レポは3回に分けて書きましたが、まぁこれでもざっくりと書いた感じです。
キューシートのコマをひとつ進めるたびに違う道を進み、登ったり下ったり、コンビニに寄ったり…。
決して特別な道路を走っている訳では無いのに、与えられたルートをひとつひとつ確実に走って完走を目指す。
時間を競っているのではなく、規定時間内に規定されたルートを走ることが出来るってことを認定してもらうだけ。
そう。ブルベとは、フランス語で「認定」。
自転車イベントでありながら、ちょっとサバイバルと言うか、山登りに近い感じもあるよね。
今回の600kが自身にとっては今年最初のブルベだった。
200/300/400はスタッフお手伝いの立場から参加させて頂きましての600なので、「コイツ、短い距離をナメてんじゃねぇのか…」って思われてる方もあるかと思います。
いいぇ、全然ナメてません。ブルベを完走できるかどうかは距離だけでは分からないことだらけです。
最大の障害は気象条件ですよね。今回は7月下旬と言うことで、暑いってことは簡単に想像できるだろうけれど、真夜中に雨が降り続けるような状況下で走るとなると、寒くなってきます。
(今回は、幸いにも雨には遭いませんでした)
睡眠不足による意識の低下もあるでしょう。
どんな状況下でも基本的に自己責任。途中でDNF(リタイア)しても、そこから帰宅するまでは自分で何とかして帰るしかありません。
ほぼ同じルートを通った300/400に参加していないだけに、コース知識としてはハンデがあります。
なので、Googleのストリートビューと長時間にらめっこしてましたし、コマ図を作ったのも走りながら安全・確実にルート確認できることを目指したものであります。
何より、バイクが変わって初めてのブルベ。
カラダに馴染んだ去年までのバイクと変わり、まだ完璧に自分にフィットしてないバイク。
どこかに支障が出るだろうと思ってたけれど、手のひらに問題が出ました。
今回600の装備は秋の1,000kを意識したものでしたが、改善すべき部分も沢山あります。
午前0時スタートと言うケースは初めてだったのですが、予想通りに眠気との戦いでした。予め寝る場所とかを決めたりはしてなく、寝ると言うことに関してはノープラン。その結果、 思ってた以上に「寝れる場所探し」に手間取ってしまいました。
暑さ対策は、モンベルのバンダナキャップやUVアームカバーを新たに追加。
バンダナは涼しさよりも、目に汗が入らないようにすることを目的にし、その効果はハッキリ実感できた。
UVアームカバーは、陽よけと、腕にベチャッとかいた汗を飛ばしやすくする効果があったと思います。
あと、コンビニで買ったものとして、ペットボトルに入った飲み物で凍らせたものがあります。凍ったものを背中にダイレクトに入れて涼んでた。お陰で、ボトルに入れた水を掛けるってことはあんまりせずに済んだかな…。
また、自分はやってなかったけれど、コンビニのクラッシュ氷を袋ごと背中のポケットに入れて涼み、溶けた水を飲むと言う風にされてた方もありました。アイデア勝負ですね。
それと今回最も良かったのはポカリ/アクエなどのスポーツドリンクを多用しなかったことです。
昨年はアクエとか良く飲んでいたのですが、末期になると胃が弱って食べれなくなるのです。
で、たまたまこちらの方の記事を読みまして、クエン酸で胃が弱るってのが確かにそうかなぁ…と思い、今回はスポーツドリンクは最後の1回を除いては飲みませんでした。
基本的には水。たまに気分を変えてヨーグルト系や果実系なども飲みましたが。
で、塩分補給に持参したのがこちら…
塩豚
とんかつソースの入れ物に、家にあった塩を入れたもの。
コレで時々塩分を摂ってて、自分的にはコレが正解だったと感じてます。
次の1,000ですが、やはり「どこでどう寝るか」が最大のポイントであることは間違いなさそう。
達人はルート上のビジネスホテル等を予約しておくらしいけれど、到達時間の算定が難しいよね。
どうすべきか…。
それと、自転車には関係の無いところでの事案があり、次のブルベDNSの可能性も次第に色濃くなりつつあったりして…。
ブルベを完走するってのは体力や走力や装備だけじゃなく、そのタイミングで丸1日とか2日間自分を他の森羅万象から解放することが出来るか否かも、完走可否の大きなポイントよね。
そう思えば、ブルベのスタートラインに立てるだけでも、凄いことなんじゃないかと思える今日この頃。
さぁ、8月はちょっと違った走りが出来るかな…。