600kブルベ当日の私たち

前回の記事でAroundHiroshima600Kの様子をサラッと書きましたが、当日の様子をも少しKWSK

朝5時の受付開始なので、こちら3時起床!
今回、奥さんは撮影班として帯同することに。

須波に到着すると暗闇の中、うごめくサイクリスト数名。
既に出発の準備に余念がないようだ。
こちらも急ぎ、受付の準備しましょう。

5時になり受付開始。
今回、事前にDNS連絡受けている方々多数。
えぇ、その選択も誤ってはないです。だって半端なく寒いから。
だって考えてみてもください。気温ひと桁台の中を夜通し自転車で走るんです。しかもひょっとしたら雨まで降るかも知れません。そうなるとどんな装備でも極寒地獄…だからDNSするのも妥当な判断だと思います。

今日いまココに居る人たちは、そのような状況になっても走り抜けることができる目算がある方々、若しくは適当な場所(ここで言う適当とは、DNFに適した場所と言う意)でのDNFと、その地点から自身のチカラで帰宅できる目算がある方々です。そ、ブルベは何もかも自己責任。

その目算がある方が今日は35名も集まってくれました!
素晴らしいことだと思いませんか。ある意味、勇者ですやん!!

そんな勇者たちにエラそうに本日の最終注意事項をお知らせする妖怪の後ろ姿がこちらになります。

ブリーフィング中
ブリーフィング中

ゴール地点直近のオフロからナントカ菌が検出されたらしく、ゴール後のオフロが用意できなくなってしまいました。
ホント、最後の最後までツイてない…orz

そうそう、いつも良く聞くのが「今日が初めてのブルベって方いますか?」って挙手頂くのですが、さすがに今回のこの600kコースで初ブルベって人はいなくて、皆さんにちょっとだけウケて頂いてツカミはOK!

そんなこんなで6時になりまして、皆さんスタートされます。

いってらっしゃーい
いってらっしゃーい

コース開催する側としては、とにかくお怪我の無いように。
その一心です。

6時半までこの場で待機し、そっから皆さんを追っかけて撮影。

追っかけ
追っかけ

快調に走られてますね。天気も良くて何よりです。

頑張れ~!
頑張れ~!

前回の1000kの時、折角なので…と、雨の中PC1まで行かれた彼は今日も参加してくれています。

広島市内まで、オンルートで追っかけてると遅くなりそうなので、クレアラインで市内にワープ!
原爆ドーム付近にクルマを停め、急いで向かうといきなりランドールの姿が!

広島市内到着
広島市内到着

早い!
ってか、既に多数のランドールが通過済みのようだ。

平和公園内にて
平和公園内にて

続々と現れる。

今回、Aroun Hiroshimaと言うことなので、最初は黄金山の方を通して最短距離で市内を抜けるルートにしようかと思ってたんだけど、折角なんだから観光重視にしたんよね。

だからこのモニュメントの前をわざわざ通って頂くことに。

広島と言えばココ!
広島と言えばココ!

決してチェックポイントではないけれど、まぁひと目見て行ってよ。
停まって撮影して頂けたなら本望です。

待ち伏せ作戦
待ち伏せ作戦

原爆ドームを向こう岸に見る相生橋の上。
次々とやってくるランドールをお迎えし、そして見送る。

撮影隊のK兄もやってきて合流。

非常にヤラセくさいw
非常にヤラセくさいw

もうね、動画に使うの前提でのインタビューしてるのが分かるから面白くて面白くて…

いってらっしゃーい
いってらっしゃーい

そして、常連の姿も…

常連さんの姿も
常連さんの姿も

体調不良ですか。どうぞ無理の無いように。

そして何故か合掌されてる自分。

何故か合掌されるσ(゚∀゚ )オレ
何故か合掌されるσ(゚∀゚ )オレ

えーっと、どういう会話の経緯で合掌でしたっけ(笑)

もうこれ以上来ないかな…
って頃に、山口からわざわざスタッフの福ちゃん到着。
ご足労をかけます。

そんな彼が、メシ行きましょう!って誘ってくれたのがこのメニュー。

肉だ肉!
肉だ肉!

初訪のお店、袋町のとみや
お店の目印は店頭で待ってくれてる大きな黒毛和牛w
ランチ時とあって行列ができている。

日頃行列してまで食べる習慣がないので、こんな風に誘って頂けるのは非常に嬉しい。

で、待ってでも注文した上の画像のメニューがステーキセット@980円。
お肉は柔らかいし、掛かってるタレが濃厚だし…後から知ったんだけど、味噌汁、ごはん、野菜はお代わりもできたんだね。それで980円ってすごくね!?

プレートの上にレモンあったけど、自分レモン掛けない派なんで。
や、カラッと感が失われるとか、不可逆だとかじゃなく折角のステーキ感がレモンの風味に蹂躙されちゃうじゃない。
うどんや蕎麦に七味は掛けないし、ラーメンに胡椒は振らないし、カレーにソースも掛けない派です、自分。

あ、誰もそんなこと聞いてなかったですね、ハイ💦

肉を喰ったら福ちゃんとはお別れ。ありがとね。また忘年会で会いましょう。
こっからまた三原に帰っても早すぎる…し…

ブリーフィングの時に「今日は旧・市民球場界隈、フードフェスタやってて人多いんで気を付けてね♪」って言ったので、そのフェスに行ってみることにした(笑)

フードフェスタ
フードフェスタ

コレも初訪だったかな?
こんなにも広範囲で行われているイベントとは知らなかった💦

その会場で…

久しぶり、がんす娘!
久しぶり、がんす娘!

あ、おったおった!
がんす娘。®

や、正確に言えばがんすママになっとった!
前に娘さんをだっこして天ぷら売りよったよ。
久しぶり~ぃ♪♪♪

このがんす界隈ではアルコール類も販売されてて、周囲は居酒屋臭スゴかったw
この晴天の下、ウマいもんと酒で1日gdgd飲める。
フードフェスタってそーゆーイベントじゃったんじゃね。初知り。

さて、こちらは明日の朝までヒマなんですが、特に行くところもないのでスタート地点に戻りますか。
隣接の某宿泊施設にお泊りです。

ここのお部屋が…

某宮殿をリスペクト?
某宮殿をリスペクト?

え゛ーっ!
まるでラ〇ホかよ!って感じな内装w
確かに夢の宿って名前だけあって夢に出て来そうだわ。

温泉はナントカ菌が検出されたから入れないのかと思いきや、それは別館の日帰り温泉の話だけで、ここの宿泊棟側の温泉は通常通り入れるらしい。ナルホド…

で、皆さんが県北の真っ暗な極寒の中でもがいている最中に、こちらは温泉入ってバイキング食して、生ビール飲んでて…申し訳ない。
あ、でもちゃーんとDNF連絡は受付継続中ですよ。
真夜中でも電話着信音でパッと飛び起きて連絡賜っておりますですから。

で、夜が明けまして窓の外を見てみると…

瀬戸内の朝
瀬戸内の朝

おぉ~…
幾ら瀬戸内沿岸で暮らしてきたとは言え、こんなにも海沿いで寝起きしてきた訳ではないので、早朝の瀬戸内海を見るのは初めてだ。

や、こりゃキレイだわ。
えぇね瀬戸内。再認識だよ。

お昼前からゴール受付地点に移動し、完走者の受付処理を開始。

速い人ゴール
速い人ゴール

ブルベは時間を競う種目ではないので、制限時間内でゴールすれば早くてもギリギリでも完走は完走。速さに特段の意味はない。
でも、速くにゴールできちゃう人ってのは確かにいる。時間に貯金ができるって意味で、それはそれでメリットはあるとは思う。でも制限時間いっぱいを使ってプチ観光やプチグルメやダムカード収集に勤しむ人もいて、それはそれでブルベを満喫しているって意味では120%ブルベを楽しんでいるとも言える訳で。まぁどっちゃでえぇんじゃないん。所詮自己責任なんだから…
あ、時間内ゴール出来たらの話ねwww

そして、今回は完走メダルの準備は出来ておりますよ。

メダルあります。
メダルあります。

え?
昨年も一昨年もデザイン一緒だから要らない?
まぁまぁそんなこと云わず、おひとどうぞ…ってか、お願い!買ってって!!w

夕刻、ふと海を見ますと変わった形の船が通ってました。

あ、ガンツウ!
あ、ガンツウ!

お、これは初めてみる!あの豪華客船ガンツウじゃないですか!
あれよね、一泊が50万とかするヤツよね。
海外の富豪さんには是非乗って欲しいよね。インバウンドインバウンド。

その後もゴール待機は続きまして…

夜もゴール受付中
夜もゴール受付中

ブリーフィングの時に「初めてのブルベの人」って話がありましたが、実はブルベ初めての人が2名おられたことが判明!あの場で言い出せなかった…んだって。ごめんねー💦
でもでもお二方とも完走されていると言うね!スゴイね!!
初ブルベでいきなりこんな変な600キロ完走しちゃったら、この先どんなコースでも出られるじゃん!

