格安自転車を使うことで失われる3つの感覚

こなきも過去に書いたことがあると思うけれど、ホームセンターやスーパーで売っている格安の自転車を私は自転車と認めていない。

アレのことをママチャリと呼ぶ人が多いが、あんなものにママは乗ってはいけない。
ママは家の中で大切な存在。そんな人があんな危険な乗り物に乗ってはいけない。

自分はどーなってもいいと思える、ある意味自暴自棄な人だけが乗るべきである。

何故そんなものに乗れるの?
どっちみち駅までだし、駐輪場に置いてたら盗まれるし。
屋根のないところに停めてるから、すぐに錆びちゃうから。
安くて簡単な交通手段だから。
etc…

何でだろ。昔は自転車をもっと大切にしてたよね。
一家の主(あるじ)はチェーンに注油したり、空気入れてくれたり、錆を取ってくれたり程度は普通にやってくれてた。
いつから、それが特別な行為になってしまったんだろう…。
「虫ゴム」の存在を知らず、空気が抜けてしまうだけで「パンク」って片付ける大人も多いことでしょう。

格安自転車の登場で、「安いんだから粗末に扱ってもいいや」みたいな感覚。
ダメになったら、またすぐに買えばいいや。って?

ならば、数千円で買える自転車買う人は、本当に使い捨てで乗って欲しい。
パンクしても修理しようなんて思わないこと。まともな自転車屋さんでパンク修理しようと思うと、格安自転車の半分程のお金がかかります。若しくは修理できない。
ブレーキの利きが悪くても修理しようと思わないこと。そのブレーキは修理できないか、修理しようとすると、買いなおした方が安く済む場合もあります。

だから、格安自転車が調子悪くなったら、修理なんてせずにすぐに次を買ってください。
エコの時代に逆行してますが、あんなものはそれしか出来ないんです。

それか、買ったお店に修理を頼んでみてください。売っているんですらか、直せるんでしょ?聞いた事ないけれど…

何故?

格安にするために、まともな部品を使ってないから(規格外のパーツで組まれている)、まともな自転車屋さんでは修理できないんです。

残念ながら、安くて良いモノって今の時代には無いですよ。値段相応。何にしても。
オトナなら、ソコの事情って分かってるでしょ?

って、思っていたら、格安自転車にばかり乗っていたら、大切な感覚が失われるとの記事を見かけました。

日経PC-onlineの記事

格安自転車を使うことで失われる3つの感覚

 

流石にプロのモノ書きさん、正攻法で書いておられる。

こなきが、ロードバイクで120km走ったことを書くと、スゴいとのコメントを頂くことが多いが、それは、新幹線が時速250kmで走るのがアタリマエなのと、在来線の列車が80kmほどでしか走れないのを比較してるのと一緒。

スポーツ用としての自転車性能であれば、50kmは簡単に走ることが出来ますし、昨年の大会では、2日間で300kmを走りました。
これは特別なことではありません。
だから自慢にはなりません。

でも自信はつきます。

あ、一般車とスポーツ車を同じ土俵で語ってしまいましたね。失礼。

エコとかメタボとか言うブームで自転車が脚光浴びてますが、もっと身近な自転車を本当の意味で見直して欲しいと、切に思う。

あ、そうそう。
まともな自転車屋さんでも、1.5万円ほどからの、比較的にお安い「自転車」を売ってんですよ。知ってました?

p.s.くるすけさんの日記に触発されて書いてみました。

12件のコメント

  1. 確かに。

    ゴルフが好きな人は高価なクラブが欲しいだろうし、
    釣りが趣味ならリールや竿が何本も欲しいんだろうし、
    お洒落さんならブランドの服が沢山欲しいでしょう。

    それと同じことです。
    私は自転車に関しては一家言あると。そゆーことです。

    ただ、格安な自転車には、それなりのリスクがあると言うことだけはアタマの片隅にでも置いといて損はないと思います。

  2. プライベートな内容です。公開に適さなければ、削除してください。
    自転車マスター・こなきさんに、折り入ってご相談です。
    私は今、自転車の購入を考えています。
    20年来の友、遊星ギア号亡き後、知り合いにもらった
    外装6段のホームセンターサイクルに乗っていますが、
    限界が近づいていることを、ひしひしと感じています。
    4月ごろを目途に、いい「自転車」が欲しいのです。

