骨髄バンクからの封筒

2月16日
仕事から帰ってくると、1通の封筒が届いていた。

封筒のオモテには、こう書かれていた。

大切なお知らせです。至急開封してください。

差出人は、日本骨髄バンク。

骨髄バンクからの封筒
骨髄バンクからの封筒

遂に、
遂にこの時が来てしまったのか…

開封するまでもなく、内容の察しがついた。

かねてより登録していた骨髄バンクへのドナー登録。
もう何十年前に登録してただろうか…奥さんに聞くと「結婚してまだ間もない頃だったよ」と言うお答え。
ってことは、20年ほど前かな…

自分の骨髄をどこかの病気の誰かに提供するためのドナー。
HLA型と言うらしい白血球の型が一致する患者さんが遂に現れた訳だ。

中味を丁寧に読み込む。
今まで漠然と骨髄液を抜いて誰かに提供する。って程度の理解のまま長年登録してきた…と、言うか登録してることそのものも日常の外にあった事柄が、一気に現実のものとなってやってきた。

冊子を読むと、今までの自分の理解に誤りがあったことが判明。
尾てい骨の辺りから注射で脊髄の中から抜くのかと漠然と思ってだけれど、両方の腰骨の上の方から抜くんだね(汗;

全身麻酔ってことは知ってた。
これから先、何度か病院に検査や問診などで足を運ぶことになる。
実際に骨髄を採取する際には、4日程度の入院が必要らしい。
などなど…

が、
正直なところ、全く不安が無い訳でもない。
それは奥さんも同様なように見受けられる。

その辺りは、これから先にコーディネーターとの会話の中で解きほぐして行くことになるんだろう。

あ、でもでも5月末の呉ブルベだけはどうしても外せないので、申し訳ないがそのタイミングだけは何とか確保出来ないものか、交渉してみようと思ってる。
でも、患者さんの命がかかっていることも百も承知してる。あぁ…どーなるんだろ…

ってか、まだ提供が決定した訳でもなくて、今からの検査や問診なんかの過程を経ての決定となる訳で…

先ずは、問診やアンケートの用紙に記載したものを本日返送した。
検査に行くことが可能な病院のリスト郡にもマルを付けておいた。
いよいよ、これから骨髄提供に向けてのステップが進んで行くことになる。

ここのブログで、あまりにも子細なことまでは書いちゃダメなところもあるんだとは思うけれど、自分のような不理解を抱いている方にちょっとでも理解して戴ければと思うので、進展あったら書ける範囲内書いて行こうと思ってます。現時点ではね。

2件のコメント

  1. 私もドナー登録をして過去に提供依頼が来たことがありますが、家族の反対もあり辞退した経緯があります。起こりえないトラブルが発生するリスクがゼロではないことに加えて、その後の仕事・家庭・自転車ライフ等々に少なからず影響するわけですから、話が進んでいる状態とはいえ、ご家族とは今一度、しっかりと話し合われた上で最終判断を下された方が良いと思います。

  2. ツネ さん

    そうですか、ツネさんにも案内が来たんですね。
    ご自身の経験を教えて頂きありがとうございます。

    こちらは今、スタートの緒に就いたばかり。コーディネータとの話の席に奥さんも同席し、お互いが納得でき、後悔のない結論を導き出したいと思っております。

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