あ、でも単独エントリーではなく、経験者の友人と一緒に初ブルベの人が居たって言うことで、ソロでの初ブルベでいきなりこの600!ってのはそりゃ無理だし危険だわ。しかし友人に連れられてとは言えいきなり600Kを完走しちゃう人って純粋にスゴイ!完走おめでとう!!

22時がゴールリミットでしたが、21時までには完走またはDNF連絡頂けまして1時間早く現場を撤収させて頂きました。
出走された皆さま、お疲れ様でした。
DNFだった方も、それはそれで色々と大変だったことでしょう。

お陰さまで今回も事故や怪我なく終了できて、こちらとしても嬉しい限りです。今回のルートの反省点としては、やっぱり細い道は色んな意味で良くないね。今後は(幾ら県道とは言え)あんな道は選ばないようにしようと思う。色んな意味でリスク高いから。ただそうなると「いつか通った道」しか通らないようになっちゃうのも、これまた事実だったりするし…やぁ~コース立案って楽しいけれど難しいよ。
自分が走って楽しいだけならどんな道でもウェルカムだけど、100人が夜や雨で走って事故が無いルートとなると話は別だし。

そんなこんなで来年も引き続きスタッフやります。
来年は山陰!
山陰・島根のロングライドに興味のある皆さん!
秋にお会いしましょう!
詳細は近日公開予定!

しばし待たれよ!!

10月! JUMP

ども

なんやかんやで10月は1回もブログ更新できなくて気が付けばもう11月。早いもんです。

先の記事がBRM927の1000Kが台風到来で中止になった旨でしたね。それ以降、仕事が忙しくなったり、奥さんが入院したり、次のブルベの準備が忙しかったりと、なかなかブログを書く時間が取れなくて、ズルズルとここまで来てしまいました。

この1ヵ月間で最も時間を割いたのはやっぱりBRM1027 Around Hiroshima 600kの関連だったですかね。

丸っと広島600キロ
丸っと広島600キロ

上の画像も何度も使い回してるのでウンザリ気味ですが、コース担当としては試走やらなきゃですね。
ブルベには認定試走と言うものがありまして、開催の2週間よりも前の日以降に実際のコースを同じように走って完走すると、開催日当日に完走したのと同じ認定を得られる訳なんですね。

なので、2週間まえの10月13日~14日でソロ試走に行ってきました。
気乗りしないまま、朝6時に須波を出発。

そう、どうも今日は気が乗らない。
途中でDNFしようかと何度もアタマをよぎる。実際、自宅のスグ近くも通るのでそれが一因かとも思ったが、自宅を過ぎてもどうもイマイチだ。

そんな気分のまま広島市内へ入り、オンルートで平和公園を通過しようとしたところ、目の前を横切る男性が!
あ、もうひとり!!

サプライズ応援!
サプライズ応援!

おぉ!
心の友、ケーキさん&たっかんさんじゃないですか!
GSPの位置情報共有掛けてるから、タイムリーに応援戴いて感謝感激。
仕事抜けてきました感溢れてるのは、あんまり触れんとこうねw

ここまでテンション下がったまま来ましたが、お陰でテンション↑↑↑
もうゴール楽勝な気分しかない(単純かよ)でもホンマに有難かった。
さぁ、大竹向いて行きますゼ。

 

正午に大竹到着。

夕方に戸河内まで行き、

フォトチェックの静馬商店に着いた頃にはもう真っ暗。
夜になるにつれ気温が下がりこの時点で7℃。

ま、普通に寒いですわな。
それも想定内でウェア類を充実させてはいるが、やっぱり寒いわな。

ソロだし真っ暗だし、気分が上がる材料はどこにも転がってない。
PCに行っても誰もいないってのは、結構寂しい。
雨が降らないのだけがせめてもの救い。

事前にクルマ下見してたし、Googleストリートビューも散々見てきたけれど、いざ実走になるとやっぱり道に迷う。
千代田の町中を迷走。PC3のセブンイレブンが見つけられない。焦る。折れそうになる。

事前に息子にLINEで「土日で県北の方をブルベの試走で走ってくるから、もし走れなくなったらピックアップ頼むわ」と伝えてたので、非常に連絡したくなる。
あぁ、もぉエエわ…

だが、全ルート試走しとかないと、こんなコースだから2週間後に皆さんに安全に走って頂くためには、何としても確かめておかねば…。
その1点だけでDNFの思いを断ち切る。

そして眠くもなってくる。
昨年のグルメフォンドでスタート地点だった道の駅とか立ち寄ってみるが、仮眠できそうな場所が無い。

いや正しく言えば、
「仮眠に適した寒さをしのげる場所が無い」
と言うべきだ。

ここどうかな?
って入ってみるところもあったが、足元が鉄板だったりして冷える←経験者なら、どこだか分かるねw

三次のPC3に入り食欲も無いが、持ってきたスマホの充電ケーブルが死んでたので充電ケーブルを買う。

TBC本部前を真夜中に通過し、新しい橋を渡って左折した先にパラダイス発見!

新しいコインランドリー発見!
これは寄らない手はない!!

午前4時。
誰もいないコインランドリーで意味もなくグローブを乾燥機に放り込み、300円投入。これで30分はこの場所に滞在できる権利を得たw
そして気を失う…。

乾燥終了のアラーム音で叩き起こされて再スタート。
しかし、明け方ってのが一番気温が下がるよね。

薄ら明るくなってくる午前6時が寒さピーク。気温3℃
場所は高野の辺り。クッソ寒い。
盆地特有の霧も出てて、ウェアがべちゃべちゃに濡れる。

だが、気分にすれば夜の6℃よりもマシだ。
夜の6℃はこの先ずーっと寒いんかと悲観的になるが、朝の3℃はもう少しガマンすれば暖かくなってくると言う材料があるから。

7時半、フォトチェック到着。

あの方が参加すればネタになるかと思い設定したフォトチェックポイントだったが、あの方はお仕事で参加できないと…残念(笑)
えぇんです誰しも仕事優先、家庭優先。趣味は二の次三の次。

その後も県北の山々を登り予定通り走ってきたが、通れない道があった。

通行不可
通行不可

こ、これは…
ネット上のどの道路情報サイトにもこの場所の通行禁止は出てなかった。
やはり直前でのルート確認は大切やね。
この状態を把握できただけで、頑張って試走した甲斐がある。

その後、PC5である東城のローソンに到着したのが2日目の正午。

ここから先は福山へ向けての下り基調と思ってたんだが、あの伝説の油木峠ループを登って以降、緩やかに登って・下ってを幾度となく繰り返す。
自分としてはこの部分が一番キツかったね。

こーゆー緩やかなアップダウンの繰り返しはルートラボ見ただけではわかんないよね。所謂、ステルス峠ってヤツ。

福山に降りてからは町中走行なので楽勝と思いきや、ここに来てパンク。
鞆の浦もおざなりに通過し、福山の町中を抜けるがクルマがごちゃごちゃ多くて疲れる。

尾道の夜景
尾道の夜景

尾道に入ったのはもう夜。綺麗だけど感動も薄い。

須波のローソンでゴールしたのは20時30分。
着くと大先生が待っててくれた。有難い…さすが気遣いの男。これまた感謝感激。

やぁ~自分でひいたルートながら、何ちゅールートやねん!
しかしキツさの7割は寒さじゃわ。
2週間後に走る方には、この試走情報を踏まえた上で走って欲しいので、試走レポを公開した。

で、当日。
大方がDNSやろなーとは思ってたが、エントリー65名に対して DNSが29名。
ほぼ半数が出走しない判断。うん。これはこれで正解だと思います。だって寒いもん。

出走したのは35名。そのうちDNFが16名。

DNFが16名…
寒さ要因が多いんかな?って思う。

バーミッツ付けて出走した方もおられた。
昼間は暑かっただろうけれど、夜間は平気だったでしょう。
ブルベにおけるウェアの準備ってのは大切よね。

何はともあれ、出走各位お疲れ様でした。
DNFでも無事に家に帰るまでがブルベ。

2018年のAJ広島。豪雨があったり、台風にヤラレたりと波瀾万丈でしたがお陰さまで大きな事故・怪我もなく終えることができたのは皆さまのお陰です。
本当にありがとうございました。

