ロードバイク – 知人の死

昨日の能天気な日記から一転、事故で無くなられた知人の話です。

5月1日の中国新聞の記事をご覧になられた方、小さな死亡記事をご覧になられたことでしょう。あの記事で書かれていた方、ウチの親会社の方です。

ロードバイクで野呂山の裏あたりで単身事故を起こされ、お亡くなりになられました。

事故そのものの様子は、新聞記事以上のことは私は分からないのですけれど、彼そのものは仕事上の付き合いも多少はあり、同じ勤務地に自転車通勤する仲でした。

彼のクロスバイクは多くの場合、私のPistaよりも先を走っており、総監部の坂道を駆け上がる後姿をちょくちょく見かけていました。

また、こなきと同じくオカムラさんとこで、比較的高価なロードバイクを購入されたと聞き、感心していたものです。

そんな彼のいきなりの悲報は、JUNさんからのケータイメールでした。
JUNさんとは同期生とは知らなかった。

どんなスポーツにしろ、日常生活の色々なシーンにしろ、
誰が、いつ、どんな形で命を落とすかは、誰にも分かりません。

ロードバイクに乗るのは、危険なのか?
その答えはYesでもあるしNoでもあると思う。

乗り方次第ってのもあるだろうし、経験年数もあるだろうし、本当に「運」としか言いようの無いケースだってあるでしょう。

しかし、私ら自転車乗りは自覚しなくてはなりません。
いつ、なんどき、自分がそのシーンに直面してしまうかも知れないと言うことを。
明日は我が身であるかも知れないと言うことを。

サドルに跨る時は決して忘れてはいけません。

ヘルメットを被っていたら、死から逃れられるものでもありません。

どうか、自転車と言う愛すべき乗り物に乗って、一人でも多くの幸せな人間が増えますように。
どうか、自転車なんて乗らなきゃ、こんなことにならなかったのに…なんて思いが、一人でも増えることのないように。

そのカーブを曲がった先に、自身の死が待ち受けているかも知れないと言うことを、自戒の念と共に。

友のご冥福をお祈り致します。

30件のコメント

  1. ヘルメットをかぶれば安心という考えは間違いと言うのはわかります

    子供にヘルメットをかぶせてるのに右も左もでたらめに無灯火で走ってるのを見るとそう思います

  2. 職人気取り さん

    私も、
    スポーツバイクに乗る上での安全って、一点豪華主義ってのはあり得ないと考えてます。

    一方、私淑エンゾ早川氏は、雑誌撮影の際にはヘルメットを被りますが、プライベートではヘルメットを使用しないことで有名です。

    それは彼は彼なりの安全へのアンチテーゼであり、ヘルメットを被る以外のありとあらゆる「安全」への配慮がなされているからです。

    ま、難しい話になっちまいましたが、乗る人個人個人が常に安全に配慮し、自分なりの安全対策がなされていれば良いのではないかと思っています。

  3. 私も見て、この人って。。。って思いました。
    面識はないですが、奥さんは私の知人のはずです。

    ブームも重なってスポーツバイク人口が増えているのと同時に、事故への警戒心は
    常に持ってないとあかんですね。

  4.  心より故人のご冥福を祈りたいと思います。

    新聞記事を見たときに、ロード乗りさんかなと思い。人事とはおもえませんでしたが、こなきさんに面識があり、JUNさんの同期の方で、同じショップで自転車を購入されていると知り、ますます人事ではないと思いました。

     野呂川ダム方面の道は、狭くてカーブもきつく、人通りが少なく、一度自転車で下りましたが、危ないなとは思いました。しかし、事故とは思わぬ場所で、思わぬときに遭遇するものですので、安全対策に万全を期して、気の緩みのないようにしたいと思います。
     
     今日仕事帰りに、手を合わせに行こうと思っています。

  5. 悲しい事故ですねぇ~↓↓↓
    こなきさんも、気を付けて下さいねっ!!!!!!!!!

  6. ロードバイクでの知人の事故とは、いたたまれませんね。ご冥福をお祈り致します。
    来週の石見でも、第一回で死亡事故が起こってました(しかもベテランライダー)。こなきさんもくれぐれも気をつけてください。今回の事でより安全に留意されるでしょうから大丈夫と思ってます。

    エンゾ早川氏の話、初めて知りました。
    公の立場に出る人がプライベートではメットなしなんてもってのほかです。ある意味プライベートといってもプライベートじゃない部分、”スター”にはあるでしょう。
    ロードバイクは一般道を30km/h以上で走る乗り物で、それは普通の人の感覚では速すぎる危険な乗り物と映りがち。
    なので安全とマナーを誇張してでも守って行かなければ、公道から閉め出される危惧が残念ながら日本ではあると思います。
    それに自分が100%安全運転していても、横から後ろからうっかり突っ込んでくる他のクルマ、バイクに転倒させられたらどうでしょう。
    メット被っていたら加害者の責任も軽減することができるかもしれません。
    逆にそんな無法な加害者には重大な責任/刑罰を与える為に、自らの命を早川氏は差し出すというのでしょうか。

