別府の海地獄を出発したAJ広島くまモン支部御一行様。

出発してスグに通過したのは城島高原パークの横。
城島高原と言えば木製のジェットコースターが有名よね。いつか乗ってみたいゾ。
この界隈、御多分に漏れず登り基調。
そして桜並木。

まだ序盤、みんな桜を愛でる余裕もある。
程なくロープウェイが見えてきた。

長いロープウェイだなぁ~!
宮島のソレとはスケール感が全然違う。

ゲキサカではないが、5~7%ほど(?)の登坂が続く。
視界がパッとひらけた場所にきた。

由布岳と思われる。実際、いまこのブログを打っている最中にも、この画像が本当に由布岳を撮影したものなのかどうか定かではない。
よって、ここまで至る途中にカタヤマさんに「今日は由布岳って登るんですか?」って尋ねられた際に「え?… 通らないんじゃない?」ってテキトーな返事をしたのは自分です。それを前で聞いてたモリワキさんが声にならない声で
コイツ、分かってねぇ!!
って言ってたのは、だいぶ後になって聞いた話です。
で、カタヤマさんが由布岳登坂を尋ねてきたのには理由があって、前の日…自分が新下関から中津まで70キロ自走してた時、彼は九州のどっかで仕事があるらしくクルマで行き、そこから自走で中津入りしたらしいんだが、かなりのガチペースで100キロ以上を走破してきたらしく、今日はここに至るまでに
既に脚が売り切れた
宣言してしまってた。
その言い訳の最後にすまんのぉ~… って、
千鳥かよ!
これ以降、モリワキ&カタヤマ千鳥が結成され、事あるごとに千鳥ネタ炸裂!
黙々と走りがちな中に笑いをちょいちょい挟み込んでくれてメンバーの雰囲気を盛り上げてくれた。
湯布院に入ります。

浜ちゃんのアタマ右横に付いてるのはGoProライクなアクションカム。
20000mAhのモバイルバッテリーを接続しており、4時間ループで今回の全行程を漏らさず録画してくれている。万一の交通トラブル or ユニークなハプニング発生時には大切な証拠となるだろう。
程なく展望台に到着。

狭霧台。
って言うところらしい。後日に判明した(笑)
また、2年前の震災でこの辺りも被災し、つい最近まで通行不可だったんだと!
そんなことは全く知らずに2次元の世界だけで今回のルートを引いたのは自分です。
良かったぁ~、ここに来ることが出来て。
ちなみに、上の画像を見て何か気付きませんでしたか?
カタヤマ氏がワイの肩に手を掛けてる。
や、それもあるけれどそうじゃなくて…
右側の黒っぽいクルマが車止めを乗り越えちゃってる(;´Д`)
かなりの勢いで突っ込んじゃったんでしょうな。
上の画像は居合わせたオートバイ乗りに撮影してもらったんだが、撮影の後、モリワキさんがこのクルマを上手いこと誘導してピンチを救済してあげていた。
気配りがデキる男はやっぱモテるよな。
見習わなきゃだ、自分。
狭霧台展望所から湯布院の町方面を眺めるの図。

ここまで散々登ってきました。
海地獄を出発したのが14時。狭霧台到着が15時。
え?こうやって書きながら時間検証してみたが、あの間ってたった1時間⁉
もっと長く感じてたんだが…
すっかりお腹もすきました。
狭霧台展望台からの眺望は実は計算外だったんだけれど、この後のコンビニ立ち寄りは計算ずくだった。
15時半。私らの命をつなぐコンビニ到着。

ニューヤマザキデイリーストア湯布院南店。
補給に余念がないみんな。

気付けばカタヤマ氏がお殿様ライクになられていた。
そして正座の二人ねw
補給とったらみんな元気復活!
が、再出発前にあることに全員が気付く。
ここまでの走行距離85キロ。経過時間は5.5時間。
5時間あまり走ってたった85キロしか走れてない。単純計算であべ15キロ。
幾ら登り基調ばかりとは言え、ちょっと…かなり…遅すぎるペースではないだろうか。

確かに、360キロを24時間で割るとあべ15キロ。それは間違いではないが、ここまでは昼間でまだ脚も残ってる。若干約1名を除いてw
だが、次第に脚は売れて行くし出来れば仮眠も入れたい。そうなるとこのペースではちょっと厳しいんじゃないか…。
でもでも、登り基調は序盤だけで終盤はド平坦。って理解だけが唯一の気休めであった。
とは言え、貯金が全く無いのもまた事実。

ふたたびの登り基調。と言うか、ここから先が本当の山越え。
ここまでの由布岳越えは標高700m級。この先の九重越えは1300m級!!

