よね。

6時半
激坂を登りきったところにある、枝畝トンネルってヤツの入口に来た。

枝畝トンネル
枝畝トンネル

この画像の左側に、一人の参加者さんが立っている。
「ハロー」ってな感じで、片手をこちらに振ってくれている…

女子!!

そう。ところどころで遭遇している、北海道から来られている方だ。
恐るべき健脚(って言うのか!?)で、ここまでの激坂もスルスルと軽ぅ~く登っておられた。

で、抜き去るときにとても明るい声で…

お疲れさまで~す♪

って言いながらスパッ!!っと置いてけぼりにされちゃうのよ。

見た目、普通の女子よ。ホント。
こちらのオジサンはなんなんだ!って言いたくなるよ、トホホ…

トンネルを出ると雨
トンネルを出ると雨

で、そのトンネルを抜けると雨が強めに降っていた。
この先、下り基調。長い寒風山トンネルの中も下りで冷えるだろうな…
との予測に基づき、停まってレインウェアを着込む。
何か食べて体温上げとこ。ってことでスポーツようかん食べて、アガーモンさんから以前に頂いてたチューブの蜂蜜を飲んだり。

してると「お疲れさまで~す♪」っとまたもや軽ぅ~く抜いて行った。
しかも、恐ろしく軽装で…流石は北の大地育ちは寒さに強いんだろうか…。

で、こちらの模様はこんな感じ…

雨の男
雨の男

完全防備ですね。ハイ…;;

17度
17度

路肩の気温計は17度と16度を行ったり来たりしている。
まぁ何とか冷え込むことも無く、順調に走り始める。

7時50分
距離にして820キロほど走ってきたと思う。
ようやく、徳島から愛媛ーと至る寒風山トンネルの入口にきた。

寒風山トンネル(復路
寒風山トンネル(復路

ここからは下り基調一本調子♪♪山から遠ざかるにつれて雨も止みましての快適に下ります。

8時37分
839キロ地点。PC8ファミリーマート西条加茂川店到着。
「7時44分に行きますので、待っててね(はーと)」ってお約束してた、シロクロさんが待っててくれました。

シロクロさん待機
シロクロさん待機

あ、こなきだけじゃなく、皆さんを待っててくれてるんですよね。
T田さんも到着。前回600kの時に終盤ご一緒した岡山の女性もやってきた。

続々到着
続々到着

シロクロさんと散々話をしまして、お見送りを受けます。

Photo by しろくろさん
Photo by しろくろさん

あ、膝下に痛み止めのテープ貼ってるのがバレましたね。
そんなに大した痛みではないのですが、念のために貼っておいたのです。

さぁ、もぉココまで来ればしまなみ海道渡って、三原から本郷へと登るアノ激坂を登るだけ。
いよいよラスト感が盛り上がってきます。

今治を目指して、いよいよラスト行きますよ!!

Part4につづく。

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