リザルト処理を終え、ブルベカードを返送し、やっとひと段落ついたのが今日11月4日。やれやれこれで自分の中でのBRM1027が終わりました。

次は忘年会です。BeeRM1123大須賀。
昨年同様に11月23日広島駅前に集合!
参加要領はこちら

そして来年のコースも着々と準備進行中。
また新たなルートが目白押しです。
ゆっくりするヒマは無いですが、ゆっくりする気は無いのでOKバッチリです。

では大須賀で会いましょう(^^)/

BRM927舞鶴・呉1000kは台風で中止になりました

本文読まなくてもいいタイトル付けでした。(終)

 

 

 

 

ま、
ご存知のように台風24号影響で、今年のAJ広島1000kmブルベは中止に追い込まれた訳で…
参加者の方々には残念な想いをさせてしまい申し訳ないのですが安全第一、いつも言ってる「無事に家に帰るまでがブルベ」。幾ら自己責任なサイクリングイベントとは言え、台風直撃だけど行ってまえー!って言えるほど、楽天家じゃないもんでね。

木曜の夜に台風による中止の可能性がある旨を掲示。
金曜の夜からはずーっと台風情報を見ながら、スタッフSNSで相談。
土曜の朝4時に代表氏からの電話で叩き起こされ(笑)最終判断をすることに。

チャーミーの野郎
チャーミーの野郎

救済措置を発動するのもあるし、途中休憩ポイントにしているゲストハウス浜田園さんで一夜を明かすことだって可能ではある。しかし、何より参加者の安全確保。

エントリーしてる人の半数からDNS連絡あり、妥当な判断ですよね。
一方、あらゆる事態でも自己完結可能であろうと目論む方は引き続き出走判断。お気持ちわかります。その熱意も汲んであげたい。
悩ましい悩ましい…

しかしこのご時世、何かあった時にうるさいご意見を頂戴するのは外野世論。
その状況も鑑みる。
最後の最後まで開催か中止かを論議しましたが、午前6時の段階で中止判断に。
直前の判断となってしまったことは、出走の熱意を秘めた方々には申し訳ない限りですが、主催する側としては最大限の考慮を尽くしたとご理解ください。

即刻Web掲載や関係者連絡。
木曜夜の時点で中止の予報は出しておいたので、うっかり受付に来ちゃう人もいないだろうけれど(笑)スタート時刻にスタート地点には待機しておこう。

代表氏をはじめとするスタッフが須波に向かう。
現地待機しながらあれやこれや話ていると、近畿圏からエントリーされてる方がクルマでやってこられ、雑談の輪の中に。

そんな折、1台のタクシーがやってきた。

クマさん到着~♪
クマさん到着~♪

あ…
こ、これは…

クマさん。遠方からの参加なんで、三原駅からわざわざタクシーで来てくれた。感謝!
2年目のインスタフレーム、こんな形でも日の目を見ることが出来て良かったです(笑)

私らも…

その後も「せっかくなのでPC1まで走ります」と、雨の中独自スタートされる方が出現したりと、なかなかに面白いスタート地点でした。

1000kブルベに台風当ててくる自然ってなかなかヤルな(何が?)。
燃え残っている何かを感じなくはないですが仕方ないですね。
その何かは次のBRM1027AroundHiroshima600Kの燃料にしましょう。お互いに。

丸っと広島600キロ
丸っと広島600キロ

エントリー〆切は9月末。急ぐんだ!

ブルベ仲間とのステキなライド

9月17日(祝)
ブルベ常連のgiantwishさんからお誘い受けたライドに行ってきました。

今回のメンバーは、言いだしっぺのgiantwishさん、ケンセイさん、パーソナルでは初めましてのタヤさん、モランボンの全さん、モリワキさん、こなき。計おっさん6名。
全員ブルベ経験者と言う、なかなか珍しい顔ぶれだ。

ルートはgiantwishさん一任。分かっているのは灰ヶ峰に登るのと、その後で山創のラーメン食べに行くってことだけ。

今回、自分はどうかしてて画像をあまり撮ってなかった。
多分、脳ミソが煮えてたんだと思う。
以下の画像のほとんどが全さん撮影のものを使わせて頂きます。

さて、
8時に阿賀のモランボンさん前に集合なオッサン達。
タヤさんとケンセイさんは山口からわざわざ来てくれてて、有難い限りですね。
モランボンの全さんはここ最近お知り合いになったばかりですが、悪魔の左手攻略に燃えているとのことで嬉しい限り。
ちなみにモリワキさんは大須賀のワインバーから参加戴いてるのは言うまでもないですねw

あ、そうそう。
ワインバーと言えば、新しいジャージが入荷しました。
出しなに奥さんがTwitterに流した画像をパクったのがこちらです。

新ジャージはいりました
新ジャージはいりました

いいですね。締まって見える黒って。基本デブな男にはピッタリです。
ビブレーパンの太もものゴムがキツキツで血流が悪くなりそうなんですが、そのうちにゴムも伸びてベロンベロンになるでしょう。

で、モランボンを出発し先ずは灰ヶ峰を目指す。

あの頂を制覇せよ!
あの頂を制覇せよ!

呉越峠経由西原。この世界の片隅界隈を経て山頂へと向かう。
独りなら黙々と登るだけなんだけど、6人で登るとワイガヤで楽しい。神山峠までもあっと言う間だわ♪

神山峠界隈、ダンプカーがやたらと多いのは災害復旧関連らしいです。

その後は灰ヶ峰山頂への一本道をこれまたオッサン6人ワイガヤで汗かきながら登りまして。

あと少し
あと少し

真夏のピークを過ぎたとは言え、まだまだ暑い。
登ってる途中で下って来るサイクリストやランナー多数。
みんな山が好きなんですね。僕は山は大っ嫌いですよ。

到着~
到着~

嫌いなのは登坂が嫌いなだけで、山頂からの眺望は好きです。
今日はちょっとモヤ掛かってて、イマイチでしたが。

でも、オッサン達はいい気なモンです。

しばし休憩
しばし休憩

各自SNSに「オハヨー737」をUPするのは、呉界隈のサイクリストにはもうすっかりお約束ですね。

そして、準備のいい全さんがスタンドまで持ってきて撮ってくれたのがコチラ。

記念撮影
記念撮影

華がないですね。
求む、華。

待ってても華が登ってこないので、花より拉麺行こう。

次はラーメン♪
次はラーメン♪

まだ10時とかで、早すぎんじゃないの?
って聞くと、開店11時に行くと遅いんじゃワレエ
30分開店待ちくらいで丁度イイんじゃワレエ…とのこと、あ、いらんこと言いました。

大先生の住む熊野を通過しまして、白いコンテナを目指します。
途中で、白チンクジャージを来た女性サイクリストとスライド。
一瞬だったんで誰だか分からなかったんですが、市内のスゴイ女性(噂によると犬と会話できるらしい…)だそうで…。

またお会いしましょー(^^)/

あ、あ、これこれ💦

コンテナ見えたー!
コンテナ見えたー!

見えてきました、いつもの白いコンテナ。山創。
コンテナ横のビニールハウスで11時を待ち、コール受けてから店内へ。

いそいそ…
いそいそ…

行ったことある人ならわかるだろうけれど店内は狭い。コンテナだもの。
でも、ラーメンはぶちうまい!

山創のチャーシュー麺(大盛り)
山創のチャーシュー麺(大盛り)

こなきが頼んだのはチャーシュー麺の大盛り。
みんなニンニク増しとかモヤシ増しとか頼んでる。
やーニンニクは強烈なんで、並み盛りでいいです。はい。

喰い終わると元気になった男ども。

満足六人衆
満足六人衆

ええですね、何歳になっても男の子って。
ロングライドやってる人間に悪い人はいないと、誰か言ってたか…な?