  7. ブルボン さん

    奥さん、ご存知でしたか…
    趣味人口増えれば比例して事故数増えるのは、ある意味仕方ないのかも知れませんが、不幸な思いをするのは、極力減らしたいですよ。

  8. 赤白トレック さん

    今日はナイスなペダル見せて頂き、サンクスでした。
    良いタイミングでオカムラさん訪れて良かったです。

    野呂山の裏の道はロードにはオススメじゃないですね。私も以前通ったことあるのですが勾配が急で、路面の状態も良くなくてパンクしてしまいました。
    とは言え、どこの道路でも配慮しながら走りましょう。

  9. kaorin さん

    ねぇ~、こうやって身近で不幸があると、ホンマに気をつけにゃいけんと、思いますもん。

  10. ひらまつ さん

    釈迦に説法かも知れませんが、ひらまつさんも並外れた距離を走っておられるので、お気をつけ下さいね。
    石見の大会の事故も、ご遺族の手記を拝見したことがありますが、やはり悲しいものです。来週、気をつけて頑張ってきます。

    エンゾ氏のヘルメットの件、
    そうなんよねー。出来ればワシもかぶって欲しいとは思うんですが…彼は彼なりのハードなポリシーをお持ちであり、メット以前にやることあんだろ!!って感じなんで…^_^;
    私淑と崇めてはいますが、熟考してほしい部分ではあります。

    ワシは、身近な方で車道で転倒してノーヘルで脳振とう起こしたって話を随分前に聞いて以降、必ずヘルメットは被るようにしています。

  11. 突拍子も無い話かもしれませんが、ハード面でロードバイクの安全対策って何かないものかと考えてみました。

    車にエアバッグってあるじゃないですか。
    近年、二輪バイクにもベストタイプのエアバッグが普及しつつあります。
    今回の事故を防ぐにはどうしたらいいか考えたとき、ロードでも同じようなエアバッグがあってもいいんじゃないかなと想像を膨らませてしまいます。

    ロードバイクは軽量化を図り、空気抵抗を減らし、いかに早く遠くへ走るスポーツなので、思想と逆行してるのは分かります。
    ただ、二輪バイク同様に車道を走り、30km/hを軽く越えたスピードで走るスポーツであるなら。
    防ぎきれない事故を、最小限のダメージで防ぐ事が出来るならば。
    今回の事故で彼が死なずに済む事が出来たなら。
    あっていいんじゃないかと。

    そんな事ばかり考えてしまいます。

  12. 本当に人の死 永遠の別れは、辛いですね。ご家族のことを思うとやるせないですね。
    こなきさんも、くれぐれも気をつけてください。
    単独事故されたとの事ですが、走る凶器を乗る私も車の運転には、気を引き締めて気をつけます。

  13. JUN さん

    本当に身近な方だっただけに、私らへの心理的影響は大きいですね。

    今のロードバイクの形ってのは、100年以上の時をかけて醸成されたものなので、自転車の形状そのものに手を加えるのは困難かと思いますが、安全面での何か進化が期待されても良い時期なのかも知れませんね。

    危なさと紙一重だからこそ味わえるスリルと言うか醍醐味って部分もあるかと思われ、愉しさと安全性はシーソーのように両立させるのは難しいのかも知れません。

  14. さくら さん

    彼は彼自身の命をもって、私たちに「テメーら、気をつけろよ」って言ってくれているのかもしれません。

    日々自転車に乗っている者の立場から見て危険なクルマは「バス」と「タクシー」です。しかし、ケータイで通話やメールしながらのドライバーは掃いて捨てる程居ますし、サイクリストの中にも品位を疑うのも居ます。

    互いに驕(おご)ることなく、道路を安全に共用したいものです。

  15. 亡くなられた方のご冥福をお祈り致します。

    つい最近乗り始めた自分にとって、とてもショックな内容でした。

    自分はまだ初心者ということもあって、自転車に乗って道を走るたびに、常に「危険」を感じてはいますが、最近、どこか油断しているなということも少し感じています。また、より交通弱者である歩行者へのいたわりの気持ちも、つい忘れていると感じることもあります。

    こなきさんのおっしゃる通り、「そのカーブを曲がった先に…」ということを、これからもサドルに跨るときは常に忘れず心がけて、安全に乗り続けたいと思います。

  16. けんけん さん

    いや、私自身も本当に驕(おご)ってはいけないと思っています。

    しかし、安全ばかりを考えていたら愉しくないので「安全に考慮しつつ愉しむ」ってバランスが大切なのかなぁ~。って思います。

    明日、6日の午後はウチの庭で、自転車部のメンバー集って初級メンテナンス大会やります。お時間あれば、寄ってみられませんか?

