2011年3月18日(金) – あの震災から1週間が経ちました、頑張れ東北 –
今日は記念すべき日です。
広町フォトブック「ほとひろ – 長浜」の発売日です。
このフォトブック製作の当初より携わってきましたので感慨無量です。
ほとひろ - 表紙
写真ページ、40ページ。
手書きイラストページ、8ページ。
昨年秋から撮影を開始し、つい先日まで長浜を何度も訪れた。
撮影は、広島国際大学呉写真部のエースたち。
後方支援と言うか、根幹の部分を沢山担ってくれた、呉市担当K氏。
手書きのイラストと、素敵な文章を書いてくれた、マツボックリ姉妹社さん。
マーブルクラブの方々には、沢山アドバイスを頂きました。
奥さん・くるぱんは、夜遅くなったときにおむすびを作ってくれたね。
こなきは主に、地域の方々との顔つなぎ役を…。
皆さんのお陰で、いいものが出来ました。本当にありがとうございます。
地域の方で一番沢山お世話になったのは、大野理容院の大野さん。
桂川商店の妹さんにも、沢山支援頂きました。
MAN3のお母さん、朝日釣具さん、池庄司酒店さん、トコ美容室さん、高島本店さん、胡子湯さん、宇都宮さん…他にも沢山の皆さま。
お祭りの時に、私らに(無理やり!?)太鼓を担がせてくれた東地区の皆さん、専徳寺さんも訪れたっけ。小学校に中学校…。
「あたしゃあ撮らんでえぇけぇ」と逃げ惑うおばちゃんが可愛かった。細い迷路のような坂道の路地をくねくねと歩いて、シャッターを切ってたのがつい昨日のようです。
中学生さんお2人が写ったポスターを見た地元の人が「こりゃあどこで撮ったんなぁ」と言ったのが嬉しかった。
6,000枚近い写真の数々の中から40枚に絞り込むのは、心苦しい作業でした。
私ら世代が選ぶのと、写真部の若い発想が違い困ったものでした。Photoshopと格闘の日々、ありがとうございました。
印刷会社ユニックスさんも無理を沢山聞いて貰いました。あんまり儲かってないでしたね。
いい紙を使って頂き、思ってたよりも厚く、持った感じがとてもいいです。印刷も、思ってたよりコントラストがくっきりしてます。
儲けも出ないのに快く販売の手間を受けて頂いた、長浜のセブンイレブン店長さん、くつろぎカレーのイーズイートさんは長浜のご出身と言うことでメールでOK頂きましたね。広商店街のシルバーカメラさん、写真ネタの時はいつもお世話になってます、今回までも。
本当に多くの方々のお陰でこれだけのものが完成しました。感謝以外の何ものもありません。
既に、ほとひろを手にされた方々も居られると思います。
どうですか、広町初のフォトブック「ほとひろ」は、どんな風に感じましたか?
いい感じですか?つまんないですか?
「なんで写真集なん?」「なんで長浜なん?」って良く聞かれます。
呉市で推進している「まちづくり事業」。私こなきが携わっているのは広地区のまちづくりですが、他にも「阿賀まちづくり推進協議会」とか「仁方まちづくり推進協議会」…のように、沢山の地区のまちづくり推進協議会があります。
呉市の沢山ある地区の中で、広地区独特の特徴があります。
広は呉市の中で最も平均年齢が若く、また、唯一人口が増えている地区です。
そんな広で、他の地区とは違うまちづくり事業をしたいと思ったときに、イベント類ではない何かユニークなものをしたいとの発想から写真集に至りました。
テーマとして長浜を選んだのは、平均年齢が若く、人口が増えている広地区の中で、中心部からちょっと離れているだけ、ちいさな峠を越えなきゃいけないだけで過疎化が進みつつある長浜を元気にしたい。そんな想いからでした。
長浜は古くからの漁師まち。かつての繁栄の面影を残す、いい町並みが今でも沢山残ってます。
「年寄りばかりの町」って地元の人が言うけれど、町の佇まいも、そこに暮らす人も素敵じゃないですか。お節介なまでに、人と人とのつながりが濃い。都市部ではとっくに失われたモノがここには残っている。
そんな地元の良さを、誰より、そこに暮らしている人に気付いて欲しい。
そしてもしかしたら、長浜が元気になるきっかけになれるかも…そんな淡い期待もあります。
僕は広のほぼ真ん中で生まれて育ち、この歳でも暮らしてますが、長浜は子どもの頃から大好きです。
長浜峠を自転車で越えて行き三角浜でいつも泳いでた。いつかあの貸しボートに乗ってみたいとの夢は夢のまま終わってしまったけれど、あの頃の長浜のイメージそのまんまをこの本に託せたと思ってます。
ほとひろ創刊号、長浜。
来年度以降も、ほとひろ発刊して行きますが、テーマはまだ決まってません。
ほとひろを手にされた方、感想なり、罵倒なり、何でも構いませんので、ご自身の声をお聞かせ下さい。
また、次号からのテーマ・題材で「これを取り上げて欲しい」ってものがありましたら、教えて下さい。
さぁ、明日からの3日間は、商店街ギャラリーでの写真展です。
ほとひろに惜しくも掲載できなかった写真の数々をパネルにして展示するとともに、ほとひろの販売も行います。
19日、21日は私も店番で居ます。是非お立ち寄りください。