娘、卒業

一昨年の記事で、娘が製菓の専門学校に進んだことは書いたけれど、今日はその学校の卒業式だった。
呑気リーマンなので、会社は有給で休んじゃう。

行きつけの美容院に早朝から押しかけ髪型や顔をバッチリキレイにして、広島市内に向かう。
2年前にこれと全く同じ光景で入学式したっけ。

卒業式
卒業式

あぁ、過ぎてしまえばあっと言う間だな…。
毎日、朝早くに起き、ちょっと強めの雨が降ればスグに止まる軟弱な呉線で毎日通学。
「部活」と称する夜遅くまでの練習。休日に出ることも多かったっけ。

加えて、居酒屋のバイトもこなす。2年間、良く頑張ったよ、ホント。

それを支える奥さんもお疲れだった。
朝早くに送り出し、午前様で帰ってくる娘の顔を見るまではやっぱり寝付けないのが母性なんだわ。
お疲れ。

そしてここ数日は、転居先のアパートにしょっちゅう通ってる。
荷物を着々と運び込んだり、電気ガス水道を開通させたり、銀行の手続きやらなんやら…
引っ越しの段取りもほぼ最終段階まで来た。

アレだね。
親って結局のところ、子を送り出すまでの発射台だよね。

無事に軌道に乗せるまでの、あれやこれやの段取りやら訓練やら予行演習やらを繰り返し、そしてようやく今、ロケットは発射台に据えられ、最終カウントダウンの秒読みが始まっている段階。

あと数日でこの生まれ育った家を出て、そして4月からはいよいよ本当の意味で自分ひとりの道を歩み始める。

娘や息子には常々言ってきた。
地元に固執する必要は全くない。行きたいところがあれば、どこへでも行けばいい。
今の時代、元気かどうかなんて手紙や電話を待たずしてLINEやSkypeでいつでも顔を見ながら話すことが出来る訳で。

最近の番組で、外国のかなり遠くの「辺ぴな」ところに住んでいる日本人を訪ねて行くような番組があるじゃない。
あんな感じ。どこでどうやって生きて行くかは自分で決めるもの。親はそのアシストしか出来ない訳じゃない。

どこでどんな風に生きて行くか、今から自分で探しあてて行って欲しい。
良い方向に向かうのも、そうでない方向に向かうのも、全て自分が決めること。
全ては自分の選んだ道。誰のせいでもなくなるんだ。

はじめての一人暮らし。今まで親がやってきたことを自分でやるんだ。最初っから上手く行く訳がない。
失敗も経験してこその成長って部分もあるんだし、他人様に多大な迷惑を掛けなければ少々のことはイイじゃない。

頑張って欲しい。

残り僅かな時間、なるべく多くの会話をしておこう。
ナマで顔と顔を向き合わせての時間は、残り少なくなった。

4件のコメント

  1. たっちゃん さん

    ありがとうございます。
    寂しく…

    ない!
    全ッ然!!!

    やぁ~、ようやく肩の荷が1つ降りた喜びに溢れています。本当にwww

  2. そんなこと言ってられるのも、今のうちだけですよ。
    そのうち、さみしくなるんだから。ww

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