で、もうラーメン喰ったので、気分はすっかりゴールしているのですが、本日のルートはまだ半分とのオコトバ…。

既に気分は終わっている
既に気分は終わっている

えー、喰った直後は脚回らんよ…
なのに、いきなりの峠攻めとか…

田んぼにセスナ機が飛んでるところを過ぎ、またもや峠(武田高校のとこ)。

豪雨の爪痕残る
豪雨の爪痕残る

この界隈も激しく崩れた形跡あり。

その後、広まで戻ってきて、もう終わりかと思いきや、阿賀の歯科横から大空山クライム。

わ。

大空山への道は3つあるが、阿賀からのルートは初めて登るよ。
キツい…そして、タヤさん速い!!!ほんまに自分よりひと回り上ですか?
年齢詐称疑惑(笑)

先駆者からの眺め
先駆者からの眺め

久しぶりに大空山展望台に。

大空山にて
大空山にて

展望台の上まで自転車を担ぎ上げるのもランドヌールならではの光景ですね(違うよ!)。

もうヘロヘロです。
言っときますがブルベでもこんな強度じゃないですからね。

やぁ~。giantwish氏、
そりゃこんなルートばかり走ってたら強くなるよ。納得。
更にそれに加えて、真っ赤な新車はエスタマ!
もう狂気以外の何者でもないですね。クワバラクワバラ…

14時頃にスタート地点に戻りまして、一旦解散。
18時に再集結しまして、全さんのモランボンで焼肉ですね。

昼間は一緒に走ったのに、全さんは働いてて、こっちは喰ってて申し訳ない💦
しかも脳ミソ煮えてて、画像がシメの冷麺しか撮ってないとかって、残念過ぎるだろ>自分。

モランボンの冷麺
モランボンの冷麺

やぁ~…
十分に楽しめた1日でした。
お世話になりました>各位

今度は山口でライド企画してください、行きますので。
その前にWineBar500に飲みに行かなきゃ。呉線復活したから♪

今日のメンバーの中にも、今月末の1000kにエントリーしている人、数名。
頑張ってください。
こちらもスタッフで頑張りますので。
須波で逢いましょう(^^)/

続・益田INAKAライド’18に行ってきた

…前編から続く

AS2で補給し終えたので次へ行こうとして、ハタと立ち止まった。

スーパーうさぎ組の皆さん
スーパーうさぎ組の皆さん

自分より上のクラスのスーパーうさぎな皆さんが、今まさに出発しようとしている。
おっと、、、これはマズい。
この方たちより前に出たらどんな目に遭うやら…(個人の感想ですw)

スーパーうさぎ組の皆さんを見送ってから自分も再スタートです。

どこに行っても盛んに応援頂ける
どこに行っても盛んに応援頂ける

相変わらずコース上のどこへ行っても沿道からの盛んな応援を頂ける。
田んぼで稲刈りしている人ですら、稲刈りの手を止めてこちらに手を振って振ってくれる。あ、ありがとうございます。申し訳ないっす。

えぇ景色ですなぁ~
えぇ景色ですなぁ~

時刻はまだ10時半…
既に気温が上がってきて暑くなってきてます。

31℃って涼しいよ
31℃って涼しいよ

気温31℃。
暑さも走ってる分には風が汗を飛ばしてくれるので涼しく感じられ、熱中症とはほど遠い気すらする。いま走ってる界隈はほぼ平坦道。とっても気持ちいい。

トンネル内は涼しくてGood!
トンネル内は涼しくてGood!

時折通過するトンネル内は涼しくて一時の涼を与えてくれます。

えぇ景色ですなぁ~2
えぇ景色ですなぁ~2

どこまでも続くように見える道。両サイドの山の緑、川の水は澄んでせせらぎの音が聞こえている。気持ちいい…

百哩大王ジャージのO西さんに追い付いた。
彼女は120kのコース走ってた。悪い人よ~。
『160は120と違って、すっごいゲキサカの所があるからね♪頑張ってね♪♪』だって。ニコニコしながら。
こっちが初参加でルート知らないのをいいことに好きなことばっかり言いやがって!(笑)
ゴール地点で逢いましょうと告げてお別れした。

その後しばらくして、ふと後ろを見てみた。

後ろの皆さぁ~ん!
後ろの皆さぁ~ん!

数名の参加者さんがほぼ同じペースでついて来られている。
そして、お約束の本日のこなき。

本日のこなき
本日のこなき

その気持ち悪りィ笑顔はいい加減ヤメロ。

ほどなくして工事中のところにきました。絶句です!

掟が破られる
掟が破られる

100ZEROってなんだったけ…w
まさかの信号ストップがこんなところで待ち構えていようとは…

でもサイクリストはこんな山の中の信号機ですらちゃんと止まるマナーの良さ。

あ、でもでも、更に先にあった工事現場の信号機は係のオジサンがいて、サイクリストが近付いたら信号機を青にハッキングしてくれてた(感謝)。

標識がありました。

県境近いのか?
県境近いのか?

右に行くとYoshiさんのいる吉賀町。まっすぐ行くと川本兄弟の故郷、安芸太田町。県境が近いとこらしい。

11時半。
前の人についてただボーっと走ってるだけのゆるふわ系ライドの末、ゴールらしき地点に到着しました。

AS3 匹見峡
AS3 匹見峡

匹見峡と言うところらしす。
バイクをハンガーに掛け、先ずは通過チェック。

先ずは通過チェック
先ずは通過チェック

自分の番号を告げカードにスタンプを押してもらい、誘導されるまま建物の中へ…。
そこはまさにバイキング会場だった!

そか、第3エイドは昼食だったな…
確かスタート前にバイキング形式とか言ってたような気がする。忘れてた。

バイキング形式って言っても、とり放題な訳じゃなく、予め盛ってある皿を取るスタイルね。で、下図がフルメニュー。

定食かよ!w
定食かよ!w

和蕎麦、焼きそば、おこわ、天ぷら盛り合わせ、梨、今川焼。
まさかのダブル麺類からの炭水化物祭り。

建物裏手はちょっとした公園っぽくなってて、適当な場所でとっとと喰えってことのようだ。

三々五々な食事風景
三々五々な食事風景

ここでもがっき~II氏に遭遇。
彼は120kのアシストスタッフやってた。

少し駄弁りながら炭水化物祭に参加。
祭りが終わって食器を戻しに行こうとした時に衝撃的なおばちゃんを見た。

現地で焼いてた!
現地で焼いてた!

あの焼きそばって現地で焼いてたんだ!
画像には無いけれど、このおばちゃんの左後ろでは一生懸命に天ぷらを揚げているおばちゃんもいる。

昼食にかける益田のパワー恐るべし!
すげーな。こんなガチな食事がサイクリングイベントの途中で喰えるとは思ってもみなかった。
えーっと、ビールは無いですかね?www

さて、ちょっとゆっくりしましたかね。
タムチョン氏にも会いまして話をしていますと、スーパーうさぎの面々が出てきました。

スーパーうさぎ組出発
スーパーうさぎ組出発

今から行くようです。
見送ってからこちらも出発しましょう。

TDF的な景色
TDF的な景色

ツールの中継で田舎を走るとき、こんなシーンなかったっけ?
そんな感じ。かっこええよ。

その後単独で走ってますと、コース上でがっき~II氏に追い付きました。

おった!
おった!

120のスタッフって割りに、前後に誰もいないのは何故よw
がっき~IIスタッフとちょっと会話してから別れ、ボチボチ走ってく。

ボトルシャワー活用
ボトルシャワー活用

時刻は13時となり、暑いのでケツんところのボトルから水をアタマや背中にかける。ボトルの水は既に湯になってるが、気化熱で体温を奪ってくれるので一時的だけれど涼しく感じられてGood!

町に入り、次のASが近付いた。

何かいる。

謎キャラw
謎キャラw

何だろう。
柑橘類をイメージしているのは間違いないが、右のと左のは別キャラのようだ。

美都(みと)と言う場所らしい。ここも益田の中だ。スタートから126キロ地点。
がっき~II氏が言ってたが、今日のルートは益田から一切出ないんだと。
どんだけ広いんだ、益田って。

AS4 美都
AS4 美都

入口でチェックを受けて建物の中へ。

室内で冷やしぜんざいとかって、最高かよ!
室内で冷やしぜんざいとかって、最高かよ!

ここでのメイン補給食は冷やしぜんざい。
室内はクーラーも効いてて涼しくていいわぁ~…
ここでも冷たいおしぼり提供あるし。INAKAライドって最高!

時間持て余して気味にしつつ休憩して、彼らがスタートするのを待ってこちらもスタート。

スーパーうさぎ組を見送る
スーパーうさぎ組を見送る

またいたコイツ。

熱中症に注意な!
熱中症に注意な!

Mかオマエ。
熱中症に気ィ付けなよ。

しばらく行くと、スーパーうさぎ組全員が止まった。
こちらも止まろう。

ここで止められる
ここで止められる

何だ何だ。先頭の方が何か言っている。
部分的に聞こえてくるのは、ここから先のルートは全日本の選手が走るルートらしい。今からそこを通るけんね。ってことのようだ。
(聞こえてんじゃねぇか!)

全日本のコースらしい
全日本のコースらしい

道路の所どころに全日本コースである証左が書いてある。

まぁぼちぼちと…
まぁぼちぼちと…

全日本の人は、このコースを信じられないスピードで何十周も周回するらしい。色んな意味で人間じゃないと思った。

14時半。
最後のエイドに到着した。

AS5 種
AS5 種

AS 5は種と言うところだった。

キイロイトリ?
キイロイトリ?