時間に余裕がないのは理解できるが、とは言え体力にも限界はある。
持ってる体力を、1時間のヒルクラなら1時間で使い果たして構わない訳だが、今の自分らはそれを24時間分に小出しにして使わなきゃならない状況な訳で。
それか、使った貯金を何らかの方法でちょっとでも貯めなきゃならん訳で。

小田の池と書いてある場所に来た。トイレ休憩しようぞ。時刻は17時。
モリワキさんが言うんだ。
杏奈ちゃん、
横になったら回復のスピード全然違うから!
えー、そーなんですかぁ~(*’▽’)
あー、伸びるう~~~~
あぁ~…
何なんだキミら…
とか言いながらワイも横になる。
もぐもぐタイムならぬ、ごろごろタイム。
うん。確かに回復する(ような気がするw)。
さ、急ぎましょうぞ。
陽が落ちたのでウェアを着込んで出発です。

九重町ってところに入る。
あ、書き忘れてましたが海地獄からずーっと走ってるルートは大分県道11号線。別名・やまなみハイウェイ。日本百名道にも選ばれているらしく、景観が良いであろう推測から選択したルートだ。
そのハイウェイ沿いに牛がいた。

先行する3人は行ってしまったが、自分はこーゆーフォトジェニックをスルーできない性格(タチ)。そして杏奈ちゃんも同じ性格のようだ。

デカいよ!オマエ!!
そして、乳牛も…

そしてそろそろ…お待ちかねのポイントが近付いてきたと思われる雰囲気になってきた。

阿蘇くじゅう国立公園・飯田高原との看板が路肩にある。
絶景ポイント到着か!?
一般人(ってコトバの定義が不明だが…)が思う阿蘇のイメージってこちらのサイトにある画像のような、広大な平原に青々と風になびく草。どこまでも真っ直ぐな道…その先には雄大な山々がそびえる…
ってイメージじゃない?当然、自分もそのイメージでやまなみハイウェイを今回のルートに選んだ。
が…
いま、自分たちの周囲の景色は何かが違う…

基調となる色は茶と黒。

青々と風にたなびく草は何処…(*´ω`*)
沢山の旅行サイトで紹介されている長者原ですら…

確かにいい景観であることに間違いは無い。
だが、時期がまだ早すぎたようだ。今はまだ野焼き真っ最中のシーズン。
5月連休とかだとまた違うんだろうな…
5人誰のクチからも「止って撮影しよう」との声は出ず。
こんな景観とは思ってもみなかった…
沈黙が続く…
そんな空気を読んで浜ちゃんが口を開いた

子どもの頃ボーイスカウトやってて、あの山に歩いて登った、あそこの建物に泊まったことあるんっすよ…
なんだかんだみんな阿蘇って来てんじゃん…
18時すぎ…
阿蘇の平原を過ぎこれから先、九重の標高1300mの峠まで登るところまで来た。
ちょっと休憩入れとこうか…
またもや、ごろごろタイム。
知らん人が見たら通報されるレベル。

失禁してるレベルの画像もw

ごろごろタイムは10~15分程度か。
自分はポケットの羊かん喰ったりしてたが、杏奈ちゃんはこっそり2RUN入れてたんだな。

いよいよ陽が落ちます。

↑の画像、とても綺麗。ヘッダーに使わせてもらお♪
日が暮れライト点灯

夜がきた。長い夜だ。
気温の低下が最も恐れているところ。最も冷え込むのは明け方よね。
その頃には平野部に降りているだろうから、さほどではないだろうとのヨミだ。

19時。
今回のルートで最も標高の高い(1300m)地点、牧ノ戸峠到着。
ここまで121キロ。

各自、補給を入れ、ウェアを着込み、ライトのバッテリーを交換する。
ここから一気に下った先がPC3だ。
あっという間にPC3到着。

PC3 三愛レストハウス。128キロ地点。
上の画像ではまだ明るいように見えるが、実際はもう真っ暗。
薄ら明るい18時半頃に到着できれば良いかと思ってたが、実際はもう夜な19時半。
ここで、のだかなサポートカーが華麗に到着!

飢えている下部たちに補給を与えてくれた。感謝!
補給摂ったり、画像撮ったり…

ここでは30分以上はゆっくりしたかな?
その後も引き続きの下り基調なやまなみハイウェイ。
下りは距離を稼ぐ絶好のチャンス。緩めずガシガシ下る。
さすが全員が1,000k経験者だ。
あ、でも1000k認定ないのは自分だけかorz…
ハイウェイを途中で左折離脱し、阿蘇ミルクロードに入る。
が、ここでもブルベあるある。
絶景なのに夜
ミルクロード。牧場が周囲にあり広大な牧草地の広がる景色の良いところなんだろうが、感じられるのは牧場の香りのみ(*´ω`*)
サラッと通り過ぎましてPC4到着。148キロ地点。
当初、このPC4は予定してなかったんだが、ルートをR熊本担当者に送った際に「ショートカット可能なので途中でPC入れてください」とのご指摘あったので、入れたPC。

国道57号、左折したらミルクロードの標識。
ここもサラッと行きましょう。
21時20分。
PC5であるファミリーマート阿蘇一の宮店到着。156キロ地点だ。

待ちに待ったコンビニ到着。全員が空腹、食べる食べる。店先で。
この時、自分なにを食べたかな?ってレシート見たら金沢風カレーってあった。
では、このコンビニカレーの画像を最後に、つづく。
だがこの時点であべが15を下回る13.5まで落ち込んでいたのであった…
どうなる、AJ広島くまモン支部!!