先日オカムラさんとこ行った時に、面白いものが入荷してんのに気が付いた。

FINISH LINE GEAR FLOSSと言う製品。名は大意を表す、多くを語らなくても分かるね。
ギアの間とかのヨゴレを落とすヒモだ。

人間の歯の間を掃除するのに使うデンタル・フロスってあるじゃない。アレの自転車版だわ。

ギアフロス マイクロファイバー ロープ
究極の細部クリーニングツール！カセット スプロケット、チェーンリング、プーリー、ボトムブラケット、クランクなどに使用します。
マイクロファイバーのはたらき：星状のマイクロファイバーにより、こびりついた汚れやグリスの粒子を吸着し除去。
使い方は簡単！駆動系パーツの間に通し、前後にスライドするだけです。

って書いてある。

1本出してみる。

アレだ！スニーカーの靴ヒモだ。でも、かなり柔らかい。
長さは51cmって書いてある。1箱20本入り。

早速、スプロケの間をキレイキレイしてみるべ。年末にバラして掃除してから組み戻してるので、深刻には汚れてないハズだが…

ものの1分も使う間もなく、あっと言う間にまっ黒になった。

普段ってスプロケの間はウエスで掃除したりしてるけれど、このフロスって…
どーゆーの…。ロープだから「拭く面積」が狭いじゃない。だから、あっと言う間にまっ黒になって、黒いまま使うと汚れを塗り拡げるイメージになってしまう。

ウエスなら、きれいな部分に持ち替えてから引き続き使うことも出来るが、コレはもう1本使うと言うイメージで、どうも汚れの激しい部分に適用するのは勿体無い感が激しくある。庶民ですから、ハイ。

ならばと言うことで、汚れ程度の弱めなこんな部分に使ってみた。

ブレーキアーチの隙間をそうじだ。
いつもならウエスと歯ブラシ、細かい部分のはエアダスターとか使ってる。

うん、この部分なら使えるな。油汚れ程度の激しくない部分。いや、本来油が付かない場所の掃除には向いていると思う。

ならば、こちらはどーだ。

FDの隙間。こちらもいつもならブラシの仕事だ。フロス君、なかなか使える。
だが、ヒモなんで貫通している隙間には良いが、貫通して無い隙間には使いにくい。

全体的な感想…
普段からデンタルフロスに慣れてる人には向いていると思う。デンタルフロス1度使って「ダメだこりゃ」って思ったワシには使いにくい。
だけれど、隙間掃除には悪くないと思われ、使うのに慣れてくるといいのかも。

で、もー1つ気になってた。「Washable & Reusable」ってパッケージに書いてある。洗って使えるらしいので、洗ってみたお。

↑2本ある↑

台所洗剤、ジョイ君の出番だ。むかし、洗剤JOYのTV-CMで、タンカー重油流出事故で重油まみれになった野鳥をJOY君が洗ってレスキューしたとやってたくらいだから、チェーン油なんぞチョチョイのチョイで洗い流してくれるであろうことが容易に想像できるゾ。

手のひらで揉み洗うようにして2、3度繰り返して洗う。
流石だ！ジョイ君！！フロスの油汚れがみるみる落ちるぞ！！

だが、落ちた油が手のひらにべっとりと付き、手がまっ黒になってしまった。おーまいがー！！

今度は手のひらを洗うのに、再びジョイ君活躍。
ん～…これはエコと言えるのだろうか…

でも、まあ一応はフロスの油は落ちました。

でも、元のような白さは戻らず。
どっかの外国の猫で、こんな毛色の猫がいるじゃない。あんな感じになった。でも、繊維そのものはホツレてないので、まだ何度でも使えそうだ。

バイクの綺麗メンテには比較的に神経質なこなきなので、こーゆー品は細かい部分でありがたい。
次回からは、油の少なめな部分の掃除に活躍してもらおう。