キイロイトリに歓迎頂きまして…
ここでのメインの補給食は、パン。

パン食べ放題…的な
パン食べ放題…的な

横にあったドリンクは牛乳。
給食かよ!って感じ(笑)
でもパン、色んな種類あって美味しかったです。感謝。

最後のスーパーうさぎ見送り
最後のスーパーうさぎ見送り

スーパーうさぎ面々のケツ追いながら、ラスト行きます。

あの中では、ゴニョニョ…
あの中では、ゴニョニョ…

時刻は15時。
町中に帰ってきました。そろそろゴールか。

アンプかよw
アンプかよw

バイクスタッフもおつかれさまでした。
MARSHALLって意味、帰宅後に検索して知りましたよ。

15時過ぎにスタート地点であもるグラントワに到着。
中庭の様子が激変してて驚いた!

水たまりが…
水たまりが…

千と千尋的な…
なに、この水たまり…
水深は浅く、歩いて入っても問題ないレベル。
誰も入ってないけれどね…

水面に映る空や建物が綺麗で、これもアートなんだなと。

上の画像で桟橋のようになってるところがお立ち台だった。
ここに立って、専属カメラマンに撮影してもらうようだ。

ハハーン…
遊園地のジェットコースターよろしく、出口で1枚500円とかで売るんでしょ?

って思ったらアナウンスが流れて、ここで撮った画像は後日サイトから無料でダウンロードできるんだって!
そのアナウンスが流れた直後から、撮影待ちの列ができたのは言うまでもないね(笑)

その列に加わり前の人と話をしたら、その方は福岡から来られたと。自分は呉からと言うと、大丈夫でしたか?と言われた。そっか、呉は沢山報道されたものね。

高校生が配ってるアイスクリームを食し、WAVE ONEの社長さんとお話しした。

がっき~氏の姿もタムチョン氏の姿もO西さんもいない…
帰ろ♪明日も仕事だし。

帰り道、益田市内でちょっと迷走してたら、コイツに出逢った!

日本一大きいローソン
日本一大きいローソン

あ!
あの有名な日本一大きなローソン!!
この建物、以前はビッグベンだったのでしょうw

さ、つべこべ言わず帰るですよ。

帰路
帰路

いまのクルマ、FREED+。
HONDA SENSINGのお陰で高速道路の運転は本当に楽になった。
疲れてる身でも安心して帰宅れる。

やぁ~。
益田INAKAライド。

色んな意味でレベルの高いファンライドイベントでした。
自転車乗りは、必ず出てみるべきイベントやと確信したよ。
エントリー料が多少高くても、この満足度なら文句ないわ。
えぇわぁ~…

スタッフの皆さんお世話になりました。
エイドのスタッフさんも元気いっぱいでしたね。
益田のみなさんも沢山の応援ありがとうございました。

やぁ~、良かった良かった。
また来ます!

さて、
いよいよBRM929広島1000kが今月末開催となりました。
初の1000k主催。エントリーは50名。気持ちが焦るねぇ~。
皆さん無事故で。祈るばかりです。
スタート地点でお会いしましょう(^^)/

 

益田INAKAライド’18に行ってきた

INAKAライド。
前々…そう、もう何年も前からがっき~IIさんに「こなきさん、来てみんさい!」って誘われてたんだけど、9月って繁忙期じゃん。自転車の。
なので、なかなか参加できんかったんよね…。

今年も9月の繁忙期にどのイベントに参加するか調整しまして、INAKAライドへ参加できることになりました。
昨年参加した道の駅グルメライド、今年は… 申し訳ない、TBC管理人さん。

さて、その益田INAKAライド。
エントリー料が安くないのも、長年参加を躊躇われる理由だったりする。

エントリー料、一万!

だいたい7~8千円がボリュームゾーン(よね?w)のサイクルイベントにおいて、ケタがひとつ上がると割高感あるのは正直なところ否めない。
ちなみにブルベは2千円程度で距離が600キロとかだから、”コスパ”って意味では優秀なんじゃね?(笑)

前日土曜が雨予報。当日日曜は晴れとの予報。
路面Wetが想定されるので、ケツのところにボトルケージを付けた。気休めの泥ヨケ。

追いボトルケージ
追いボトルケージ

加えて、今年のトレンドである高気温になったら、ボトルシャワーにも使えるって意味も捨てがたいのでダブルボトル仕様で行こう。

前夜21時頃に出発し、一路益田へ向かう。
高速道路を乗り継ぎ着いたのは日付が変わった頃。

益田市街地
益田市街地

スタート地点である益田グラントワ(美術館らしい)の駐車場にクルマを停め、用意した安酒をあおって寝入る。
経費節減で今回も車中泊。あっという間に目覚ましが鳴り起床4時半。
辺りはまだ暗い。

山陰での夜明け
山陰での夜明け

自分の場合ココは停めて良い駐車場ではなく、元々指定されている市民学習センターってところ(約1キロ離れてる)に移動しソコで身支度を始める。
薄闇の中、周囲にも数名のサイクリストが準備をしているのが分かる。
さて、行きましょうか。

グラントワに到着すると、中庭に入れと言われる。中庭?
おぉ、これは(ムダにw)広い中庭だ。さすがアーティスティック。

中庭ではお揃いのチームジャージの方々、約30名がミーティングされていた。
本日のアシスト地元サイクリングチームであろう。
その中にがっき~II氏の姿あり。軽く挨拶し、受付へ。

ミーティング中
ミーティング中

自分のゼッケン番号の受付窓口で受け付けてもらう。
ココで…この時点で!?…参加賞(?)のサコッシュをもらう。
もらうんだ。

三里ヶ浜ってどこ?w
三里ヶ浜ってどこ?w

え゛ーーーーーー。邪魔じゃんww
ウィダーが入っているから、本日の補給って意味なんだろうけど、サコッシュさげて160キロとか走れんよ。
置きにまたクルマまで戻らんといけん。学習センターまで戻る手間が…orz
クルマにサコッシュを放り込んで、気を取り直して中庭に戻る。

益田と言えば吉田クン
益田と言えば吉田クン

朝陽が出てきた。今日は絶好の自転車日和になりそうな予感。

集結する者に元気を与えよ
集結する者に元気を与えよ

建物の裏手にまわってみると、スタート位置が用意されてた。

うさぎさんチーム
うさぎさんチーム

ココが本日の自分のポジション。
うさぎさんチームは『160kmを、ほどほどのスピードで走るグループ(23km/h平均速度)』ってことらしい。
石見の山奥でグロスあべ23ってほどほどなんか?
なかなかレベル高そうな悪寒しかないんだがw

他に『160km スーパーうさぎグループ / 160kmを、スピード重視で走るグループ(26km/h平均速度)』ってのもあるらしい。
殺りくの予感しかない(個人の感想ですw)ので、ココには属せないな…

更には『120km かめグループ / 120kmを、ゆっくり風景を楽しむグループ(20km/h平均速度)』があり、
サイコーなのは『ホッとHot60 / 中級者、匹見まで、昼食、温泉、送迎付き』これいい。ここにしとけば良かった!走った後で温泉とか最高かよ!!

ってか、160キロ走って温泉浸るチームって無いんかい!(笑)
ウサギにも風呂入る人権を!w

さて、そんなこと考えながら中庭に戻ると、今度はオムスビ配布中だった。

嬉し(^^)
嬉し(^^)

塩ムスビと海苔1枚を別途配布。この海苔が何かスゴイい海苔だとアナウンスしてたな…いいわ。オムスビ。こーゆーのいい。
もう2個ください(言えんかったけど…)

ムスビを喰い終えると、そこに見覚えのある方の姿が…百哩走大王ジャージを着た、AJ広島スタッフの○西さん!

え゛ぇーーー!!
○西さん、来てるとは思わんかったぁ~。来るなら言ってよぉ~!お会いできて嬉しいっす!!百哩のメンバーや、INAKAライド主催(?)の女性の方に紹介頂き恐縮しまくりです。

そんなこんなでブリーフィング始まりまして、来賓挨拶。どこも一緒やね。
ブリーフィングの最後で紹介されてたのが、この方。

ハンドサイクルって初めて見た
ハンドサイクルって初めて見た

ハンドサイクルって言うんかな。手漕ぎの自転車。スゲー!!!!
登坂は大変だろな…ちょっと乗ってみたい。

そんなこんなでブリーフィング終わりまして、スタート地点に行く。

さっきまで自転車転がってた辺り、既にやる気満々なガチ勢がヒマを持て余してる。今日はファンライドなんですよね?