    使用目的(毎日駅まで往復と休日の自転車散歩)から考え、
    お手頃なクロスバイクが欲しい、
    第一候補は、「ブリヂストンのオルビー27」。
    タイヤに注目して、残念ながら、この車種しかないのです。
    何せ私、タイヤ周りのトラブルが異様に多く、
    メインテナンスを考えると27×1-3/8 英式バルブのものに目が行きます。
    価格帯から考えてもここが限界かなと。

    でも、クロスバイクで27インチ英式バルは、異端児なのでしょうか。
    何か不都合があるのでしょうか。
    タイヤにこだわらなければ、別なメーカーの、安くていいのがあるのにと、
    そんなアドバイスがあったら、ご指導ください。

  3. 遊星ギアのカズ さま

    ども、地元ブロガーのこなきです。今月号のくれえばん記事も楽しく拝読させて頂きました。

    さて、ターゲットをかなり絞り込んでの自転車選びですね。クロスバイクで英式バルブで4.5万円。確かに英式バルブのクロスバイクは数少ないのは事実ですが、これらのターゲットゾーンも幾つかのメーカーより出ています。

    メーカー=RITEWAY(ライトウェイ)
    モデル名=ファータイル
    価格(税込)=44,940円
    タイヤ=700×35C
    チューブ=英式バルブ
    ギア=3×7速
    重量=13.4kg
    メーカーホームページ、こちら

    こちらに各部のクローズアップ写真があります
    フロントフォークがサスペンションになっているのがウリ。RITEWAYは一般的にはあまり有名ではありませんが、国内企画のコストパフォーマンスの良い自転車を沢山作っています。

    メーカー=GIANT(ジャイアント)
    モデル名=CROSS3
    価格(税込)=45,150円
    タイヤ=700×38C
    チューブ=英式バルブ
    ギア=3×7速
    重量=13.4kg
    メーカーホームページはこちら

    GIANT強し!!細かなスペック見ても敵わないなぁ~…ドロヨケが付いてるのがランドナーって車種っぽいけど、不要なら取り外してもOKかも。

    オルビーはハブ(ホイールの中央)が六角ナットで留めていますが、RITEWAYとGIANTはクイックレバー式であり、タイヤやチューブの交換がより簡単に出来るので、タイヤトラブルが多いのならば、そちらの方が良いかと思います。

    いかがですか?参考になりましたでしょうか。何かありましたら、また書き込んでください。

  4. この話を時計に例えるなら。
    時計にはロレックスやフランクミューラーなどの高級品から。
    カシオのG-SHOCKやCITIZENなど一般的なブランドなど。
    多種多様ありますよね。
    それは自転車にもあります。
    ホームセンターの格安自転車を時計で例えるなら。
    無名ブランドの1000~2000円で買える腕時計。
    どこの誰が作ったのか分からない代物です。
    もちろん壊れて時計屋に持っていっても修理してもらえません。

    ただ、時計をつけてる時に壊れたら、単に針が止まるだけですが。
    自転車に乗ってる時に壊れた場合。
    その人自身の人生を狂わせてしまう危険性があります。
    誰かの人生を狂わせてしまう危険性があります。
    そういったリスクを理解したうえで、自転車を選んでいますか?

    JUNはこう解釈していますが、補足や間違いがあればご教授ください。>こなき師匠

  5. 格安自転車どころか、初心者にはもったいない自転車(ロード)を
    買うことになりました。と言うか妻の気が変わらないうちにもう注文しました。
    「ハムスター作戦」がうまくいった訳ではありません。
    たまたま、妻が友達の奥さんと話していたら、その奥さんのご主人が春から
    ロードを始めるという話になったようです。うちの主人もやりたがっていると
    話したようです。その奥さんがご主人のロードバイク購入を許していたため、
    私の方もあっけなく許可となりました。
    10年も崩れなかった妻の牙城も、私の努力の甲斐もなく、天から降ったように
    崩すことができました。
    注文して納車まで一ヶ月位かかると思っていましたが、本日、広島市内の
    ショップから納車、整備したとのメールがありました。
    早すぎる・・・・・・・・・・・・・。自転車意外何も用意していない・・・・・。
    何はともあれ、私もロードの仲間入りができそうです。
    今日は、子供を連れて備北丘陵公園へ遊びに行ってきたのですが、
    帰りに自転車の納車に行けば良かった・・・・。