  17. 本日、野呂山頂にある、くるぱん方のお墓に参った際、事故の現地を訪れてみました。

    思っていたよりも、かなり平野部に近い辺りの川沿い。
    ゆるいS字カーブの最初の左カーブ、ガードレールは無い場所。

    何らかの原因でハンドルを切り損ねたか、パニックブレーキで放り出されたのか…
    あの場所で20キロ以上のスピードで川原に落ちれば、重篤な事故になってしまうのも納得できる場所でした。

    多くの花束と、缶ビール。氏の親交の厚さをうかがい知ることが出来ました。
    手を合わせ、冥福をお祈りしてまいりました。

  18. 私は関東のホビーレーサーです。
    人事のようには感じられなかったので、書込ませて頂きますm(_ _)m
    6月12日に個人練習中、峠道の下りで、対向車に驚き、ブレーキ操作を謝り転倒。対向車にはぶつからずにすみましたが、大腿骨頚部を骨折して入院しております。
    今考えると、このぐらいですんで良かったなぁと思ってます。一歩間違ったらと思うと、ぞっとします。
    事故が起きる時は少なからず自分の心にスキがあるもの(いくら注意しようが、どうしようもない場合もあるかもしれませんが)。
    自転車に乗る時は、スピードがもたらす楽しさの反面、常にこういった「危険」がある事を意識して、リスクを出来るだけ排除したライディングが必要だと感じました(当たり前かもしれませんが)。

    不幸にも亡くなられた方のご冥福を心よりお祈りいたします。

  19. 入院中ライダー さん

    お怪我の具合は如何でしょうか、コメントありがとうございます。
    貴重な経験談、ありがとうございます。こんな話を聞けば、やはり気をつけないとな…と、感じます。

    私もそうなのですが、コケるのは決まって下り坂じゃないですか。下りは快い反面、気を抜けないです。
    安全安全ばかり気にして走るのは愉しくないですが、スキがあってはならないですよね。

    お互い気をつけて愉しいサイクルライフを!
    1日も早い回復をお祈りしております。

  20. 15日に折れた骨をボルトで固定する手術をし、
    今は杖なしでも歩ける程に回復、明日退院します。
    本当、このぐらいですんで良かったと思います。
    お互い安全に気をつけて自転車を楽しみましょう。

  21. 入院中ライダー さん

    ぅわぁ~!なんか痛そうですね。
    私は生まれてこの方、骨折ってしたこと無いんでボルトで固定とか聞くと、とっても痛そう。

    今日は退院されるとのこと、良かったですね。お早い回復なので、きっとお若い方なのでしょう。

    今回の怪我を機に、自転車って辞めます!?
    今までと何が変わると思いますか!!??

  22. 手術後二日間は痛かったのですが、その後はそれほどでもなかったですね。ボルトで固定する事で早くに歩けるようになるみたいです。

    自分は入院してすぐは会社にも迷惑かけてしまったし、自転車を辞める事も少し考えましたが、やはり何よりも自転車レースが大好きな気持ちは変わらなかったです。

    今は一日も早くレース復帰したいと思ってますよ。
    今回の痛い経験は、今後の自転車人生に生かして行きたいと思ってます。

  23. そうですか、やはり辞めないですよね。

    >今回の痛い経験は、今後の自転車人生に生かして行きたいと思ってます。
    そうそう、それです。何ごとも経験。
    自転車人生の幅が広がったことと思います。

    これから先も、気をつけて自転車愉しみましょう、お互いに。

  24. 今年の石見グランフォンドの参加レポからこのページにたどり着きました。 今年の石見200kmに参加し下りに恐怖を感じながら走りました。一歩間違えば取り返しのつかない事故になるのは目に見えてましたから。。。
    いつもより恐怖を感じたのは4月下旬の淡路島一周で下りのコーナー手前でリアチューブがバーストして落車したから。コーナー手前で40km/hは出ており先ずは車体を停めるのに必死でした。速度が落ちたところでの落車で、怪我も打撲と擦傷で済んだのが不幸中の幸いでした。ヘルメットは割れていて、自分の身代わりとなってくれました。
    対向車もなく自分は運がよかっただけだと思います。災難は何時何処で降りかかってくるか判らないものです。好調な時ほど気を引き締めて、周りに注意を払いましょう。
    不幸にも亡くなられた方に心からご冥福をお祈りいたします。

  25. ☆ runride88 さん

    数年前に私も40km\hほどで転倒しました。やはり下り坂で。幸いにも擦り傷程度で済みましたけれど…

    登りは苦しいし、下りは一歩間違えば危険な目に。
    でも、私ら自転車辞められないですよね。それを越えての素晴らしさが待っていることを知っているから。

  26. こんばんは。
    運命と言えば、それまでですが、若い方が命を落とすのは、やり切れないですね。
    残されたご家族の、心境を思えば、『かわいそう』の 軽い言葉も 悪いような気がします。
    私事今年1月に、45歳の若さで、従兄弟がクレーン車の事故にて亡くなりました。 なので、どんな事故にせよ、尊い命 自分だけの命じゃないですからね。
    こなきさんも、くれぐれも気をつけてください。

  27. さくら さん

    そうですねぇ。運命で片付くのやらどうやら…
    自転車に限らずとも、日常生活のどの場面で命を落とすかなんて、誰も分からないもの。

    とは言え、身近な人の死はつらいもんです。

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