ウサギさんチームの最後尾に付きますと、そこにいたスタッフさんが どんまいブログの読者さんであったりして、どーもいつもお世話になっております。
的な会話しまして(笑)今日は丸っと1日お世話になります。

定刻の7時になりましてスタートです。最初は市街地でのパレード走行だ。

スタート直後
スタート直後

沿道からは地元の方々から「頑張ってぇ~!」と多数、本当に多数手をふってくれている。嬉しいねぇ~…

そして、かねてよりの触れ込み、100ZERO。
100キロ走って信号ゼロ。

信号は、ずーっと青のまま
信号は、ずーっと青のまま

おぉ!これかぁ!!
益田市街地の信号機を全てハッキングしてこちらの進行方向の信号が長時間ずーっと青のままになっている!!
国東なんかもそうだと聞いたことはあるが、自分で走ってみるのはこれが初だ。沿道からの声援も引き続き多い。
これはイイ。これはクセになる!!
益田の駅前ですらスルー。VIP待遇いいわぁ~…

気になるジャージの方
気になるジャージの方

パレード走行のまま向かうのは萩・石見空港。
益田空港と言わないのがミソw。

空港へと
空港へと

10キロも走らないうちに空港に着いたらしい。

空港きたー
空港きたー

萩・石見空港。
自分はまず使うことな空港だなぁ…と、調べてみるとどうもANA専用空港っぽい。定期便は東京~石見が1日2往復だけか…。
だから滑走路走行とかできるんやね。

ここにも吉田クン
ここにも吉田クン

広島の山奥空港もたいがいなところにあって、まぁアクセスの劣悪さじゃ石見以下なんで、頑張ってください石見空港。

石見空港
石見空港

空港前に到着した御一行様はしばし待たされる。その後…
空港ターミナル脇のゲートが開き、ここからいよいよ本日のメインイベント!初体験!!

空港滑走路走行!!!!

事前周知の通り、空港敷地内は撮影禁止なので画像は無いが、幾ら地方空港とは言え滑走路はとっても広大だ。GoogleMapで見ると幅は50メートル、端から端までの距離は2キロほどのようである。
その広大な滑走路を今の時間だけ貸し切って、数百台の自転車が自由気ままに走っている。

ぅわ~、なんて贅沢。
これは最高な気分だぁ~!

滑走路の両脇に据えられている誘導灯がトチ狂ったサイクリストに破壊されるのを防ぐため誘導灯1台1台にひとりひとりのスタッフが付いている。そのスタッフひとりひとりもにこやかに手を振ってくれるフレンドリーさ。

これまた最高な気分だ。

車道脇を走るクセが付いているので、どうしても滑走路の端の方を走ってしまうが、中央寄りを走ってみると、そりゃあもうアンタ!
こんな経験できるサイクリングイベントって他にある?

もーねー、そりゃ1万払ってでも出る価値あるよ。ホンマに!!!

滑走路の端まで行くとUターンし、反対側の端まで走行。

撮影禁止だったがこれは逆に禁止が正解よ。
この雄大さや爽快感は画像では全く伝わらないから。
どんだけか知りたいなら、参加するしかない。参加して見ろと!
ホント、そう言いたい。
やぁ~、ええ経験さしてもらいました。

やぁ~これはもういい。うん。ここで終わってもいいわw
え?まだ序盤?
あ、そ、そうでしたね。ターミナルビル横から一般道へと出る。

ルートは事前にMAPが配布されたが見るまでもなく各曲がり角には立哨スタッフが立っているので、どっかのロングライドイベントのようにコースアウトして路頭に迷う心配も無い。ライドを十分に満喫できる安心設計。
こんだけ立哨配置するのもどうしてもコスト掛かるよね、納得1万(しつこいw)。

爽快 日本海 阿藤快
爽快 日本海 阿藤快

沿岸を離れてヒルクライムは標高200mほどだったようだ(後日知り)。

つかの間HC
つかの間HC

ここのイベントは山岳にはこの看板が必ずあったね。

いらない情報w
いらない情報w

いる?(笑)
最初見たとき、峠までの残標高が200mかと錯覚して殺意を覚えたw

野郎ども登る
野郎ども登る

ここの登坂、ちょっとありましたがまだ気温が上がってないこともあり、気持ちよく登れましたね。

ムンク?
ムンク?

終盤は11%だったようです(後日知り)。

11%
11%

その後も皆さんと似たり寄ったりのペースで走行しまして、途中サプライズイベントもありましたが(W)、9時過ぎに最初のエイドに到着。

AS1 二条公民館
AS1 二条公民館

ここまで43キロ。
地域住民方々の手厚いおもてなしが嬉しい。

そうめん
そうめん

そうめんつゆの塩分が染み入るですね。

ごく短時間でしたでしょうが、大にぎわいの公民館。

アイス(おかわり可能だった)
アイス(おかわり可能だった)

火照ったカラダにはアイスでのクールダウンが効果的ですね。

序盤と言うこともあり、喰うもん喰ったらスグに行きます。
エイドスタッフさんの大激励を受けての出発も気分いいよね。

スーパーうさぎは何処へ…
スーパーうさぎは何処へ…

途中のどっかの施設の前にもコレありました。

島根県公認サイクルスタンドかよ!
島根県公認サイクルスタンドかよ!

このバイクハンガー、えぇですね。
一家に一台欲しいもんですね。

その後もゆるふわウサギ走りました第2エイド到着。
10時ちょうど着。ここまで60キロかな。AS1からはあっという間だった気がする。

AS2 横田到着
AS2 横田到着

各ASでの通過チェックはタブレットにゼッケン番号を入力していたが、担当スタッフの方は大変そうでした。コレ、リアルタイムにどっかで見れていたんかな?

AS2にて

AS2にて

あと嬉しいのが、ASで冷たいおしぼりが用意されていたこと。
これも初めてだったんですが、大変気持ち良かったので好感度UP間違いなしですね。

まったりとAS2
まったりとAS2

スポンサー企業さんもついて頂いているようで、スイカも沢山ありました。

スイカはご自由にお持ちください。
スイカはご自由にお持ちください。

ま、実のところスイカはあんまり好きじゃないんですけど、そこは恒例の個人の感想ですから。シマネ益田電子株式会社さん、ありがとうございました。

好き勝手に書いてたら長くなったので、後半につづきます…

益田に向けて…

最初に宣伝です。

土曜にHY CYCLEさんに行ったんですが、その際にコレ↑を貰いました。
第1回 板鍋山ヒルクライムのフライヤーです。
9月23日。ブルベ繁忙期なので自分は参加ムリなのですが、お近くの方は(あ、遠くの方も💦)是非!

日曜日、久しぶりに呉の名峰・灰ヶ峰に登ってきました。
先週のとびしま海道と言い、2ヶ月のブランクを埋めるために。

何故、埋めなきゃならんのかと言うと、9月2日に開催される益田INAKAライドのため。
うさぎさんコースで160km。

準備なしで完走できるとは思ってないので、ちょっと練習しとかんとね。
途中から見下ろす呉の景色は、ここ最近の日曜劇場のシーンで良く見る景色そのもの。

天気も良くて、瀬戸の島々も良く見える。

あ、そうそう。日曜劇場で思い出した。
安浦のボラに行ったとき、センターにポスターが貼ってあったんよ。
そこに主人公・スタッフさんの応援メッセージが書かれてました。

災害とオンエアが奇しくもタイミングが近かったですな。


ふなっしーも来てくれたりして、呉が報道されること多くて、もっと来て呉。

灰ヶ峰の展望台には誰もいませんでした。
途中、ランで下山してくる男性が客先の部長さんだったりして、まぁこのクソ暑い中
登っておられることに驚愕だったりします。

Stravaで見るとふもとの西原から56分。

速いとは言えないけれど、まぁそこまで苦じゃなく登れたので、益田でもこの調子で走れたらな…と思います。

残る気がかりは天候ですが…

まぁ、折角なので雨でも走りますよ。

土曜夜にクルマ飛ばして、現地で車中泊して日曜走って月曜は仕事。

そろそろ再開しましょうか

えーっと、一ヶ月ぶりでしょうか。
ご無沙汰です。猛暑でしたが家族みんな元気に過ごしています。

豪雨災害以降、色々ありましたね。→呉の人。
断水に道路寸断、JRも長期間停止…

その後もボランティアはあちこち行かせて頂きました。
様々な光景も目の当たりにしてきました。

良く言うじゃないですか。
普通であることの幸せ。って。

その言葉の意味を身をもって感じてます。

周囲の山々ではあちこちで山肌があらわになっているところがあります。
通行できるようになった道路でも、スグ横は再び雨が良く降ればあっと言う間に崩れてくるであろう雰囲気満々だったりしてます。
近所の船津神社の石段も大変なことになってますね。

そんなこんなで、まだまだ復旧には沢山の時間が掛かりそうですが、多くの支援を各地から頂いて確実に復旧して行ってます。自衛隊、各県警、消防、水道局、ボランティアの人たち…本当に有難い限りですね。

JR呉線不通に伴い、代行バスの支援で各地からバスが来てくれてます。

京都バスin広町
京都バスin広町

広の町中で京都のバスが走る日が来るなんて、誰が想像したことでしょう。

さてそんな日々ですが、私の方も色々多忙でした。
ボラ行ってましたけど、最近はブルベの方が忙しくなりまして。
9末の1000キロ10末の600キロのコース担当することになりまして、まぁてんやわんやですわ。盆休みに舞鶴までクルマで行ってきたんですが、まぁ片道500キロって運転するだけでもどえらいしんどいんですが、コレほんまにみんな走るんよね!?w

そんなこんなで自身はおよそ2ヶ月乗れてないです。
もう2か月乗らないと、自転車が趣味だったことすら忘れてしまいそうで…
とは言え、まだまだ諦めきれません。

そうね。まだポンコツにはなりたくない。
閣下がオレンジライドコース走れるって書いてたから、ちょっと行ってみた。

うん。
まだあちこち規制あるね。

これじゃ流石にオレンジライド今年は開催不可は致し方ない。

岡村島にて
岡村島にて

久しぶりに乗ったので、自身の劣化具合に愕然とする始末。
体重が大幅UPしてるのは分かってたけど、一番劣化してたのは首の後ろの筋肉だね。あんなにも長時間アタマの重さを支えてくれてたきんに君はどこへ行ってしまったのだろう…

香香も久しぶり!
香香も久しぶり!