  6. 価値観は人それぞれ。その通りと思います。
    他の方の価値観を否定する行為はいかがかと思いますし、
    否定でなく、納得できるものだけ受け入れれば良いのではないかと思います。

    ただ、現在我々が直面しているのは、もし永続的な社会・環境を目指すには”いままでの価値観では成り立たなくなってきた”ことが多くなってきたのではないかということではないかと思います。

    大量消費型アメリカ式経済の崩壊、食品偽造・どこぞの国の安価な商品による被害などによる「安い買い物=いい買い物」の崩壊、メールやインターネットでのコミュニケーションの普及によって失われた対面でのコミュニケーション能力の欠如などなど・・。

    この国と、地球という、唯一の”生きていくことが出来る星”を、子供たちへ、そしてその次世代へ引きついで行くならば、今まで正しいと思っていた、または正しいと思っていた価値観を変えなければならないものもあるのではないでしょうか?

    というようなことを、こちらのブログ主様はおっしゃりたいのではないかと思います。
    間違っていたらゴメンなさい。

    ただの通りすがりの一人ごとです。お気になさらぬよう・・・。

  7. JUN さん

    忙しい折に丁寧なコメント頂きありがとね(´ー`)ノ
    そかぁ~。時計に例えるとはウマい例ですな。思いつきませんでした。
    誰かの人生を狂わせてしまうか…。そうかも知れませんね。

    一例だとは思いますが、こなきが見かけた格安自転車でしたけれど、新車の状態でブレーキの精度は驚くほど低くく、ハンドルはセンターが出てなくて曲がった(所謂、犬走り)状態でした。コレでまともな乗車が出来ているのが不思議なくらいの品質のモノも一部にはあるようです。

    全てが粗悪と言う気は無いですけれど、安いには安いなりの理由があり、そのような状態であることを認識して買われているんなら、何も言う気は全く無いんですが、それが当たり前だと思われているなら悲しいです。

  8. ナラン さん

    何はともあれロードバイクご購入、おめでとうございます。
    また、お友達もご近所に居られると言うことになりますよね。悩み、一挙に解決じゃないですか。本当に良かった。

    >10年も崩れなかった妻の牙城も、私の努力の甲斐もなく、
    >天から降ったように崩すことができました。
    いや、それは10年の積み重ねあってからこその結果ですよ。正に「仏さまの指」の好例だと思います。

    服装や小物は追々買い揃えるとして、先ずは5キロとか10キロでも走ってみましょう。
    最初はフォームも分からないでしょうけれど、雑誌や専門書を読み漁って知識を吸収しましょう。習うより慣れろ。綺麗事ではなく、経験談です。

  9. 通りすがりの名無しさん

    何だかとっても高いところに持ち上げちゃって頂いて恐縮です。

    確かに、元来米国と言う国は好きになれないし、書かれている通りの現代の世の中を憂う気持ちはあります。

    もっと身近な話として、新広駅の駐輪場を見ても思うのですが、駐輪場のスペースが根本的に不足していると言う実情は十分理解していますが、それにしても歩道に投げ出されるように停められている多くの格安自転車を見ると、とても悲しい気持ちになってしまいます。何か違うんじゃないかと。

    そんな風に停めるから盗られる。盗られるから安いものしか買わないし、手入れなんてしない。タマゴが先か鶏が先かの話になりそうですが、ちょっと高価だけれど、ちゃんとした自転車買って、ちゃんとした位置に停め、盗られないようにちゃんと鍵を2つ掛ける。
    そのうち1つは駐輪スペースの柵とか台座金具などの構造物に絡めて停める。
    「物を大切にする」と言う昔からの考え方を、こんなところからも実践できるのではないでしょうか。

    古い考え方のジジイなもので、若いひとにはウザいんでしょうな。

  10. こんにちは

    なんだか日本は値段的にも性能的にもルール的にも自転車は軽く見られがちですよね~

  11. 職人気取り さん

    そうですよねぇ~。もちょっと市民権を得ると言うか、認知されるべきと言うか、成熟して欲しいと言うべきか…

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