…その1からつづき。
PC2のローソンを出ると、いよいよ本日の山岳コースに入ってくる。
序盤は徐々に標高を上げてくる緩やかな登り。
10キロほど行くと小さな温泉地に差し掛かる。

真庭は温泉地が幾つかあるらしい。その中のひとつがここ、真賀温泉だ。
温泉地と言うにはあまりにも僅かな宿数。しかし、坂道に沿って小路が続き、その両側にひなびた温泉宿が幾つか並んでいる様は、陽が落ちてからの風情が良いんだろうな…って感じさせるに十分な雰囲気を醸している。
なんてほっくり思ってても、坂道はスグにやってくる。

前を行く参加者さんに続き、こなきもその登坂の列に参加だ。

今回はゲゲゲジャージでの「正装」(笑
鳥取に行くからには、鬼太郎ジャージは外せないでしょ。
って、実はね。そーゆー理由もあるんだけれど、レーパンのパッドが一番しっかりしているのが、このゲゲゲジャージのレーパンだから。と言う理由の方が実は大きい。前回400kの時、帰宅後に風呂で湯船に浸かった瞬間に
あ゛ーッ!!
って飛び上がるほどにケツがヤラレてたのよ。今回は更に距離ある訳だから、パッドの一番厚いものを選んだと。
山岳地帯の間でも、僅かな平坦道では癒される。

前の人に近付いても、その後ろに付いてドラフティングすることはしない。
近付かないし、近付いたとしても走行ルートを外して走る。ブルベって、そんなもんだよね?
この後、この界隈でレアとされる自販機に出会ったので、ペットボトルのコーラを買い、背中のポケットへと入れとく。
15時
鳥取県三朝町に入る。191km。

ここまで標高を上げてきたが、この県境を境に一気に標高を下げる。
国道179を右折し、今回最高標高地点の人形峠へと向かう。

最初は緩く…

徐々に…

斜度を上げて行く。
後方のかなり遠くから、大型トラックのエンジン音が鳴り響いてるのが聞こえる。
ドドドドド…
しかし、音はずーっと聞こえているものの、追い付いては来ない。

ここの道には「虹の道」の標識が幾つも設置してあり、トンネルにも虹が掛かっている。

トラックのエンジン音がいよいよ近付いてきた。ゆっくりと。
ドドドドド…
そして、ゆっくりとゆっくりと追い抜いて行く。

スクラップを満載したトレーラーだ。Lowギアでアクセルベタ踏みなんだろうけれど、時速15キロほどのスピードでゆっくりと私らを追い抜いていった。
15時50分
追い抜いていったトレーラーが、すぐその先で、1回息継ぎをするかのようにアクセルを緩め、ギアがひとつ上がったようだ。
いよいよ人形峠に来た。

人形峠と言えば、私ら子どもの頃の授業でウランが採れると習った記憶がある。が、今はもうウランは採ってないらしいね。
で、その峠そのものは通らず、峠を迂回するバイバスがこのトンネルとなっているようだ。

中はひんやりと涼しい。いいわ。
人形トンネルを出ると鏡野町。一旦、岡山県に戻るんだな。

急勾配と言う意味不明な斜度表示の標識を横目に下って行き…

その後に再度の登りを登らせれて、再び鳥取県へと入る辰巳峠。16時半。220km。

この辰巳峠が今回ルートの最高標高地点な訳だな。
そしていよいよ、本格的に鳥取へと。

ズババババババアアァァァーーーーーン
っと一気に下りまして。

いよいよ鳥取砂丘の文字が見えてきましたがな。鳥取と言えば鳥取砂丘でしょ。
下の「流し雛の館」ってのも気になるな。聖飢魔Ⅱっぽい(笑
17時20分
PC3のポプラ八頭用瀬店に到着。「やずもちがせ」って読むらしい。難読だ…

カレーパンやコーラなどを買いちょっと休憩。レシートは忘れずに。
程なく行くと、お城が見えてきた。

河原城って言うらしい、小さなお城だ。
そして…
18時40分
鳥取市街地なぅ

今回の600kルートMAPの一番右上に位置している交叉点だ。キューシートの番号で言うと38番。
ココを左折して日本海沿岸を松江方面に向いて走る訳だが…
訳
だが!
折角ココまで来た。時間も比較的余裕がある(と、この時点では錯覚してた)。
ちょっとコースアウトしてみよ♪
右折!!
街中の道をずーっと走って行く。下調べによると、距離は約4キロのハズだ。
そして、
到着!!

19時
鳥取砂丘なぅwww
真っ暗だったら何も見えないだろうから、ココには来まいと思ってたけれど、まだ明るいから来てみた。
ものの。
ものの…
もう、何もかもが閉まっているorz…
土産物屋も、展望台も入れない。
タクシーの運ちゃんが2人でヒマそうに喋りながらこちらを見ている。
寂しす…。
写真だけ撮ってスグに引き返す。
チッ!
まぁいいや。
来た道を4キロ引き返し、先ほどの交叉点まで戻ってきた。
ここら界隈は鳥取市街地のほぼ中心部みたいだ。飲食店も沢山ある。どこかで晩ご飯を食べるかなぁ~…
その3へつづく…