パンダツールケースの香香も久しぶりの外出で嬉しそう。
「例のポンプ」を内蔵させるのはちょっと厳しいね。

そんなこんなで、個人的にも日常を取り戻しつつあります。
ボラは今後も行きたいし、600/1000の準備もまだまだあるし。
ポンコツはまだ先でお願いします。

平成30年7月豪雨・災害ボランティアに行ってきた(かなり長文)

最初に:
この度の災害ボランティア参加する意思のある方に向けて、私の経験をかなり詳細に記述します。
被害に遭われた方には、思い出して辛い部分もあろうかと思いますが上記の理由ですので、どうぞご理解ください。或いは、この先を読み進めないでください。

2018年7月12日(木)、たまたま仕事休み入れてたので、くれ災害ボランティアに行ってきました。その日の様子を記しておきます。

Twitterの呉氏垢の情報より、ボランティアの受付が始まったことを知り、サイトで必要事項を確認した。
夕方、念のためボランティアセンターに電話し、集合時間と場所を再確認。事前申し込みなく、明日の9時に呉市役所に行けば良いとのこと。
→ 後日情報によると電話対応もままならないので、サイトに書かれている通りだからいちいち電話してくんな💢ってことらしいw 行く意思の方はつべこべ言わず朝9時に市役所へGoだ!!

特に気を使ったのが服装だ。
こちらのサイトに服装・装備が書かれているのでそれを参考に用意した。

↑ いたる所で目にする画 ↑

長ぐつ、汚れても構わない長ズボンと長そで服。軍手。
ホムセンで新たに購入したのは、防塵マスクと厚手のゴム手袋(テムレス)。
防塵メガネはチャリ用を使用だ。

Twitterでボラ行くことを明かしたところ、中学校時代からの親友かつお氏から緊急着信あって『必要な物資があれば貸すよ』と。お言葉に甘えてヘルメットとスコップを借りた。
災害ボランティア初めての自分はあれこれと質問しまくった。サンクスかつお氏。

当日。

9時に呉市役所庁舎に向かうため、8時過ぎに家を出発。もちろんチャリでだ。
奥さんが昼食用にオムスビを幾つか作ってくれたのと、水分は500mlの水を2本(実際、水分はこれでは全く足りなかったんだが…後述)。
途中コンビニで更にオムスビを3つ購入。保存性の良い梅干入りだ。

9時前に着いたかな、呉市役所庁舎到着。実はこの新しい庁舎は初訪。
隣接の駐輪場は既に自転車で溢れかえっていた。
無理矢理停めて、急ぎ足で庁舎正面の大きな自動ドアから中へ。

驚愕!

既に多くの人が集まっている。

その数、500人以上か。広いロビー内にはとても多くの人が並んでいた。
まず~ぃ…出遅れたか…気は焦るが仕方ない。
一旦奥まで見に行き、戻ってきて列の最後尾に並んだ。

ボランティア受付窓口は、ロビー入って右奥の方だった。人の列は4列に整列されてて入口まで来て、折り返して再度受付窓口付近まで到達していた。

これだけ多いんなら、もう自分の出る幕は無いんじゃないか。もう帰っちゃおうか…って気が浮かんだが、まぁ並んだ。

並んでる人の9割以上は若い人だ。高校生or大学生だろうか。市内高校の体育会系ジャージを着ている人が多いな。
その若い人の中でも、女性比率が圧倒的に多い。女性8割vs男性2割ってところか。これは意外だった。
自分のようなオッサンは僅少。ま、平日だからと言うこともあるんだろうけどね。
服装に関しては多くの女子が部活ウェア。サイトで案内しているようなカンペキ装備組は少なく、ヘルメット持ってるのは更に一部のオッサンのみって感じ。

列の進行は遅い。気分は焦る。
振り返ってみれば、自分は列全体の8割ほどの位置にいたようだ。
受付に時間掛けちゃって、この間にも現地で動くことが出来るだろうに、早くすりゃいいのに…って気分だった、この時点では。

10時40分。ようやく受付窓口まできた。手続きする。
受付用紙に名前、年齢、性別、携帯電話番号、住所を書いたかな。
これとは別に名札シールにカタカナで記名。付箋にもカタカナで記名。
用紙のみを渡し、名札シールは胸に貼り、付箋は持っておく。

この時点で初参加か二度目以降かで振り分けられ、自分は初参加のグループへ振り分けられる。
100名ほどでフロア地べたに座って、本日の注意事項を聞く。いわゆるブリーフィングだ。

内容は気をつける事項などの説明。要点は以下かな
・連日熱中症の人が発生しているので、水分補給と休憩を十分に
・作業は10分毎に休憩すること
・現地での撮影&SNS投稿は厳禁!!

地べたでの説明が終わったら、隣に並べられた椅子に座る。10×10の100人ほどか。
その座った順にグループ分けされる。
9人で1グループだったり、13人で1グループだったり、人数はスタッフ任せだ。
そのグループの中からリーダーが1名選任される。

自分は9名のグループに入る。
ブリーフィング時に近くに座ってた体育会系高校生風の彼がグループリーダを任せられた。

この彼。服装は「この後、海に行くんだ♪」的な、非常にカジュアルな服装で履いているのはクロックス。
服装チェックで参加を拒否されるどっかの自転車イベント(笑)とは違い、装備がアレだからと言って本日のところはお引き取りください。ってことは無いようだ。
だけど被災された方々のためにも、やはり服装はちゃんと意識して行くのがマナーと思う>今後の方へのメッセージ。

持ってた付箋をリーダーに渡す。
リーダーはスタッフから渡された、点呼シートのようなもの(記述内容は不明)を持ってて、それに付箋を貼っているようだ。

グループが結成されたら、最後にアクエリアスを受け取って玄関から出て行く。いよいよ出発だ。この時点で本日の行き先や作業内容は伝えられていない。
玄関先に停めてあるマイクロバスに乗り込み移動が始まる。

彼は数名の男子とグループで参加しており、男子の相互コミュニケーションの常套句である、だりー、しんどい を車内で連発している。
車内では「弁当ってあっちで出るんじゃろ?」とも言ってるのがいる。大丈夫か。

バスは魚見山トンネルを抜け、広島方面へと。予想通り天応地区に行くようだ。
順当にR.31を走行し、天応大屋橋のバス停で下車し天応小学校の校庭へと案内される。校庭には自衛隊車両が多数停まっている。大阪から来てくれているようだ。

先着している他のグループメンバーと共に、タープテントの下で待機し、スタッフの○○ちゃんと言う女性(かなりフレンドリー)から最後の注意事項説明を受ける。やはりSNS投稿禁止を重ねて言われる。そして別の引率スタッフに連れられていよいよ現場入りだ。

天応小学校から国道に出て、横断陸橋渡って、電車の来ない踏切を渡る。渡ったところに、ま新しい天応支所があった。
支所は災害復興拠点になっており、給水や訪れるボランティアのサポート。もちろん被災した方々の避難所となっている。
支所の向こう側、更に低いその一帯には大量の砂が流れ込んでいた。

メディアで連日報道されているのと同じ景色が目の前に広がっている。
建物が流されたりクルマが転覆大破しているような激しさは無いものの、流されてきた土砂の量はものすごい。

一帯の家々は床上浸水した形跡がパッと見ただけで分かる。停まってるクルマにも浸水した形跡がある。

その一帯の一軒のお宅にグループは連れて行かれた。ここが本日の現場だ。
背負ってきたリュックは近くの木陰に置いて、財布だけはポケットに。
家の方に挨拶し、お邪魔させて頂く。

…。

言葉を失う。

浸水の痕は床上、胸の辺りまである。
タンス、冷蔵庫は倒れ、室内の家財と言う家財は真っ黒い泥にまみれ散乱しまくっている。畳もめくれ上がり泥だらけだ。
どこから手をつけていいのか分からない状況だ。

さっきまで威勢の良かったリーダーが動かなくなった。
まだ若い彼らは、私以上のインパクトを受けたのだろう。無理も無い。

これを読んでいる方で、今まで生きてた中で言葉を失う経験をされた方がどのくらい居られるだろうか。
自分50歳。衝撃を受けたことはまぁ無くも無いが、言葉を失うって経験は初めてだ。

家の方はご高齢の方で「家の中の物を全部捨ててください」と言われる。
さて、どうしよう。

出しゃばるようだが、自分が音頭を取るしかないな。
リーダー悪い。君の2.5倍は生きているんだ。指示を出さしてもらうわ。

畳は水を吸って非常に重い。3人で持って外へ。
倒れたタンス重く扉も開かないのでバラす。中から出てきた服は少し濡れているもののきれいだ。家の方に相談し、服は庭の陽当りのよい良い場所に置いとく。

若い彼らは「全部やって」的な丸投げだと何をどうして良いのやら分からないようだが、こちらが手本をやってみせ、じゃあ、これとあれとを出してね。って具体的に指示を出すとそりゃもうパワー全開でやってくれる。そーゆーもんだと思う。

やってみせ
言って聞かせて
させてみせ
ほめてやらねば
人は動かじ

ー 山本五十六 ー

また、このお宅の作業には別の女子グループが入っており、そちは室内や軒先の泥出しをしていたので、そちらにも力添えやアドバイスさせてもらう。

そして、実際に動き始めると忘れそうになるのが、10分毎の休憩。
ブリーフィング時に「リーダーは時間を気にしてメンバーに休憩を促して」って言ってたけど、実際にやり始めるとリーダーもメンバーも休憩を疎かにしがちになる。これも仕方ないと思うよ。

なので、休憩してよ~休憩してよ~と皆さんに声を掛けて回るのもやった。
休憩の時、外の木陰でひとりの学生風女子に話し掛けた。

爺:どーやってこのボラに参加しようと思ったん?学校から行きなさいみたいな通知が来たん?
女子:いえ、そんなのは無くて、Twitterの呉氏垢の募集見て来ました。

だって。えースゴイね。それだけでこんなにも多くの若い人たちが動くもんなんだね。爺としてはちょっと感心するよ。

そして、今日が2回目、3回目と言う女子も居る。
一度やった上でまた来ようと思う。確かに学校が休み期間中と言うのはあるよ。でも、何とかしてあげたいと思う気が本当にあるんだろうね。尊敬するよ。

最近の若いモンは…と爺婆は言うけれど、若いモンってのは昔も今も変わらずいいモンだと思うよ。まぁ、爺婆もそれはそれで昔も今も変わらずいいモンだと思うけどね。

自分はね…
お家の方から、あれこれ頼まれるんですよ。
隣接のちょっと高くなったところから庭に落ちてきているヨド物置を持ちあげられる?
いや、中にどんなモノが入ってるか分からないですし、うんともすんとも動かないので、こりゃユンボ入れんと無理ですよ。
お風呂の開き戸が開かないんだけど、開けれる?
扉がちょっと歪んでるし、浸水で下の方が膨張してるのも影響してるかもですね。壊してもいいんでしたらチカラずくで開けますけどいいです?
えぇ、壊しても構わないので開けてください。

あ、えーっとですねぇ…
 私ですねぇ…普通のサラリーマンな訳なんですよ。
 ちょっとだけ手先が器用なだけで、偉そうにしているオッサンなんですね。
 決してレスキューのプロだとか、そっちのスジの人間じゃないんですね。
 なんでね、過度な期待されちゃっても困るんですよね。
 でもね。ヤレと言われれば全力でやりますよ。
 こーゆーの好きだから。
これは、心の声ねw

持ってきたスコップで扉のすき間からこねくり回して、ヒンジ止めてる木ネジを引っこ抜いて御開帳。
これでいいですかね…。
喜んで頂けましたので、まぁ良し。

屋外で作業してた男子がアタマが痛いと言うので、それ熱中症になる兆候だから、陰で休んで水分とって。マジで。
連日の活動で熱中症が出ているんだって。無理もないと思う。とにかく、頻繁な休憩と水分・塩分補給だいじね。

自分も持参した550ml x 2だけでは全然足りず、現地センターで2本水を貰いましたね。これから行く人は2リットルでも不足気味だと思うので、覚えといて。
あと、食事も合間合間でとるようになるので、お弁当よりもオムスビを何回かに分けて食べるのがいいかもですね。

あと、ヘルメットですね。やはりあるなら被った方がいいですね。
畳がめくれ上がってるってことは、足元から鴨居までの距離が近くなってるのでアタマを打ちやすくなってます。実際、何度もゴンゴンと当たりました。

活動は3時(3時半?)までと言ってた。
午後から始めて、3時ってなんぼも活動できんじゃん!って思った。
でも実際、このオッサンにしてみれば3時間も活動することはできなかった。
作業のキツさもあるだろうけれど、暑さ影響もかなりあると思われる。
ラスト1時間くらいは後方支援(って聞こえはいいが、実のところサボってた)してたんよ(汗;

終盤はみんな疲れてて、女子も「ムリ~、終わりが見えない~」って嘆いてた。や、終わりはないんよ。終わりは3時。できるとこまでやるだけ。達成感はそんなに簡単には得られるもんじゃないよ。って言った。

でも、家の中の大型のものはかなり運び出せたじゃない。軒先の泥溜まりも泥無くなってるじゃない。
全体で見ればまだまだだけれど、部分部分では片付いて行ってるよ。これ以降は明日からのボランティアに任せようや。

2時40分だったか。
町内放送があり、天応地区に大雨避難警報が発令されたと。ボランティアは作業を終了してください。と。
終わりましょうや。撤収撤収。

お家の方にご挨拶し、その場を去りました。

天応支所の前にはま新しい給水車が来てました。熊本県益城町と書いてあります。この1週間、自衛隊や消防や警察など、いろんな車が全国各地から来てくれてます。支援の方々がたくさん来てくれています。本当に有難い限りです。ご支援に感謝いたします。

天応小学校に戻り、帰りのバス到着を待ちます。
前夜から通れるようになったR.31は大渋滞らしく、呉市役所からの折り返しバスはなかなか到着しません。暑い中を皆さんと共にジッと待ちます。

何だかんだで1時間は待ってたと思いますが、バスが来ましてのようやくの帰路です。流れ解散って感じですかね。

市役所の中では、本日参加した人に対してボランティア活動証明書が交付されるようですが、当方にとっては特に必要なものではないので、頂きませんでした。代わりに、本日が賞味期限なのでめっちゃ喰ってってくださいと大量に余っているセブンイレブンの菓子パンを頂いて帰途につきました。

人生初めての災害ボランティア活動が終わりました。
最初はぐっつり1日働く気負いだったけど、2時間もすればグロッキーなことが理解でた。思い返せば、朝の受付があんなにも時間掛かったのも、全く焦る必要ないからですね。受付待ちの早かった人は、早くから現場に入って早めに上がってることでしょう。こちらは遅めに入って遅めに上がる。
恐らくそんなローテーションで回っているんだと思います。

そう思えば、こんなハードワークを朝から晩まで連日行う自衛隊やレスキューの人って、本当に体力と精神力が並み半端ないんだなと、つくづく思った。
ご苦労さまです。

なんで、ひとりの人が頑張るのではなく、なるべく多くの人がまんべんなく参加して被災地の復旧をお手伝いしてあげるのが最善と考えますね。
この記事を最後まで読んで頂いた方、是非、朝9時に呉市役所に行ってください。オッサンでもオバサンでも、どっちか分からない人でも(笑)若い人をマネジメントしてあげることができれば、活躍のステージはあるのですから。

是非!
もう一度、くれ災害ボランティアセンターのリンク貼っときますね。

それと最後にですが被災された方々。
私らは、その日だけのお手伝いしかできません。復旧までのほんのごく僅かなお手伝いだけです。でも、被災された方々はこれから途方もない努力で元の生活に戻って行かれることと存じます。
避難所での生活。クーラー無くて暑い夜を過ごすのはもうストレス以外の何者でもないですよね。いつもの風呂にゆっくりと入ってた日常が懐かしいですよね。急ぐ必要は無いと思います。どうか諦めずに。
その過程のほんの一部分だけでもお手伝いさせて頂けたことに、こちらも感謝いたします。2年先、3年先…にそっとこの地を訪れてみたいと思ってます。皆さんの日常が戻っていることを期待して。

今回のボランティアが最後ではなく、この先もまた参加したいと思ってます。是非。